2012/12/06 - 2012/12/06
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たびたびさん
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今回の旅は、滋賀の湖東三山がメインなのですが、その前に、一日目は近江八幡を散策。以前来てから、もう10年以上は経ってます。おぼろげな記憶しかありませんが、思い出しながら、歩きました。
近江八幡は、豊臣秀次が築いた城下町。琵琶湖の水運のよさもあって、商業都市として発展。近江商人を生んでいます。かつての街並みもよく保存されて、「近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区」にも選定。八幡掘りや新町通りの風情は、確かに一級品だと思います。
ただ、一方で、滋賀県全体を見ると、坂本や石山寺を含む大津地区や長浜を含む彦根地区も歴史や観光資源に恵まれていて、その中間にある近江八幡は観光地としての優先順位は、正直言って落ちるかも。経済的にも、やはり劣勢のようで、むしろこんな場所が目立たない滋賀の水準の高さを感じるべきなのかもしれません。
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まずは、東京から米原に到着。ここで在来線に乗り換えです。
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近江八幡駅に到着。近江八幡駅は米原駅と大津駅のちょうど中間あたりです。
ここが近江八幡観光の起点にはなるのですが、八幡掘りとか、観光の中心部へは歩いて30分近くかかります。バスもあるのですが、私は当然歩きです。
さて、事前の情報収集は、駅を出て、一階の観光案内所。けっこう、広い事務所で、散策のポイント、道順をていねいに教えてくれました。 -
歩いてすぐに、アンデケン。
ここのチーズケーキの評判が高かったので、寄ってみました。 -
ここのチーズケーキを、強引に歩き食べです。
少し、固めのチーズケーキを想像していたのですが、その逆。口にした時に、チーズの香りが広がりましたが、生地は水気があってべちょっとしたような、柔らかなタイプ。熱い紅茶と合いそうなケーキでした。 -
さらに歩いて。大通り沿いにあるのがたねやの本店。赤っぽい外壁がきれいな店舗です。
ここでも、ちょいといただいたのは、お勧めという「くりまんじゅう」。ほっこりした白餡がとてもおいしい。さすがたねやと思わせる出来のよさでした。 -
同じ大通り沿いの八幡小学校。ここは、地元の近江商人が私財を投じ、大正時代に田中松三郎氏の設計で建てられた洋風建築の小学校。最近、改築されたものだそうですが、ヴォーリズ建築の特徴が表れたもので、ちょっとした観光スポットになっています。
NHK朝の連続ドラマ「はっさい先生」の撮影にも使われたそうですが、残念ながら、記憶にはありません。。 -
ところで、近江八幡には、池田町洋館街という大正時代築の西洋館が並ぶ、煉瓦塀の一風変わった一角があります。ここには、アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した建物が集まっていたようで、現存するのは、旧ウォーターハウス邸、旧吉田邸、ダブルハウスの3棟です。規模はかなり限られますが、近江八幡のもう一つの顔でしょう。
なお、面白いところで、ヴォーリズはメンソレータムを日本に普及させた実業家でもあります。 -
本願寺八幡別院は、安土城の城下町から移築したという浄土真宗本願寺派の寺。徳川家康が宿泊し、朝鮮通信使の昼食所ともなったという大寺院で、今でもその門構えに本堂の威容は健在です。ちなみに、彦根市から野洲市にかけては「朝鮮人街道」と呼ばれる街道があって、朝鮮通信使ゆかりの品も残されているようですが、今回は、門構えで往時を偲ぶだけですね。
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願成就寺の参道、京街道門前通りの一角にある和菓子屋さん。「でっち羊羹」の看板が気になって寄ってみました。
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でっち羊羹は、蒸し羊羹。近江商人の店に丁稚奉公している小僧さんでも里帰りの時の実家への土産に帰るようにと、安価で作られた蒸し羊羹だそうです。
これは、お土産にしました。素朴な名前ですが、薄く引き伸ばした羊羹が竹の皮にくるまれて、しつこさがなくて、すっきりといただける。ちゃんと洗練されたおいしさが隠れている羊羹でした。確かに、これは名物ですね。 -
近江に48か寺を建立した聖徳太子が最後に建てたのがこの寺、願成就寺。太子の願いが成就したことで、これが寺名になったとされます。
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十一面観音像などの重要文化財額もあるのですが、有名なのは「木の中地蔵」。太子が安置された本尊で、天笠渡来の、木の中程を用いて刻まれた地蔵像だということ。
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境内にある、この地蔵堂の中に安置されています。
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わき道がやけに長くなってしまいました。やっと中心部に到着です。
まずは、近江八幡市立資料館。ここは、安南貿易で活躍するものの、その後の鎖国によって帰国できなくなり、安南の地で没した悲劇の近江商人、西村太郎右衛門邸跡に開設されたもの。 -
展示は、和菓子の型や左義長祭りの絵、古道具の類とかさまざまですが、特に、近江八幡に楽市楽座が導入された掟書が目を引きました。信長の着想が秀吉に引き継がれ、近江八幡の発展のもととなった貴重な文書だと思います。
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併設されている近江八幡市立歴史民俗資料館。近江八幡市立資料館と敷地がつながっていて、そのまま見学します。ここは、煙草や麻布を商っていた近江商人、森五郎兵衞の控宅。往時の生活道具などをそのまま展示公開しています。なお、店の帳場もありますが、ここは控宅なので、これは実際とは違います。念のため。
裏庭には、農具などもありましたが、その大きさにはちょっと驚かされます。 -
近江八幡市立資料館・歴史民俗資料館の向かいにあるのが、旧伴家住宅。同じ市の管理なのですが、ここの展示は美的なセンスにあふれていて、とても楽しい。まずは、入ってすぐの左義長祭りの山車の華やかさ。
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イチオシ
ユニークで、見上げた感じが素晴らしいですね。
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イチオシ
タンスの引き出しを開けて
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見つける押絵人形。
面白い展示方法です。 -
イチオシ
別の間には、商売の売り出しチラシを使った屏風。
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こちらは、祭りの豪華料理。
どなたの監修か分かりませんが、展示の内容や見せ方が素晴らしい。これは、近江八幡の歴史に培われた感覚かもしれません。 -
イチオシ
表に出ると新町通りが続きます。近江八幡観光の中心といった場所で、江戸時代末期から明治にかけて建築された、旧西川庄六(しょうろく)宅、森五郎兵衛(ごろべえ)宅など、近江商人の古い商家が整然と残る町並みがよく保存されている一角です。通りの先に八幡山も見えて、城下町の雰囲気も濃厚です。
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近江八幡市立資料館は、「郷土資料館」・「歴史民俗資料館」・「旧西川家住宅」・「旧伴家住宅」の4館で構成されていて、ここ「旧西川家住宅」もその一つ。
西川家は、蚊帳や畳表を取り扱っていた商人。現在の建物は、3代目によって江戸中期にに建てられたもので、国の重要文化財。玄関を入ったところから、どっしりとした重厚な雰囲気が漂っています。展示品は少なめですが、この建物の雰囲気を味わうことがポイントだと思います。 -
かわらミュージアムは、その名の通り、近江八幡にある瓦専門の博物館。
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地元で焼かれた燻し焼の、銀色に光る瓦は、通常の屋根瓦から寺院でも使われるような巨大な鬼瓦まで。
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美しいし、迫力もあって、意外に楽しめます。二階の展示室には、日本各地の瓦、釉薬のかかったおなじみの瓦も、詳しい解説付きで展示されています。時間の関係で駆け足での見学でしたが、もう少し時間を取ってみるべき場所だったかと思います。
ちなみに、ここから先は撮影禁止です。 -
日牟禮神社のすぐ手前にある「たねや」のお店。店の傍らに、大木が生えていて、これは、絵になるような店構えです。
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さっき、本店で「くりまんじゅう」をいただいたので、どうしようかなあと思ったら、「つぶら餅」があるではありませんか。これは、長浜のお菓子なんですが、たねやさんならどんな味になるんでしょうね。期待を持っていただきますと、これはちょっと。お餅も餡子も、全然だめですね。まあ、こういうこともあるんでしょう。
奥では、軽食もやっていますが、とにかく、お店の構えが特別だと思いました。 -
近江八幡は、豊臣秀次が発展の基礎を作った街。この日牟禮八幡宮も豊臣秀次に関わりがありまして、八幡山城築城のため、山の上にあった八幡宮を下の社に合祀したもの。
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秀次が自害した後も、城下町は近江商人の町として発展。この神社も守護神として崇敬を集めました。日牟禮八幡宮例祭「八幡まつり」、「左義長まつり」も有名です。
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この奥が近江八幡の市街を見下ろす標高285mの八幡山。ここには、安土城が落城してから3年後に豊臣秀次が築いた八幡山城がありました。豊臣秀次は、秀吉の養子となり関白職を継ぐものの、秀頼の誕生により、自害させられた悲劇の人ですが、近江八幡の基礎を築いた人物であり、地元にとっては恩人です。
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山頂までは、ロープーウェイがあって、15分おきに出ていました。
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たねやには、和菓子と洋菓子の部門があるようで、その洋菓子の本店の位置づけにあるのが、クラブハリエ (日牟禮館)です。
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日牟禮の少し手前の立派な洋館で、ちょっと入るのが気後れするような雰囲気もありましたが、入ってみました。奥では、職人さんが何人も忙しく仕事をしていて、さすが本店の雰囲気。
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で、いただいたのは何とも見た目が美しいピザ生地のお菓子。アプリコットの酸味がとてもおいしい一品でした。
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イチオシ
近江八幡の水運を支えたのが八幡堀と言われる運河。琵琶湖を控えた立地の良さを存分に生かして、近江商人の活躍を生んだ立役者です。八幡山のふもとを回り込むように流れていましたが、両脇に建物が立ち並んで、往時の賑わいがよく偲ばれました。
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傍らにある白雲館。今は近江八幡の観光案内所となっていますが、建物は明治時代の学校、八幡東学校の校舎だったもの。市民の寄付によって建てられた擬洋風建築で、大きさもあるし美しい姿の建物です。国の登録有形文化財建造物にもなっています。
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ちょっと道順が逆だったようですが、振り返るとここからが日牟禮八幡宮参道になっていました。
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さて、近江八幡駅の近くまで戻ってきました。大通り沿いにある寿司屋さんは、ひさご寿司。たねや本店の真向かいです。
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いただいたのは、フナ寿司と鯖の姿寿司。フナ寿司は、一年半も酢に漬け込んだという琵琶湖の名物です。紅色は、メスのフナが抱いた卵の色。癖があって、なかなか食べられないという代物ですが、握り寿司の形にして食べやすくしたもの。一応食べれましたが、酸っぱさだけがやけに残る味。一貫が630円をどう見るかは、ゆっくりまた考えたいと思います。
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午後は、大津で所用。終わって、この日は大津のビジネスホテルで宿泊です。
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