2013/05/19 - 2013/05/23
38位(同エリア898件中)
ペンギンパパさん
- ペンギンパパさんTOP
- 旅行記277冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 506,030アクセス
- フォロワー236人
4日目
かねてより訪れたかった長州『萩』の城下町。
幕末の激動の舞台であり、明治維新の引き金ともなったこの地。
高杉晋作や木戸孝允など近代日本の確立を目指した志士達が、
どんなふうに思想を確立させていったのかな~
当時どんな暮らしがあったのかな~
考えるほどに興味津々でした。
今回この目でしっかりと確認することが出来て、納得の行くいい旅になりました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~
1日目
〓〓東京(東海道・山陽新幹線)〓〓岡山==『後楽園』==鳥取県・三朝温泉『斉木別館』泊
2日目
==倉吉駅〈山陰本線・スーパーまつかぜ〉〓〓米子駅==『お菓子の寿城』==境港==『水木しげるロード』==島根県・『松江城』==『足立美術館』==玉造温泉・曲水の庭『玉泉』泊
3日目
==『出雲大社』==世界遺産・『石見銀山』==山口県・萩温泉・三の丸『北門屋敷』泊
4日目
==『萩城下町』==『萩焼会館』==『津和野』==広島県・宮島口~~~世界遺産・『厳島神社』==『みや離宮』泊
5日目
~~~宮島口==岡山県・『倉敷美観地区』==岡山駅(山陽・東海道新幹線)〓〓東京〓〓
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
PR
-
さぁ、いよいよ『萩城下町』の探索です。
さっそく案内看板がお出迎え。
ウーンあるではありませんか、
あの維新の志士『木戸孝允』のお家が、
『高杉晋作』のお家が・・・ もう目の前に! -
『円政寺』
高杉晋作や伊藤博文が幼少時に遊んですごした
ゆかりの寺。
大天狗の面や硯などゆかりの品々が保存されて。 -
来ました! 『木戸孝允』(タカヨシ)旧宅
(初名は「桂小五郎」) -
江戸に出るまでの20年間をここで過ごし、松下村塾にて吉田松陰に学んだ。
その後坂本竜馬の仲介により、薩摩の西郷隆盛らと「薩長同盟」を結び、
倒幕の一大勢力となった。
明治新政府では版籍奉還や廃藩置県の実現に尽力。
これにより、木戸孝允・西郷隆盛・大久保利通は「維新の三傑」とされた。 -
ここは 萩市呉服町二丁目
-
『木戸孝允 旧宅』
(国指定史跡) -
-
木戸孝允が誕生した部屋や庭園など
当時の姿がよく残されています。 -
あいにくまだ開館時間前でしたので、
建物内部は不詳。
ざんねーん、またのお楽しみです。 -
幕末の志士たちは、真剣に日本の行く末を考えたんですね。
-
『江戸屋横丁』
維新の偉人たちの魂の道! -
夏みかんがたわわに、
-
幕末の志士たちが闊歩した『萩』城下の真っただ中!
ウ〜ン、ちょっとアドレナリンが・・・ 高ぶってます。 -
見事な白壁が現れました。
ここは『伊勢屋横丁』 -
『菊屋家住宅』
萩藩の御用達を務めた豪商菊屋家の住宅。
国の重要文化財 -
幕府巡検使の宿として本陣に充てられたという。
綺麗な瓦葺きの長大な建物です。 -
不審者の侵入防止柵、
-
そして見事に長大な、なまこ壁。
いかにも豪商の館ですね。
その名もここは『菊屋横丁』でした。 -
この向かいのお宅のウインドウに
な、な、なんと『十二代三輪休雪』の作品が・・・無造作に。
作品「愛のために」 -
その隣に、作品「貴女のために」
『三輪休雪』は江戸時代に起こった、「萩藩」の由緒ある「御用窯」。
10〜11代は人間国宝。
当代の12代は前衛オブジェを中心に、新しい陶芸の伝統づくりを目指しているという。 -
これも時代物?
電柱上部でつなぎ合わせ、エコですねぇ。 -
元内閣総理大臣、陸軍大臣「田中義一」の生家が
菊屋家の住宅に隣接してありました。 -
外塀の石垣も精緻に積まれ立派です。
-
『高杉晋作』の生家にやってきました。
お掃除が終わったようで、中に入れていただきました。 -
この旧宅は家禄二百石を受けていた父の家で、
藩政時代は500坪ほどあったという。 -
19歳で吉田松陰の松下村塾に入門
-
藩命を受けて幕使とともに上海に渡航、海外の諸情勢を学ぶ。
帰国後は「尊皇攘夷論」の急先鋒として活躍。 -
薩摩藩との「薩長同盟」にも尽力、長州征伐に対峙し倒幕に導いたが、
29歳の若さで病死・・・。
幕末と維新の激動を駆け抜けた熱血の若き獅子であったようで、
ますます好きになってしまった。 -
産湯を浴びたという井戸がありました。
-
-
右の写真が高杉晋作、帯刀してます。
左の写真は右が伊藤博文(初代総理大臣)、
中央が高杉晋作。 -
当時の書簡・・・
維新を知る、生々しい貴重な資料です。 -
高杉晋作さんが静かに休んでおられました。
内外ともに騒々しい今の世を
どう嘆いておられることでしょう! -
-
お庭の一角に、高杉家の「鎮守堂」
激動する日本の現代ですが、
高杉先生、どうぞ静かに見守ってください (~_~;) -
すぐ横に萩焼のお店が・・・
ゆっくり見たかったぁ。 -
前の公園に、高杉晋作立志像、
なんとも凛々しいです。
これこそ日本男児かな! -
そして『武家屋敷 野田家』
-
当時俸禄五十一石を給されていた、
中級武士、野田七郎左衛門の屋敷。 -
木造平屋建て桟瓦ぶき
-
異国情緒漂うお庭ですね
-
移動中に一枚、
これは陸軍大臣の田中義一でしょうか
元総理大臣の。 -
『松陰神社』到着
-
「明治維新胎動の地」とありました。
-
木戸孝允(桂小五郎)は、
松下村塾では松陰の門下生として、
塾生たちの兄貴分的な存在であったようです。 -
-
その名も高き『松下村塾』
-
松下村塾は吉田松陰が実家の小屋を改修して
教室としたものという。
壁には「松陰先生」「木戸孝允」「高杉晋作」
「伊藤博文」「山形有朋」・・・ -
『講義室』
ここで学んだ門弟たちが「尊攘討幕運動」に
挺身することになるんですが、 -
その原動力が養われたのが?この質素な建物"であることに
正直ビックリしました。
学問は強い! -
-
吉田松陰が幽囚された旧宅
大正11年に国の指定史跡になっている -
-
幽囚されていた部屋だという。
-
三畳半ほどの広さでした。
ここでも門下生に講義が続けられていたようです。 -
-
-
萩開府400年祭で使われたんでしょうか、
神社境内に松陰先生の大きな像が保管されていました。
「日本よ、目覚めよ!」・・・なんて
目を見開いて訴えているかのよう。 -
かわいいっ! 市内循環バス
萩城下町の探索を終了して、
後ろ髪をひかれながら次の予定地「津和野」に向かいます。 -
島根県「津和野」
-
まずは『森鴎外の旧宅』
(国指定文化財) -
森鴎外
本名は森林太郎。
「しんりんたろう」ではありません、(~_~;)
「もりりんたろう」と正しく読んで下さい -
夏目漱石と並び明治大正期を代表する文豪。
-
文学者であり、
陸軍省医務総長や
帝室博物館総長をつとめたという。 -
ツワブキが彩りを添えていました。
-
清楚な雰囲気が文学者のイメージを沸かせます
-
つづいてお土産屋さん
なんとわさびが売られていましたが、 -
安曇野に次いで二番目に生産量があるとのこと。
で、わさび椎茸やらめかぶやらを買って。
その昔、津和野の代官がわいろを入れて江戸の大名に贈ったといわれ、
通称「わいろ巻」と言われる「源氏巻」も話のタネに買ってきました。
どら焼き風味でいいお味でした。 -
現地で案内して頂いた「津和野町役場」
かつて津和野藩の家老をつとめた大岡家旧宅を
そのまま庁舎として使用しているという。
城下町の面影を残す殿町通りに、
なんとも風情ある見事な役場庁舎でした。 -
観光パンフレットでよく見る風景
-
-
『津和野藩校 養老館』
剣術、居合柔術、槍術教場や御書物庫などが残され
文武の奨励に力を入れたことが伺える。
西周や森鴎外などを輩出しているという。 -
小京都と呼ばれるほどに
古き良き時代を今に残す
穏やかないい街でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- たらよろさん 2013/07/25 11:07:15
- 小京都!!
- こんにちは、ペンギンパパ様。
まだ未踏の萩&津和野。
前々から一度訪れてみたいと思いつつ、なかなか遠くて行けてないのですが、
やっぱり素敵な街並みですね。
なまこ壁や、いろんな武士のお家など、見所もたくさんあるようだし、
涼しくなったら、歩いてみたいわ〜〜♪
ちょっと計画してみようかしら。
たらよろ
- ペンギンパパさん からの返信 2013/07/26 22:27:52
- 高杉晋作・・・いいですよぉ!
- たらよろさん、こんばんわぁ
相変わらず夢のような素晴らしい旅されてますねぇ。
毎回ワクワクしながら拝見しています。
さてタイムスリップして・・・、地味な旅ながら萩の街良かったですよぉ。
今から150年ほど前、維新を唱えるイケメン武士たちが
この街を闊歩していたと思うと、これもワクワクしてきました。
歴女たらよろさんにとって、きっと見どころはたくさん!
この時代に思いを馳せながら、
ご主人とジョッキ片手に我が国を熱く語って下さいな。
ペンパパ (^<^)
-
- みっちゃんさん 2013/07/07 07:43:06
- おはようございます!ペンギンパパさん
- 先日、NHKの歴史秘話ヒストリアで吉田松陰を描いてました。
明治維新の豪傑達をいつも尊敬しますね・・。^^
大学1回生の夏の時にバイクで萩・津和野に行きました・・。
松下村下塾は、ホントに意外とこじんまりしてたのを憶えています・。
懐かしく拝見しました・・。
良い旅行記ありがとうございました・・。m(^^)m
みっちゃんm^^m
- ペンギンパパさん からの返信 2013/07/07 22:34:50
- 歴史の古さは、時に新鮮ですね!
- みっちゃんさん こんにちわぁ
初めての萩・津和野は・・・・
一時代の歴史の舞台となった街だけあって
新鮮に感じました。
みっちゃんさんはバイクで回られたんですか、
いいですねぇ、街巡りには。
因幡街道の旅行記も拝見しましたが、
当時の主要な街道だけあって、趣のあるスポットがあるんですねぇ。
またいいとこ紹介してください。
ペンパパ (^<^)
-
- rinnmamaさん 2013/07/06 21:55:12
- 40年前と変わらない夏みかん?の風景
- ペンギンパパさん、こんばんは
投票有難うございました。
萩・津和野は基本的に40年前と、変わっていない感じですね。
この夏みかんも白壁越しにみていますし、錦鯉も同じです。
松下村塾の事は覚えていますが、他はおぼろげです・・・・。
赤い循環バスは無かったですが、便利でしょう。
変わらない事も、大変な面もありますから。
三輪休雪さんのお宅も拝見できるんですね。
楽家も当代は現代的なお茶碗も作りますから。伝統を重んじながら
新風も入れないと衰退しますから、伝統文化は難しいですね。
お仕事が一段落との事でしたが、真夏に向けて御身体ご自愛ください
有難うございました。rinnmama
- ペンギンパパさん からの返信 2013/07/07 11:49:00
- いつまでも変わらずに!
- rinnmamaさん こんにちわぁ
萩・津和野方面、詳しいですねぇ。
私は初めてでしたので見るものすべてにワクワク・・・。
幕末を駆け抜けた若き志士たちの熱い思いが詰まったこの街!
いつまでも変わらずにいてほしいと思います。
rinnmamaさんのディズニーの想い出、
微笑ましい写真もあって、いいですねぇ。
大切な家族の思い出が新鮮によみがえる場所でもあるんですよね。
私自身もそう感じてます。
また素敵な写真楽しみにしています。
ペンパパ (^<^)
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ペンギンパパさんの関連旅行記
萩(山口) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
73