![奈良や京都を巡り、それぞれのお寺が造られた時代背景などを知ってみたくて、「古代国家の成立」という本を真剣に読み始めると、これがとても面白い!まだ途中でしたが、その時代の舞台であった明日香に行ってみました。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/78/05/650x_10780543.jpg?updated_at=1370266749)
2009/06/28 - 2009/06/28
601位(同エリア943件中)
Blueskyさん
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奈良や京都を巡り、それぞれのお寺が造られた時代背景などを知ってみたくて、「古代国家の成立」という本を真剣に読み始めると、これがとても面白い!まだ途中でしたが、その時代の舞台であった明日香に行ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
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スタート地点の橿原神宮前駅に着いたのは午前11時。そこで「かめバス」という愛称の、循環バスの一日フリー券を買い、まずは甘樫の丘に行きました。
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木々の間の整備された道を登り、展望台を目指します。
途中、ベンチで寛いでいたお年よりの男性お二人と目が合ったので、
軽く会釈して通り過ぎようとすると、「てっぺんまでもうすぐやで」と声を掛けてくれました。 -
すぐ先に展望広場があり、明日香の村が眼下に広がります。
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遠くに、大和三山も見られます。
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広場に繋がっていた階段を降りると、明日香の村中を抜け、水落遺跡に着きました。ここは水時計の後だそうで、石は時計の一部で、柱は、それを囲む建物の柱を再現しているものだそうです。
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そこから更に歩くと、首塚がありました。これは、大化の改新で殺された蘇我入鹿の首が飛んできた所だとか?蘇我氏の御屋敷が多くあったといわれるこの一帯も、今は田んぼが広がるばかりののどかな景色が広がります。
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首塚の正面に、飛鳥寺の入り口がありました。
写真は、飛鳥大仏が安置されている本堂。かつては繁栄したお寺のようですが、今は本当に小さなお寺です。 -
中に入ると、お坊さんが仏像の説明をしていました。飛鳥大仏と呼ばれるこのお釈迦様は、左側のお顔は厳しくて、右側はやさしい顔をされているとのことでした。写真撮影も許可されます。
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私がお寺に入った所から反対側に出ると、前には駐車場や売店などもありました。こちらが表口にようです。
ここから、バスに乗るほどでもない距離にある「酒船石」まで、歩いて行くことにしました。 -
飛鳥寺から、循環バスも通るアスファルトの道を歩いていくと、やがて県立万葉文化館の入り口の看板が見えてきます。その右手の坂を上ると、竹やぶの中に「酒船石」があります。
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そのくぼみや溝の形状から、酒か薬などを造る道具ともいわれているそうですが、確かなことは分からないようです。
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坂を元の来た方に下り、万葉文化館との間の広場に入ると、「亀型石造物」があり、こちらは有料です。こちらの料金は、発掘のための”協力金”として徴収されます。
四角い石が積まれた所から、今でも自然の水が湧き出ているそうで、木の樋を通って小判型石造物に流すと、更に亀型石造物に流れ込んで、亀の尻尾の方から繋がった溝へ流れていきます。 -
バスに乗って5分ほどで、石舞台古墳歴史地区の、駐車場兼バス転回所のバス停に着きました。
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そこから少し坂を上ると、石舞台が見え始めます。近くで見るには、入り口で料金が必要です。
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内部も見物できます。ボランティアガイドさんの説明では、大きな石が積み上げてある隙間には小ぶりの石も詰められていますが、決して内部に落ちてくることはないそうです。
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圧倒的迫力!・・・という訳ではないですが、これだけ大きな石を、当時人力で積み上げたことを考えると、古代の有力者の勢力はすさまじいものだったと思わずにはいられません。
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石舞台歴史公園を抜け、飛鳥川沿いの遊歩道を10分ほど歩くと、その先に「橘寺」がありました。聖徳太子生誕の地といわれているようです。お寺にしては珍しく、狛犬が迎えてくれます。
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往生院の天井画を見に行きました。障子が開け放たれて、爽やかな風が吹き抜けていました。沢山の花の日本画が、天井絵として飾られています。
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こちらは二面石。向かって左側が悪、右側が善のお顔だそうです。
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橘寺を後にして広い通りまで下りると、お寺が一望できます。
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橘寺の北側の通りに出ると、すぐに川原寺とその昔の伽藍の遺跡があります。今は小さな境内となった川原寺は、中で食事もできるようです。
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川原寺跡からバス停一つ分ほど歩くと、前の遊歩道から、その一角だけが田んぼに突き出して囲まれていて、左手には売店兼レンタサイクルのお店があるだけの何にもない所で、ちょこんと鎮座する亀石くんに会えます。
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そして、亀石を見た後、すぐ近くのバス停からバスに乗るつもりでしたが、タッチの差で乗り遅れてしまい、駅まで歩く羽目に・・・。その道々、鬼の俎と、鬼の雪隠を見ることにしました。こちらが鬼の俎。石棺の底部だそうです。
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そして、こちらが鬼の雪隠。道を挟んだ、鬼の俎の斜面の下にあり、鬼の俎の上部が転げ落ちたものだそうです。
レンタサイクルですいすいと先を行く人達を恨めしげに見ながら、なんとか飛鳥駅まで歩いて帰りつきました。
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