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20世紀を代表する報道写真家、ロバート・キャパ。<br />命がけで世界各地の戦場を撮影してきた彼の写真展を見に、横浜美術館へ行ってきました。<br /><br />この日のお目当ては、敬愛する作家の沢木耕太郎さんの講演会。<br />キャパに魅せられた沢木さんは、20年近くもキャパに関する取材を続けてきました。<br /><br />キャパといえばなんといっても有名な写真が、スペイン内戦の際に撮影された「崩れ落ちる兵士」。<br />史上初めて、銃弾に撃たれた兵士の「死の瞬間」を捉えたとされるこの写真は、戦争写真の傑作として、キャパを時代の寵児に押し上げました。<br />しかし一方でこの「奇跡の一枚」は、その完璧性がゆえに、本当に死の瞬間を捉えた写真なのか、やらせではないのか、という疑惑が持たれてきた写真でもありました。<br /><br />沢木さんは今、この「謎の一枚」にひとつの答えを導き出そうとしています。<br />この写真に込められた、キャパの人生の秘密とは…。

ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」の真実~横浜美術館&沢木耕太郎さん講演会へ。

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2013/02/03 - 2013/02/03

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がり

がりさん

20世紀を代表する報道写真家、ロバート・キャパ。
命がけで世界各地の戦場を撮影してきた彼の写真展を見に、横浜美術館へ行ってきました。

この日のお目当ては、敬愛する作家の沢木耕太郎さんの講演会。
キャパに魅せられた沢木さんは、20年近くもキャパに関する取材を続けてきました。

キャパといえばなんといっても有名な写真が、スペイン内戦の際に撮影された「崩れ落ちる兵士」。
史上初めて、銃弾に撃たれた兵士の「死の瞬間」を捉えたとされるこの写真は、戦争写真の傑作として、キャパを時代の寵児に押し上げました。
しかし一方でこの「奇跡の一枚」は、その完璧性がゆえに、本当に死の瞬間を捉えた写真なのか、やらせではないのか、という疑惑が持たれてきた写真でもありました。

沢木さんは今、この「謎の一枚」にひとつの答えを導き出そうとしています。
この写真に込められた、キャパの人生の秘密とは…。

  • 一足早い春を感じさせる、あったかい日曜日。<br />みなとみらいに来たのは久しぶり♪<br /><br />今日はキャパ展開催中の横浜美術館で、大好きな沢木耕太郎さんの講演会があるということで、これは行くしかないっ!と。<br />沢木さんはあまり講演会を引き受けない方なので、沢木さんの話を生で聴けるのは貴重な機会。<br />沢木さんの講演会に行くのは、2008年の早稲田祭、2009年の旅行博に続いて、久々の3度目〜。

    一足早い春を感じさせる、あったかい日曜日。
    みなとみらいに来たのは久しぶり♪

    今日はキャパ展開催中の横浜美術館で、大好きな沢木耕太郎さんの講演会があるということで、これは行くしかないっ!と。
    沢木さんはあまり講演会を引き受けない方なので、沢木さんの話を生で聴けるのは貴重な機会。
    沢木さんの講演会に行くのは、2008年の早稲田祭、2009年の旅行博に続いて、久々の3度目〜。

  • 桜木町駅から動く歩道を通って、ランドマークタワーを抜けると、すぐに横浜美術館に到着!<br />そういえば、横浜美術館へ入るのは初めて。<br /><br />この美術館は開館当初から、写真の収集に力を入れてきた美術館なんだとか。

    桜木町駅から動く歩道を通って、ランドマークタワーを抜けると、すぐに横浜美術館に到着!
    そういえば、横浜美術館へ入るのは初めて。

    この美術館は開館当初から、写真の収集に力を入れてきた美術館なんだとか。

  • そんな横浜美術館で開催中なのが、ロバート・キャパとそのパートナー、ゲルダ・タローの写真展。<br />20世紀を代表する報道写真家であるキャパと、女性初の報道写真家と称されるゲルダ、ともに戦争報道の歴史に大きな功績を残した写真家です。<br /><br />ちょうど100年前の1913年、キャパはハンガリーのブダペストに生まれました。<br />キャパの本名はアンドレ・フリードマン。<br /><br />「ロバート・キャパ」という名前は、当初フリードマンとドイツ人女性ゲルダ・タローの2人によって創出された架空の写真家でした。<br />パリで出会い意気投合した2人は、「ロバート・キャパ」という架空の名を使って、報道写真の撮影と売り込みを始めたのです。<br />そしてやがて、フリードマン自身が「キャパ」となり、ゲルダも写真家として自立していきました。<br /><br />横浜美術館の展覧会は、キャパとゲルダ、それぞれの個展で構成されています。<br />この日は沢木さんの講演会があるせいか、すごい大混雑…。<br />展覧会は予想以上に充実した内容で、思わず見入ってしまう写真が多く、とても素晴らしい構成でした♪

    そんな横浜美術館で開催中なのが、ロバート・キャパとそのパートナー、ゲルダ・タローの写真展。
    20世紀を代表する報道写真家であるキャパと、女性初の報道写真家と称されるゲルダ、ともに戦争報道の歴史に大きな功績を残した写真家です。

    ちょうど100年前の1913年、キャパはハンガリーのブダペストに生まれました。
    キャパの本名はアンドレ・フリードマン。

    「ロバート・キャパ」という名前は、当初フリードマンとドイツ人女性ゲルダ・タローの2人によって創出された架空の写真家でした。
    パリで出会い意気投合した2人は、「ロバート・キャパ」という架空の名を使って、報道写真の撮影と売り込みを始めたのです。
    そしてやがて、フリードマン自身が「キャパ」となり、ゲルダも写真家として自立していきました。

    横浜美術館の展覧会は、キャパとゲルダ、それぞれの個展で構成されています。
    この日は沢木さんの講演会があるせいか、すごい大混雑…。
    展覧会は予想以上に充実した内容で、思わず見入ってしまう写真が多く、とても素晴らしい構成でした♪

  • 1910年、ドイツのシュトゥットガルトに生まれた、ゲルダ・タロー。<br />パリでフリードマン、のちのキャパと出会い、公私にわたるパートナーとして、ともに報道写真家としての活動をスタートさせました。<br /><br />ゲルダ・タローの本名はゲルタ・ポホリレ。<br />「タロー」の名は、当時パリで交流のあった、岡本太郎から引用した名前なんだそうです。<br /><br />ゲルダの写真はこれまであまり紹介される機会がなく、これほど多くの写真が公開されるのは日本初とのこと。<br />キャパの写真とは違った視点から撮影されていて、とても興味深い写真ばかりでした!

    1910年、ドイツのシュトゥットガルトに生まれた、ゲルダ・タロー。
    パリでフリードマン、のちのキャパと出会い、公私にわたるパートナーとして、ともに報道写真家としての活動をスタートさせました。

    ゲルダ・タローの本名はゲルタ・ポホリレ。
    「タロー」の名は、当時パリで交流のあった、岡本太郎から引用した名前なんだそうです。

    ゲルダの写真はこれまであまり紹介される機会がなく、これほど多くの写真が公開されるのは日本初とのこと。
    キャパの写真とは違った視点から撮影されていて、とても興味深い写真ばかりでした!

  • 展示されているゲルダの写真はすべて、1936〜37年に撮影されたスペイン内戦の写真です。<br /><br />ゲルダの写真を見て気付くのは、徹底的に共和国軍側の兵士に寄り添って撮影していること。<br />それはキャパも同様で、ユダヤ人である彼らが一貫して反ファシズムの立場で撮影をしていたことがわかります。<br /><br />撮影の対象は兵士だけでなく、街の労働者や農民、盲目のストリートミュージシャン、戦争孤児なども…。<br />女性兵士を撮影した写真は、女性ならではの視点が垣間見れて興味深いです。

    展示されているゲルダの写真はすべて、1936〜37年に撮影されたスペイン内戦の写真です。

    ゲルダの写真を見て気付くのは、徹底的に共和国軍側の兵士に寄り添って撮影していること。
    それはキャパも同様で、ユダヤ人である彼らが一貫して反ファシズムの立場で撮影をしていたことがわかります。

    撮影の対象は兵士だけでなく、街の労働者や農民、盲目のストリートミュージシャン、戦争孤児なども…。
    女性兵士を撮影した写真は、女性ならではの視点が垣間見れて興味深いです。

  • もうひとつ興味深いのは、キャパとゲルダの視点の違い。<br /><br />たとえばこの、マラガからの難民を撮影したアルメリアでの写真。<br />キャパもまた、まったく同じ場所での写真を撮っていますが、ゲルダは少し引いた位置から全体を撮影しているのに対して、キャパは中央の老女に近付いてその表情を撮影しています。<br /><br />ただ2人に共通しているのは、本当に人々に寄り添って撮影しているということ。<br />戦争写真というと生々しいものを想起しがちだけど、キャパとゲルダの写真からは、人々への優しい眼差しや共感のようなものを感じ取ることができる。<br />まさに彼らはカメラを武器に、人々とともに戦場で戦っていたのかな、と思いました。

    もうひとつ興味深いのは、キャパとゲルダの視点の違い。

    たとえばこの、マラガからの難民を撮影したアルメリアでの写真。
    キャパもまた、まったく同じ場所での写真を撮っていますが、ゲルダは少し引いた位置から全体を撮影しているのに対して、キャパは中央の老女に近付いてその表情を撮影しています。

    ただ2人に共通しているのは、本当に人々に寄り添って撮影しているということ。
    戦争写真というと生々しいものを想起しがちだけど、キャパとゲルダの写真からは、人々への優しい眼差しや共感のようなものを感じ取ることができる。
    まさに彼らはカメラを武器に、人々とともに戦場で戦っていたのかな、と思いました。

  • 展示されていたゲルダ最後の写真が、1937年7月、ブルネテの戦いでの写真。<br />ゲルダはこのブルネテでの取材中、飛び乗った車に共和国軍の戦車が衝突して、26歳の若さで亡くなった。<br /><br />キャパに比べたとき、ゲルダの写真はあまりにも短い時期に集中して撮影されていて、本当に報道写真家としての活動が短かったことがわかる。<br /><br />でもゲルダは、その短い生涯の中で、世界中に衝撃を与えることになる「あの一枚」を撮影していた可能性があるのだ…。

    展示されていたゲルダ最後の写真が、1937年7月、ブルネテの戦いでの写真。
    ゲルダはこのブルネテでの取材中、飛び乗った車に共和国軍の戦車が衝突して、26歳の若さで亡くなった。

    キャパに比べたとき、ゲルダの写真はあまりにも短い時期に集中して撮影されていて、本当に報道写真家としての活動が短かったことがわかる。

    でもゲルダは、その短い生涯の中で、世界中に衝撃を与えることになる「あの一枚」を撮影していた可能性があるのだ…。

  • そして、ロバート・キャパ。<br /><br />1930年代から54年の死去に至るまで、報道写真家として世界中を駆け巡り、20年あまりの間に5つの戦場を命がけで撮影してきました。<br />スペイン内戦、日中戦争、第二次大戦、第一次中東戦争、そして地雷を踏んで40歳で命を落とすことになるインドシナ戦争…。<br /><br />キャパの本名であるフリードマンは、ユダヤ人の典型的な名前で、当時はユダヤ人排斥が激しかったことから、出自を隠す意味で「ロバート・キャパ」の名を使ったと言われる。<br />この架空の名のアイデアを思い付いたのはゲルダだったが、やがてフリードマン自身が写真家「ロバート・キャパ」となっていく…。<br /><br />キャパの写真は時系列に沿って200点近くが展示され、写真が掲載された雑誌『ライフ』なども展示されていました。<br /><br />キャパの写真は、悲惨な戦争の光景を捉えたものでも、どこか温かな視線を感じさせる写真が多い。<br />戦場で生きる人々の豊かな感情や、キャパ自身の感情が溢れ出てくるような写真が多く、本当に生き生きとした一瞬を捉えた見事な写真ばかりでした。

    そして、ロバート・キャパ。

    1930年代から54年の死去に至るまで、報道写真家として世界中を駆け巡り、20年あまりの間に5つの戦場を命がけで撮影してきました。
    スペイン内戦、日中戦争、第二次大戦、第一次中東戦争、そして地雷を踏んで40歳で命を落とすことになるインドシナ戦争…。

    キャパの本名であるフリードマンは、ユダヤ人の典型的な名前で、当時はユダヤ人排斥が激しかったことから、出自を隠す意味で「ロバート・キャパ」の名を使ったと言われる。
    この架空の名のアイデアを思い付いたのはゲルダだったが、やがてフリードマン自身が写真家「ロバート・キャパ」となっていく…。

    キャパの写真は時系列に沿って200点近くが展示され、写真が掲載された雑誌『ライフ』なども展示されていました。

    キャパの写真は、悲惨な戦争の光景を捉えたものでも、どこか温かな視線を感じさせる写真が多い。
    戦場で生きる人々の豊かな感情や、キャパ自身の感情が溢れ出てくるような写真が多く、本当に生き生きとした一瞬を捉えた見事な写真ばかりでした。

  • キャパの写真家としての本格的デビュー作となった、コペンハーゲンでのトロツキーの演説を捉えた写真。<br /><br />キャパの写真は、日中戦争における蒋介石や周恩来など有名な人物を撮影したものも多い。<br /><br />そして親交のあった、ヘミングウェイやゲーリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、ピカソらを撮影した写真…。<br />こうした写真からは、戦場を離れてなにか解き放たれたようなキャパの感情が読み取れる。

    キャパの写真家としての本格的デビュー作となった、コペンハーゲンでのトロツキーの演説を捉えた写真。

    キャパの写真は、日中戦争における蒋介石や周恩来など有名な人物を撮影したものも多い。

    そして親交のあった、ヘミングウェイやゲーリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、ピカソらを撮影した写真…。
    こうした写真からは、戦場を離れてなにか解き放たれたようなキャパの感情が読み取れる。

  • キャパの名を一躍有名にさせた写真が、この「崩れ落ちる兵士」だ。<br /><br />1936年9月、スペイン内戦におけるコルドバ戦線にて、共和国軍の兵士が銃弾に撃たれて倒れた瞬間を撮影したとされるこの写真は、翌年『ライフ』に掲載されると大きな反響を呼び、キャパの名声は不動のものとなった。<br />まさに、史上初めて戦場での「死の瞬間」を撮影した写真であり、フォトジャーナリズムの歴史を変えた傑作として、高く評価されることになったのです。<br /><br />しかし一方で、この写真は真贋論争が絶えない「謎の一枚」でもありました。<br />ネガはもちろん、オリジナルプリントもキャプションも失われていて、キャパ自身もこの写真の詳細について語ることはなかったのです。<br /><br />誰が、いつ、どこで撃たれたのか。<br />いや、そもそもこの人物は、本当に撃たれているのか…。<br /><br />見れば見るほど、あまりにも完璧で、だからこそ不思議なこの一枚。<br /><br />展覧会でも、最も多くの人が集まって見入っていた写真でした。

    イチオシ

    キャパの名を一躍有名にさせた写真が、この「崩れ落ちる兵士」だ。

    1936年9月、スペイン内戦におけるコルドバ戦線にて、共和国軍の兵士が銃弾に撃たれて倒れた瞬間を撮影したとされるこの写真は、翌年『ライフ』に掲載されると大きな反響を呼び、キャパの名声は不動のものとなった。
    まさに、史上初めて戦場での「死の瞬間」を撮影した写真であり、フォトジャーナリズムの歴史を変えた傑作として、高く評価されることになったのです。

    しかし一方で、この写真は真贋論争が絶えない「謎の一枚」でもありました。
    ネガはもちろん、オリジナルプリントもキャプションも失われていて、キャパ自身もこの写真の詳細について語ることはなかったのです。

    誰が、いつ、どこで撃たれたのか。
    いや、そもそもこの人物は、本当に撃たれているのか…。

    見れば見るほど、あまりにも完璧で、だからこそ不思議なこの一枚。

    展覧会でも、最も多くの人が集まって見入っていた写真でした。

  • キャパの写真で意外に興味深かったのが、日本を撮影した写真。<br /><br />キャパは1954年、命を落とすことになるインドシナへ渡る直前に、毎日新聞の招待を受けて日本を訪れているのです。<br />撮影されているのは、東京の浅草寺や奈良の東大寺、大阪の四天王寺、大阪城、京都などのほか、天皇誕生日の皇居を撮影した写真なども。<br /><br />ただここでもやはり撮影の対象となっているのは、寺社仏閣や建造物ではなく、そこに集まる日本の人々の姿。<br />子供や女性、修学旅行生や老人…。<br /><br />まさにキャパは、戦場においてのみならず、いつでも「人々」に対して興味を持ち、彼らにカメラを向けてきたんだな、と思いました。<br />人々に対する優しい視線は、常にキャパの中で一貫しているように思えるのです。<br /><br />キャパの写真からは、人間に対する深い愛情のようなものが感じられる。<br />だからこそキャパの写真は、心動かれるものが多いのかもしれない…。

    キャパの写真で意外に興味深かったのが、日本を撮影した写真。

    キャパは1954年、命を落とすことになるインドシナへ渡る直前に、毎日新聞の招待を受けて日本を訪れているのです。
    撮影されているのは、東京の浅草寺や奈良の東大寺、大阪の四天王寺、大阪城、京都などのほか、天皇誕生日の皇居を撮影した写真なども。

    ただここでもやはり撮影の対象となっているのは、寺社仏閣や建造物ではなく、そこに集まる日本の人々の姿。
    子供や女性、修学旅行生や老人…。

    まさにキャパは、戦場においてのみならず、いつでも「人々」に対して興味を持ち、彼らにカメラを向けてきたんだな、と思いました。
    人々に対する優しい視線は、常にキャパの中で一貫しているように思えるのです。

    キャパの写真からは、人間に対する深い愛情のようなものが感じられる。
    だからこそキャパの写真は、心動かれるものが多いのかもしれない…。

  • 展覧会を見終わって、沢木さんの講演会が始まる前に、昼食をとっておくことに。<br />美術館の中にカフェを発見!<br /><br />今だけの限定メニューだという、キャパとタローのハーフサンドを頂く♪<br /><br />2種類のパンとチーズで挟んでいるから、ハーフサンド…?<br /><br />味はなかなか美味しかったです(笑)。

    展覧会を見終わって、沢木さんの講演会が始まる前に、昼食をとっておくことに。
    美術館の中にカフェを発見!

    今だけの限定メニューだという、キャパとタローのハーフサンドを頂く♪

    2種類のパンとチーズで挟んでいるから、ハーフサンド…?

    味はなかなか美味しかったです(笑)。

  • 食事を終えて、さっそく講演会場へ行くと、目を疑うお知らせが…。<br /><br />講演会は定員に達しましたので、入場受付は締め切らせて頂きました…って、はっ!?<br />まだ開場1時間前だっていうのに。<br />どうやら美術館側が入場券を配ってたらしいんだけど、先着順って聞いてたから、そんなこと知らないし…。<br /><br />しかし、このまま引き下がるわけにはいかない。<br />美術館の人に聞くと、講演会場の中へは入れないけど、モニター室で映像と音声で講演を聞くことは可能とのこと。<br />ちょうどそのモニター室の入場券を配っていて、50人限定のところ、ぎりぎり45番目に入場券を手に入れることができた…。<br /><br />というわけで、沢木さんの講演を聴けるだけありがたいと思うことにして、そのモニター室で講演を聴くことに。<br />過去の講演会の時もそうだったけど、さすがに沢木さんが来るってなるとこれだけたくさんの人が集まるものなんだ。。

    食事を終えて、さっそく講演会場へ行くと、目を疑うお知らせが…。

    講演会は定員に達しましたので、入場受付は締め切らせて頂きました…って、はっ!?
    まだ開場1時間前だっていうのに。
    どうやら美術館側が入場券を配ってたらしいんだけど、先着順って聞いてたから、そんなこと知らないし…。

    しかし、このまま引き下がるわけにはいかない。
    美術館の人に聞くと、講演会場の中へは入れないけど、モニター室で映像と音声で講演を聞くことは可能とのこと。
    ちょうどそのモニター室の入場券を配っていて、50人限定のところ、ぎりぎり45番目に入場券を手に入れることができた…。

    というわけで、沢木さんの講演を聴けるだけありがたいと思うことにして、そのモニター室で講演を聴くことに。
    過去の講演会の時もそうだったけど、さすがに沢木さんが来るってなるとこれだけたくさんの人が集まるものなんだ。。

  • いつもの爽やかさで沢木さんが登場。<br />キャパの伝記を翻訳したりと、キャパに関する取材を続けてきた沢木さんの「青春のキャパ」と題した講演会が始まった。<br /><br />この冬、キャパの「崩れ落ちる兵士」の新説を発表したばかりの沢木さん。<br />「本当はこの講演会は断るつもりだった。でも、僕以外の人が講演を引き受けたら、どうしてもその人は僕の論に対する対応をしなくてはならなくなる。だからやはり、僕が引き受けるべきだろうと思った」と。<br /><br />沢木さんは、キャパとゲルダの略歴を紹介したあとで、自身の「崩れ落ちる兵士」に対する取材のエピソードを語り始めた。<br />沢木さんは、この写真が撮られたスペインのアンダルシアへ、4度にわたる取材に出向いたのだという。<br /><br />話を聴きながら、沢木さんのここまで徹底的に取材できる力というのはすごいな、と思った。<br />沢木さんは、見るだけにすぎない傍観者として、キャパに強いシンパシーを持ったのだという。<br />以来、キャパに関心を持ち続け、「崩れ落ちる兵士」の謎を解き明かすことが積年のテーマとなっていった。<br /><br />そして20年近くもこの謎を追い続け、ようやく今、ひとつの答えに辿り着いた…。

    いつもの爽やかさで沢木さんが登場。
    キャパの伝記を翻訳したりと、キャパに関する取材を続けてきた沢木さんの「青春のキャパ」と題した講演会が始まった。

    この冬、キャパの「崩れ落ちる兵士」の新説を発表したばかりの沢木さん。
    「本当はこの講演会は断るつもりだった。でも、僕以外の人が講演を引き受けたら、どうしてもその人は僕の論に対する対応をしなくてはならなくなる。だからやはり、僕が引き受けるべきだろうと思った」と。

    沢木さんは、キャパとゲルダの略歴を紹介したあとで、自身の「崩れ落ちる兵士」に対する取材のエピソードを語り始めた。
    沢木さんは、この写真が撮られたスペインのアンダルシアへ、4度にわたる取材に出向いたのだという。

    話を聴きながら、沢木さんのここまで徹底的に取材できる力というのはすごいな、と思った。
    沢木さんは、見るだけにすぎない傍観者として、キャパに強いシンパシーを持ったのだという。
    以来、キャパに関心を持ち続け、「崩れ落ちる兵士」の謎を解き明かすことが積年のテーマとなっていった。

    そして20年近くもこの謎を追い続け、ようやく今、ひとつの答えに辿り着いた…。

  • まず沢木さんは、この「崩れ落ちる兵士」が撮影された現場へ向かった。<br />それはスペインの大学教授によって明らかにされた、アンダルシアのエスペホという村だった。<br />「崩れ落ちる兵士」と同じ場所、同じ時に撮影された複数枚の写真から、この写真がエスペホで撮影された事実が明らかになったのだ。<br /><br />しかし、この複数枚の写真には、奇妙な点も多かった。<br />兵士が見晴らしの良い丘で並んでいる写真や、兵士にかなり接近した写真など、とても戦闘中に撮影されたとは思えないような写真が多いのだ。<br /><br />そして沢木さんは、地元の戦史研究家の話を聴く。<br />そこで明らかになったのは、写真に写っている銃は実弾を撃てる準備がされていないということ、そして「崩れ落ちる兵士」が発表される以前にエスペホで戦闘が起きた事実がまったく存在しない、ということだった。<br /><br />さらに、1発の銃弾を撃たれただけで後ろに倒れることはありえない、という事実も明らかになった。<br /><br />つまり、この「崩れ落ちる兵士」は、撃たれてもいなければ、死んでもいない。<br />ただ、演習中に足を滑らして転んだ兵士の姿を撮っただけの写真だったのだ。

    まず沢木さんは、この「崩れ落ちる兵士」が撮影された現場へ向かった。
    それはスペインの大学教授によって明らかにされた、アンダルシアのエスペホという村だった。
    「崩れ落ちる兵士」と同じ場所、同じ時に撮影された複数枚の写真から、この写真がエスペホで撮影された事実が明らかになったのだ。

    しかし、この複数枚の写真には、奇妙な点も多かった。
    兵士が見晴らしの良い丘で並んでいる写真や、兵士にかなり接近した写真など、とても戦闘中に撮影されたとは思えないような写真が多いのだ。

    そして沢木さんは、地元の戦史研究家の話を聴く。
    そこで明らかになったのは、写真に写っている銃は実弾を撃てる準備がされていないということ、そして「崩れ落ちる兵士」が発表される以前にエスペホで戦闘が起きた事実がまったく存在しない、ということだった。

    さらに、1発の銃弾を撃たれただけで後ろに倒れることはありえない、という事実も明らかになった。

    つまり、この「崩れ落ちる兵士」は、撃たれてもいなければ、死んでもいない。
    ただ、演習中に足を滑らして転んだ兵士の姿を撮っただけの写真だったのだ。

  • しかし沢木さんは取材の過程で、それ以上に重大な衝撃的な事実に辿り着く。<br />それは、この「崩れ落ちる兵士」はキャパが撮影した写真ではないかもしれない、というものだった。<br /><br />同じ場所で撮影された複数枚の写真の中に、銃を持って走る兵士を真横から撮影した写真があった。<br />その写真の奥に、「崩れ落ちる兵士」が足を滑らして崩れ落ちる直前の姿が写り込んでいたのだ。<br /><br />連続して撮られたと思われる2枚の写真は、しかし写っている山の稜線の形が異なっていた。<br />つまり、それぞれは別の位置から撮影されたということを意味する。<br /><br />キャパ自身が、この短い一瞬の間に移動して、当時の手でフィルムを巻くカメラで2枚の写真を撮影することは不可能だ。<br />となると、どちらか1枚はキャパが、もう1枚は他の誰か…、それはつまりゲルダが撮影した、ということになる。<br /><br />ここで推理の材料になったのが、それぞれが使用していたカメラだった。<br />エスペホでは、キャパはライカを、ゲルダはローライフレックスを使用していたとされる。<br /><br />そして、「崩れ落ちる兵士」のオリジナルプリントに近いとされる1枚と、それぞれのカメラのフレームを合わせると、ゲルダのローライフレックスでは撮影可能なのに対して、キャパのライカでは縦の長さがわずかに足りず撮影は不可能、ということがわかった。<br /><br />つまり、銃を持って走る兵士を撮影したのがキャパであり、その直後に「崩れ落ちる兵士」を撮影したのはゲルダだった、というのが、沢木さんが行き着いた仮説だった。

    しかし沢木さんは取材の過程で、それ以上に重大な衝撃的な事実に辿り着く。
    それは、この「崩れ落ちる兵士」はキャパが撮影した写真ではないかもしれない、というものだった。

    同じ場所で撮影された複数枚の写真の中に、銃を持って走る兵士を真横から撮影した写真があった。
    その写真の奥に、「崩れ落ちる兵士」が足を滑らして崩れ落ちる直前の姿が写り込んでいたのだ。

    連続して撮られたと思われる2枚の写真は、しかし写っている山の稜線の形が異なっていた。
    つまり、それぞれは別の位置から撮影されたということを意味する。

    キャパ自身が、この短い一瞬の間に移動して、当時の手でフィルムを巻くカメラで2枚の写真を撮影することは不可能だ。
    となると、どちらか1枚はキャパが、もう1枚は他の誰か…、それはつまりゲルダが撮影した、ということになる。

    ここで推理の材料になったのが、それぞれが使用していたカメラだった。
    エスペホでは、キャパはライカを、ゲルダはローライフレックスを使用していたとされる。

    そして、「崩れ落ちる兵士」のオリジナルプリントに近いとされる1枚と、それぞれのカメラのフレームを合わせると、ゲルダのローライフレックスでは撮影可能なのに対して、キャパのライカでは縦の長さがわずかに足りず撮影は不可能、ということがわかった。

    つまり、銃を持って走る兵士を撮影したのがキャパであり、その直後に「崩れ落ちる兵士」を撮影したのはゲルダだった、というのが、沢木さんが行き着いた仮説だった。

  • 「自分が撮影してもいない写真で有名になってしまったキャパには、つらいものがあったのではないか」と沢木さんは語る。<br /><br />「崩れ落ちる兵士」は死の瞬間を捉えた写真ではなかった。<br />そしてその写真を撮影したのは恋人のゲルダであり、そのゲルダはこの写真が有名になる直前に死んでいた。<br /><br />「崩れ落ちる兵士」によって22歳の若さで名声を得ることになってしまったキャパにとって、背負ったものは複雑だった。<br />そしてキャパはその後、本物の戦場へ向かうことになる。<br />キャパは、本物の戦場へ行って、「崩れ落ちる兵士」を超える写真を撮らねばならなかったのだ。<br /><br />そして8年後の1944年、第二次大戦におけるノルマンディー上陸作戦にて、キャパはついに本物の戦場の写真を撮ることになる。<br />それは銃弾を撃ってくる敵に背を向けて、海岸に上陸する兵士たちの姿を、命がけで撮影した写真だった。<br />この時ついにキャパは、自身が背負ってきた十字架をおろすことになったのだ…。<br /><br />沢木さんは語る。<br />「ノルマンディーでの写真によって、背負ってきた十字架をおろしたとき、キャパの中で何かが終わってしまったのではないか」と。<br /><br />十字架を背負い続けてきたキャパの青春の日々、そして十字架をおろしたあとの人生…。<br /><br />こうしたキャパの「人生の秘密」を知った後だと、キャパの一連の写真も、また少し違って見えてくるような気がしました。<br /><br />本当に深く考えさせられた、素晴らしい内容の講演会でした。

    イチオシ

    「自分が撮影してもいない写真で有名になってしまったキャパには、つらいものがあったのではないか」と沢木さんは語る。

    「崩れ落ちる兵士」は死の瞬間を捉えた写真ではなかった。
    そしてその写真を撮影したのは恋人のゲルダであり、そのゲルダはこの写真が有名になる直前に死んでいた。

    「崩れ落ちる兵士」によって22歳の若さで名声を得ることになってしまったキャパにとって、背負ったものは複雑だった。
    そしてキャパはその後、本物の戦場へ向かうことになる。
    キャパは、本物の戦場へ行って、「崩れ落ちる兵士」を超える写真を撮らねばならなかったのだ。

    そして8年後の1944年、第二次大戦におけるノルマンディー上陸作戦にて、キャパはついに本物の戦場の写真を撮ることになる。
    それは銃弾を撃ってくる敵に背を向けて、海岸に上陸する兵士たちの姿を、命がけで撮影した写真だった。
    この時ついにキャパは、自身が背負ってきた十字架をおろすことになったのだ…。

    沢木さんは語る。
    「ノルマンディーでの写真によって、背負ってきた十字架をおろしたとき、キャパの中で何かが終わってしまったのではないか」と。

    十字架を背負い続けてきたキャパの青春の日々、そして十字架をおろしたあとの人生…。

    こうしたキャパの「人生の秘密」を知った後だと、キャパの一連の写真も、また少し違って見えてくるような気がしました。

    本当に深く考えさせられた、素晴らしい内容の講演会でした。

  • せっかくなので、最後に横浜美術館のコレクション展を鑑賞…。<br /><br />横浜美術館のコレクション展は、日本では珍しく、写真撮影が可能。<br /><br />光をテーマにしたガラス工芸や絵画が展示されていた。

    せっかくなので、最後に横浜美術館のコレクション展を鑑賞…。

    横浜美術館のコレクション展は、日本では珍しく、写真撮影が可能。

    光をテーマにしたガラス工芸や絵画が展示されていた。

  • ダリの「幻想的風景」。<br /><br />一日における太陽光の変化を取り入れた作品。

    ダリの「幻想的風景」。

    一日における太陽光の変化を取り入れた作品。

  • 沢木さんがきっかけで知ることになった、ロバート・キャパという写真家。<br />そして、「崩れ落ちる兵士」に込められた真実…。<br /><br />沢木さんはキャパに対して、今も強い信頼感を持ち続けていると言います。<br /><br />僕も今回の展覧会と講演会を通して、戦場と向かい合うしかなかった男としてのキャパに対する、愛着のようなものが湧いてくるのを感じました。<br />やはり彼は間違いなく、伝説の戦場カメラマンなんだな、と。<br /><br /><br />今回の旅行記作成にあたっては、横浜美術館で頂いたパンフレットと、2月3日放送のNHKスペシャルでのドキュメンタリーの内容を参考にさせて頂きました。<br /><br />そして、「崩れ落ちる兵士」の真実を追った沢木耕太郎さんのノンフィクション『キャパの十字架』が、2月16日に文藝春秋から発売されます!<br /><br />沢木さんのノンフィクション作品は久々なので楽しみ♪

    沢木さんがきっかけで知ることになった、ロバート・キャパという写真家。
    そして、「崩れ落ちる兵士」に込められた真実…。

    沢木さんはキャパに対して、今も強い信頼感を持ち続けていると言います。

    僕も今回の展覧会と講演会を通して、戦場と向かい合うしかなかった男としてのキャパに対する、愛着のようなものが湧いてくるのを感じました。
    やはり彼は間違いなく、伝説の戦場カメラマンなんだな、と。


    今回の旅行記作成にあたっては、横浜美術館で頂いたパンフレットと、2月3日放送のNHKスペシャルでのドキュメンタリーの内容を参考にさせて頂きました。

    そして、「崩れ落ちる兵士」の真実を追った沢木耕太郎さんのノンフィクション『キャパの十字架』が、2月16日に文藝春秋から発売されます!

    沢木さんのノンフィクション作品は久々なので楽しみ♪

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この旅行記へのコメント (20)

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  • シノカさん 2013/08/27 23:50:55
    ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」の真実 ・・・
    がり さま。

    訪問&投票、ありがとうございました。

    >「崩れ落ちる兵士」は、撃たれてもいなければ、死んでもいない。
    私もNHKスペシャル「沢木耕太郎推理ドキュメント運命の一枚」を
    見て、衝撃を受けました。
    キャパ好きだっただけに、これが真実なら少しがっかりです。

    そして私も沢木さんの一ファンです。
    以前地元にいらした際、お話をさせてもらったうえ、一緒に写真まで
    撮らせてもらいました(笑)

    プロフにあった「いつか自分はここに来ることになっていた」と思える
    場所が見つかるといいですね!
    私にもいつかそんな場所が見つけられるだろうか…。

    がり

    がりさん からの返信 2013/08/28 02:24:15
    RE: ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」の真実 ・・・
    ぽーるきやっとさん、はじめまして!

    旅行記を読んで下さり、ありがとうございます♪

    > 私もNHKスペシャル「沢木耕太郎推理ドキュメント運命の一枚」を
    > 見て、衝撃を受けました。

    本当に驚きの内容でしたね〜。
    沢木さんもキャパを敬愛しているとのことで、取材をしながら複雑な思いを抱えていたのではないかという気がします。

    それにしても、あの一枚の写真から、キャパの人生そのものまで謎を紐解いていくところは、さすが沢木さん!という感じでした。
    キャパの人生がすごく魅力的なものに描かれていたと思います♪

    > そして私も沢木さんの一ファンです。
    > 以前地元にいらした際、お話をさせてもらったうえ、一緒に写真まで
    > 撮らせてもらいました(笑)

    ぽーるきやっとさんも、沢木さんのファンでしたか!
    なんだか同士のようで、とても嬉しいです(笑)。

    僕も沢木さんの作品はほぼ全部読んでいるほどの大ファンです。

    ぽーるきやっとさんは、好きな沢木作品とかありますか?
    僕は、「深夜特急」はもちろんですが、「一瞬の夏」とか「テロルの決算」、「凍」とかも好きです♪

    「深夜特急」は本当に大好きな作品で、作品に登場するスポットを実際に訪れることもしばしば。
    香港の重慶マンションとかマカオのリスボア、シンガポールの日本人墓地、そして先日はスペイン・マラガのバルに、ポルトガルのサグレス岬まで行ってきました!
    なんかもう、影響受けまくりですね…(笑)。

    > プロフにあった「いつか自分はここに来ることになっていた」と思える
    > 場所が見つかるといいですね!
    > 私にもいつかそんな場所が見つけられるだろうか…。

    そうですね、世界のどこかにあるはずの、その場所…。

    旅をしていれば、いつか辿り着けるかな?
    でもそこへ辿り着いたら、なんだか旅が終わっちゃいそうな気がして、まだ辿り着きたくないような気もしたり。。

    シノカ

    シノカさん からの返信 2013/08/28 21:53:59
    RE: RE: ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」の真実 ・・・
    がりさん。

    キャパに憧れて報道カメラマンになったって人、結構多いんじゃないかと
    思うんです。あれは衝撃です。

    > ぽーるきやっとさんも、沢木さんのファンでしたか!
    いえいえ、がりさんほど熱烈なファンではないですよ。
    意識して同じ場所を巡ったことはないけれど、インドのアムリトサルの
    駅前で穴という穴から大きなネズミの大群が現れた時、著書に描かれて
    いたコルカタでの出来事が思い浮かびました。
    きっとこんな光景だったんだろうと。

    > ぽーるきやっとさんは、好きな沢木作品とかありますか?
    ほぼ読んでいると思いますが、いかんせん昔なので記憶になく…。
    最近で面白かったのは「凍」かな。本屋で新作が目に付けば、‘買い’の
    作家さんです。

    > 香港の重慶マンション、スペイン・マラガのバル―。
    今でも当時の建物や店があるんですね、ちょっと驚きました。
    あ、でも私も以前ベトナムに行った時、シンカフェのお世話になりました(笑)

    それではまた。

    がり

    がりさん からの返信 2013/08/29 23:38:42
    RE: RE: RE: ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」の真実 ・・・
    > 意識して同じ場所を巡ったことはないけれど、インドのアムリトサルの
    > 駅前で穴という穴から大きなネズミの大群が現れた時、著書に描かれて
    > いたコルカタでの出来事が思い浮かびました。

    アムリトサルの旅行記を拝見しました。

    すごいですね、こんな光景が今も見れるとは。。
    まさに『深夜特急』でイメージしていたとおりの光景で、ちょっとびっくりです!

    僕はインドは行ったことないのですが、インドは比較的『深夜特急』の頃と雰囲気がそんなに変わってないようですね。
    香港とかはかなり大きく変わってしまって、廟街なども面白味に欠ける場所になってしまってるので。。
    重慶マンションがインド人いっぱいなのは相変わらずですが(笑)。

    > あ、でも私も以前ベトナムに行った時、シンカフェのお世話になりました(笑)

    シンカフェですかぁ、いいですね!
    僕もベトナム行く時は利用しようかな〜。

    一号線を北上する旅も気になりますが、さすがに日数かかりそうですね。。
  • とよとよさん 2013/04/05 23:17:35
    凄く興味深い!
    がりさん

    こんばんは!
    先日はランカウイ旅行記にご訪問いただきありがとうございます。

    憧れのダタイ、やっと念願叶って行ってきちゃいましたヽ(^。^)ノ
    自然が豊かでマイナスイオンでいっぱいでしたよ♪

    ところで、沢村耕太郎さんの講演会に行かれたんですね!
    実は今久々に「深夜特急」を読み返している最中です。
    いつ好きな本をお風呂に入りながら読むのが楽しみで
    先ほどまで有名な一節「飛光よ、飛光よ、・・・」のギリシャからイタリアへ向かうまでを読み終わったところです。

    がりさんの旅行記を拝見してあまりにもタイムリーだったのでびっくりしました!

    ロバート・キャパの有名な写真とその意外な真実、凄く興味深く拝見しました。
    がりさんの詳しいレポートのおかげで、わたしまで講演を拝見した気持ちになれました。

    わたしもいつか、憧れの沢村耕太郎さんにお会いしたい!!
    モニター越しとは言え、生声を聞けたがりさんが羨ましい〜(+o+)


    とよとよ

    がり

    がりさん からの返信 2013/04/06 01:44:06
    RE: 凄く興味深い!
    とよとよさん、こんばんは!

    沢木さんの講演会レポートを読んで下さり、ありがとうございます♪

    > 憧れのダタイ、やっと念願叶って行ってきちゃいましたヽ(^。^)ノ
    > 自然が豊かでマイナスイオンでいっぱいでしたよ♪

    ランカウイで過ごす休日、素敵ですね。
    美しい青い海の写真に癒されます…☆

    それにしても、ランカウイに豊かなマングローブ林まであるんですね〜。
    僕が去年行ったときは、3時間足らずの滞在という超弾丸だったので、見逃した場所がいっぱいあることを知りました…(笑)。

    > 実は今久々に「深夜特急」を読み返している最中です。

    「深夜特急」はほんとに何度読んでも心動かされる作品ですよね♪
    この本を読むと、やっぱ旅っていいな…、ということに気付かされます。

    イタリアの辺りということは、もうすぐ旅も終わっちゃうのかぁ…、って読者の方も寂しくなってくる頃ですよね(笑)。
    「深夜特急」を読んでると一緒に旅をしてるような気持ちになって…、そして読み終わると自分も今すぐ旅に出たくなってきます♪

    > がりさんの詳しいレポートのおかげで、わたしまで講演を拝見した気持ちになれました。

    沢木さんの話し方、気取らず自然ですごく素敵ですよ〜。
    作品から受ける印象と変わらず、さわやかで自然体という感じです。

    僕は今は沢木さんの新刊の『キャパの十字架』を読んでます♪
    沢木さんの新しい代表作になりそうな感じで、すごく面白い作品です〜。

    とよとよ

    とよとよさん からの返信 2013/04/06 08:18:32
    何という失態・・・
    がりさん

    こんにちは。
    お返事を読んでいてハァっとしました。

    私、沢木さんを沢村さんと書いているではないですか!!((+_+))
    何という失態・・・(´д`ι)

    他にも誤字脱字が。。。
    次回からはちゃんと確認してからUPしますね。

    沢木さんにも、大ファンのがりさんにも大変失礼しました。。。


    とよとよ

    がり

    がりさん からの返信 2013/04/07 00:48:49
    RE: 何という失態・・・
    全然いいですよ〜。
    僕も探せば、誤字脱字あると思うので…。

    どうぞ気楽に書き込んで下さい♪

    とよとよ

    とよとよさん からの返信 2013/04/07 08:57:35
    RE: 凄く興味深い!

    がりさん、ありがとうございます!

    今後ともよろしくお願いします。(*^_^*)



    とよとよ
  • 琉球熱さん 2013/04/05 00:06:19
    大変興味深く
    がりさん、はじめまして

    私もこの件はとても興味がありました。
    NHKでも特集が組まれていましたね。

    沢木氏の考察も非常に興味深く、キャパの名声とそこに隠された驚愕の真実… これだけでも充分にドラマではないですか

    感心しながら拝読させていただきました。

    がり

    がりさん からの返信 2013/04/06 00:51:13
    RE: 大変興味深く
    琉球熱さん、はじめまして!

    旅行記をご覧くださり、ありがとうございます♪

    > 私もこの件はとても興味がありました。
    > NHKでも特集が組まれていましたね。

    NHKのドキュメンタリーもとても興味を引かれる仕上がりでしたね。
    今ちょうど、沢木さんの新刊『キャパの十字架』を読んでいるのですが、こちらも丹念に取材を進めていく過程が丁寧に描かれていて、とても素晴らしい作品になっています。
    沢木さんは20年近くもこの取材を続けてきたということで、さすがにその結論も重みがありますね〜。

    > 沢木氏の考察も非常に興味深く、キャパの名声とそこに隠された驚愕の真実… これだけでも充分にドラマではないですか

    「崩れ落ちる兵士」の謎を解くことで、キャパの人生の秘密まで紐解いていくところが、沢木さんらしいと思いました。

    今後は英語版での発表もあるとのことで、この説に対する海外からの反論を待っているとのこと。
    これからどのような展開があるのかも楽しみですね〜。
  • 白い華さん 2013/02/18 10:25:22
    お誕生日 おめでとう御座います。
    お早う御座います。

    がりさんの 大好き!な・・・作家!沢木耕太郎さん。
    先日、NHkの この・・・「ロバート・キャパの 写真!は 真実なのか?」の 番宣・・・で
    初めて!お顔・・・を 拝見しました。

    「アジアを ワイルド〜・・・に ひとり旅!している イメージ」しか、
    私には 無くて、
    あの、『 深夜特急 』 の ムード!と
    かけ離れた・・・雰囲気。の、

    ワイルドな 男。 と 云うよりも、 一般サラリーマン風!の
    「沢木さん」に、 ちょっと、 ビックリ!しました。 (笑)

    そして、 「がりさん・・・が 大好き!な 沢木耕太郎さん」と 理解したんです。

    横浜で 行われた! 「沢木さん・・・が 出演の 講演会」は、
    せっかく、 行ったのに、 「モニター!観覧」で ちょっと、残念!でしたね〜。 (涙)
    でも、 ファン・・・を 続けていれば、
    また、 沢木さん!に 会える・・・チャンス。も あると、思います。

    かつて・・・、滅多!に ラジオにも 出演しない・・・沢木さん。に、「がりさんの お手紙(?)が 一人だけ・・・読まれた」と 云う、
    2年位 前!の 出来事。
    私は、「がりさん 沢木耕太郎さん」の 関係は、 ずっと・・・と 感じていますよ。

    ソレ!は、 「ひとり旅」の つながり!なのかも しれません。

    でも、 これからも、 「がりさん!らしい・・・ ひとり旅」を
    自分らしく、 お続け・・・くださいね。

    お誕生日 おめでとう御座います。

        これからも よろしくお願いします。

    がり

    がりさん からの返信 2013/02/19 00:47:07
    RE: お誕生日 おめでとう御座います。
    白い華さん、こんばんは!

    誕生日メッセージをありがとうございます。
    今年も覚えていて下さり、とても嬉しいです♪

    > ワイルドな 男。 と 云うよりも、 一般サラリーマン風!の
    > 「沢木さん」に、 ちょっと、 ビックリ!しました。 (笑)

    そうですね〜、同じ作家でも椎名誠さんとかとはだいぶ感じが違いますよね(笑)。
    沢木さんも大学を卒業後、一度は都内の企業に就職…。
    でも一日で会社をやめて、作家の道を歩み始めたんですよね。

    沢木さん、相変わらず若々しいな〜、と思いました。
    僕も沢木さんのような感じで年を取ることができたらいいな(笑)。

    > 横浜で 行われた! 「沢木さん・・・が 出演の 講演会」は、
    > せっかく、 行ったのに、 「モニター!観覧」で ちょっと、残念!でしたね〜。 (涙)

    でも沢木さん、きちんとモニターで見てる僕達にも「モニターで見て下さってる方、すみません」って言って下さったので嬉しかったです。
    講演会場のすぐ横のロビーでモニターで観覧というのは不思議な感じでした。
    なんかよくバラエティ番組で見るモニタールームみたいな(笑)。

    > 私は、「がりさん 沢木耕太郎さん」の 関係は、 ずっと・・・と 感じていますよ。

    旅に出会わせてくれたのも沢木さんなので、プロフィールにも沢木さんの名前と『深夜特急』のことを書いてるんです♪

    まだまだ『深夜特急』に出てくるインドにも行ってないし、トルコにも行ってないし、ポルトガルにも…。
    旅したい場所がたくさん思い浮かんできますね〜。
  • kioさん 2013/02/12 22:16:08
    ロバート・キャパ
    がりさん こんばんわ

    沢木氏のロバートキャパに関する講演の詳細なレポート
    とても興味深く 拝見しました。
    NHKスペシャルも見応えのある番組でした。

    一枚の写真、しかも実はキャパ自身が撮影したものではない可能性の高い
    <崩れ落ちる兵士>が、実は単なる<滑り転ぶ兵士>だったにも関わらず、
    世界的評価を得て、戦争従軍カメラマンとしてのキャパのポジションも圧倒的な名声を得て行く中で、彼ははどんな思いで自分を取り巻く周りの変化と向き合っていたのだろう。彼は生涯、<崩れ落ちる兵士>について語るのを避けていたと云います。
    やはり生涯に渡り十字架を背負った人生だったのかとも感じます。

    ロバートキャパの人生は一枚の写真によって、実に深い陰影を感じさせる如何にも沢木さん好みの人物だったという気がしますね。

    がり

    がりさん からの返信 2013/02/13 23:45:46
    RE: ロバート・キャパ
    kioさん、こんばんは!

    講演会のレポートを読んで下さり、ありがとうございます♪

    NHKのドキュメンタリー、とても素晴らしい内容でしたね。
    沢木さんが書いたナレーションがまた良かったなぁ〜。

    あの番組を手掛けたNHKのディレクターの国分さんって、『イルカと墜落』に登場するコクブン氏ですよね。
    この人、アマゾンの先住民を描いた作品で大宅賞を獲ってると知り、びっくりしました。

    > やはり生涯に渡り十字架を背負った人生だったのかとも感じます。

    「崩れ落ちる兵士」にそんな真実があったとは…。
    十字架を背負いながら、戦場に向かい続けたキャパの人生。

    沢木さんの新説の発表によって、「崩れ落ちる兵士」も「Dデイ」も、これまでとはまったく違って見えてきますね。

    > ロバートキャパの人生は一枚の写真によって、実に深い陰影を感じさせる如何にも沢木さん好みの人物だったという気がしますね。

    『キャパの十字架』は沢木さんの新たな代表作になるかもしれませんね。
    …といっても、僕は単行本待ちなので、まだ読んでないのですが(笑)。

    沢木さんは学生時代、アルベール・カミュの作品を愛していたと言います。
    カミュもキャパも、ともに1913年の生まれ。
    「僕は偶然にも、ちょうど100年前に生まれた作家達を追いかけているんだ」と、講演会で話していました。

    ようやく『キャパの十字架』が読めるので楽しみです♪
  • ニッキーさん 2013/02/08 11:34:08
    NHKスペシャル、私も見ました。
    がりさん、私も3日のNHKスペシャル、見てました。
    がりさんも見てるかなと思ってたら、がりさんはその上を行ってましたね。

    私はロバート・キャパの人生を思うと共に、一夜にして時代の寵児を作り上げてしまったマスコミの影響の恐さも感じました。

    あちこちに取材して推理して行った沢木さんにも感服。
    真相を追い求めれば自分が好きな写真家の矛盾をあばくことになる。沢木さんにも葛藤があったのではないでしょうか?そしてどうやら真実らしい結果を知ってもなおかつ信頼感を持ち続けている。そんな沢木さんだからこそ、この結果も受け入れられます。

    沢木さんの講演会はやっぱり人気なんですね。早くから行ってたのに危うく見逃すところでしたね。モニター室での視聴でも見られてよかったです。

    ロバート・キャパとゲルダ・タローの他の写真の情報もあって興味深かったです。展示会とコラボしたメニューもこじつけアイデアが笑える〜。

    ニッキー

    がり

    がりさん からの返信 2013/02/09 00:01:13
    RE: NHKスペシャル、私も見ました。
    ニッキーさん、こんばんは!

    さっそく旅行記を読んで下さり、ありがとうございます♪

    > 私はロバート・キャパの人生を思うと共に、一夜にして時代の寵児を作り上げてしまったマスコミの影響の恐さも感じました。

    ニッキーさんもNHKスペシャルをご覧になってましたか〜。

    キャパはこの「崩れ落ちる兵士」によって、一気に名声を得ることになってしまったんですよね。
    確かにこの写真、圧倒的なインパクトのあるすごい写真です。
    僕もこの写真を初めて見た時は、こんな写真を撮れるのか、と衝撃を受けたことを覚えています。

    > 真相を追い求めれば自分が好きな写真家の矛盾をあばくことになる。沢木さんにも葛藤があったのではないでしょうか?

    この答えに辿り着くまでに、相当な長い取材があったんだろうな〜、と思いますね。
    単に写真の謎を解くだけでなく、そこからキャパの人生の秘密まで紐解いていくところが沢木さんらしい。

    沢木さんは最近はフィクションの小説などを発表することが多かったので、純粋なノンフィクション作品は久々だと思います。

    僕の部屋の本棚の沢木さんの本の占拠率、かなりすごいですよ(笑)。
    村上春樹もけっこうすごいですが、やっぱ沢木さんの方が愛着のある作品が多いかな。
    旅に出会えたのも『深夜特急』のおかげなら、スポーツ観戦が好きになったも、沢木さんのスポーツノンフィクションのおかげ。

    沢木さんから受けた影響はかなり大きいな〜、と思います。。
  • ぽちこさん 2013/02/07 07:58:23
    タイミングばっちし!
    がりさん、おはよーございます(^o^)

    昨夜、何気にテレビの番組表見てたら
    0:25から「戦場写真謎に沢木耕太郎が挑む」ってのが目につき、さっそく録画。(眠気に負けたw)

    再放送みたいだけど。
    「がりさんは見たよな〜」って思いながら(笑)

    そして朝パソコン開いたら!
    なんちゅうタイミング!
    びっくりしましたよ〜(~o~)

    ロバート・キャバ
    私にはちと難解ですが録画見てからもう一回拝見しようと思ってます。

    しかし…
    がりさん、私はびっくりしましたよ…

     ぽち

    ぽちこ

    ぽちこさん からの返信 2013/02/07 13:43:44
    見ました〜♪
    がりさん(~o~)

    なかなかおもしろい検証でしたね。

    語らなかったのではなく語れなかった…シブい!

    沢木さんの映像がもうちょっとあればよかったな〜番組のほうは。

    キャパの苦悩がどんなもんか理解するには平和過ぎるかも知れないケド
    恋人の写真で有名になってしまった若者の生き方は…つらいだろうね。

    戦場カメラマンってなんであんなとこに行くのか分からないケド
    キャパの場合は行かなきゃ生きれなかったのかな…

    そしてキャパは撮ることになるんだね。
    いいのか悪いのかわからん。

    運命の一枚…

     ぽち

    がり

    がりさん からの返信 2013/02/08 01:43:18
    RE: 見ました〜♪
    ぽちこさん、こんばんは!

    さっそく旅行記を読んで下さり、ありがとうございます〜。

    そうそう、そのNHKスペシャルの再放送に間に合うように、旅行記を完成させたんです(笑)。
    本放送がちょうど講演会の日の夜だったので、当日の沢木さんの講演を思い出しながら見ることができました。

    沢木さんは滅多にテレビに出ない方なので、とても貴重なドキュメンタリーでしたね。
    沢木さんの書いたナレーションもとても良かったと思います♪

    キャパの写真は、人々に対する優しい視線が感じられるものが多いところが好きです。
    キャパが日本に来た時も、日本の美しい建造物や自然景観を撮ってくれることを期待していた日本側に対して、キャパは日本の人々を撮ることを選んだ、と。
    キャパは常に、人々に対する尽きない好奇心のようなものを持っていたように思います。

    > 戦場カメラマンってなんであんなとこに行くのか分からないケド
    > キャパの場合は行かなきゃ生きれなかったのかな…

    キャパもゲルダも、戦場で若くして亡くなってるんですよね。
    それが彼らの生きる道だったんだろうなぁ。。

    別の日に現役戦場カメラマンの渡部陽一さんのトークショーもあったようです。
    でも渡部さんと沢木さんだったら、やっぱ僕なら沢木さんだよなぁ、って(笑)。

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