2013/03/31 - 2013/03/31
421位(同エリア1255件中)
たびたびさん
- たびたびさんTOP
- 旅行記848冊
- クチコミ41258件
- Q&A回答432件
- 6,930,607アクセス
- フォロワー687人
わに塚の桜を見て、旅の目的はほぼ終わったのですが、二日目は、甲府市内でまだ気になっていたエリアを回ってみることに。甲府は、武田信玄の時代から柳沢吉保の時代までは、一定のアイデンティティがあると思うのですが、その後、幕府の直轄地となった以降、独自性が希薄になって行ったように思います。それでも、文化的な蓄積はそこそこ残っているはず。いろんな発見があるのを期待しつつ、甲府五山から歩き始めました。
-
朝飯は、市内の丸十パン。ここは、甲府市内のちょっと人気のパン屋さん。朝8時過ぎに伺いましたが、活気があって、総菜パンも含めてパンの種類も豊富です。
-
豆パンをいただきましたが、表面のサクサクっとした食感に中のもっちり感のバランスがとても良くて、これは確かに人気のパン屋さんだと感じました。
-
甲府駅は中央本線の駅で、ここからは身延線が出ています。駅前からは新宿に向けて高速バスも出ていて、JRとまったく競合しているのですが、特に、日曜の夕方など都内に向けてはいつも渋滞がひどくて、バスだと大変な目にあいます。これに対し、JRは土日はホリデー快速もあるので、都内まではこれを利用しない手はありません。
なお、信玄公祭り〜世界最大の武者行列〜も、もうすぐのようでした。
駅を抜けて、反対側から散策スタートです。 -
まずは、甲府市藤村記念館。名前の藤村は明治の山梨県令藤村紫朗の顕彰を目的に保存されている建物で、旧睦沢学校校舎を移築したものです。いわゆる擬洋風建築。藤村紫朗が積極的に県内に導入したようです。
-
二階には、学校の時の様子の再現のほか、全国の擬洋風建築の紹介がしてありましたが、あちこちたくさんあるんですねえ。これほど網羅的なものはあまりないのではないかと思いました。
-
隣りにあるのが甲府駅の北側にあって、復元された甲府城の山手御門をメインにした小さな公園。山手御門は、これもちょっとした展示室になっていて、甲府城の歴史を解説していますので、手っ取り早く甲府の歴史を学ぶことができます。
ちなみに、当初、甲府藩は徳川御三家に匹敵するような家柄、甲府徳川家。ただ、将軍綱吉の後継の家宣を出したことで絶家となります。その後、綱吉の後ろ盾のあった柳沢吉保が甲府藩を引き継ぐこととなります。ただ、柳沢吉保の子は、大和郡山に転じ、その後は幕府の直轄地となって、明治維新を迎えています。 -
甲府駅の北側、線路沿いの一帯に、最近出来たようなショッピングの街。宝飾品の店や雑貨小物、喫茶店など小さなショップが集まっている街が甲州夢小路です。
-
一番大きくて、中心になるお店は玉屋さん。東北の養蚕農家を移築したという豪勢な木造の店舗が目を見張りました。甲府は、水晶など宝石が算出したので、こうした伝統も踏まえた施設。いいものが出来ました。
-
小さな蔵の美術館は、甲州夢小路の一角。
-
イチオシ
常設のアンティークジュエリーに加えて、草間彌生の版画展をやっていました。
-
アンティークジュエリーは、数もあるし、質もいいような。甲府市内では、宝石の加工職人は濁川という地域に集まっていらっしゃることなど、甲府と宝石の関係についても説明いただきまして、甲府ならではのコレクションだと思います。なお、入場料は500円ですが、十分に価値があると思います。
-
イチオシ
では、五山へ。
長禅寺は、東光寺、能成寺とともに甲府五山のひとつ。 -
中央線で、甲府駅に到着する寸前にりっぱな五重の塔が見えますが、
-
あの寺です。
-
武田信虎の正室で、信玄を出産した大井夫人の霊廟もあったりして、甲府五山では第一位。
-
敷地も広いし、伽藍も立派。山門の堂々たる姿は圧巻です。
-
次は、能成寺。
ここは、臨済宗妙心寺派寺院で、武田信玄によって、甲府五山の一つに定められた寺です。 -
甲府駅から長禅寺からまたさらに歩いた東光寺町にあります。境内には、芭蕉の句碑も。
-
こちらは、池に絡むもの。
-
現在の建物は、太平洋戦争の甲府空襲で焼かれて再建されたもの。
-
愛宕山の山麓にあって、市街を見下ろすロケーションはさすがです。
-
東光寺町に向かう途中の稲荷神社のサカキです。東光寺町を歩いていて気が付きました。
-
イチオシ
正一位開運出世稲荷大明神と天然記念物の大サカキの標識があって、小さな路地を山の上に上がっていくとありました。天然記念物は、甲府市の天然記念物のようで、ちょっと当てが外れましたが、空に向かって伸びたサカキはそれなりに見応えがありました。
-
今日は薄日の差す天気です。雨が降らないだけいいでしょう。
-
こちらが、町名にもなっている東光寺。山門の奥に、重要文化財の檜皮葺の整った仏殿(室町期)が見えて、まずはこれが目を引きます。
-
内部には、これも重要文化財の本尊、薬師如来像や十二神将像が安置されていましたが、暗いし、小さいので、ちょっと見えにくいですが。。
-
ただ、本当の見どころは、奥にある有料300円の石庭。
ここから入ります。 -
この奥の建物が入口。何度も呼び鈴を押して、申し込みました。
-
さて、この庭は300坪の広さと言うのですが、実感としては、もっとずっと大きい。
-
イチオシ
いっぱいに石組を使った豪胆な印象で、ちょっと予想外。
-
こんなものが甲府にあることはもっと知られていいことだと思います。
-
さらに進んで、今度は甲斐善光寺へ。
-
武田信玄と上杉謙信の五次に渡る川中島の戦いでは、戦火が信濃善光寺に及んだことがあり、信玄は自分の領国である甲斐へ本尊などを移します。
-
それが甲斐善光寺の始まり。
-
朱塗りの本堂や山門は信濃善光寺とは違って、色鮮やかで華やかな印象。独特の雰囲気がありますね。
-
なお、武田氏の滅亡により、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々としますが、今では、無事信濃に帰っています。
-
手打ちうどん とだは、甲斐善光寺の門前。有名店のようで、広い駐車場は、ぎっしり満員です。
お店は、畳の広間がいくつかあって、空いている場所に勝手に座って、注文します。 -
イチオシ
私は、店員に聞いて、定番と言う「肉うどん」を注文しました。ちょっと缶詰の肉のような煮込みに煮込んだ味の濃い肉に、堅くて太いがコシのない、いわゆる典型的な吉田うどんの組み合わせ。人気は人気のようですが、私には、ワイルド過ぎて、次回はなしかなあという感じでした。
-
今度は不老園という私的な庭園。甲府市内と言っても、ここはもう酒折駅の近くです。
-
小さな山の斜面一帯を利用した庭園。基本的には梅園だと思います。
-
この日は、すでに梅の見ごろが終わったということで閉まっていましたが、近所の人に教えてもらった通り、庭園の中を突っ切るような登り道があって、そこから庭園内がよく見えました。誰もいない庭園でしたが、桜は満開だし、ユキノシタや黄色い花もきれいに咲いて、閉めているのが惜しいような状態でした。
-
近くにある酒折宮は、日本武尊の東征伝承に関係する神社。
-
この東征では、蝦夷からの帰路に、この酒折宮へ立ち寄ったとされ、その際に営んだ行宮が当社の起源と言うことです。
-
そういう意味では、すごい神社。したがって、国学者の来訪も多くあって、境内には本居宣長の碑、連歌発祥の地の碑もあります。
-
ここから、甲府市に帰ります。ちょうどうまい具合に列車がありました。
-
美術館に行く前に、ちょっとお菓子屋さんを探します。
この松林軒は、甲府駅前山交百貨店の地下。売り場が澤田屋と隣り合わせのとおり、甲府では老舗の和菓子屋さんです。甲州勝沼産の良質のぶどうを、一つ一つ丁寧に砂糖蜜で包んだ「月の雫」が看板商品のようですが、今回は、草だんごを買いました。賞味期限は当日中とあったので、期待が高かったのですが、普通の米粉のお餅。これはこれで当然ありなのですが、もち米のお餅と比べてしまうと物足りなさが残ってしまいました。 -
山梨県立美術館は、甲府駅からバスで15分くらい。これはとても歩ける距離ではありません。
この距離がなかなか遠いので、これまで来れなかった次第。 -
代表作「種をまく人」などミレーの作品を10数点所有し、常設展示を行っています。合わせて、フランスの農村風景を描いたバルビゾン派の作品もそれなりにあって、これを目当てで訪ねました。
-
ミレーは印象派の画家ですが、初期のものは中世の重々しい雰囲気もあって、基礎がしっかりしていることを感じました。で、個人的には、神話に題材を求めた「ダフニスとクロエ」。かわいらしさに、ちょっと甘美な雰囲気もあって、気に入りました。
-
山梨県立文学館は、山梨県立美術館と同じ敷地内。共通券もあって、それを購入して寄ってみました。山梨出身の小説家とか誰も浮かばなかったのですが、しょっぱなは樋口一葉。塩山の生まれなのだそうです。
-
それから、樋口一葉と彼女と関係のあった小説家の面々の展示。それから、山梨出身の詩人、飯田蛇笏。全体に山梨という狭い範囲にとらわれず、文学に興味を持ってもらおうという文学に対する愛情が感じられるような展示内容でした。美術館の方は、展示が途方もなく量があって、見るのが大変でしたが、こちらは程よいので、そういう意味でもお勧めです。
-
山梨県立美術館と道路を挟んだ場所にあった大野屋。見るからにバリバリの和菓子のお店です。
-
夕方だったので、いくつかもう売り切れの商品があったのですが、私は、季節の桜餅をいただきました。桜の葉っぱがちょっと塩味効きすぎかなあとか思いながら食べましたが、気が付くと、この餡子は、何気にいい。とても滑らかな甘さがとてもよくて、やっぱり、餡子のおいしい和菓子屋さんは一番大事な基本ができているということでしょう。お勧めです。
-
甲府から、まっすぐ帰ってもよかったのですが、待ち合わせの時間を利用して塩山で途中下車。
-
塩山では、毎年春には、「ひな飾りと桃の花まつり」が行われます。会場は、旧高野家住宅甘草屋敷という重要文化財の建物ほか12会場。開催期間は4月18日まで。二か月以上の期間行われるロングランのひな祭りです。
-
写真は塩山駅会場のもの。ただ、甘草屋敷の方は、終わる時間が4時半と早いのが難点と言えば難点です。
-
-
-
-
ホリデー快速に乗って、一気に新宿まで。ただ、この日は、線路に人が入った影響で、30分の遅れ。ちょっと疲れました。
-
といっても、何んとか西日暮里に帰ってきました。
-
JR西日暮里駅を出てすぐ。ちょっとした賑やかな一角があって、その中にあるスペイン居酒屋エルフエゴ 。
-
イチオシ
若いグループが何組か入って、わいわいやっているのが見えて活気がありましたが、私は、カウンターで一人いくつかの品とパンで、アルコールも飲まずに晩飯です。このスペインの家庭料理が、けっこううまい。お勧めのフラメンカエッグとか、リッチなピザソースみたいな感覚で楽しめました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
もっと見る
甲府(山梨) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
63