2013/07/06 - 2013/07/06
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新潟県村上市羽黒町に鎮座する西奈弥羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ)は今年が遷座380周年にあたる。社伝では持統天皇元年(687年)の創建と伝わっており、元々の祭神は奈都比売大神である。
天正16年(1588年)8月、最上の義光が伊達政宗との合戦で動けない隙に乗じて本庄繁長・大宝寺義勝父子は庄内に侵攻し、十五里ヶ原の戦いで反武藤派国人連合からなる最上軍に勝利を収めた。この時、繁長は出羽三山のひとつ出羽神社に願をかけたところ見事敵を破った。このことから繁長は出羽神社の倉稲魂命と月読命を分祀して当社に合祀し、当社を総鎮守とした。このときから主祭神は三柱となった。この三神をもって羽黒町に遷座した後の江戸時代には羽黒三所権現と称していた。
当初は臥牛山(お城山)の山頂に祀られていたが、村上忠勝のとき、その山麓に移された。しかし、元和4年(1618年)に堀丹後守直奇が村上城主となり、城郭と城下町の構築を大々的に行ない、総鎮守のお宮を城から見下しては恐れ多いとして、現在地の羽黒町に社殿を造営し、寛永10年(1633年)6月7日に遷宮した。その遷宮を祝って、大町の人たちが大八車に太鼓を積んで町中を練り回ったのが、村上大祭の始まりと伝えられている。しかし、これはおしゃぎりのいわれを伝えているのであろう。山車や台車で4輪は多いが、桃山時代や江戸時代前期には2輪のものも多かったはずだ。例えば、高岡御車山祭(たかおかみくるままつり)の高岡御車山には太閤秀吉より拝領した2輪のものが伝えられているし、川越祭りでは台車の古いものは江戸の天下祭りで曳かれたものもあり、前方に1輪を付け足して3輪になっているが、元々は2輪であった。
また、荒馬14騎がおしゃぎりの前を行くが、これは繁長が出羽神社を勧請して凱旋したときの様子を示している。本庄氏、村上氏、堀氏と城主が交代し、35年も経てから荒馬14騎が付け加えられることなど有り得ないことで、荒馬は本庄氏の時代からあったものであろう。すなわち、出羽神社の倉稲魂命と月読命を分祀して合祀したときから西奈弥羽黒神社の大例祭の神輿巡行や荒馬14騎の行列は行われていたはずで、遷座後に、10万石、あるいは15万石の城下町の祭りとしておしゃぎりや仁輪加台車などが加わり、整えられていったのであろう。
したがって、西奈弥羽黒神社の大例祭は415年の歴史はあり、380年前から後におしゃぎりとなる村上甚句を奏でる2輪の台車が登場したといったところであろう。
なお、市内瀬波浜町には西奈弥神社が鎮座しているが、西奈弥神社の「西奈弥」は地名であるのに対し、西奈弥羽黒神社の「西奈弥」は郡名であろう。磐船郡(磐舟郡、岩船郡)に変る前に創建されたことが伺える。しかし、西奈弥羽黒神社と呼ばれる以前の社名は不明である。
(表紙写真は西奈弥羽黒神社拝殿)
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西奈弥羽黒神社鳥居。
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西奈弥羽黒神社例大祭幟。
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西奈弥羽黒神社境内。
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「村上郷総鎮守 西奈弥羽黒神社」看板。
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西奈弥羽黒神社鳥居前。
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西奈弥羽黒神社社紋。
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境内にある羽黒町区青年会館。
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羽黒町区青年会館。
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祓所。明日の発輿祭が行われる場。
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提灯が飾られている。
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絵馬掛。
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西奈弥羽黒神社社務所。
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西奈弥羽黒神社社務所内。
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境内に鬼瓦が飾られている。
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「百武保壽翁碑」。
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神輿庫。
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神輿庫内の神輿。明日の朝からが出番だ。
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神輿庫内の神輿。
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神輿庫内の神輿。
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鉾。
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「花道用仁信」碑。
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狛犬。
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狛犬。
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参道石段。
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朱塗りの鳥居。
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朱塗りの鳥居。
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八角石。
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参道石段。
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手水舎。
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手水舎。
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右に折れて参道石段。
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参道石段。
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「神明宮」看板。
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神明宮(県指定文化財)。元禄3年(1690年)、15万石の城主・榊原勝乗公が西奈弥羽黒山三社大権現本殿として建立した。明治12年(1879年)に現在の本殿が建立される際に、神明宮として移築された。日光東照宮の職人を招致して造営された。
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神明宮内部。
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絵馬掛。
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神明宮。
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神明宮。
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神明宮。
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神明宮。
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稲荷大神。
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稲荷大神社殿。
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境内末社の2社。
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2基の石碑。
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西奈弥羽黒神社拝殿。明治12年(1879年)に建立された。
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西奈弥羽黒神社拝殿。
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西奈弥羽黒神社拝殿。大きな額が掛けられている。
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西奈弥羽黒神社拝殿。
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西奈弥羽黒神社拝殿。
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西奈弥羽黒神社拝殿。
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西奈弥羽黒神社拝殿に上がる唐獅子の飾り瓦。
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西奈弥羽黒神社拝殿に上がる唐獅子の飾り瓦。
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西奈弥羽黒神社拝殿の彫刻。
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西奈弥羽黒神社拝殿向拝の彫刻。
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西奈弥羽黒神社拝殿向拝の彫刻。
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西奈弥羽黒神社拝殿内部には2つの天狗の面が。
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西奈弥羽黒神社社殿。
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西奈弥羽黒神社拝殿に掛かる「羽黒八景」と本殿。
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帰り、石段踊り場の手水舎。
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参道石段。
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参道石段。
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参道石段下に3人の神子が。
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参道石段を上ってくる3人の神子。拝殿で舞を奉納するのだろう。
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