2013/02/23 - 2013/02/23
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鴻巣びっくりひな祭りは、NHKのニュースなどでも、7.5メートルのひな飾りが紹介されていたので、興味を引かれて行ってまいりました。鴻巣市役所のなかに、どーんと置かれたひな飾りは確かにすごい迫力ですが、ひな人形の一つ一つも、それぞれの持ち主だった人の思いが込められているようで、かなり見応えがあると感じました。
傍らでは、地元の職人さんが人形作りの実演をしていたり、鴻巣は人形作りの街なんですね。なんでも、鴻巣は、さいたま市の岩槻地区と並んで、人形作りの盛んなところ。今から三百八十年前、京都から江戸に来た仏師で、藤原吉圀(よしくに)という人が住み着き、雛人形を作り始めたのだとか。
なるほど、そうですか。地元の歴史・文化に根付いた祭りであることを知り、また、感動が深まりました。
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東京都内からだと赤羽駅が出発点です。
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鴻巣駅に到着。改札口を出ると地元の特産品が展示されていました。当然、ひな人形も飾られています。
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ただ、まだ時間が早かったので、ちょっと街歩きへ。ここは、勝願寺。
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勝願寺は、浄土宗の関東十八檀林の1つ。かつ、徳川家康ゆかりの寺で、家康が鴻巣で鷹狩を行った際、この勝願寺を訪れ、住職の話にいたく感銘を受け、様々な寄進と三つ葉葵の使用を許可したのだそうです。
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また、当寺は、舞鶴にあった大名牧野家の菩提寺。檀林のため、檀家がないことから、牧野家に旦那となるよう家康が命じたもので、領地が変わってもその関係は変わらなかったということです。
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境内には、人形塚もありました。
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駅の方に戻って、木村屋。たぶん、この辺りの和菓子屋さんでは一番の老舗だと思います。「ひな最中」とか、名物となっている本当にびっくりするくらい巨大な「川幅どら焼き」がありましたが、
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私は「いがまんじゅう」をいただきました。まんじゅうがお赤飯に包まれたおまんじゅうですが、餡子とお赤飯は合うので、まったく違和感はなし。おいしくいただきました。
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次は法要寺。この寺の寺紋には、「梅に鉢」という加賀前田家の家紋が使われています。これは、本来の宿である勝願寺に泊まれなくなったところ、当寺の住職がなんとか手配して、宿所として利用することができたという逸話から来ています。ちなみに、同じ鴻巣にある勝願寺は壇林で、檀家がないため、地元とのつながりは今でもこの寺が濃いのだそうです。
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狛犬は、どこか古い神社のものだったようです。
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ついでに、鴻神社へも。
ここは、かつての鴻巣宿の鎮守だった神社。最近、子宝の神社として急に有名になったようで、境内はなんとなく活気が感じられました。 -
狛犬もよく見ると親子の狛犬。こんなの初めて見ましたが、いろいろ工夫があるようです。
また、「樹の神」の難を逃れたという「こうのとり伝説」もありました。 -
つけしんって、なんか事前の情報があった店。寄ってみましょう。
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漬物屋さんが本業のようですが、ここでは、こうのすコロッケというB級グルメがありました。時間が早かったので、少しできるのを待っていただきました。ジャガイモのほこほこしたコロッケの旨味が、少し塩辛い味でまとめてあって、こういうまとめ方は漬物屋さんならではかもしれません。
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店内には、ひな祭りの期間中ということもあって、いくつかのひな飾りがあって、
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老舗の雰囲気もむんむんしていました。
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さて、そうこうしているうちに時間が経って、びっくりひな祭りの会場に急ぎます。到着すると、外ではいろんなお店のテントがあって、賑わっています。
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会場の入り口にも、
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すごい数のひな人形です。
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中に入ると、このとおり。テレビで紹介されていた高くそびえるひな壇です。
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どこから見ても、高い、高い。
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イチオシ
こちらは階段を使ったひな飾り。これも奥行きがあって、素晴らしいです。
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ただ、落ち着いてくると、やっぱり一つ一つの人形に目が行きます。
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大正時代の人形も珍しいものなのでしょう。
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ただ、そういう珍しいものじゃなくても、
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イチオシ
それぞれの人形には
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持ち主だった人の思いが詰まっています。
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今は、こうして
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たくさんの人形の中の一つとして
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飾られていますが、
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イチオシ
それぞれに見てあげないと、人形たちもさみしいでしょう。
また、じっくり見ないと人形の良さは分かりません。このお雛様も、なかなかかわいい。いいお顔です。 -
ただ、そういう意味では、上の方の段のお雛様は遠過ぎて、しっかり見れない。なので、写真は、三人官女や五人囃子が多くなってしまいました。
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傍らでは、人形師さんの実演もやっていました。鴻巣は人形作りが盛んです。
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ひな祭りを堪能したところで、話題の川幅うどんに行ってみます。
事前に調べた長木屋に寄ったのですが、まだ、開いていない。
で、その真正面にあるのがこの伊勢屋。 -
見ると、おだんごが店頭のショーウインドーに並べられて、これはおいしそうです。緑の色が鮮やかな草餅を買いましたが、まず、餡子がとてもおししい。甘さがきちんとしていて、これはグッド。お餅の方も、もっちりとしていて、甘い餡子とのバランスがとてもいいです。以前は、中で食べることもできたようですが、今はテイクアウトだけ。商品の種類も絞ったとのことでした。
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さて、長木屋がオープン。
最近売出し中のB級グルメ川幅うどんをいただきます。 -
イチオシ
うどんは、なるほど想像以上に幅広。インパクトがありますね。
しかし、一方で、出汁のうまさとか、基本的な麺のもっちり感とか、しっかりしていて、おいしいです。なかなかの出来栄えでした。 -
鴻巣駅に戻って、こちらは駅前ビルのひな飾り。こちらのひな壇も、ちょっと小ぶりですが、同じ形ですね。
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ひなの里、鴻巣。なるほど、今日は、その意味がよく分かりました。
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こちらのお内裏様とお雛様にも、これでお別れです。それでは、来年まで、お元気で。
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