2013/02/10 - 2013/02/16
23位(同エリア213件中)
menchiさん
- menchiさんTOP
- 旅行記164冊
- クチコミ96件
- Q&A回答145件
- 295,253アクセス
- フォロワー47人
桜の花のようなアーモンドと、黄色いオキザリス満開のシチリアを旅してきました。
寒い日本から脱出、南イタリアはやっぱり暖かかった。
行程は
2月10日 成田発10:00 ローマ着14:50
2月10日 ローマ発17:15 パレルモ着18:25
パレルモ泊
2月11日 タクシーを3日間チャーター
バゲリーア、アグリジェント
アグリジェント泊
2月12日 エンナ、シラクーサ、カターニャ
カターニャ泊
2月13日 タオルミーナ、チェファル、パレルモ
パレルモ泊
2月14日 モンレアーレ、パレルモ
パレルモ泊
2月15日 パレルモ発12:25 ローマ着13:35
ローマ発15:00
2月16日 成田着11:15
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の旅行のメンバーです。
アグリジェント、Colleverde Park Hotelの朝食ダイニングで。
緑のお庭を眺めながら、ゆったりと朝食をいただきました。
お顔は恥ずかしいので隠します(^_^;) -
アグリジェントのホテルを9時に出発
雨のそぼ降る、エンナ、に到着。
標高1000mの山岳都市
ローマ時代、前135年頃、この地から最初の奴隷蜂起が起こったそうだ。
大変裕福な領主と奴隷との衝突で、領主は命を失う。
そして、エンナを中心にした奴隷王国が誕生した。
しかし、3年後、ローマ軍の行った、兵糧攻めに合、陥落した。 -
町の一番東端にあるロンバルディア城
天気が良ければ、ここからシチリアの穀倉地帯が一望できるはず。 -
ロンバルディア城の横からあちらの山の上の町が見えた。
-
この山岳都市はカラシベッタ
ちょっと面白い名前。
からしめんたいって覚えた。 -
雨振りのエンナを歩きます。
なんだか寂しい街。
バールか何かで、おトイレ借りたいんですけど、見つからない。。。 -
お友達が、勇気を出して、MUSEOと書いてある建物に入ってトイレを借りたいと申し出ました。
そうしたら、そこにいらした方々、とても親切に、トイレまで案内してくださった。
水洗の状態が良くないトイレだったけど、助かったなぁ -
後で地図を見返してみると、州立考古学博物館でした。
入場無料の博物館でした。
お礼の気持ちも込めて、少々の時間ですが、見学させていただきました。 -
博物館の前が、丁度エンナのドゥオーモです。
見学しました。 -
静かな人気の少ない町の教会ですが、豪華。
木製の天井が重厚な雰囲気を醸し出す。 -
雨のエンナ、街歩きを諦め、タクシーの元へ戻ります。
-
そして、シラクーサのオルティージャ島に到着
シラクーサはシチリア島の南東に位置する.
見えているのは、本島と繋ぐ橋 -
オルティージャ島の入口にはアポロ神殿の遺跡が
シラクーサは3000年も昔から栄えた都市国家。
太宰の走れメロスの題材になった話が生まれたり、私の知っている限りでは、一番古い数学者であり発明家のアルキメデスが生まれ活躍した都市。 -
街並を見学しながらブラブラ歩き
-
好きだな、この雰囲気。
-
ランチをすることになったレストラン
-
お魚がいっぱい
この中から、一匹選んでグリルして頂きました。 -
タコも!
-
アンティパストが並んでいる。
美味しそうです。 -
雨足が激しくなっていまい、雨宿りがてら長居しました。
カメリエーレがサービスだよと持ってきてくれた揚げ菓子。
chiacchiere di carnevale って物だそうです。
カーニヴァルのお喋りとでも言うのかしら?
私達がいつまでもお喋りしているから皮肉ったのかな?
でも、ドゥーモへ行く道を訪ねたら、とても親切に教えてくれました。 -
ドゥオーモへ向かう途中のお土産屋さん
陶器のお土産物がたくさん置かれていた。 -
右に折れる細い路地の向こうはイオニア海
雨降ってましたけど、いい雰囲気 -
狭い路地から突然広場が現れた! 雨も小降りになってきた。
ドゥオーモ
バロック様式の堂々としたファサード -
見上げると本当に立派
-
中に入ります。
ファサードの正面の扉
とても凝ったデザインの鉄の門扉 -
そして、内部はあまり出会った事のない不思議な空気
バロック様式の割には、装飾がおとなしい感じです。 -
この教会はギリシャ時代のアテナ神殿をリノベーションした物
-
列柱はドーリス式神殿の物
アテナ神殿は、前5世紀初頭に建立された。
7世紀にキリスト教聖堂に改造された。
神殿の東側正面を後陣に西側背面をファサードに改装。 -
雨で濡れて、艶々なドゥオーモ広場
向こうに見えてるのは、サンタ・ルチア・アル・セポルクロ聖堂 -
この教会には、カラヴァッジョの「聖女ルチアの埋葬」が主祭壇画として設置されているはず。
しかし、緑色のドアは固く閉ざされたまま、私のシラクーサ滞在時に開くことはありませんでした。
とても残念。
ここで、少々「聖女ルチア」について調べてみました。
色々な伝説が伝わっていますが、
; シラクーサの人ルチアはキリスト教迫害の時代304年に殉教しています。
母親の病気快癒を聖アガタに祈願するため、アガタの墓前に詣でたルチアの下に、聖アガタが現れルチアに神の力を与えた。
母の病は完治し、それに感謝したルチアは、貧者への施しで財産を全て費やしてしまった。
これを知った婚約者は怒り、ルチアが禁じられているキリスト教の信者である事を訴えてしまう。
判決は聖殿巫女になれと言う物。聖殿巫女とは聖殿に詣でた信者と床を共にしお告げをするという、巫女兼娼婦だった。
これを拒みルチアはその場を「一歩も動きません」と宣言。
言葉通り、大の男何十人かかっても、牛千頭と軍隊千人かかってもその場から引き立てることはできず、その場で処刑されることになりました。
喉をかき切られたルチアは、それでも、このキリスト教迫害の歴史は終わり、自分がシラクーサの人々の為に守護者になることを宣言したのです。
彼女はこのサンタ・ルチア・アル・セポルクロ聖堂に埋葬されたそうです。 -
教会の入口横にこんなサインが。
やっぱり此処にあるようです。
; 「ルチア」はラテン語で「光」だそうです。
名前に由来して、輝くガラス、ガラス職人の守護者、眼病患者の守護者
喉をかき切られた為喉の病気の患者の守護者となっているそうです。 -
「聖ルチアの埋葬」 カラヴァッジョ巡礼 宮下規久朗著より
カラヴァッジョは1608年10月6日、マルタ騎士団の要塞監獄から決死の脱獄をして、シラクーサの旧友ミンニーティの下に身を寄せた。
身に迫る危険に怯えながら急いで描かれたこの絵は、筆勢が荒く、悲劇的だ。
この絵に会いたかったな・・・
; サンタ・ルチアと言えば、ナポリ民謡。ナポリの船乗り達の守護聖人でもあるそうです。 -
ドゥオーモ広場から、海の方へ向かってブラブラ。
「アレトゥーサの泉」へ行きましょう。 -
イオニア海の鈍色が心に滲みる。
-
アレトゥーサの泉
ギリシャ神話にある妖精アレトゥーサが泉に姿を変えたと言われる泉。
シラクーサは、ギリシャの都市国家として、最も輝かしい文化と歴史を誇ったと言われている。
それだけに、シラクーサを舞台とした神話がいくつも残っている。
泉にはパピルスが自生している。
ここら辺はパピルス紙の生産も盛んであったそう。 -
オルティージャ島の西側のイオニア海沿いの道を歩きます。
左端の緑の茂みはアレトゥーサの泉のある辺り。 -
シチリア本島が見えている。
手前にはフォロ・イタリコが見えているのかしら? -
海沿いの建物は古ぼけ方がいい感じ
-
東側の小さな入江
この写真、イメージは良かったんだけど。。。
黄色い花がもう少し咲いていたらなぁ -
ベッローモ美術館に入場
-
もしや、カラヴァッジョのルチアの埋葬があるのではないかと思って入ってみましたが、やっぱり無かった。
彼の舎弟、シラクーサで頼ったミンニーティの絵は此処に所蔵されていた。 -
中庭は綺麗に整えられていました。
-
ワンちゃんだ
無機質な街の景色の中に、動物が動いているとついついシャッターを切ってしまう。 -
オルティージャ島を後にし、本島の考古学公園へ向かいました、が。
残念なことに閉園時間になっていて、入場することは叶いませんでした。
外から覗き見た「天国の石切場」の一部の写真です。
ああ、また行かなくてはならないなと。。。 -
そして、この日はカターニャ泊
カターニャの象さんです。 -
カターニャのホテルは
UNA Hotel Palace
Via Etnea218
Catania95131 90139
お部屋です。
市街地にあって、とても新しく綺麗にリノベーションされていました。
エレベーターはシンドラー製でしたけど…
この回はこれでお仕舞い。
カターニャの夜と、朝は次の旅行記に書く事にします。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- spumamiさん 2013/03/17 22:52:31
- あら、残念!
- ここでは雨だったんですね〜
でもエンナの雨の町の写真は素敵です。石畳の町って雨が似合うんですよね〜
エンナのDuomoもシラクーサのDuomoもそれぞれに素敵ですね☆
カラヴァッジョの絵画を見る時間がなかったのかと思っていましたが
開いていなくて見れなかったのは本当に残念でしたね。
なんで勝手に休むんですかね・・・まぁそれがイタリアなんでしょうけど。
spumami
- menchiさん からの返信 2013/03/18 18:14:20
- RE: あら、残念!
- ホント、残念でした。。。
しかも、美術館にあるのか、セント・ルチア聖堂にあるのかも、はっきり分からなかったのですよ。
こうやって行けば行く程、また行かなきゃいけない場所が増えていくんだなぁと、面白くて仕方がないのです。
エンナは寂しい町でした。
いわゆる、過疎化が起きているのでしょうね。
あんな、山の上に、街をどうして作るのか?
イタリアの歴史がそうさせているのでしょうね。
私の旅行中も、雨降ったり、ひょうだか、霰だかが降ったり、晴れたり曇ったりと大忙しの天候でしたよ。
春って、どこでも荒れ模様なんでしょうね
-
- わんぱく大将さん 2013/03/15 06:34:48
- シラクサ
- menchiさん
実は私の長年の友人のお母さんの出身がシラクサ。長いことあってません。
彼らは早くにオ―ス―トラリアのパースに移住してしまい、私の友人はロンドン、そのお兄さんはパリ、お姉さんと、双子の弟はパースと。
でも、ママの誕生日にはシラクサに戻ってきて、誕生日を祝います。
もう、85近いのですが、今も元気だそうで。やはりラテン系は歳いっても元気で、オシャレです。
カラシべッタ、私も最初、読んだ時にカラシとべったらづけが結婚したらこんな名前になるな、と浮かびました。 いい感じの街ですね。
大将
- menchiさん からの返信 2013/03/18 18:35:06
- RE: シラクサ
- ありがとう、大将さん
確か、レディー・ガガのおじいさんが、まだシラクサで元気でいると日本のテレビが騒いでいることがありました。
アルキメデスもシラクサの人だし、ギリシャ時代の大都市シラクサ出身て言うのは、自慢したくなるだろうな。
食べ物も美味しいし、人々も親切でした。
昔、ちょっとの間、パース出身の同僚が居たことがありました。
日本的でない(当たり前ですが)上司への対応等、驚きながら見ていたことを思い出します。
パースも綺麗な街のようですよね。
-
- るなさん 2013/03/04 22:49:07
- Buonasera☆彡
- menchiさん、シチリア編お邪魔してます♪
イタリア好きと言えど、シチリアは未踏の地の私。来年こそシチリアへ行こうと思ってます。
ただ、回るのに足をどうするか?って感じです。
どの街に行くか、まだもちろんなぁんにも考えていませんが、エンナってのもいい街ですね。
前日の黄色い絨毯の風景もとっても素敵でした(*゚▽゚*)
やっぱシチリアはどこかギリシャ的かな?
遺跡が多いせいかしら?
イタリアは、行きたいところばかり。そして、何度行ってもまた行きたい♪
あぁ〜困った(>_<)
続き、楽しみにしています。
るな
- menchiさん からの返信 2013/03/05 21:29:42
- RE: Buonasera☆彡
- るなさん、投票とコメントありがとう(´∀`)
シチリアの2月、良かったですよ!
一足早く春を満喫しました。
観光客もとても少なくて、ちょっと寂しいくらい。
私としては、今回の旅行は、少々急ぎ足だったなぁと、物足りなさがのこっています。
私のように一週間しか行けない者は、西と東と分けて行かないとダメだなと思いました。
でも、思えば毎回イタリアから帰ってくると、行けなかった所が行った所より多くなっっちゃってて、際限がないのですよね。
るなさんのシチリア来年て、大分先だけど、楽しみにしていますね!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
menchiさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
46