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鴻巣びっくりひな祭りは、NHKのニュースなどでも、7.5メートルのひな飾りが紹介されていたので、興味を引かれて行ってまいりました。鴻巣市役所のなかに、どーんと置かれたひな飾りは確かにすごい迫力ですが、ひな人形の一つ一つも、それぞれの持ち主だった人の思いが込められているようで、かなり見応えがあると感じました。<br /><br />傍らでは、地元の職人さんが人形作りの実演をしていたり、鴻巣は人形作りの街なんですね。なんでも、鴻巣は、さいたま市の岩槻地区と並んで、人形作りの盛んなところ。今から三百八十年前、京都から江戸に来た仏師で、藤原吉圀(よしくに)という人が住み着き、雛人形を作り始めたのだとか。<br /><br />なるほど、そうですか。地元の歴史・文化に根付いた祭りであることを知り、また、感動が深まりました。<br /><br />

鴻巣びっくりひな祭り~見上げるようなひな壇ですが、ひとつひとつに思いがこもった人形たちです~

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2013/02/23 - 2013/02/23

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たびたび

たびたびさん

鴻巣びっくりひな祭りは、NHKのニュースなどでも、7.5メートルのひな飾りが紹介されていたので、興味を引かれて行ってまいりました。鴻巣市役所のなかに、どーんと置かれたひな飾りは確かにすごい迫力ですが、ひな人形の一つ一つも、それぞれの持ち主だった人の思いが込められているようで、かなり見応えがあると感じました。

傍らでは、地元の職人さんが人形作りの実演をしていたり、鴻巣は人形作りの街なんですね。なんでも、鴻巣は、さいたま市の岩槻地区と並んで、人形作りの盛んなところ。今から三百八十年前、京都から江戸に来た仏師で、藤原吉圀(よしくに)という人が住み着き、雛人形を作り始めたのだとか。

なるほど、そうですか。地元の歴史・文化に根付いた祭りであることを知り、また、感動が深まりました。

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  • 東京都内からだと赤羽駅が出発点です。

    東京都内からだと赤羽駅が出発点です。

  • 鴻巣駅に到着。改札口を出ると地元の特産品が展示されていました。当然、ひな人形も飾られています。

    鴻巣駅に到着。改札口を出ると地元の特産品が展示されていました。当然、ひな人形も飾られています。

  • ただ、まだ時間が早かったので、ちょっと街歩きへ。ここは、勝願寺。<br /><br /><br />

    ただ、まだ時間が早かったので、ちょっと街歩きへ。ここは、勝願寺。


  • 勝願寺は、浄土宗の関東十八檀林の1つ。かつ、徳川家康ゆかりの寺で、家康が鴻巣で鷹狩を行った際、この勝願寺を訪れ、住職の話にいたく感銘を受け、様々な寄進と三つ葉葵の使用を許可したのだそうです。<br />

    勝願寺は、浄土宗の関東十八檀林の1つ。かつ、徳川家康ゆかりの寺で、家康が鴻巣で鷹狩を行った際、この勝願寺を訪れ、住職の話にいたく感銘を受け、様々な寄進と三つ葉葵の使用を許可したのだそうです。

  • また、当寺は、舞鶴にあった大名牧野家の菩提寺。檀林のため、檀家がないことから、牧野家に旦那となるよう家康が命じたもので、領地が変わってもその関係は変わらなかったということです。

    また、当寺は、舞鶴にあった大名牧野家の菩提寺。檀林のため、檀家がないことから、牧野家に旦那となるよう家康が命じたもので、領地が変わってもその関係は変わらなかったということです。

  • 境内には、人形塚もありました。

    境内には、人形塚もありました。

  • 駅の方に戻って、木村屋。たぶん、この辺りの和菓子屋さんでは一番の老舗だと思います。「ひな最中」とか、名物となっている本当にびっくりするくらい巨大な「川幅どら焼き」がありましたが、

    駅の方に戻って、木村屋。たぶん、この辺りの和菓子屋さんでは一番の老舗だと思います。「ひな最中」とか、名物となっている本当にびっくりするくらい巨大な「川幅どら焼き」がありましたが、

  • 私は「いがまんじゅう」をいただきました。まんじゅうがお赤飯に包まれたおまんじゅうですが、餡子とお赤飯は合うので、まったく違和感はなし。おいしくいただきました。<br />

    私は「いがまんじゅう」をいただきました。まんじゅうがお赤飯に包まれたおまんじゅうですが、餡子とお赤飯は合うので、まったく違和感はなし。おいしくいただきました。

  • 次は法要寺。この寺の寺紋には、「梅に鉢」という加賀前田家の家紋が使われています。これは、本来の宿である勝願寺に泊まれなくなったところ、当寺の住職がなんとか手配して、宿所として利用することができたという逸話から来ています。ちなみに、同じ鴻巣にある勝願寺は壇林で、檀家がないため、地元とのつながりは今でもこの寺が濃いのだそうです。<br />

    次は法要寺。この寺の寺紋には、「梅に鉢」という加賀前田家の家紋が使われています。これは、本来の宿である勝願寺に泊まれなくなったところ、当寺の住職がなんとか手配して、宿所として利用することができたという逸話から来ています。ちなみに、同じ鴻巣にある勝願寺は壇林で、檀家がないため、地元とのつながりは今でもこの寺が濃いのだそうです。

  • 狛犬は、どこか古い神社のものだったようです。

    狛犬は、どこか古い神社のものだったようです。

  • ついでに、鴻神社へも。<br />ここは、かつての鴻巣宿の鎮守だった神社。最近、子宝の神社として急に有名になったようで、境内はなんとなく活気が感じられました。

    ついでに、鴻神社へも。
    ここは、かつての鴻巣宿の鎮守だった神社。最近、子宝の神社として急に有名になったようで、境内はなんとなく活気が感じられました。

  • 狛犬もよく見ると親子の狛犬。こんなの初めて見ましたが、いろいろ工夫があるようです。<br />また、「樹の神」の難を逃れたという「こうのとり伝説」もありました。

    狛犬もよく見ると親子の狛犬。こんなの初めて見ましたが、いろいろ工夫があるようです。
    また、「樹の神」の難を逃れたという「こうのとり伝説」もありました。

  • つけしんって、なんか事前の情報があった店。寄ってみましょう。<br />

    つけしんって、なんか事前の情報があった店。寄ってみましょう。

  • 漬物屋さんが本業のようですが、ここでは、こうのすコロッケというB級グルメがありました。時間が早かったので、少しできるのを待っていただきました。ジャガイモのほこほこしたコロッケの旨味が、少し塩辛い味でまとめてあって、こういうまとめ方は漬物屋さんならではかもしれません。

    漬物屋さんが本業のようですが、ここでは、こうのすコロッケというB級グルメがありました。時間が早かったので、少しできるのを待っていただきました。ジャガイモのほこほこしたコロッケの旨味が、少し塩辛い味でまとめてあって、こういうまとめ方は漬物屋さんならではかもしれません。

  • 店内には、ひな祭りの期間中ということもあって、いくつかのひな飾りがあって、

    店内には、ひな祭りの期間中ということもあって、いくつかのひな飾りがあって、

  • 老舗の雰囲気もむんむんしていました。

    老舗の雰囲気もむんむんしていました。

  • さて、そうこうしているうちに時間が経って、びっくりひな祭りの会場に急ぎます。到着すると、外ではいろんなお店のテントがあって、賑わっています。

    さて、そうこうしているうちに時間が経って、びっくりひな祭りの会場に急ぎます。到着すると、外ではいろんなお店のテントがあって、賑わっています。

  • 会場の入り口にも、

    会場の入り口にも、

  • すごい数のひな人形です。

    すごい数のひな人形です。

  • 中に入ると、このとおり。テレビで紹介されていた高くそびえるひな壇です。

    中に入ると、このとおり。テレビで紹介されていた高くそびえるひな壇です。

  • どこから見ても、高い、高い。

    どこから見ても、高い、高い。

  • こちらは階段を使ったひな飾り。これも奥行きがあって、素晴らしいです。

    イチオシ

    こちらは階段を使ったひな飾り。これも奥行きがあって、素晴らしいです。

  • ただ、落ち着いてくると、やっぱり一つ一つの人形に目が行きます。

    ただ、落ち着いてくると、やっぱり一つ一つの人形に目が行きます。

  • 大正時代の人形も珍しいものなのでしょう。

    大正時代の人形も珍しいものなのでしょう。

  • ただ、そういう珍しいものじゃなくても、

    ただ、そういう珍しいものじゃなくても、

  • それぞれの人形には

    イチオシ

    それぞれの人形には

  • 持ち主だった人の思いが詰まっています。

    持ち主だった人の思いが詰まっています。

  • 今は、こうして

    今は、こうして

  • たくさんの人形の中の一つとして

    たくさんの人形の中の一つとして

  • 飾られていますが、

    飾られていますが、

  • それぞれに見てあげないと、人形たちもさみしいでしょう。<br />また、じっくり見ないと人形の良さは分かりません。このお雛様も、なかなかかわいい。いいお顔です。

    イチオシ

    それぞれに見てあげないと、人形たちもさみしいでしょう。
    また、じっくり見ないと人形の良さは分かりません。このお雛様も、なかなかかわいい。いいお顔です。

  • ただ、そういう意味では、上の方の段のお雛様は遠過ぎて、しっかり見れない。なので、写真は、三人官女や五人囃子が多くなってしまいました。

    ただ、そういう意味では、上の方の段のお雛様は遠過ぎて、しっかり見れない。なので、写真は、三人官女や五人囃子が多くなってしまいました。

  • 傍らでは、人形師さんの実演もやっていました。鴻巣は人形作りが盛んです。

    傍らでは、人形師さんの実演もやっていました。鴻巣は人形作りが盛んです。

  • ひな祭りを堪能したところで、話題の川幅うどんに行ってみます。<br />事前に調べた長木屋に寄ったのですが、まだ、開いていない。<br /><br />で、その真正面にあるのがこの伊勢屋。

    ひな祭りを堪能したところで、話題の川幅うどんに行ってみます。
    事前に調べた長木屋に寄ったのですが、まだ、開いていない。

    で、その真正面にあるのがこの伊勢屋。

  • 見ると、おだんごが店頭のショーウインドーに並べられて、これはおいしそうです。緑の色が鮮やかな草餅を買いましたが、まず、餡子がとてもおししい。甘さがきちんとしていて、これはグッド。お餅の方も、もっちりとしていて、甘い餡子とのバランスがとてもいいです。以前は、中で食べることもできたようですが、今はテイクアウトだけ。商品の種類も絞ったとのことでした。<br />

    見ると、おだんごが店頭のショーウインドーに並べられて、これはおいしそうです。緑の色が鮮やかな草餅を買いましたが、まず、餡子がとてもおししい。甘さがきちんとしていて、これはグッド。お餅の方も、もっちりとしていて、甘い餡子とのバランスがとてもいいです。以前は、中で食べることもできたようですが、今はテイクアウトだけ。商品の種類も絞ったとのことでした。

  • さて、長木屋がオープン。<br />最近売出し中のB級グルメ川幅うどんをいただきます。<br />

    さて、長木屋がオープン。
    最近売出し中のB級グルメ川幅うどんをいただきます。

  • うどんは、なるほど想像以上に幅広。インパクトがありますね。<br />しかし、一方で、出汁のうまさとか、基本的な麺のもっちり感とか、しっかりしていて、おいしいです。なかなかの出来栄えでした。<br /><br />

    イチオシ

    うどんは、なるほど想像以上に幅広。インパクトがありますね。
    しかし、一方で、出汁のうまさとか、基本的な麺のもっちり感とか、しっかりしていて、おいしいです。なかなかの出来栄えでした。

  • 鴻巣駅に戻って、こちらは駅前ビルのひな飾り。こちらのひな壇も、ちょっと小ぶりですが、同じ形ですね。

    鴻巣駅に戻って、こちらは駅前ビルのひな飾り。こちらのひな壇も、ちょっと小ぶりですが、同じ形ですね。

  • ひなの里、鴻巣。なるほど、今日は、その意味がよく分かりました。

    ひなの里、鴻巣。なるほど、今日は、その意味がよく分かりました。

  • こちらのお内裏様とお雛様にも、これでお別れです。それでは、来年まで、お元気で。

    こちらのお内裏様とお雛様にも、これでお別れです。それでは、来年まで、お元気で。

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