2013/06/16 - 2013/06/22
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ANZdrifterさん
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2月は西本願寺近くに3泊でしたが、今回は四条烏丸ちかくのホテルに6連泊しました。雨の季節で外歩きがままならない状況でしたが、結果的に のんびり過ごした一週間になりました。
仲間が初日の夕食に招待してくれたのは京都文化博物館の高倉通で、御池通に近い「五けんしも」という店でした。居酒屋風ですが たしか「京薬膳」と書いてあったと思います。いくつもの小鉢の料理と、盛り合わせと、「五けんしも」というラベルの地酒をいただきました。
この店の不思議な名前は、御池通に近い亀甲屋からかぞえて「五軒しも」にあるということだそうです。
二日目は金平糖を買いました。四条から市バス201で百万遍下車、横丁に入ってすぐに1847年創業の緑寿庵清水があります。
金平糖の芯材に2種類あって、大きい芯の金平糖は口中で崩れやすい金平糖ができるそうで、昔からの小さい芯は長時間楽しめる金平糖になるそうです。
次は京都文化博物館1Fの京都では数少ない本格手打ちそばの有喜屋(ukiya.co.jp)(1929年創業)です。天ぷらそば、にしんそば、とろろそばに五目飯がついている「そば三昧」¥1560は それぞれに美味で完食。なお本店は先斗町で、市内に6店あるそうです。
歩いて六角堂に行きました。山号は紫雲山頂法寺、聖徳太子が四天王寺建立の用材を求めてこの地にいたり、持仏の一寸八分の如意輪観音を祀ったのがはじまり。境内北側には11階建ての池坊会館がある。亡母が池坊を教えていたので、池坊発祥の地として知識はありましたが初めての訪問です。時計回りに一周してから隣のスターバックスに入りました。
このスタバーは全面のガラス越しに六角堂を眺められるのですが、特等席は若者がノートPCや本をひろげ、なかには爆睡しているのもいて年寄りは座りにくい感じでした。
妙心寺も初めてでした。大きすぎるお寺です。宣伝に乗せられて東林院の沙羅双樹を見に行きました。和菓子と抹茶つきの拝観料が¥1300は高すぎです。沙羅(夏椿)は年を経た樹とは見えず、満開には早く、坊さんの説明も手馴れすぎて、やや「俗」にすぎた感じです。
四条大宮から嵐電で帷子の辻、乗り換えて妙心寺まで、の電車は昭和の昔を呼び戻してくれる感じの旅情あふれる電車でした。
御霊神社(ごりょうじんじゃ)。全国に同じ名前の神社がありますがすべて怨霊・亡霊をしずめるために祀られた神社です。京都、上京区にある御霊神社は「上後霊神社」と呼ばれていましたが、現在の正式名称は御霊神社(ごりょうじんじゃ)で、当初は光仁天皇の皇子の早良親王(崇道天皇)の怨霊を慰霊したが、863年には他戸親王、光仁天皇の皇后・井上大皇后、藤原大夫人、橘太夫、文太夫をあわせ六座の神座を設けて御霊会を行っているそうです。
門前の「唐板(からいた)」のお店は500年も続く店です。
早良親王は異母兄の桓武天皇の即位とともに立太子したが、長岡京造営に関する事件で廃嫡、幽閉され、無実を訴える絶食のなか淡路に配流される途中、河内で憤死した方です。そのご、天皇家の病気、疾病の蔓延、洪水なども早良親王の崇りとされ、800年に崇道天皇と追称されています。
京都の鬼門に当たる上高野には早良親王のみを祭神とする崇道神社があるという。
今回の旅は宿の場所がよかったので、バス、地下鉄、嵐電まで徒歩範囲でした。ホテルで紹介する食事処は昼食¥2000〜、夕食¥4000〜ですが、写真で紹介する定食屋や食堂のほか、牛丼屋も近くにあり、24時間のスーパーやコンビニも数十メートル範囲にあるので、至極便利でした。
便利なので、一日中ホテルでごろごろしていたり、バスで京都駅まで行って、買い物や食事を楽しんだりと、本当にのんびりしました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線
- 利用旅行会社
- JTB
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高倉通りの御池通り近く。
一番奥が亀甲屋、一番手前が初日夕食をとった「五けんしも」。 -
亀甲屋。ここから五軒さがった家が「五けんしも」。
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午前中で のれんが出ていないが、これが「五けんしも」。
美味しかったし 雰囲気もよかった。 -
すだれに貼ってあったお知らせ?みたいな印刷物。
夕方ののれんには この「五けんしも」という字が大きく書かれていた。 -
京都文化博物館。この一階に食事どころがあり、そばの有喜屋もここにある。
平安建都1200年を記念して、前身の平安博物館を引き継いだもの。
平安博物館があった旧日本銀行京都支店(写真の左手前)は重要文化財指定をうけており、現在は文化博物館の別館となっている。 -
これが 「そば三昧」てんぷらそば、にしんそば、とろろそばに五目御飯がついている。
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六角堂。1017年の藤原道長の御堂関白記に出ているのが文献上の初出という。
この向かい側に 池坊専門の鋏などをあつかう刃物屋があった。 -
由緒書き。 どうしても写真を撮ってしまう。
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六角堂。
六角形の屋根を二重に重ね、入母屋つくりで千鳥破風つきの礼堂が手前にあるという複雑な屋根である -
スターバックスの店の中から ガラス越しに六角堂が眺められます。
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妙心寺です。臨済宗妙心寺派の大本山。開基は花園天皇。
場所は「花園」で、駅は妙心寺駅。 -
講堂とか法堂など 大きな建物が並んでいました。
この数日後に 天皇皇后両陛下がおとずれました。 -
右下に東林院への案内が見えますが 夏椿の寺が東林院であることの説明がどこにも無く、判りにくかった。
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東林院です。お菓子と抹茶つきで拝観料¥1300でした。
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いただいたパンフレットには見ごろの夏椿(沙羅)が印刷されていました。
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これが現実だった。
丸い玉状のつぼみがたくさん見えます。 -
帰り道。外国のテレビクルーが精進料理の取材をしていました。
「音もとっているので砂利の上を歩かずに舗装された所を歩いてください」と頼まれた。 -
御霊神社。日本の神社には珍しく、たしか西向きだったと思います。
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説明過剰とも云われますが、どうしても撮ってしまう。
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社殿は重厚な感じでした。
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こんな人型の紙がおいてありました。
呪いではなく健康祈願の人型でした。 -
門前で「唐板」を売っているお店。
唐板の起源は863年に疫病よけに作られた「唐板煎餅」にはじまるが、応仁の乱で廃絶されてしまった。
これを境内で茶店を営んでいた水田玉雲堂の先祖が古書によって約500年前に復元したものという。 -
500年前に復元された「唐板」は疫病よけの煎餅として天皇家の皇子降誕120日の参詣には必ず買い上げられ、以後庶民もこれに習うようになったという。
材料は小麦粉、砂糖、鶏卵だけで素朴な焼き菓子である。 -
百万遍近くで買った金平糖。
説明もいらないほどブームになっているようです。 -
土産にいただいた「清浄歓喜団」通称「お団」。堅硬強固な揚げ菓子。
遣唐使が伝えた唐菓子の一種で、1000年昔の姿を伝えている京菓子の一つ。
包み込まれた七種の香は「清め」の意。口元の八つの結びは八葉蓮華。形は金袋になぞらえているという。
比叡山の阿闍梨から製法を伝えられた祇園石段下の亀屋清永(創業 1617年)では、毎月1日・15日を中心に精進潔斎して調製しているという。 -
「四条西洞院」というバス停まえの食堂。
学生食堂のように、お盆をもって好きなおかずを取って行き、最後に味噌汁とご飯を乗せて会計する方式。サラリーマンで混雑する時間をはずせば きれいな店内でゆっくり食べられる。
馴れた客は まず帽子とか荷物でテーブルを確保してからお盆をとっている。これがコツらしい。
食が細くなった老人に向いている。 -
上の食堂の向かい側。おなじく「四条西洞院」バス停前にはチェーン店の食堂が改装中でした。JR奈良駅近くに泊まったときには このチェーン店で気ままな食事ができて助かりました。
食が細くなった老人には コース料理を出すような老舗では品数の少ない食事はし難いし、残して帰るのも勿体ないので 最近は定食屋を贔屓にしてます。
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