2013/03/01 - 2013/03/16
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shiqueさん
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2012年晩秋、ネットで旅券を検索していると
ベトナム航空で往復2万5千円の格安の航空券を発見。
今回はベトナムも良いなと詳細を見てみると
このチケットはベトナム入国禁止!良くわからん!
しかし、アジア各国にオープンジョーで行けるらしい。
これはある意味ラッキーと発想を転換。
調べてみると飛び込んできた地名が、ルアンパバーン。
「行ってみるか?ルアンパバーンに。」
「良いんじゃない。」と言ういい加減な会話で
今回の旅行、ラオススタートが決定しました。
ベトナム航空のオープンジョーとエアアジアを利用して
ルアンパバーン→ビエンチャン→KL→バリ→KLの予定で
2週間の旅行が始まります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
名古屋から6時間のフライトでハノイに到着。
荷物は直接ルアンパバーンにまで運んでもらえますが
人間はここハノイで乗り継ぎの手続きをして
搭乗券を発行してもらいます。
時間は午後3時、次の便までは4時間あります。
2分もあればグルリと一周出来てしまう
小さなロービーは退屈の巣窟です。
二階に上がってみると、
照明も切ってある薄暗いホールに驚愕。
しかし、wifiが繋がってラッキー。
ここで時間つぶしです。
そんな時、ベトナムでルフィーを発見!
彼らは今度、どんな冒険に旅立つのかな。 -
ハノイからはラオス航空のプロペラ機に乗り換え
ルアンパバーンに到着したのは8時過ぎ。
掘っ建て小屋の様な空港からは
agodaで予約した初日の宿
Mekong Moon Inにタクシー(7$)で移動。
予約に関して色々問題は有りましたが
時間もかなり遅かったので、
とにかく夕食を食べに街中に。
お土産屋の夜市をすり抜け、
噂の10000kipバイキングへGo。 -
旅行初日の夕食は
写真の様なてんこ盛りとなりました。
さてこの料理が美味いかと言う問題ですが
私的には、美味くはありません。
・・・・・残念。
一本の路地に、この様な屋台が何軒も並んでいます。
店によって味も違うのでしょうが
私達が入った屋台の料理は
時間が遅かった事もあり
明らかに腐った物もありました。
写真では美味そうに見えるのですが
残念な夕食にテンションかなり下がりました。
これは今回の旅行の暗示か?
不安を抱えつつ今夜は就寝です。 -
ルアンパバーン2日目。
午前6時、突然太鼓の音が鳴り響きます。
「何?・・・、托鉢か?」
後で分かったのですが、宿の前はお寺でした。
服も着替えず、カメラ片手に
部屋を飛び出し宿の玄関へ。
フロントでスタッフはまだ寝ていて
玄関は閉まっていました。
私がカギを開け通りに飛び出すと
托鉢の僧侶がまだ薄暗い通りを
風のように通り過ぎて行きました。 -
見学場所を、チャオファーグム通りに移動。
こちらの方が目抜き通りだけあって
托鉢のお坊さんチームもたくさん通ります。
喜捨する地元の方、喜捨ツアーの観光客
カメラをもった観光客で結構賑わっています。
袈裟を着た裸足の僧侶たちは
観光客の間をすごいスピードで
通り抜けて行きます。
駆け抜ける僧侶の速さを
私のカメラでは捉え切れませんでした。
恐るべし托鉢僧のスピード。 -
喜捨ツアーの観光客も居なくなった頃
通りの托鉢僧グループも少なくなったので
私達も宿へと退散する事にしました。
宿の前まで帰ってくると
道路脇に座り喜捨する地元信者の前で
托鉢僧がお経を唱えていました。
鶏を焼く煙の中
僧侶が経を低く唱え
人々は祈りを捧げる。
ルアンパバーンの一日が
今日もまた始まるその一瞬。
私が今居るのは将にルアンパバーン。 -
托鉢は私達にとっては
その地域文化に触れる観光ですが
地元の人々にとっては生活であり
僧侶にとっては修行です。
読経後、立ち去る僧侶の後姿に
厳しさと孤独を感じたのは
私だけではきっとないでしょう。 -
托鉢が終了する頃には
辺りはすっかり明るくなり
街がその全貌を現します。
宿からはメコン川まで歩いて1分。
まずは悠久のメコン川に挨拶です。
ラオスは山岳地帯でした。
川幅は木曽川程度で
メコンデルタを流れる母なる川を
想像していた自分に苦笑い。
しかし、生活にはとても大切な
交通網である事は紛れもない事実です。
次から次へと人々を乗せた船が到着し
何十キロもある荷物を担いだ人々が
高さが20mはある階段もない土手を
駆け上り、街中へと消えていきます。 -
一度宿に帰り身支度を整えてから
待望の朝食探しに出掛けます
宿の右斜め前が朝市通りの入り口と言う
ラッキーな状況を利用しないのはモッタイナイ。
早速、地元の人達で賑わう通りへと
二人の日本人が分け入ります。 -
朝からすごい量の食材。
肉を焼く煙と匂いが食欲をそそります。
しばし、スライドショー的に
朝市の雰囲気をお伝えします。 -
コブクロ旨そうです。
-
これは何でしょ?
-
ここの惣菜をテイクアウトもありですね。
-
市場の花形、肉!
-
豚肉旨そう。
-
日本の肉屋さんには決して並ばない食材。
-
活け魚は珍しいですね。
-
このアラはどう料理するのでしょうか?
-
これはペットショップに居る熱帯魚ですよ。
-
屋根の無いオープンエアの
風とおしの良い朝市には
ありとあらゆるものがあります。 -
市場の魅力の一つは
食材の色のコントラスト。
パレットに広げられてた
色とりどりの野菜という絵の具。
トマトの横に白ナスと木耳。
印象派の絵を見ているような
楽しさがあります。
楽しい会話とともに
この絵具が各家庭に運び込まれ
いつもの家族団らんの時間に
花を添えてくれるのでしょう。 -
願いが叶いますように。
-
フランスパン。
ここはフランスの植民地でしたね。
そんなことよりも、おなかが空きました。
この朝市には麺屋など
色々屋台の朝食もありましたが
次々と現れる朝市の面白さで
ついつい歩いてしまいます。 -
結局ルアンパバーン最初の朝食は
朝市の通りから少し離れた
メコン川沿いにある麺&粥の店にしました。
写真左、鶏だしウドンのような
カオピャックセン(10,000kip)と
こちらも鶏だしの効いたお粥
カオピャックカオ(7,000kip)
テーブルの上にある
瑞々しい野菜(クレソンやレタス)は
無料で食べ放題です。
手で割いて麺や粥に入れて食べます。 -
朝食まで時間が掛かってしまいましたが
本日やりたい事はいくつかあります。
まずは宿の部屋替えです。
二階のバルコニーのある部屋に
替えてもらいました。
眺めは結構気に入っています。
次は両替、そしてツアーの予約。
忙しないのは嫌ですから
のんびり3回目の散歩ですね。 -
両替の帰り道、
財布も一杯になったところで
夕方からナイトマーケットが開かれる
シーサワンウォン通りに出ている
サンドイッチの屋台でテイクアウト。
鶏肉を挟んだサンド、10000kip。
マンゴーシェイク、10000kip。
宿に帰ってお気に入りのバルコニーで
おやつの時間です。 -
午後2時。
本日4度目の散歩。
夜になると冷え込むルアンパバーンも
昼間、太陽が出ると日差しは強く
将に東南アジア、相当暑い。
ダーラ・マーケットを見学後
更に歩き続けて辿り着いたのが
ガイドブックにも載っている
お馴染みカオ・ソーイ“サブロー店”。
ここで遅めの昼食。 -
話題のカオ・ソーイ、12000kip。
辛い肉味噌ラーメン(坦々麺)
と言う説明が多いですが
味はもっと独特なものです。
発酵途中の様な半分つぶれた豆が
味噌でも、納豆でも無い
独特の香りと味を醸し出しています。
最初は若干の違和感を感じますが
食べ続けると、癖になります。
辛過ぎず、私は大好きですね。
付け合わせのクレソンが妙に合います。 -
カオ・ピヤック、8000kip。
これもまた、さっぱり系うどん
と言う説明が多いですが
うどんとは少し違ったものです。
ニンニクや鶏のダシが効いた
少しとろみのあるスープです。
イメージとしては濃厚お粥の米が
ニュルニュル米麺に置き換わった
お腹に優しいスープ麺と言う感じですね。
肉や野菜も入っていて
ライムを絞っていただくと
とても美味しいです。
量も多くてこの値段はGood! -
昼食後は街歩きの続きです。
初めての街は自分の足で廻らないと
街のイメージがつかめませんし
地図も頭に入りませんから
私達の旅行にはこの散歩が重要です。
サブロー店を出て
プーシーの丘を一周するコースを選択。
この街は犬がたくさん居ます。 -
ナムカーン川に架かる有料木製橋。
ガイドブックでよく見る風景。
有料なので、相棒は絶対渡りません。
遠目に写真を撮って、散歩は続きます。
この川沿いにはトゥクトゥクを止めて
川をぼんやり眺める運転手や
地元の人がのんびり座って
携帯いじったりしています。
一人たそがれるには確かに
良い場所ですね、この川縁は。 -
ルアンパバーンの目抜き通り
シーサワンウォン通りです。
車もバイクも非常に少なく
コンビニは一軒もありません。
通り沿いのブーゲンビリアは咲き乱れ
ゆっくりと時間が流れる静かな街。
世界遺産に登録された
有名観光地であるにもかかわらず
のんびり出来るこの街は
旅人を引きつける魅力的な街です。
とても気に入りました。 -
日差しは強いので
僧侶も日傘が手放せません。 -
さらに、路地に入ると
こんな風景にも出会えます。 -
国立博物館の真正面が
プーシーの丘への階段です。
相棒がいつものポーズで決めますが
炎天下の中、ここまで歩いて来た疲労から
イマイチポーズが決まっていません。
「今日は登るの止めようよ。」
私の提案は即座に却下され
今からこの坂道を登るのです。
持ち合わせの水はあと僅か
無事に頂上まで辿り着けるのでしょうか? -
“この景色を自分の目で見てみたいな。
そこで何を感じるのだろうか?
そこにはどんな風が吹いているのだろうか?”
これが今回の旅行の始まりでした。
その景色は写真や映像で見たものと
ほとんど変わり無いものでしたが
何なのでしょうか、満足感があります。
自分の心の中のジグソーパズルに
ルアンパバーンと言うワンピースが
違和感も無くスコンとはまった感じ。
ここに来る事が、ここで呼吸することが
予め決められていたかのような
安堵感に似た生命感を感じました。
相棒は疲れ切った表情で
ベンチに座っていましたが
私は元気をもらった感じがしました。 -
頂上には20〜30分居たでしょうか。
360度のパノラマが広がっています。
本日は霞がかかったような天候で
遠くの山々までクリアーに
見渡すことは出来ませんでした。
が、十分に満喫は出来ました。
下りは楽勝です。
ここまで降りてくると将に下界。
煩悩がむくむくと湧き上がって来ます。
早くビールが飲みたーい! -
宿に帰る途中ビールを買いました。
通りに面した宿のバルコニーで
至福のひと時、幸せだ〜!
縦横無尽に走る電線
路上市場に並ぶ野菜の山
目の前のお寺の壁と
ブーゲンビリアのピンク
その向こうにはメコン川
180度どちらに視線を向けても
ここまで来た満足感を感じます。
そして、眠気が襲います。
ここは当然、昼寝ですね。 -
お昼寝気持ち良かったです。
目が覚めたら結構夕方でした。
「朝のメコン川を見たからには
夕焼けのメコン川でしょ。」
と再びメコン川へ。
雲が多くて、夕日に光輝く
メコン川は拝めませんでした。 -
本日残されたイベントは夕食。
ところがあまりお腹空いていません。
あれだけ昼間に飲み食いすれば
当たり前ですが・・・。
しかし、当然夕食の物色は始まります。
まずは朝市の通りへと向います。
そこには昼間とは全く違う
この街の夜の顔が姿を現します。
電球が照らし出す危うい世界は
なんと魅力的な色の世界でしょうか。 -
朝にはまったく
触手が伸びなかった
炭火焼の肉・魚にも
魔法の光が降り注ぎます。
光に吸い寄せられる昆虫のように
人々は群れ集まり
欲望を果たしていきます。
私もまたその昆虫の一匹に過ぎません。
鶏にするか魚にするか
それともソーセージか!
出目金にするか和金にするか
それともコメットにするか!
あの夏祭りの金魚すくいの記憶が蘇ります。 -
骨付き鶏モモ肉、15000kip。
テイクアウトして宿の前に
設置してあるテーブルで夕食です。 -
ソーセージ一本10000kip。
大きさにかなり差がありますが
値段は変わりません。
味は、サイコーーーー!
美味い!
香辛料の効いたハンバーグを
ソーセージにした感じです。
機会があれば是非、お勧めです。 -
お腹もふくれたところで
後は寝酒用の酒とツマミを
調達すればオーケー。
例の10000kipバイキング屋台通りまで
足を伸ばし、生春巻き(5000kip)をゲット。
酒は宿の3軒隣りの雑貨屋で
ラオス焼酎(ラオラーオ?)を入手。
長い一日もこれでやっと終了です。
しかし・・・
何故これで終わってくれない!
深夜ベットに入ってから突然の腹痛。
刺すような胃の痛みが断続的に続く。
下痢と胃痛で七転八倒。
症状があまりにもひどいので
ここでガスター10投入。
これで嘔吐、発熱で病院直行か!
今回も床に伏すのか?
明日はメコン川クルーズを予約済みですけど・・。
本当に痛いよ〜!
さてどうなる?
次回をお楽しみに。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- ミケネコさん 2013/04/20 00:28:17
- 美味しそうだけど・・・
- shiqueさま
ご訪問・投票ありがとうございます。
美味しそうだけど・・・大丈夫なの!?と思ったら・・・!!
コメント残している皆さんも思っているじゃないですか!
屋台は危険ですよ〜。
旅行記には書きませんでしたが、私もカンボジアから帰国後10日くらい柔らかい状態が続きました。屋台の揚げバナナだと思われます(友人も同一の症状でした)
ラオスは私もちょっとした出会いから行ってみたい国の一つになっています。続きをお待ちしています。
ミケネコ
-
- こつまなんきんさん 2013/04/10 23:07:09
- やはり・・・。
- Shiqueさん 初めまして。
ルアンバパーンの旅行記拝見させて頂きました。
屋台で食事をされていますので、もしやと思って
読み進めておりましたら、やはり下痢ですか?!
私も日本に帰ってから下痢で大変でした。
あまりのひどさに救急病院に行きました。
色々なアジアに旅していますが、こんなことは初めてでした。
水には注意していたのですが、やはり屋台の食事に注意すべきでした。
美味しそうに見えたのですが・・・。
その後の旅行記、興味深々です。
こつまなんきん
- shiqueさん からの返信 2013/04/11 15:51:16
- RE: やはり・・・。
- はじめまして、こつまなんきんさん
旅行記御覧頂きありがとうございます。
ご察しの通りどこかの屋台系が
下痢、腹痛の原因だと思います。
時間的に10000kipの腐った
例のバイキングではなさそうです。
屋台で出た水か、シェイクか、
最後の生春巻きが怪しいと思っています。
当然ですが飲料水はミネラルウォーターですし
ほとんど同じ物を飲み食いしているのに
相棒は全く大丈夫なんですよね。
こんな事があっても次の日から
さっそく屋台で食べてますから
懲りない、いや学習しない自分を
「なんだかなぁ〜。」とは思いますが
これが身に付いたスタイルなんでしょうね。
結構、その土地の洗礼と諦めていますが(笑)
マッタリした旅行がまだ続きますが、
次回もご覧頂ければ幸いです。
ありがとうございました。
shique
-
- pedaruさん 2013/04/10 06:28:26
- 腹痛
- shiqueさん
心配です。次を早くアップして!
pedaru
- shiqueさん からの返信 2013/04/10 14:49:55
- RE: 腹痛
- こんにちは、pedaruさん
心配かけてすみません・・・。
旅行先では必ずこうなっちゃうんですよ。
遅くなりましたが、
いつもご覧頂きありがとうございます。
次回も出来る限り早くアップできるよう
ゆったりがんばります。
次回も読んで頂ければ、幸いです。
shique
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