2011/09/09 - 2011/09/11
174位(同エリア330件中)
OHBYさん
2011年6月に世界文化遺産に登録された平泉と津波による大きな被害を受けた宮古市を旅してきました。
宮古市の浄土ヶ浜に以前から行ってみたいと思っており、やっと実現できました。大きな被害を受けた宮古市を旅行することに抵抗がありましたが、観光客の受け入れをしているので、観光するのも一つの復興支援と思いで出かけることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
豊橋 18:43発 ひかり546号 700系
東京 20:44発 MAXやまびこ E4系
宿泊は、リッチモンドホテル福島駅前です。
部屋も広く、アメニティも十分です。
チェックインして部屋に入った途端に震度3の地震がありました。
まだまだ余震が終息していません。 -
ホテルで朝食バイキングを食べて、新幹線で一ノ関に向かいます。
目的は、もちろん世界遺産の平泉です。
福島 7:39発 やまびこ271号 E2系
定期観光バスの受付を済ませたあと、まだ1時間ほど時間が有りますので、徒歩10分ほどのところにある旧沼田家住宅を見学してきました。
小さな家ですが、沼田家は一関藩の家老です。
家老の家としては小さいですね。 -
イチオシ
一ノ関駅を10:00発の「平泉&一ノ関定期観光バス 舟下りコース」を利用して観光します。
平泉&一ノ関定期観光バス 舟下りコース
最初は、名勝 厳美渓に立ち寄ります。 -
厳美渓で有名な「空飛ぶだんご」も健在です。
観光バスですので時間に限りがあります。ここでの時間は約20分でしたので、だんごは食べられませんでした。
ざんね〜ん!! -
次の立ち寄り先は、達谷窟です。
毘沙門堂の内部は、写真撮影禁止なので写真はありませんが、毘沙門天像の間近まで行くことができます。ご本尊のご開帳には、後50年ほど先となるそうです。
ここでの滞在時間は、約15分です。お寺の方が、説明しながら案内をしてくれます。 -
磨崖仏として有名なのが、大分県の国宝の臼杵石仏ですが、ここ一ノ関にも磨崖仏があります。この磨崖仏が北限ということです。
磨崖仏は、大分傷んでいるようで、昔はもっとはっきりしていたそうです。
風雨にさらされた状態だから風化してしまうのでしょう。 -
次は、毛越寺です。
ここの見所は、浄土庭園と遣水ではないでしょうか。
毛越寺の滞在時間は、約40分です。 -
大きな池が印象的で美しい光景です。
この池の周りを1周する順路となっています。 -
この遣水で、「曲水の宴」がおこなれます。
平安衣装を纏った女性が盃が流れてくる前に詩歌を詠むと言うものです。
優雅な行事を実際にみて見たいものです。 -
次は、世界遺産平泉の代表的な中尊寺を訪れます。
中尊寺での滞在時間は、約2時間20分と比較的長い時間を取っています。
すぐに中尊寺金色堂をみられるのかと思っていましたが、参道入り口から比較的急な上り坂を登ります。
金色堂へ向かう途中に中尊寺本堂があります。
比較的新しい建物ですが、威厳があります。
中尊寺で一番大きな建物だと思います。 -
ここ中尊寺で最も楽しみにしていた国宝建造物第一号の金色堂を拝観します。
覆堂と呼ばれる建物の中に金色堂があります。最初金色堂を守るために外側に建物を作ったのだと思っていましたが、昔から金色堂は覆堂の中にあったようです。
金色堂は、ガラス越しに見る事になりますが、黄金に輝くその姿は実に美しく素晴らしいものでした。
写真撮影禁止のため、写真はありませんが、写真でみるよりも実物の方が遥かに素晴らしいものでした。 -
讃衡蔵には、中尊寺に伝わる文化財や宝物がたくさん展示されています。
国宝や重文が、たくさんあります。
当然のことながら、内部は写真撮影禁止です。
金色堂拝観チケットは、ここで購入します。 -
昔、金色堂は、この建物の中に在りました。
この旧覆堂が建っている位置に金色堂があったのではなく、金色堂がある場所から移築したものです。
1288年に鎌倉幕府が金色堂の修復する際にこの覆堂を建てたと言われます。
現在の形は、室町中期の形のようです。
この旧覆堂は、重文に指定されています。 -
月見坂を下り、駐車場近くにあるレストランでバス内で予約しておいた昼食を食べました。
天ぷら、煮物、蕎麦、めかぶととろろ丼とソフトドリンクが付いて1000円です。 -
最後の立ち寄り先は、猊鼻渓です。
ここで舟下りをして、日本三大渓を堪能します。
陸路が無いため、舟下りをしなければ、猊鼻渓を楽しむことが出来ませんというより見ることが出来ません。
猊鼻渓での滞在時間は、2時間10分です。
舟下りの所要時間は、90分ですので時間が余ると言うことはありませんでした。 -
ゆっくりとした川の流れです。
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美しい光景です。
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猊鼻渓の名の由来となった岩です。
獅子の鼻に見えますか? -
一ノ関駅に17:30に到着して、宿泊先である盛岡へ向かいます。
一ノ関 18:20発 やまびこ287号 E2系
宿泊先は、盛岡駅から徒歩1分の盛岡シティホテルです。
部屋は狭いですが、駅から近く1泊3500円と安いです。 -
明日は、朝が早いので、胃にもたれないよう軽く夕食を食べました。
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盛岡を6:40発の宮古行き106急行バスに乗りました。
定刻の8:50に宮古駅に到着しました。
9:00発の浄土ヶ浜行バスに乗り込みます。
駅前は、何もなかったように見えますが、少し離れると民家がなくなっていました。
駅前とは、まるで違う世界がそこにありました。 -
津波の被害を目の当たりにして、少々ショックを受けながらも、浄土ヶ浜ターミナルビルに到着しました。駅から10分余りです。
ここは、丘の上にあるにもかかわらず建物に被害がありました。
ここから徒歩で10分ほどかけて、海まで下りて行きます。
そして、遊覧船乗り場前でチケットを購入し、9:40発の遊覧船に乗り込みます。
この日は、この大きな遊覧船に乗客は、二人だけで貸切状態でした。
何だか、申し訳ないような気持ちになってしまいました。
もっと多くの観光客が来てくれることを祈るばかりです。 -
太平洋側からみた浄土ヶ浜の岩山です。
青い海と白い岩山がとても美しいです。 -
きれいですねぇ。
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この海に突き出た岬が、姉ヶ崎です。
うみねこやウミウの繁殖地です。 -
遊覧船を降りて、次は青の洞窟ツアーを体験します。
青の洞窟では、願いが叶うと言われているそうです。
水は、少々濁っていたということですが、それでも綺麗なエメラルドグリーンでした。
沖から見ると潮の干満で入り口の高さが変わります。そのため、このツアーでは、ライフジャケットと共にヘルメット着用が義務付けられています。
納得です。 -
第一駐車場と奥浄土ヶ浜を巡回する無料のボンネットバスが運行されています。
このボンネットバスで奥浄土ヶ浜に向かいます。
土日祝日のみ、30分ごとに運行されています。 -
待望の浄土ヶ浜を見ることが出来ました。
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海の水も綺麗です。
-
本当に美しい光景が、目の前に広がっています。
いつまでも、見ていたい気持ちでした。
久しぶりに感動した風景を見ることが出来ました。 -
宮古駅に戻り、昼食を摂ります。
お店は、宮古駅前の蛇の目本店で、北三陸ごはんを頂きました。
ボリューム満点で美味しかったです。ごちそうさまでした。 -
三鉄 宮古駅を13:10発の三陸鉄道で小本駅まで向かいます。
大きな被害が出た田老地区です。
駅前だと言うのに家が一軒もありません。
中心には、堆く積み上げられた瓦礫の山が見えます。
震災から半年経つのに、まだこのような光景というのは、本当にショックな光景でした。 -
田老地区の光景にショックを受けながらも、小本駅でバスに乗り継ぎ龍泉洞へ向かいます。
三大鍾乳洞は、これで制覇しました。 -
地底湖の水が湧いてくる水を飲むことが出来ます。
癖が無く美味しい水でした。 -
龍泉洞で一番の見所である地底湖への入り口です。
地下へずっと下る階段が延びています。 -
透明度は、世界有数で深さも第4地底胡(未公開)は120mと日本一の深さです。
とても美しい地底胡です。
この青い色は、「ドラゴンブルー」と言うそうです。 -
きれいです。
-
16:00に龍泉洞発のバスで盛岡に戻ります。
途中、道の駅「三田貝分校」でトイレ休憩があります。
そして、18:20に盛岡駅に到着しました。
最後の宿泊は、盛岡駅近くのR&Bホテルです。
アメニティは、付いていませんが、歯ブラシなど持参するとポイントが付くそうです。
1泊2食で7600円です。 -
夕食は、隣接する「ぴょんぴょん舎」で盛岡冷麺コースを頂きました。
焼肉、ナムル、キムチ、サンチュ、御飯、ミニ冷麺がセットになったコースです。
御飯は、白米、古代米、雑穀米から選択できます。写真は、古代米です。
R&Bホテル盛岡駅前の宿泊プランです。
初めて盛岡冷麺を食べましたが、美味しかったです。 -
デザートには、別注でココナッツミルクアイスを食べました。
美味しかったです。 -
最終日は、帰るだけです。
ホテルの朝食を食べ、盛岡駅に向かいます。
盛岡 7:12発 はやぶさ404号 E5系 -
東京 10:33発 ひかり509号 300系
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宮古駅横の観光案内書で「津波」という冊子が売られていました。
中身は、悲惨な津波の被害の様子が乗っていました。
今回の旅では、美しい景色や世界遺産そしてグルメを堪能しましたが、それよりも震災の被害の様子のほうが印象に残ったような感じがします。
1日でも早い復興を願いたいと思います。
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