アヴァンシュ ～スイス・ロマンドの美しい街４

2013/04/07 - 2013/04/07

小高い丘の上にある小さな田舎町アヴァンシュ/Avenche

ケルト時代にヘルヴェティ族がこのあたりに集落を作ったのを皮切りに、1世紀中ごろクラウディウス帝の時代にはローマ帝国都市が作られていました。
属州ヘルヴェティアが置かれていた際には、ここアヴァンシュが首都だったそうです。

ちなみにローマ時代にはアヴェンティクムと呼ばれていたのですが、その語源はヘルヴェティ族の泉の女神アヴェンティアだそうです。

ところでスイスの正式名称は「Confoederatio Helvetica/ヘルヴェティ共和国」といい、ラテン語で表記されます。
複数言語国家であるスイス、カドが立たないように国語以外から採用したんでしょうね～
そして、そのヘルヴェティというのはガリアの一部族であったヘルヴェティ族からきている名前です。

☆鉄道を使ったアヴァンシュへのアクセス：　

ベルン発(ムルテン/Murten行きのSバーン)→ムルテン着、乗り換え
ムルテン発（Payerne行きの普通電車)→アヴェンシュ到着
　
ほかにもヌーシャテル、フリブールなど起点の電車もあります。

エリア その他の観光地(スイス)

• 旅行の満足度: 3.0

アヴァンシュはヴォー州の北部に位置する小さな田舎町で、周囲には長閑な田園風景が広がっています

高速をアヴァンシュで降りれば、あとは矢印に従って走ればＯＫ

小高い丘の上にある旧市街が見えてきました

道は小さな旧市街の中を通りぬけます

「Ｐ」の看板を探してたどり着いたのがここ、アヴァンシュ一有名な遺跡の真横にある駐車場です

車を降りてすぐ遺跡です

映りが悪いですが、アヴァンシュの地図です

左側中ほどの白い四角が現在の旧市街を表していて、その外側大きな円を描いているのはかつてのローマ都市の城壁です

かつては今の小さな町からは想像できないほど立派な都市がここにあったんですね〜

ではアヴァンシュ一有名な遺跡、円形闘技場をご覧ください〜

おぉ〜〜〜

この円形闘技場、かなり保存状態がいいことでも有名なんですよ！

あぁ〜萌えるわ〜〜

地元の人にとっては日当たりのいい散歩コースくらいの気軽な場所なんでしょうね〜

このころは春だったので、草地に小さな花がいっぱい咲いていたんですよ

ではぐるっと回っていきます

遺跡のすぐそばに普通の家が立ってるというのがすごいなｗｗ

ここには必要最低限にしか柵が立てられてないので、好きなだけウロウロできます

怪我には注意ですよｗｗ自己責任です

遠くから見えていた細長い建物はローマ帝国博物館です

横着でいい角度を探さずに撮ったんでこんなです(；´Д｀)

中にはここから出土した彫像やモザイクタイルなどが展示されています

これがここで発掘された物の中で最も重要な一品、
「クラウディウス帝の黄金の胸像」です

とかいってもここにあるのはレプリカで、本物はローザンヌの博物館に収蔵されているそうですが

他にもこまごましたものも沢山あって、コインなんかも時代ごとに並べられていました

あと印象的だったのは医者と歯医者の道具

いや〜この時代に生まれなくて良かったわｗｗ(￣∇￣;)

住宅地の向こうに白い柱が見えていますが、あれもローマ時代の遺跡です

遠いなｗｗ

一時間半で遺跡を見て回るツアーもあるそうです

博物館前から闘技場を見ると、すぐ背後にアヴァンシュの旧市街が見えます

この近さですよｗｗ

旧市街と古代遺跡・・・面白いコントラストです

せっかくなんで旧市街のほうも散策しにきました

といってもめっちゃ小さな町なんで、はじからはじまで歩いても30分もかかりません

町の中心はやはり教会です

教会横にはちょっとした広場が

ふつうはこういう場所って日曜でもレストランとか営業してそうなもんですが、どっこも開いてなかったです

ここにはいちおうツーリスト・インフォもありました

もちろん閉まってましたが

円形闘技場からよく見えていたシャトー・アヴァンシュにいってみました

シャトーと言っても貴族が住んでいたのではなく、その時々の治世者から送られてくる代官が住んでいた場所らしいです

さらに先に進むと・・・

見晴らしのいいテラスになっていました

とはいえ、なぜかここから撮った風景がないんですよねｗｗ

天気がイマイチで眺望が良くなかったのかなｗｗ？

遺跡のほうで萌えつくして、こっちに興味が湧かなかったのかも