悔いが残るドーヴァー

2012/10/08 - 2012/10/15

カンタベリーから近い場所にあるドーヴァー、せっかくだからと出かけました。　が、下調べの甘さと判断力の欠如を思い知らされる結果となりました。

エリア ドーヴァー(イギリス)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

観光を終えてカンタベリーウエスト駅に着きました。

切符売り場でドーヴァーまでチケットを買いましたが、ここからは、出ない、

カンタベリーイーストから乗って下さい、と言う。

行けない駅の切符をなぜ売るのか？と言いたいところだが、こちらの無知が

原因の事が多いので、こらえて、こらえて・・・

バスは何時来るのかわからないので、タクシーを利用することにしました。

駅前のタクシーにクレジットカードは使えるかと聞くと、答えは全て「ノー」

でした。財布とにらめっこして、タクシーに乗り込みます。

カンタベリーイースト駅に着きました。

自転車を電車に乗せています。

ドアの開閉はこのボタンを押します。

２５分位で、列車はドーヴァーに着きました。

ドーヴァー駅舎です。

駐輪場には２台が寄り添っています。・・・スタンドが無いので・・

駅前の洒落たホテル

地図を見ていると、女の子達が声をかけて来ました。「何処行くの？」

それなら、この先歩いて行くと、バス停があるから、そこからバスに乗ったら

いいよ。　「サンキュー」

彼女たちの手には、タバコが・・・

言われたとおり、歩いて行くけれど、バス停らしきものは見当たりません。

変だなー、もしかしたら、からかわれたかなー？

いえ、こちらの無知が原因なので・・・こらえて、こらえて、（またかよ！）

そうこうしているうちに、街に来てしまいました。

暇そうにしているタクシーを捕まえて、これで行くことにしました。

「ドーヴァーキャスル」

街なかをを抜けると・・

なだらかな坂道を走ります。　こりゃ、歩きじゃ無理だよなぁ・・

着きました。誰もいません。

近づいて見ます。

離れて見ます。

かなり大きな城です。

外から見るだけで十分です。・・・果たして、本当に満足だったか？

ここまで来て、中を見ずに帰る・・・二人で３６００円が惜しくなったのか？

多分そんなところでしょう、自分のケチさ加減に自己嫌悪を覚えるのです。

今回の旅行で、人には言えない、唯一の暗部です。恥部です。・・・（人に言っている

じゃあないか！）

さて、どうやって帰ろう？

このバス停で、バスを待とう。　道路に書かれたバスストップの文字。

自家用車は来るけど、バスは来ない。タクシーも来ない。

バスストップの文字はあるけど、この標識壊れているよ。

いくら待っても来ないと思うよ。もう４５分も待ったよ。

仕方がない、歩いて帰ろう。　惨めさに追い打ちをかける雨が降って来ました。

削られた斜面から白い岩が見えていました。

白い断崖はこの岩で出来てる、見たかったなぁ、ドーヴァーの海岸。

下り道には、こんな綺麗な蔦が、私達を慰めてくれるような気がします。

「いいじゃないですか、これもきっと後で思い出話になりますよ。」と、

蔦は言ってくれている、蔦の気持ちがツタわって来ました。

坂の中程から下の街が見えます。

立派な一戸建て住宅があります。

ハウスウオッチングをしながら歩いていきます。

なんだか、これも楽しくなってきたな〜

煙突が可愛いね。

結構、雨が強くなって来ました。

あの角からタクシーが見えました。見ると、運転手もこちらを見ました。

目が合いました。・・・地獄で仏とはこのことか

タクシーはドーヴァー駅に着きました。

反省

１　バスの有無、時刻表のチェック
２　行きのタクシーに迎えを頼んでおく
３　城の受付にタクシーを呼んでもらうか、電話番号を聞く

Omake?

この旅行記へのコメント （13）

• kiyoさん 2018/05/03 08:57:25

  私もです

  pedaruさん、こんにちは。
  ドーヴァー観光、重なるときは重なるものなのでしょうか。
  散々でしたね。
  
  私もドーヴァーには心残りがあります。
  隣りの駅のフォークストンに宿をとり、
  適当に地図を見ながらフットパスを歩いていたら
  白い岸壁が見えてきました。
  その先にはドーヴァー。
  せっかくだから行ってみようと軽い気持ちで歩いていったら、
  途中で道がわからなくなり、
  何時間もさまよう羽目に（～～：
  
  ようやくドーヴァーに着いた時には疲れきって
  ドーヴァー城どころか町の中を見る気力もなく
  電車でフォークストンへ戻りました。
  
  歩いて何時間もかかった道のりは
  電車でたったの5分ほど。
  もっときちんと下調べしてから行けば良かったです。
  まあ、旅には、こうした経験はつきものなのでしょうか（＾＾；。
  kiyo
  
  
  

  pedaruさん からの返信 2018/05/04 06:20:50

  RE: 私もです

  kiyoさん　おはようございます。
  
  ドーヴァーではひどい目に遭いましたね。私の場合、一人ではなかったので気持ち的には楽でしたが、一人旅では不安が倍増しますね。
  
  これも思い出、ええ、思い出には違いないですが、こういう思い出はない方がいいですよねぇ。
  
  一人旅のいいところは、いつも冒険や未知との遭遇、ロマンとの二人ずれ、至福の旅です。と同時に失敗も付きまといますが、全てを含めて幸せの時間ですね。
  
  pedaru

• rinnmamaさん 2013/06/06 12:03:54

  私は、往復歩きましたよ〜。

  pedaruさま、こんにちは。
  
  私と反対のコースでしたね。私は先にドヴァーにいきました。
  ロンドンを出る時から、最悪な天気でしたが、ドヴァーに着いたときは
  何とか曇り空。でも、強風で大変でした。
  
  駅前のバス停からは、直接行くバスがないみたいでした。
  私は街中で、探したのですが分からないので、歩きました。
  途中で細い路地で、犬の散歩のおじさんに教えてもらい、何とか
  たどり着きました。
  
  途中が鬱蒼としていて怖かった事。それに坂道。私も後悔しましたが、
  お城について、やったーと思いました。
  思ったより広いので、時間オーバー。予定の電車に乗り遅れて
  仕方なく駅前のパブでビール。お陰でカンタベリーが短くなりましたし
  大雨で城壁を歩いた時にずぶぬれ・・・。途中のお店で洋服購入しました。
  地図の先端が好きなので、決行しましたが疲れました。
  そして、私も途中で雨模様。でも、歩いて駅までいきましたよ＾＾。
  
  今振り返ると、あの道をよく一人で歩いたな〜と。
  暗くて、人っ子一人いないし・・・。　　　　　rinnmama

  pedaruさん からの返信 2013/06/07 20:36:19

  RE: 私は、往復歩きましたよ〜。

  
  rinnmamaさん　こんばんは
  
  何時も感心するのは、その好奇心と行動力そして、勇気、ですね。
  
  雨の中と言っても、いい年をした我々親父と息子泣き言言えませんよ。
  か弱い女子一人、暗くて、誰もいない雨の道を、よく歩いて来ましたね。
  ♪君は〜行くのか〜そんなにしてまで〜・・・という歌がありましたね。
  
  だから旅は楽しい、ですよね。
  
  pedaru

• わんぱく大将さん 2013/06/01 09:20:26

  不良少女と呼ばれて

  pedaruさん
  
  思わず昨年カレンダーを引っ張り出し。　バスが来なかった？土曜日か日曜日？？　と思ったのですが。　
  それはあとで思うことなんでしょうが、不便な所は１日ツアーで行かれる方がよかったかも。　まあ、団体というのは嫌でしょうが、反対に特典もある。　まあ、でも、家並みを見れたし、いろいろと、からまれたし（蔦にも。よかったらペギー葉山さんの“学生時代”歌わせてもらいましょうか？）
  
  たばこはイギリスは何歳からからＯＫだったか？　不良少女め。
  でもラテンの国は１６歳からＯＫやったような。
  
  こちらも５月、雨が多かったですわ。　いまだに寒いし。。。大将

  pedaruさん からの返信 2013/06/02 07:11:31

  RE: 不良少女と呼ばれて

  
  
  大将さん　お早うございます。
  
  土曜日、日曜日はバスは来ないのですか？他の人にも書きましたが、どうもツメが甘くて、苦労します。”男はつらいよ”の寅さんの手紙じゃないけど、日々反省の毎日です。　　その割には学習しない、と家族は言い放ちます。
  
  ツアーを利用する才覚も無いのだ、・・面倒見きれない・・・ですね。
  
  「不良少女」いい単語だな〜　　憧れるな〜・・・と、意味不明のpedaruです。
  そちらも梅雨はあるのですか？　グンモーニン　ツーユー　なんちゃって・・
  
  pedaru

  わんぱく大将さん からの返信 2013/06/06 07:14:42

  RE: RE: 不良少女と呼ばれて

  >
  >
  > 大将さん　お早うございます。
  >
  > 土曜日、日曜日はバスは来ないのですか？他の人にも書きましたが、どうもツメが甘くて、苦労します。”男はつらいよ”の寅さんの手紙じゃないけど、日々反省の毎日です。　　その割には学習しない、と家族は言い放ちます。
  >
  > ツアーを利用する才覚も無いのだ、・・面倒見きれない・・・ですね。
  >
  > 「不良少女」いい単語だな〜　　憧れるな〜・・・と、意味不明のpedaruです。
  > そちらも梅雨はあるのですか？　グンモーニン　ツーユー　なんちゃって・・
  >
  > pedaru
  
  pedaru殿
  
  一度書いたコメントが消えてしまい。　この間は投票しようにも、その投票が出てこなかったと言われた方も。同じく。。。どないなっとるねん！
  
  どこも同じかと思いますが、土曜日、日曜日は列車、バスの本数が減る。ここカタルニアに至っては、”日曜はだめよ”で、バスのないところもありますねん。
  
  梅雨があるとは、つゆしらず。　いや、ないのですが３月は普段、雨が多いですね。　５月も多かった。　中欧、えらいことになっとりますで。
  大将

• 名古屋やんさん 2013/06/01 06:48:28

  反省点が生きてます。

  おはようございます、ｐｅｄａｒｕさん。
  
  旅行記に入り込んで、切符の売り場にぷんぷんしちゃいました。そんなところもあるのですね。
  日本の感覚では考えられませんが。
  
  街の建物は、イギリスの街並みそのものですね。少女の手にたばこも少々ショックです。
  
  海外旅行に行く機会は少ないですが、実経験からの反省点は日常でも役立ちます。
  
  ありがとうございます。
  
  それではまた、続きを読みにまいります。
  
  　　　 　　 wako
  
  

  pedaruさん からの返信 2013/06/02 06:51:38

  RE: 反省点が生きてます。

  
  
  wakoさん　お早うございます。
  
  コメント有難うございました。私の場合、なんでもツメが甘いので、相手を責めるよりも、反省することが多いですね。旅行先でも、必ず何かあるのが、pedaru流です。そして、それをネタにして旅行記を書く・・・なんてね・・・
  反省してないね〜・・と思われちゃいますね。
  
  それではまた、続きを読みにいらっしゃ〜い（旧桂三枝か！）
  
  pedaru

• hot chocolateさん 2013/05/31 10:13:20

  重い雰囲気・・・

  pedaruさま、こんにちは〜
  
  自転車を電車に乗せられるっていいですね。
  日本の都会では到底無理な話だけれど、マイ自転車でちょっと遠出が出来たら楽しそう。
  レンタサイクルでもいいけれど・・・
  
  45分待ってもバスは来ない・・・
  その上、追い打ちをかけるように雨が降ってきたなんて、なにか切ないですね。
  どうせ歩くなら、イギリスの住宅ウォッチングしながら♪
  イギリスの一戸建て住宅、なかなかお洒落で素敵ですね。
  バラの時期には、お庭が楽しめそうです。
  
  ですが、雨雲が垂れ込めた、重い雰囲気のお出かけでしたね。
  
  hot choco
  
  
  
  

  pedaruさん からの返信 2013/06/01 05:58:29

  RE: 重い雰囲気・・・

  
  hot chocolateさん　お早うございます。
  
  いよいよ梅雨に入りましたね。お出かけには雌伏の時期でしょうか？
  いえ、hot chocoさんなら雨も十分楽しめる旅行をご存知でしょうね。
  
  トラブルに追い打ちをかけるような雨もあれば、相合傘でラブラブな雨もあります。雨の日は美術館や博物館で一日過ごすのも悪くありませんね。
  
  惨めなのは雨のサイクリングです。無口でひたすら走るのです。・・・という旅行記を書いたことがありました。
  
  pedaru

• norisaさん 2013/05/31 09:17:35

  転んでもタダではーー

  pedaruさん
  
  おはようございます。
  
  なるほど。
  切ない雰囲気の旅行記ですね。
  ドーバー海峡はあまりにも有名なので超観光地かと思っていましたが、実際はこうなのですね。
  
  バスも一時間に一本？くらいでしょうか。
  しかも雨！−−いやですねー！？
  
  でもさすがに作者は老練ですね。
  転んでもタダでは起きず、シャイなシャレを残しました。
  
  いわく「蔦は言ってくれている、蔦の気持ちがツタわって来ました。」（笑）
  
  そして、イギリスの田舎の空気感が伝わる作品でもありましたーーー。
  
  
  norisa
  
  

  pedaruさん からの返信 2013/06/01 05:38:35

  RE: 転んでもタダではーー

  
  norisaさん　お早うございます。
  
  雨の田舎をトボトボと・・・イギリスの田舎の空気感が伝わる・・・とコメントくれる優しい人もいるのですね〜
  
  今思うとバスはとうとう来なかったのではないかと思っています。失敗やトラブルのある旅行記は見ていいる側からは面白いし、書く側からは、ネタになって、結構楽しんでる傾向があるようですね。
  
  座布団取られても仕方がない恥ずかしいダジャレでした。後悔しています。ハイ。
  
  pedaru