リーマンスーツケーサーのチュニジア８日間夫婦旅【1】トルコ航空無料トランジットホテル編

2013/07/28 - 2013/08/04

すごーく行きたい国ではなかったんですが、ちょっと気になる国がありました。

ドイツに行きたいという妻を「地中海沿いだからヨーロッパみたいなもん」という非常に説得力に欠けるプレゼンで押し切りチュニジア行きが決定。
妻にとっては初アフリカ大陸。
っていってもアフリカっぽい国じゃないですから。

で、もうひとつ。妻にとっては初イスラム。
まぁ観光でもっている国ですから、そんなにイスラムは感じないかもよ。
なんて言ってたら、大間違い。
この旅は思いのほかイスラムを感じることになったのです。

それは・・・ラマダン中の旅行になったこと。

２０１３年のラマダンは7/10～8/7。
どっぷりはまりました。

正直、私は知りませんでした。
ラマダンとは敬虔なムスリムだけのものと考えていたら大間違い。
５泊６日ずっと一緒にいたドライバー・エディ氏によると、ラマダン期間中、特別な事情のある人と子どもを除くほぼ全員が日の出から日の入り、ということで時間的には朝３：３０～夜１９：３０まで、水一滴も飲まないんだとか。
要は１日１食。

北は地中海から南はサハラ砂漠まで、のどが渇く要素しかないこの国で、水一滴も飲めないとはまさに無間地獄。（仏教用語ですが）
アラーの前に「熱中症」という言葉は存在しないのか！？
イスラムはストイックだ。

がんばれ、ムスリム！

とはいえ、私たちにとっては文化の一端を間近で感じられる旅でもあり、良い経験となりました。
昼食時の妻の名言「私たちが食べているこの料理は味見していないのかね？」前日夜に作ったわけではないし・・・

長々と書きましたが、旅行者にとって特段問題ありませんが、一応私が感じたことを記しておきます。

＜ラマダン中に旅行に行かれる方へ＞
・日中、ローカルの飲食店は開いていない。
・逆に日没後はにぎわうことも。
・飲食店でなくとも午後にはお店を閉めてしまうこともある。
・ツーリスティックな店は開いている。
・チュニスなど北部より南部のほうがより厳格で保守的。
・ドライバーにも多少は気を遣う。
・水は買える時に多めに買っておく。
・みんな空腹でイライラしているかも。


●プロローグ●
チュニジアの首都・チュニスまでは、今回はトルコ航空を利用しました。今回は燃油込み１１万円台前半。プロモーション料金でしょうか。日本からのツアー（専用車で回るプラン）も、結局現地代理店からの手配なので、今回は直接現地代理店（日本語OK）に申し込みました。その結果、日本の旅行代理店のツアーよりトータルで２割ほど安く手配できました。


●旅程●
7/28　NH2142 FUK 0715⇒0905 NRT
TK51 NRT 1155⇒1800 IST （イスタンブール泊・トルコ航空の無料トランジットホテル）
7/29　TK661 IST 0945⇒1035 TUN　
　　　空港出迎え後、手配した旅行代理店（アトランティス・ボヤージュ）に支払いに行き、そのままカルタゴ～シディ・ブ・サイド
7/30　ケロアン～スベイトラ～タメルザ　
7/31　ミデス～タメルザ～シェビカ～オング・エル・ジュメル～ドゥーズ～クサール・ギレン
8/1　クサール・ハダッダ～クサール・エル・フェルシュ～シェニニ～タタウィン～クサール・ウレド・スルタン～マトマタ　
8/2　マトマタ～エル・ジェム～スース～ポート・エル・カンタウイ～チュニス
8/3　午前　カルフール＆メディナで買物
　　1230 ホテル発　TK664 TUN 1535⇒2015 IST
8/4　TK46 IST　0050⇒1755 KIX
NH1709 KIX 2020⇒2130 FUK

NH：全日空
TK：トルコ航空

●マイル●
今回は、ＴＫが予約クラスＰということで、メインのＵＡでは貯められず。かといって貯めないのはもったいないので、ＴＫの「マイルズ＆スマイルズ」に入会してみました。

●レート●（2013年8月現在）
１TUD（チュニジアディナール）≒￥６１

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

7/28

改めて、チュニジアの位置を確認。（歩き方より）

私も正確な位置は行くまで知りませんでしたが、そもそも私の周りでは「南米？」という答えも。知らない人、意外と多いんです。

「リビアとアルジェリアに挟まれた小国」というと聞こえが悪いです。
「ローマから１時間半、シチリア島のちょっと先」というとなんだかいい感じです。

福岡からの飛行機も無事成田に到着。

ＵＡのラウンジでタイ航空をつまみに。

初トルコ航空。

Ｂ７７７。

機内食、エンタテインメント、サービス、軽く平均点越えでした。

１２時間のフライト後、予定通り１８時にイスタンブールへ。

イミグレを抜けて右にまっすぐ行くと、ありました。
ホテルデスク。

エコノミーでも乗り継ぎ時間が１０時間を越えると無料でホテルを用意してくれるのです。イスタンブールを見るもよし、ゆっくり寝て翌日からの観光に備えるもよし。ステキなサービスです。

手続きをして前のスタバで待つこと３０分、ようやく呼ばれてバス乗り場へ。

お、ラマダンポスター！

バス乗り場。

どこのホテルに行くかは・・・バスに乗ってもわかりません。

いったいどこへ連れて行かれるのやら。。

で、着いたホテルがこちら。

ＷＯＷエアポートホテル。

あとはクチコミに書いたとおり。
http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-10761928.html

部屋から空港も。

夜はホテルの敷地内にあるステーキ屋へ。

なぜかイスタンブールでＴボーンステーキ。

初トルコだったので、本当は街まで行きたかったのですが、翌日からのチュニジアに備えてサクッと終了。

ちなみに、トルコ航空は昼間のトランジット客のためにも無料で半日〜１日ツアーを出しているようです。

コンフォートクラス、ビジネスクラスも評判いいようですし、ヨーロッパに行くとき乗り継ぎ便ならヨーロッパ系に乗るよりいいかも、と思ってしまいました。

7/29

朝６：００、きのうと同じメンバーがピックアップ。

あっという間に空港に着き、出発までラウンジに。
いくつかありますが、こちらはPRIMECLASS CIP LOUNGE。

イスタンブールの空港は大きくないので、意外と時間がつぶれません。。

新聞などは搭乗待ちの時間にスタンドで取り放題。


日本語はありません。

いよいよ、チュニス行き搭乗。

この旅行記へのコメント （4）

• Juniper Breezeさん 2013/11/25 16:28:09

  チケットを買う前にポゾさんの旅行記を拝見出来て良かった…!

  はじめまして、こんにちは。
  
  1月末に初のイタリア旅行を計画していまして、アリタリアの直行便を使うか、トルコ航空のイスタンブール経由で、トランジットの時間を使い、イスタンブールで数時間の観光をしてからイタリアに行くか迷ってて色々な方の旅行記を拝見していた時に辿り着きました!
  
  ツアーではなく個人で行くという事と、イタリアもトルコもまだ行ったことがないので色々と未知の世界…。　アメリカ、カナダは何度も行ってるので慣れてるんですけどね^^;　最終的には、旅行代理店ではなく、航空会社のホームページで直接チケットを手配することになるだろうな…とは思っていましたけど、一応色々な航空会社の値段や経路なども参考にしたいと思って、旅行代理店にも問い合わせをしに行ったのです。　
  
  旅行するに当たって、トランジットの時間やチケットの値段がもちろん重要ではあるんですけど、せっかくならマイルを貯めたい!と思ってたのですが、トルコ航空のPクラスってユナイテッドのマイル貯まらないんですねー!?　H●Sの窓口の人、ユナイテッド(トルコ航空)も、デルタ(アリタリア)も100%貯まりますって言ってたけど、ウソじゃん!　ポゾさんの旅行記に出会えなかったらトルコ航空のチケットをそのまま買っていたかも!　ありがとうございます!　
  
  何だか、ポゾさんの旅行記の感想になってなくてスミマセン…。　今回のイタリア旅行ではトルコ航空を利用する可能性は低くなりましたが、トランジットで10時間以上だとホテルが無料になる…とか、トルコ航空のサービスには魅力的な物が多いことが分かりましたので、いつか別の機会に、イスタンブールを訪れたいなと思います。　ポゾさんの他の旅行記もゆっくり拝見させていただきますね!　これからもどうぞよろしくお願いします。
  
  Juniper Breeze
  
  

  ポゾさん からの返信 2014/01/12 23:53:16

  RE: チケットを買う前にポゾさんの旅行記を拝見出来て良かった…!

  Juniper Breezeさん
  
  
  ずいぶん前にお書きいただいたのに、大変遅くなって申し訳ありません。
  ２０１３年３月から予約クラスＰはＵＡマイル加算対象外となったようですので、大変残念ですが、Ｈ●Ｓの方の認識が足りないようですね。
  どの旅行会社でもよくあることです。
  
  １月末にイタリアに行かれるとのこと。
  間もなく出発でしょうか。
  
  最終的にアリタリアかトルコか、どちらを選ばれたのかわかりませんが、
  素敵な旅を楽しんでくださいね！
  
  楽しい旅行記楽しみにしております。

• rinnmamaさん 2013/08/14 19:56:15

  ラマダン

  ポゾさま、こんばんは
  初めまして。チェニジアに反応いたしました。
  私の現在の英語の先生は、チュニス出身の大学院生です。
  
  彼女もラマダンを、1ヶ月しました。
  3時におきて、着替え・洗顔等をしてからお祈り。
  その後も時間が決まっていて、お祈りするそうです。
  この暑い日本でも、夜19：30分まで1滴の水も、飲まないんですよ。
  
  大丈夫と、何回も聞いてしまいますが、平気ですといいます。
  来年のラマダンの日にちも、決まっているそうです
  彼女は6ヶ国語も話す才女です。
  
  最近も小競り合いが合ったみたいですよね。大丈夫でしたか？
  私も、彼女の帰国についていく予定ですが・・・。
  ただ、4月にいつも帰国するので、来年は行けないのが残念（スペインにいくので）
  又、訪問させて頂きます。

  ポゾさん からの返信 2013/08/14 23:41:08

  RE: ラマダン

  rinnmamaさん、こんばんは。
  
  英語の先生がチュニス出身の方とのこと。
  才女ですね。
  チュニジアでは、チュニスの一流ホテルであっても英語を話す人は限られます。
  基本はアラビア語、あと、それなりの場所ではフランス語しか通じません。
  それがしかも女性となると男性社会のイスラムの世界ではとても珍しいことかもしれません。
  
  日本でもラマダンですか。
  ムスリムにとっては当たり前なんでしょうが、これだけ日本で「熱中症に注意」と報道されると、ハタから見ていると心配してしまいますね。
  
  チュニジアは北は地中海から南はサハラ砂漠まで変化に飛んだとてもフォトジェニックな国です。チュニジアの方がいるなら心強いでしょうからぜひ、行ってみてくださいね！
  
  これから、街ごとにいろいろ写真をアップしていきますので、また見に来てやってください。