2013/07/27 - 2013/08/04
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nobunyさん
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昨年から気になっていた、ベルリン。
確か子供の頃に読んだまんがにはベルリンの壁に引き裂かれたカップルの波瀾万丈な物語があったような。
DDRにオスタルギー、ちょっとマイナスなイメージを引きずって首都の割に影の薄いベルリンですが、現在はモダンアートでも見所が多いとか。
7月から就航したJALのヘルシンキ便を利用すると乗り継いでも夕方には着いてしまう便利さです。
人生初のロストバゲージや旅先での発熱など、旅行も波瀾万丈になりましたが、その分思い出深い旅でした。
旅程
7月27日
成田 → ヘルシンキ → ベルリン → カサ・カンペール・ベルリン泊
7月28日
イーストサイドギャラリー → DDR博物館 → ベルリン動物園 → シャルロッテンブルク宮殿 → ベルリン大聖堂
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の旅は3年間コツコツ貯めたマイルで7月に就航したばかりのJALヘルシンキ便のビジネスクラスを取りました。
そこからFINAIRでベルリンまで乗り継ぎます。
いつもは奮発してもプレミアムエコノミークラス。
ラウンジも使えるし、わくわくですよ。
自宅でどちらもWEBチェックインを済ませて行き、成田のカウンターはバゲージドロップのみです。
カウンターでヘルシンキで乗り換えることを告げて、両方のボーディングパスを出してベルリンティーゲル空港までですね、と確認されて荷物を預けました。
この時、渡されたクレームタグをきちんと見ずに受け取ったことから、ベルリンでのトラブルに見舞われるのですが・・・。
まずは成田のSAKURAラウンジで朝ごはんをいただいてから搭乗。
離陸後シャンパンのサービスがあり、それから昼食です。
食前酒にカンパリグレープフルーツをお願いして、海老のアヒージョとうにを添えたトウモロコシのムースのアミューズをいただきました。
とうもろこしのムースは絶品でした。 -
洋食を選んで前菜はニース風サラダ、これはイマイチだったかも。
-
お魚料理、パン粉をまぶして焼いたノドクロ、夏野菜のラタトゥイユ添え。
JALの機内食でノドクロを出すのは初めてとのことで、人気だったようです。
お魚料理が足りなくなるかもと言われましたが、無事にサーブされました。
おいしいですよ。 -
デザートはスイカのジュレをのせたココナッツのブランマンジェ。
これはちょっと、スイカがあんまり合っていなかったような。
ちょっとしょっぱいような感じがあるんですよね。
普通に甘いか酸っぱいフルーツの方がよかったような気がします。
あ、グルマンでもないのに、生意気コメントですね。
9時間あまりでヘルシンキ到着。
そこからFINAIRに乗り継ぎます。
この時すでに悲劇は起こっていたのですが、本人何にも知らず。 -
FINAIRでもサンドイッチとソフトドリンクが。
ビールは残念ながら有料、4ユーロなので我慢。
変な所で貧乏くさい私。
お腹すいていなかったのでサンドイッチはいただきませんでした。
マリメッコのカップとナプキンが可愛いですね。
フィンランドは国を挙げてマリメッコを応援しているというか、利用しているというか。
日本にはこういう代表的ブランドがないのかしら?
もっとサンリオとか富士山デザインとか、コラボ頑張ってください。 -
ベルリンに着いて、悲劇が全貌を表します(大げさ!)。
私の荷物が出てきません、まさかのロストバゲージ、最後まで荷物が出ず取り残される淋しさときたら!!
とりあえず他にドイツ人夫婦とドイツ在住の韓国人女性の2組のロスト組がいたので、ドイツ人夫婦の夫が先頭に立ってバゲージクレームのカウンターを目指します。
最初に案内されたところではFINAIRは扱わないと言われ、場所移動。
早口ドイツ語まったく理解できず、とにかくドイツ人夫に付いて行きました。
荷物の形や色を伝えて書類を作ってもらい、見つかり次第連絡を入れると言われて連絡先はホテルの電話番号にしました。
こっちではスマホはWIFIでしか使わないつもりなので。
ところでこの間にクレームタグをまじまじと見ると、なんと行き先がヘルシンキになっているではありませんか!!
私、カウンターでちゃんとベルリンまでって言ったよ、カウンターのお姉さんもティーゲル空港までですねって言ったよ。
それなのに間違って打ち込まれちゃったのね。
私の荷物は今ごろヘルシンキの空港に淋しく置かれているに違いない。
荷物がないというショック半分、でもおそらくヘルシンキにあるという安心半分です。
とりあえず、手荷物のみでバスに乗りホテルに向かいました。
なんとなくショック状態のままよく考えずにベルリンウェルカムカード72時間を購入。
これでABゾーンの公共交通機関は乗り放題、でも施設入場の優待は大したことなかったので普通のトラベルカードの方が良かったかも。 -
ホテルはカサ・カンペール・ベルリン。
ドイツ語ではカンペールではなくキャンパーらしいです。
スペインの靴のブランドカンペール経営のデザインホテル。
ちょっと予算オーバーだったのですが、口コミ評価が高かったのと、今回フライトが燃油サーチャージとヘルシンキ・ベルリン間しかかからなので奮発しちゃいました。
部屋番号もかわいい、年甲斐もなくキュンとしますよ。 -
カードキーには紐がついて胸に掛けられるようになっています。
さすがに掛けなかったけど。
このホテルのメインカラーは赤。
ブランドイメージと合わせています。 -
お部屋にはこんなウェルカムカードがありました。
-
お部屋の中も赤ですよ。
ベッドライトはアルテミデのTOLOMEO、洗面カウンターにもアルテミデの名前わかんないけど多分今は廃盤になったスタンド。
iPOD用のスピーカーもありました。
iPHONEの充電器をスーツケースに入れていたのですが、このスピーカーのおかげで充電切れにならずに助かりました。 -
壁にはベルリンの地図。
アームチェアーにはオットマン付です。 -
奥はカーテンで仕切れるようになっていますが、基本的にワンルーム。
窓に面して洗面カウンターがあります。
向かって右にシャワールーム、左にでーんとバスタブ。
外を見ながら朝の仕度をするのもなかなかおつなものです。
カウンターは大きいので、デスク代わりにもできますよ。 -
海外ホテル予約サイトから予約しましたが、一応バスタブ付をリクエストしてみました。
私の滞在した5階の見取り図ではバスタブ付はこの58号室のみ。
6階も同様でした。
スイートルームにはついているかもしれないけど、スタンダードルームでバスタブ付は1階につきたった1室のようなので、とてもラッキーでした。
リクエストしてみるものですね。 -
テレビは壁付け、インフォメーションも壁にかけています。
-
そしてスリッパはカンペール特別仕様です。
これは男物らしいけど、クロゼットに女性用もありました。
お部屋の備品はお持ち帰りはできませんが、フロントで購入はできるらしい。 -
インフォメーションやドアに掛ける起こさないでのステッカー(?)も一々かわいいの。
-
旅行記ならぬホテル案内になってしまいそうですが、このホテルを選んだのは最上階7階にあるこちらのラウンジ。
朝食ブッフェの他、ティータイムにはフルーツとスイーツ、夜はサンドイッチとサラダのような軽食が準備されていて24時間利用可能なんです。
サンドイッチは3種類くらい、サラダはパスタサラダ、プチトマトのカプレーゼ、ライスサラダなどおしゃれな感じ。
アルコールは有料になりますが、ソフトドリンクはマシーンで入れるコーヒー、ドイツらしく各種紅茶(含フレーバーティー、ハーブティー)、瓶入りのフレーバーレモネード(これ絶品、炭酸入りなのでレモネードというよりレモンスカッシュ?)、瓶入りフルーツジュース、フルーツ入りのアイスティー、手作りフルーツシェイクなどバラエティに富んでいて飽きません。 -
朝食ブッフェ。
フルーツ、コールドミート3種くらい、チーズ、スモークサーモンです。 -
ソフトドリンクカウンター。
冷蔵庫の瓶も好きに取っていいのです。
反対側にラテやカプチーノ、ホットチョコレートも作れるマシーンがありました。 -
パン、シリアルのカウンター。
この他、厨房にオーダーして温かい卵料理やパンケーキを作ってもらえます。 -
ラウンジ奥のビジネスコーナー。
ここもおしゃれですね。 -
ラウンジのソファコーナー。
ここで読書したり、チェスをしている人もいました。 -
さて、ホテル案内は終了して、観光に出かけましょう。
フロントでバゲージが見つかった連絡が来たらホテルに届けて欲しい旨を伝えて出発です。
ところで、手荷物しかなかった私。
最低限の化粧品と機内で使うものしか持っていませんでした。
夜はバスローブのみで寝て、下着はその間に洗濯。
服は仕様がないので前日と同じものでなんとかしました。
購入するということもできたのですが、FINAIRには請求できないし、自費になるなら買いたくない。
それにヘルシンキ空港にあるなら早ければ午前中に届くのでは、と思っていたので日焼け止めのみ購入しました。
さてSバーンでオストバーンホフに向かいます。
写真はハッケシャーマルクト駅、ガラスがなんだかノスタルジック。
これがオスタルギーというやつでしょうか? -
イーストサイドギャラリー。
ベルリンの壁の跡に世界各国のアーティストが表現した平和のメッセージが見られます。 -
結構長いです。
その距離1.3km。
それにしても落書き多し。 -
おお、日本もありました。
-
これは代表的な絵。
東ドイツのホーネッカー議長とソ連のブレジネフ書記長の熱いキス。 -
ちょっとぶれてしまいましたが、こちらのカラスは真っ黒くない。
以前スウェーデンで真っ黒じゃないカラスを見て驚きましたがドイツにもいました。
飛び立つ所を下からとると、胴体全部グレーですよ。
日本じゃカラスは漆黒の代名詞なのにね。 -
駅周辺でこのいちごのスタンド沢山みました。
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DDR博物館に行こうとして道に迷い、博物館島のボーテ博物館側に出てしまいました。
日曜日は自作のアートや古本を売るマーケットが出ていました。 -
30分以上も迷ってようやくDDR博物館にたどりつきました。
大聖堂のシュプレー川をはさんで向かい側。
入り口は川に面しています。 -
川沿いにはこんな彫刻も。
-
そしてベルリン名物熊くんも。
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旧東ドイツ(DDR)時代の物が所狭しと並べてあります。
一見ブロック塀のようなつい立てについている引き出しや扉を開けると、色んなものが出てきます。
これは強化プラスティックで作られている東ドイツの自動車トラバンド、愛称トラビ。
実際乗ってみることができますよ。 -
運転席コックピットはこんな感じです。
こんな車でも注文してから納車になるまで相当の月日がかかったそうですよ。 -
旧東ドイツの家庭にどんな設備がどのくらい普及していたかを表すグラフ。
1989年にもシャワーやトイレがない家庭があったなんて驚きですね。
そして極端に少ない電話、当局が通信に神経を尖らせていたんですね。 -
出口ではこんなアンペルマンが待っていました。
-
今年はナチスが力を増していき、後のユダヤ人迫害へ進む引き金となった1933年の「水晶の夜事件」から80年にあたります。
緑の広場前にはナチスに抵抗した人々のポスターがポールに展示されていました。
それにしてもこの事件、シナゴークやユダヤ人経営の商店が襲撃されて飛び散ったガラスに光が反射して水晶のようだったからとなんだかロマンチックでさえある名前をつけられていますが、実際は悲惨な出来事です。 -
明日とあさっての天気予報は曇り時々雨。
今日のうちにベルリン動物園に行くことにしました。
緑の広場の前のバス停から100番のバスに乗ります。
それにしても今日は暑い、34度あったようです。
ヨーロッパはからっとしているから気温が高くても平気なんて言いますが、私の訪問時のベルリンはじっとりと暑かったです。 -
動物も暑くて元気がないですよ。
クヌートは亡くなってしまいましたが、シロクマくんがいました。
同じ場所で前進・後退を繰り返しています。
大丈夫ですか? イライラしていませんか? -
こちらは普通のクマくん。
だらりとしていますね、気持ちは分かります。 -
ベルリン動物園では子供用にこんな可愛いカートを貸し出しているようです。
我ながら絵になる写真ではないか。 -
暑すぎてへばってしまいました。
ツォー駅内のカフェでビールとホットサンドでランチにしました。
ここでトラブルその2。
アルザス在住とかいう日本人のおっさんに隣に座られて話しかけてこられたのですが、まずはドイツ人の悪口(曰く、昼間っからビール飲んでとかなんとか、本人も飲んでいた、そして私ももっと大きいジョッキで飲んでいる)、さらに日本人男子の悪口(エロサイトを見るとかブルセラがどうとか、いつの時代の話だ!)、とどめに日本人女子の悪口(私も日本人女子?ですが)。
途中何度もそんな話は聞きたくないと突っぱねたのですが、酔っぱらっているのか一向に去ってくれず、しまいに私、キレてしまいましたよ。
せっかく休暇で来ているのにいい話ならともかく、知らないおっさんのグチを聞く程暇じゃないっていうの。
あ、ホットサンドは美味しかったです。
おっさんがようやく行ってくれたら、カウンターのお姉さんに同情の目配せをもらいました。 -
サンドイッチを味わってから、M49のバスでシャルロッテンブルク宮殿に向かいました。
一つバス停を乗り過ごしてしまいしたが、平気平気、大した距離じゃありません。 -
シャルロッテンブルク宮殿、旧宮殿部。
一応ベルリンウェルカムカードで割引があったので、すべての施設に入場できるチケット+撮影OK=18ユーロを買ったのですが、めちゃくちゃ広い旧宮殿部だけで疲労困憊で、東翼部もベルベデーレにも行けませんでした。
ああ、もったいない(ケチ)。 -
シャンデリアが豪華。
-
お部屋が沢山あって、オーディオガイドの説明が長いので結構疲れます。
オーディオガイドが長いのはドイツのミュージアムの特徴でしょうか。 -
この部屋の方が好みかも。
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陶器の間。
こんな物も装飾にしちゃうんですね、という感想。 -
礼拝堂、意外と質素。
-
ゾフィー・シャルロッテさんの息子だったかな?
イケメンですね。 -
クラウン、オーブ、王錫。
-
ゾフィー・シャルロッテさん。
美人です。 -
2階の窓からお庭を見下ろします。
見事なお庭ですね。
円錐の刈り込みがアクセントになっていてステキです。 -
ラファエロの大公の聖母の模写がありました。
本物さんにはこの5月に上野でお目にかかりましたよ。 -
こちらサンシストの聖母の模写。
同じく本物さんには5年前にドレスデンでお目にかかりました。 -
さて旧宮殿を見終えて、東翼に回りましたが外壁は工事中。
入り口もよくわからず疲れていたのでパスしました。
お庭に向かいます。
庭から宮殿を眺めるの図。 -
お庭は広くて熱中症になりそうだったので噴水の所で引き返しました。
お庭でお水を売っている売店でもないかと真剣に探してしまいましたよ。
いつもはお水を持ち歩く人を、重いのにご苦労さま、必要な時に買えばいいでしょ、と正直小馬鹿にしていましたが、もうバカにしません。
霊廟があったので入ってみました。 -
祭壇。
-
棺、2組の国王ご夫妻なのか、4体ありました。
暑さにやられて、ちゃんと調べる気力がありません。 -
倒れる前にようやくクライネ・オランジェリーにたどり着いて、ベルリナーヴァイセを頼みました。
おいしーよー。 -
ツォー駅まで戻ってから100番に乗り換えて大聖堂に向かいます。
バスには冷房設備がなくて蒸し風呂状態、暑いよー。
大聖堂の前からTV塔。 -
ベルリン大聖堂。
歴史ある建物なのでちょっと煤けていますね。 -
教会に入るつもりだったのに、入場料を払って前の人に付いて行ったら塔に上ることになってしまいました。
結構だらだらと登りが続いて、疲れた体に疲労が染み渡ります。
が上からの眺めはやはり素晴らしいです。
今日の観光はここまで。
この後ホテルに戻ってフロントで恐る恐る荷物の連絡が来たか尋ねると、無事届いて部屋に入れておいてくれたとのこと。
観光しながらも、
ずーっと心の底に引っかかっていたの、良かったー!!
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