上海・ドバイ・マナマ・エレバン旅行記8（マナマ）

2012/12/29 - 2013/01/06

1月4日〜1月5日

朝7時前に目が覚める。朝7時から朝食が食べられるという事で、1階にあるレストランへ。レストランには私が一番だった。他の客が来るまで、バングラディッシュ出身というウェイトレスと話をしていた。「お前は日本人に珍しく体がでかいな」といって、これを食べろあれを食べろとどんどん朝食を勧めてくる。確かに体は横に大きいし否定もしないけど、油で揚げたサモサなどをどんどん勧めてくるから…。朝から揚げ物はキツイ。構ってくれるのは非常に有難かったけど…。

朝食をたくさん食べ満足したところで、部屋へ戻りシャワーを浴びてからチェックアウトをする。とりあえず、荷物だけは預かってもらった。バーレーンの唯一の世界遺産と言うと、バーレーンフォート。しかし、そこへ行く手段がない！どうもバスも出ていないらしい。ホテルのフロントにも行き方を聞いてみるが、「フォート周辺はあまり治安が良くないので、タクシーで行った方が良い」との事。今日ＮＨＫで、バーレーン内にはスンニ派とシーア派が居て、シーア派を弾圧している様子を見た。バーレーンに居る時はそんなこと全く知らなかったけど、ひょっとするとフォート周辺はシーア派の住んでいる地域の近くなのかもしれない。とりあえず、バスターミナルへ向かってそこで情報集めをすることに…。

途中、出稼ぎで来ているインド人の2人組に出会う。彼らが本当に良い人で…。「一般のタクシーを使って市内からバーレーンフォートまで行こうと思うと、3000円以上取られる。特に今日は金曜日で休日だから…」といって、白タクを探してくれた。多分彼らにとってはタクシーを使うとしたら白タクを使うんだと思う。空港から市内まで来るのに結構支払ったから言われる通り、恐らく普通にタクシーを利用すると3000円以上はかかると思う。

彼らに1時間程度付き合ってもらい、白タクを見つけてもらった。価格の交渉までしてくれた。1800円位で往復してくれるとの事。インド人の彼らに「インド人、ネパール人、バングラ人は本当に皆親切だ」って伝えると、「そうでもないよ。インドに行くと特に気を付けないと！」って話していた。彼らは「今日は仕事が休みだから」と言って付き合ってくれたが、本当に有難かった。彼らにお礼を言って別れる。ちなみにタクシーの運転手はバングラ人だった。

ボロボロのトヨタ車に乗っていた彼はバングラディッシュに家族を残し、平日は肉体労働に従事し、休日は白タクをしているとの事。ここで稼いだお金の大半はバングラディッシュの家族に送っているとの事だった。そういうたわいもない話をしながら、やがてバーレーンフォートが見えてきた。ちなみにこのバーレーンフォート近辺は少し治安が良くないので気をつけろと言われていたので、行くときはタクシーで行った方が良いかもしれない。

世界遺産と言っても、バーレーンフォートとそのフォートに隣接する博物館は入場無料。タクシーの運転手にはすぐに戻ってくるから…と言ったけど、彼も一緒についてきた。彼は初めてここに来たらしい。2人で話をしながら中を見学。世界遺産に指定されているとは言うものの…。少々微妙な感じ。フォートから眺めるアラビア海の方がきれいだった。観光客も1組しか見かけず。その一組と言うのも、どうも地元の家族連れだった。バーレーン自体観光客が来ない場所なんだと思う。

そして、フォート内を一通り見回り博物館へ向かう。博物館はフォートゆかりの展示物が展示してあった。この博物館も特に驚くような展示物は無かった。

再びタクシーに乗ってスーク付近で降ろしてもらった。彼に「今日空港まで行きたいんだけど迎えに来てくれる？」と聞くと、「ＹＥＳ」という返事があったので、ホテルに1時に迎えに来るようにお願いし別れた。

そして、スーク内へ。スークの中には香辛料からどこかで見たことのある偽物のゲーム機、偽物の時計、衣服なんでも売られているような感じだった。ここで、バーレーンのお土産を探したけど、何一つ見つからず。2時間程度散策し、彼との約束した時間に近付いてきたので、ホテルに荷物を取りに戻った。

ある程度予想はしていたので、怒りもなかったけど、迎えに来るはずのタクシーは結局来なかった。一応30分待ったけど。仕方なく、バスで空港へ行くことを試みる。しかし、この日は金曜日。バスが少ないかも…。って思うと、やっぱりてっとり早くタクシーで行くことにした。

タクシーの運転手は市内から空港まで6BDHかかると言われた。値切りに値切って4.5BDHにまでなったところで、そのタクシーに乗ることにした。ちなみにこのタクシーはトヨタ車。空港へ行くまで、運転手と色々と話をした。

タクシーの仕事につけるのはバーレーン人のみ。（白タクは除く）ガソリン代は水と同じ。など。ガソリン代が安いので、どおりでプリウスなどのハイブリッドカーが走っていないはずだ。市内から空港までは20分程度。タクシーメーターは3.5BDHを示してたけど、その事は触れず、最初取り決めた約束通りの価格、4.5BDHを支払ってタクシーを降りた。

上海まではエミレーツ航空を利用。ドバイで一回乗り継ぐことになる。飛行場に着くとまだチェックインが始まっていなかったので、ベンチの上でしばし休憩。しばらくして、カウンターがオープンしたという表示がモニターに出たので、チェックインをする。その際荷物も預けた。ＬＣＣとは異なり、荷物を預けても30kgまで無料だった。

入国時とは異なり、出国時は極めて簡単に出国することが出来た。時間もあったし、お金も余っていたので、マクドでご飯を食べた。バーレーンのマクドも高かった。1000円近くいったのではないかと思う。

それでも時間が余っていたので、ネットをして搭乗時間が来るのを待った。凄く長く感じた。帰りの飛行機はBoing777。結構たくさん乗ることが出来る飛行機だったけど、満席。帰りはLCCのFly Dubaiではなく、エミレーツ航空だったので、飛行時間が1時間程度だったけどその割には機内食が思った以上にたくさん出た。

（続く）

エリア マナーマ(バーレーン)

ホテルの朝食。サモサが特に美味しかった。

今回宿泊したOriental Palace Hotel。エレバンに滞在している時、Agodaから予約しました。バーレーンって物価も高いし、ホテルも安い所を探したけど、結局このホテルを見つけるのが一杯一杯。3800円前後だったかな。

ホテル前。金曜日の朝早かった為、まだ人は少ない。昼間は人々、車でごった返している。

ホテルの近くには綺麗なモスクが…。

バーレーンフォートへ向かう事にした。フォートまでは公共のバスが無く、とりあえず歩いてバスターミナルへ行って情報を集めることにした。バーレーンフォート周辺は治安があまり良くないらしく、歩いて行ってはダメとホテルのフロントに言われた。

バスターミナルに到着。ここで、インド人の2人組に声を掛けた。彼らはこの日金曜日で仕事が休みらしく、色々な事を話しながら、タクシーを探してくれた。休日ということもあり、流しのタクシーで往復すると、無茶苦茶高くなるらしい。彼らは非常に親身になって、白タクを捕まえ、流しのタクシーよりは安い価格でバーレーンフォートへ行く交渉をしてくれた。

その間、1時間程度。彼らとは本当に色々な話が出来て良かった。彼らにお礼を告げ別れた。

タクシーに乗る。普段は建築現場で働き、休みの日はこうやって白タクの運転をしているというバングラディッシュ人だった。彼は20歳に満たない年齢と言っていたような…。

バーレーンは金曜日と土曜日がお休み。この日は金曜日で休みだったけど、市場は開いていて、非常に活気があった。

バーレーンはどこを見ても綺麗。石油の力はさすがです！

バーレーンの道を走る。ほとんど人々は歩いていなかった。

道に迷って、途中警察官に運転手が職務質問なんかもされながら、バーレーンフォートが近づいてきた。それ以前に、「バーレーンフォートへの行き方もわからんのによく運転を引き受けたな」と感心。

そして、到着。フォートの隣には博物館があった。フォート、博物館共に無料。

この建物を出れば、ペルシア湾です！

海が綺麗だったのが印象的。

海のブルーと白い建物が良く合っていていい感じ。ちなみに白い建物は博物館。

そして歩いて少し離れているフォートへ行ってみる。

フォートに到着。やっぱり観光客がほとんどいない。入場料無料。

近くで見ると結構大きいかな!?

タクシーのドライバーと中に入り、しばしフォート内を散策。

建物内の天井には木々の繊維が強度を増すために混ぜられていた。

トイレ？キッチン!?説明書きが何もないのでよくわかりません。

復元された模型。

壁には木々の繊維が埋め込まれたものの他、貝殻が付着した岩!?なんかも壁に埋め込まれていた。多分、目の前のペルシア湾から拾ってきた岩が埋められているのでは!?と感じた。

バーレーンで唯一世界遺産に登録されているフォート、正直微妙です。個人的な意見ですが…。

フォートを見学した後、博物館で色々と展示物を見てみる。入場料は無料。だけど、ここにも観光客は私の他、もう一組だけ。そして警備員がいました。

カフェ。非常に感じの良いカフェでしたが、観光客がほとんどいないせいか、休業中でした。

タクシーの運転手に空港へ行きたいから、ホテルへ1時に迎えに来てほしいって言うと、「わかった」との事だったので、彼と別れ私はそのままスークへ向かった。

お土産物からスパイス、鞄、お菓子まで何でも売っていた。私も何かお土産物買いたいと思って探していたけど、何一つ見つからず。

スパイス屋さんにて。

偽物のゲーム機。

何かわからんけど、お菓子らしい。色が強烈。

国王!?

午後1時、ホテル前で空港へ向かう。約束していたタクシーが来ない。30分まったけど来なかったので、バスで行くことを試みる。しかし、この日は金曜日でお休み。空港にたどり着けなかったら大変なので、結局タクシーで空港へ行くことにした。

タクシーを探す前に…。フレッシュジュースを出す店があったので、そこでミックスジュースを注文。色は悪かったけど美味しかった。これで300円程度。やっぱり物価は高い。

空港までタクシーで向かう。運転手と事前に交渉。いくらか値引きをしてもらい、空港へ。その間、運転手と色々話をした。バーレーンはガソリンの値段と水の値段は一緒と言って笑っていた。

空港内のマクドナルドにて、マックアラビアを注文。このセットの値段も日本に比べたら高かったように思う。

ドバイにもありますが、バーレーンにもありました。いくらかお金を支払い抽選で車が当たるようです。免税店を散策し、ドバイ経由で上海へ出発です。