2006/08/22 - 2006/08/30
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scomitcheeseさん
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楽器工房を訪ねた。ラパス市内の山の手、先住民族の居住区にあり、家の前に車をつけることができない。車を降りて5分ほど急な坂を登ったところに玄関がある。高山病にならないよう1歩歩いて深呼吸、1歩歩いて空を見上げる、というように慎重に登る。
黒犬が坂の途中に居座りほえるが、工房の主が制するとおとなしくなった。犬は番犬という役割をしっかり果たしている。玄関を入っても中庭までは階段と坂、仕事場へはさらに登らなければならない。すり鉢の一部が見渡せ、遠くに雪をいただいた山を眺めることができる絶景の家だ。
「この家は日干しレンガづくりでなく買ったレンガだよ」と同行者が説明してくれた。辺りの家のレンガを見てその違いは歴然だった。
主であるDさんはサンポーニャとケーナをつくる。サンポーニャもケーナも音域によって数種の大きさがある。一番大きいサンポーニャは80センチくらいの長さがある。楽器の材料の竹はラパスにはない。(この標高では殆ど樹木がない!)標高のずっと低いところにある。Dさんは材料の取れる地に生まれた。今でも材料を取りにはるばる出かけるそうだ。
作り方は父から学んだ。世襲というわけではないが、父親から受け継いだ竹のチューニング用スケールを見せてくれた。これは料理屋に受け継がれるレシピのようなものだと思う。竹の太さ、長さで出る音が変わる。それぞれを組み合わせて3列に並んだサンポーニャになる。楽器といってもお土産からプロのミュージシャンまで目的によって作り方がちがう。彼はプロ用に注文を受けた分をつくる。
4.5帖くらいの小さな部屋で1日6~7時間製作する。集中力を要する孤独な作業だと思った。予め注文されていた分は、注文主がちょっと吹いてみて、「パーフェクト!」を連発。職人としての腕が確かなのだろう。女性の楽器造り師もいると聞いた。
最近は材料そのものが少なくなった黒檀があった。黒檀はアフリカ産。予約はしていなかったので急だったが、ケーナとサンポーニャを注文したら帰国前までに仕上げてくれるという。
数日後の約束時刻頃にホテルに戻ったとき、楽器を持った彼がどこからともなく表れた。近くに待っていたに違いない。技能と約束の確かさが信頼を物語るのだろう。楽器は購入したが楽器収集家だけに終わらないようにしたい(泣)
<おまけ>
ホテルでは翌日の予定について話していたが、道がよくわからない旨の話になった。翌朝出発15分前、Dさんが電話してきた。「途中まで行く用事があるから道案内する」という。工房のある山から電話して間に合う距離ではない。きっとホテルの近くに着いてから電話したのだろう。同行者は、「用事があるってあれは嘘だよ」と言った。スキルと信頼に親切という人柄が加わった。
ボリビア記①ラパスへ
ボリビア記②楽器工房★
ボリビア記③アルティプラノ
ボリビア記④ウユニ
ボリビア記⑤Isra De Pesca塩湖に浮かぶ島
ボリビア記⑥忘れられた村Museoウユニの対岸へ
ボリビア記⑦ブロッケオ
ボリビア記⑧帰途~ハリケーンせまる
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すり鉢のラパスの上の方に楽器工房はあります。
同行者のご用達の職人さんの工房です。
工房からの眺めはすばらしい。 -
すり鉢の向こうにはアンデスの山並みが連なっています。
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サンポーニャの材料の竹。
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ラジオを聴きながら、彼はこうやって毎日仕事をしています。
同行者の注文の品はちゃんとできていました。
私もその場のおもいつきで1つ注文。 -
煉瓦積みの家。素人っぽい作りです。
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それにしても、青い空が美しい。
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次に向かったのは、ドナートさんのスタジオ。
ここでレコーディングのチェック。 -
性暴力を失くそうキャンペーンの曲をいただきました。
ラジオを通じて各地に届けます。
ただし、その地方独特の曲想にアレンジするので何種類かあるそうです。 -
仕事中のドナートさん
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サガルナガ通りへ。
ここは、同行者のいうことをよくきいて
バッグは持たない、
持つとしたらスーパーの袋。
買い物の交渉はスペイン語で彼が全部やってくれます。 -
彼もドラムを買います。交渉中の店において
ふらふらと通りを歩いてみます。 -
片言の英語で女の子と話しました。
お互い片言ですが、通じるもんです。 -
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ニベアの置き方が、高級感出てます。
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通りにはいくつものホステルが並んでいました。
今回は全て彼にお任せなので、JICAの隣りのちょいと高級なホテルに滞在です。
●明日はウユニへのドライヴ
http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/bolivia/uyuni/travelogue/10777083/
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