2013/06/18 - 2013/06/18
6459位(同エリア22960件中)
Muffinさん
- MuffinさんTOP
- 旅行記452冊
- クチコミ402件
- Q&A回答113件
- 2,346,693アクセス
- フォロワー112人
とうとう今年1月に開業したばかりのBTS終点2駅に来てしまいました。
隣駅のウォンエンヤイに比べてさらに田舎の商店街の雰囲気を醸し出す町は、バンコクからちょっとした遠足気分です。
期待以上に面白い街歩き、あっと驚く極彩色寺院、そして予定外にクローン・バーン・ルアン集落まで足を延ばしてしまったので1冊に収まりきれず分けました。
前半はポーニミット駅から国鉄線駅を通って商店街の中を歩き、アミューズメントパークのようなワット・クンジャンまで。
後半は大寺院ワット・パークナムからバンコク・ヤイ運河に沿ってクローン・バーン・ルアン集落まで歩きました。
*フリーペーパーDACOのトンブリー特集やLamyai_daengさんのブログを参考にコースを決めました。
・Lamyai_daengさんのブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/lamyaidaeng/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
PR
-
本日の各駅停車旅
BTSポーニミット (Pho Nimit) 駅~タラートプルー (Talat Phlu) 駅 -
本日のコース周辺図
チャオプラヤー川の西岸、バンコク・ヤイ運河(元々のチャオプラヤー本流)に沿って北上していきます。 -
本日のコース
<前編>
BTSポーニミット駅を出発。ワット・ポーニミットを通って大通りへ。
↓
国鉄タラートプルー駅周辺の商店街、市場。
↓
ワット・クンチャンの極彩色寝仏と大仏
<後編>
ワット・パクナム
↓
クローン・バーン・ルアン集落で人形劇観劇
↓
BTSタラート・プルー駅
総移動距離 11.2km 4.5時間
内、歩行距離 7.7km -
BTSポーニミット駅 周辺
隣駅ウォンエンヤイまで迫ってきた再開発の波はまだ到達していないようです。
駅周辺は古いアパートや木造の民家で埋まっていました。
今日は朝から雲行きが怪しい…。最後まで降らずにもってくれるだろうか? -
駅前商店街
昔ながらの商店街が駅前から始まりました。 -
トロフィー専門店というのもあるんですね
-
ワット・ポーニミット
Wat Pho Nimit Sathit Mahasimaram
商店街や木造の民家が並ぶ細い路地の奥には、駅の名前にもなっている小さなお寺がありました。
1870年代の建立だそうです。 -
小さな白い仏塔もあります
-
国鉄線の線路に行き当たりました
お寺からくねくねと路地を上っていくと、踏切も何もない線路を渡りました。草に埋まっている部分が多いので一度は気が付かずに通り過ぎてしまったほどです。
ウォンエンヤイ駅を始発とするマハチャイ線です。
周辺は木造家屋が並んでいました。 -
ワット・インターラーム・ウォーラウィハーン
Wat Intaram Worawihan
線路を渡ってさらに進むとタラート・プルーのメインストリート、トゥートタイ通り Thoet Thai に出ました。
道の向かいには豪華な門と何棟もの仏塔をもつ大きな寺院が見えます。学校も併設されているようで、ちょうど下校時間です。
後で知りましたが、ここはアユタヤ朝と現チャックリー王朝の間に一代限りのトンブリー王朝を開いたタークシン王の亡骸を納めているそうです。 -
門を再確認してみると…
馬に乗ったタークシン王の姿が。 -
学校帰りのおやつだね
-
こちらはおじさん達のお昼ご飯
-
ワット・クラーン市場
Talat Wat Klang
タラート・プルーは元々この一帯にあった水上マーケットの総称で、陸に上がった市場のいくつかが国鉄駅周辺に残っています。
かつては噛み煙草のような嗜好品のキンマ栽培で栄えた地ですが、1930年代にキンマを食べることは悪しき習慣として禁止されてから急速に衰退していったそうです。 -
ゲーオ・カオマンガイ
DACOに載っていたカオマンガイ食堂を見つけました。1日で30羽分を売り尽くすとありましたが、それが多いのか普通なのか…?!
それはともかく、ここのカオマンガイはおいしい!
暫定マイ・ベスト・カオマンガイのサパーンクワイ駅モンコンワタナーとどっちを取るか互角の勝負です。もう少し近かったらなぁ…。
Kaew Chicken Rice
385 Soi 21 Thoetthai Khwang Bang Yiruea Khet Thon Buri Bangkok 10600
電話:02ー466ー5890
営業時間:04:00-23:00 -
普通のカオマンガイ食堂
きれいな店でした。 -
名物カオマンガイ
鶏は少し固ゆで気味でしたが、ご飯とタレは今までで一番好きな味でした。
タレは生姜風味。シンガポールの海南鶏飯に近いものです。スープも濃厚。
35B(109円)。 -
ワット・ラーチャクル・ウォーラウィハーン
Wat Ratchakhue Worawithan
ゲーオ・カオマンガイの向かいには奇妙な岩山を持つお寺が建っていました。 -
モー山(プーカオ・モー)
海から採ってきた岩で作られているそうですが、コンクリートで固められた様子は新しく作り直したようです。
タークシン王の重臣だったプラヤー・ピチャイ・ダープハックが祀られています。 -
頂上の祠には黄金仏が並んで見えました
ここで1つ見逃してしまったのは仰向けの寝仏で、後から調べてみるとスヤスヤと気持ちよさそうに眠る仏様でした。 -
国鉄タラート・プルー駅に近づいてきました
まるで日本のローカル線駅前のようです。 -
中華菓子の店
潮州系のタークシン王は防衛のためにこの地に多くの潮州人を住まわせたそうで、町の到る所に華僑の生活が感じられます。
こちらのお店は一見普通のお菓子屋さんのようでしたが、他ではあまり見ない中国風のお菓子の壜が並べられていました。 -
国鉄タラート・プルー駅前
見逃してしまいそうな雑然とした屋台街の奥に小さな入り口がありました。 -
改札
…といっても、自由に出入りできます。通り抜けて線路の向こうへ渡る近所の人たちも。
タイ最大漁港のマハチャイへ向かう列車は隣のウォンエンヤイが始発です。 -
大勢の人が列車を待っていました
約1時間に1本のマハチャイ線。 -
*エビの相場が決まる漁港マハチャイ 〜サムットサーコーン日帰りの旅(i) * バンコク紀行(62) *
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10669345/
*折り畳み市場メークロンとアムパワー水上市場の蛍狩り * バンコク紀行(22) *
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10509699/
*アムパワーでベンジャロン焼のオーダーメイド * バンコク紀行(24) *
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10524884/ -
のどかなローカル線駅前
-
ホーム脇は大食堂
繁盛しています。ここには焼き豚をご飯に載せたカオ・ムーデンが有名な店もあるとか。
列車が来ても乗らずにいる人が多いので、ご飯を食べに駅にやって来るようです。 -
大鍋でどんどん揚げてます
-
列車がやってきた!
ちょうどいいタイミングで列車を見ることができました。ウォンエンヤイ行きです。
駅でずっと待っているよりBTSで行く方が早いのでは?とも思いましたが、賑やかな国鉄駅とまだまだ寂しいBTS駅はちょっと離れているんですね。それと国鉄の方が格段に安い。 -
ランチ客、全く動じず。
-
カノムワーン・タラート・プルー
駅の構内を出てすぐの所にタイの伝統菓子を売る店がありました。
かなりの種類のお菓子が並べられていて、お客さんは札を持って順番待ちをしていました。
ココナッツクリームやタロイモのペーストを重ね合わせた寒天菓子です。
Khwang Talat Phlu Khet Thon Buri Bangkok 10600
電話:02ー466ー9332
営業時間:13:00-18:00 (この日は11:30で開店していました) -
人気ニラ饅頭屋台 クイチャーイ・タラート・プルー
ニラ饅頭だけを1日600個しか販売しない屋台、しかも11:30に開いて30分ほどで売り切ってしまうという記事を読んで、まさか〜と思っていましたが、ちょうど営業時間に通りかかりました。
この行列です。みなさん10個、20個…のまとめ買いで、蒸籠の中はあっという間に減っていきます。1個くださいとは言い出せず、外から眺めていました。
売り切れると同じ場所に別のニラ饅頭屋台が出るそうです。ポニーテールのお兄さんが目印。 -
緑のニラ饅頭だ!
-
ラチャダーピセーク市場
Talat Ratchadaphisek
駅前の高架橋下にも市場がありました。
こんな所でラチャダーピセーク通り?と地図を辿っていくと、北上し川を渡ってチャトゥチャック近くで大きく南へ折れ曲がってタイカルチャー駅〜アソークの方に繋がっている1本道でした。 -
広い屋内市場
そろそろ正午。市場はもう店じまいでしたが、広い場内なので朝はきっと活気ある市場なのでしょう。
片付けを終えた男性たちがあちこちの台の上でチェッカーのようなゲームを楽しんでいました。 -
まだ商売中
人気が少なくなった市場内でバナナを焼きながら丁寧にパイナップルの飾り切りをするおばさん。 -
駅前からトゥートタイ通りをさらに西へ
古い木造の商店街が並んでいました。開いている店が少なく少々寂れた感があります。 -
新しめのコンクリート造りの商店街と交互に街並みが変わりました
古い商店街も新しい商店街も清潔に掃き清めてある落ち着いた田舎町です。 -
商店の向こうに大きな仏塔が見える
あの白い仏塔を目指してみよう。
その前にもう少しトゥートタイ通りを先に進んでみます。 -
古い建物の学校がありました
タイ語は読めないので最初は何の建物かわからなかったのですが、狭く開いた間口から子供たちの足が見えて学校なんだなぁ〜と。 -
タラート・マリトーン
少し大きめの商店ぐらいの大きさしかない木造市場。タラート・プルーの最後の木造市場だそうです。 -
廃屋のようにも見えますがまだまだ現役の市場のようで、朝の市が終わって片付けられた棚が積み重ねられています。
軒先でまだ果物を売るお店がありました。 -
軒先の中国のお札
トンブリーの他の地域で見たように、ここでも中国のお札を入り口に貼るお宅が多かったです。
現王朝が川向こうのラッタナコーシン島へ都を移してから華僑の多くはサンペンに移ったそうですが、まだここに残っている華僑も多いようです。
華僑が去った後はムスリムの人たちが多く入ってきたそうです。 -
懐かしい感じの商店街になってきました
-
お目当ての豚まん屋さん発見
大きな蒸籠が出してあるから、きっとここに間違いない…。 -
ニウ・リアン・スン・サラパオ
DACOの記事によれば、この店も1日1000個の豚まんを売る人気店だそうですが、その割にひっそり。
…あっ、でも台には持ち帰り用に詰めた袋が何袋も置いてある!
やっぱり地元では人気なのかも。
News Liang Sun Shop
1679/25 Thoetthai Khwang Talat Phlu Khet Thon Buri Bangkok 10600
電話:02ー466ー4443
営業時間:6:00〜20:00 -
古いけどきれいに調えてある店内
こんなにきっちりと掃き清めてある店というのは珍しい。
ちょうどご主人が出ていらしてちょっとお話ししました。
「どこから来たの?」
「日本だけど、今はバンコクの川向こうに住んでるの」
「日本人がわざわざここまで来てくれたの〜」
「日本語のフリーペーパーに紹介されてたのよ」
それはもう喜んでくれました。感じのいいご主人でした。 -
中華まん(サラパオ)がいっぱい
豚まん、焼き豚、タロイモなどいろんな種類がありました。 -
ごめんね、でも買うのは1個なの(笑)
ふわふわ豚まん。豚挽き肉の餡はタイ風香辛料のクセがなく純粋に中華まんです。中心に卵の黄身が入っていて、これは豚まんに合うなぁ〜と新しい発見。
(囓って黄身が出てきた写真もありますが(笑)ちょっと遠慮して…)
豚まん 15B(47円)。 -
いい感じの商店街を折り返して、元来た方向へ
-
トゥートタイ通り
-
ワット・ワラーマート・パンタサーラーラーム
(ワット・クンチャン)
Wat Khun Chan
大きな白い仏塔が見えた方向にお寺の門がありました。潜って中へ入ってみます。 -
幾つもの廟が並ぶ寺院内
-
小さな仏塔もいくつもありました
-
仏塔の台には寄進者なのか祀られている人なのか、写真入りのプレートが嵌め込んでありました。
-
一際鮮やかなお寺です
-
豪華絢爛
小さな廟でも圧倒されましたが… -
中に入るとまたすごい
王宮の仏塔を少し小さくしてさらに鮮やかにしたような塔がいくつも並んでいました。 -
そして何とも艶めかしい寝仏
他の寺院の寝仏よりも人間味が溢れていました。 -
美人さんの寝仏でした
-
振り向けばまたぎょっと…
巨大な大仏が鎮座している。
信者でない私は罰当たりにもまず「なんてお金のかかった…」などど思ってしまいましたが、表情といい色彩といい、他寺院にはないような、そしてシラチャーの地獄寺にも通ずるようなアミューズメント感がたっぷりのお寺なのです。 -
きらびやかな仏塔
-
大仏様
真下のテントの3倍以上の高さがあります。
大概の大仏様は参拝者に向かって優しく見下ろしているような気がしますが、こちらはきりりと正面を見据えていらっしゃいます。 -
こんなに大きい
大仏様は何段にも上に座っていました。 -
聖なる白象も間近では大迫力
-
台座の一番下はヤック(鬼)?
ちょうど青い瞳と同じ高さの目線になって怖い…。 -
大仏様を護る神々
残念ながら何という神様なのかわかりませんが、やはり無表情に遠くを見つめていらっしゃいます。 -
何てシュールな…
5頭の大蛇ナーガを台座に座る神様。こちらは表情豊かで視線がぴったり合ってしまいます。見つめられても見つめられなくても、どちらも怖い。 -
鬼付きの大蛇台でした
-
横に回ってみると…
大仏様の下には人が入れる入り口がありました。中には祭壇が置かれています。 -
大蛇の裏側では蓮の花の下でとぐろを巻いていました
-
さらにその下は十二支が描かれています
-
大仏様の裏側に行くと…
寝仏様が隠れていました。 -
寝仏様だけは優しいお顔
-
トラとライオンの像が寝仏を護っています
これも仏教に関係があるのか?
妙におもちゃのような表情のトラの像。 -
目の前に先ほど見た大きな白い仏塔が
寝仏の柵の向こうはすぐに運河になっていました。バンコク・ヤイ運河の支流、ダーン運河 Khlong Dan。 -
お寺の脇から橋を渡って大きな白い仏塔に近づけそうです。
-
タンブン(功徳)を待つナマズがいっぱい
-
お寺の脇を通って橋を渡りましょう
-
橋から寝仏の足の裏が見えました
ワットーポーの寝仏よりもシンプルに描かれた扁平足。 -
橋の上から眺める寝仏様全容
優しい顔ですがあまりリラックスはされていない模様。
後半は橋を渡ってもう1つの大寺院ワット・パークナムから。
■□BTS/MRT各駅停車の旅(26)ーii□■ ポーニミット駅〜タラートプルー駅 * バンコク紀行(123) *
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10787172
…へ続く。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- momotaさん 2013/06/24 23:25:43
- 各駅停車の旅
- Muffinさん、こんばんは♪
着々とタイの町を網羅してますね。
各駅停車の旅も外国版になるとしっかりとした旅になるね。
意外と言っちゃなんだけど結構いい電車走ってるんですね。
なんか人があふれかえって乗ってそうなイメージがあるんだけど
街も綺麗だし田舎っていうけど活気があって元気だわ〜
ホームなのか食堂の中を電車が走ってるのか?
けっこうギリギリなところを通過しても動じない客もすごい(^<^)
タイの寺院はどこも本当にきらっきらですね。
この仏像さんたちは何でできてるの?石?木造なの?
どうやって作られてるのかが気になって仕方がないよ。
これだけのお寺があってそれぞれがちゃんと成り立っているところが
信仰心があついお国なんですね〜。
- Muffinさん からの返信 2013/06/25 03:35:06
- RE: 各駅停車の旅
- momotaさん、こんばんは〜
来てくれてありがとう♪
バンコクも大分見てしまって、終わりが着々と近づいてるな〜とちょっと寂しくなっています。
バンコクは結構きれいなのよ〜(笑)…といっても周辺との比較の問題なんだけど、新しいビルや電車(国鉄は古いけどね)は東京と変わらないんだけど、衛生面ではちょっとね…。屋台からも住宅からもポイポイゴミを捨てるから臭いもあるし、ウサギのようなネズミも走り回るしでね。
高架橋の上を走る新しい電車ではホームでも飲食禁止なんだけど、国鉄の方は駅には必ず食堂があるし、持ち込みもするしで、日本のローカル線に乗っているみたいかな。
最初にバンコクに来た時は寺院巡りをテーマにしようかとも思ったけど、宗教心もないのに800以上も見て回れないって諦めたの。でも歩いているとこれだけあるバンコクではお寺は避けられないみたいです。仏様が何で出来ているのかってあんまり知らなかった。今回のど派手な大仏様はどうもコンクリ仕立ての匂いがする…。でも中華街にあるお寺の1つには純金数tでできた大仏様もあるのよ〜。盗まれないように漆だかを塗っていてそのまま長い間忘れられていたから、下地が純金だってわかった時大騒ぎだったんだって。
若い人はデートにお寺に行くらしいの(笑)
Muffin
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
バンコク(タイ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2013年6月 ■□BTS/MRT各駅停車の旅(26)□■ ポーニミット駅~タラートプルー駅
2
82