ファラオに惹かれて・エジプト一人旅：４

2013/05/01 - 2013/05/08

普段はごく普通のサラリーマン。唯一GWだけはすべてを投げうってバックパッカーに逆戻り。今年はどこにいこうか散々悩んだ末に、古代遺跡を堪能したくてエジプトに決定しました。４日目はギザからカイロへ移動。バスと地下鉄を乗り継げばほんの３ポンドで行けるのね。いままでのタクシーは何だったのかな？

□5月1日　成田-カイロ
□5月2日　カイロ-ルクソール
□5月3日　ルクソール-ギザ
□5月4日　ギザ
■5月5日　カイロ←この旅行記はここ
□5月6日　カイロ
□5月7日　カイロー成田
□5月8日　成田着

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

ギザのホテルの２日目。朝食はバイキングなのでたとえ口に合わなくてもここでしっかり食べることが肝心です。はいだんだんエジプトに慣れてきたのが分かります

カイロの地下鉄。立派で新品の列車が走っていました。しかもどこまで行っても１ポンド（１５円）。ギザとカイロは約１０分で到着します

カイロの中心地であるタリフール広場。建物が茶色で老朽化。どことなく埃っぽい。

しかし車の運転の荒いこと凄まじい。信号が殆どないのでここを渡るのは超シビア。私は去年ベトナムで同じような体験をしていたので、どんどん行けました。

カイロ大学の校舎にはこんな落書きが。これもジャスミン革命の残滓なのかな。いずれにしてもまだまだ社会不安は続いているようです。

今日のお宿は日本人宿で有名なペンションさくら。なのはいいだけど、これがアメリカ大使館のすぐそばで、ジャスミン革命の影響か道路がバリケード封鎖されている！しかも柵じゃなくてでっかい石！

このあたりはピラミッド人類のDNAか？

しかし普通の市民はバリケードの横の穴から自由に行ったり来たりしていました。

とおもいきや内側にはライフルを持ったポリスさんが数十人。ひええええー、なんか怪しい奴だと思われて、撃ってきたらどうしよう？

ペンションさくらは日本人宿として有名ですが、私が泊まったときは日本人は他にいませんでしたが、日本語ペラペラのロシア人アネックス君（職業通訳）がいました。彼と夕食を食べに行きましたが、「日本人はどうして起業する人が少ないのか」と散々言われました。

ライフルポリスにビビりながらようやくついたのがペンションさくら。これがまた見事なボロビル。石造りなんで老朽化しても何十年も持つのかな？内部のエレベータ壊れていたけど。

エジプト考古学博物館。カメラを預けなければいけないので建物内は一切撮影できません。どこかの観光客がスマホで撮影していましたが、係員に厳しく注意されていました。

ツタンカーメンの像はもちろん撮影禁止なので、これはネット上から取った画像です。これの実物が麗々しく鎮座していてライトアップされていたのでまあ見事。こんな装飾物を作る技術が３０００年前にあったとは不思議です。日本はこの頃まだ稲作やってて土器造るのが精一杯だったんですよ。素晴らしいの一言です。

博物館の外にも貴重な史料であろう遺跡が雨ざらしのまま置かれています。ああ、雨振らないからいいのかな？

博物館の隣のビル。無残に焼きただれています。これもジャスミン革命の影響なのかな？そういえば、ジャスミン革命の際に考古学博物館だけは被害が及ばないように政府が厳重に守ったというニュースを見た気がします。そりゃそうだね、もう全人類の史料なんだし。

博物館内のエジプト女性。宗教によってこうしてファッションも文化も替わるのが興味深いですね。

エジプシャンは基本的に観光客相手に商売をしている人以外は親切です。

昼食を悩んだ末にピザハットでなんだかよく分からない食べ物。結局名の知れたチェーン店のほうが安心できます。ちゃんとテーブルクロスがかかっていてメニュー表もあるし、会計もレジだし。

エジプトの女性の皆さんは肌をあらわにしません。なんだかものすごく暑いのではないかと思いますが、宗教の力ってすごいですね。

中心地から地下鉄で１０分ほどの、オールドカイロのキリスト教会地区に行きました。ここも世界遺産です。

到着したのは１６時３０分頃。なーんと教会は16時で閉まっていて、外から撮影。内部には全く入れず痛恨のエラーかな

イスラム教文化圏にあってなんでここだけキリスト教地区になっているのかよくわかりませんが、歴史の勉強をするときっと興味深いんでしょう。しないけど

そして、夜は日本語ペラペラのロシア人アレックスとピザハットで夕食。私はスパゲッティを食べました。ええ食べたかったんです。

ペンションさくらのオーナーと記念撮影。日本語ペラペラで親切にして頂きました。今回は僕の他に日本人がいませんでしたが、複数いれば楽しい雰囲気になったと思います。なにしろ「宿」というよりも、普通の自宅に間借りしているような雰囲気が良かったです。ロシア人のアレックス君、いろいろ語ってくれてありがとう！