
2013/01/03 - 2013/01/03
102位(同エリア383件中)
がりさん
皆さま、あけましておめでとうございます!
いよいよ2013年の幕開けですね。
僕の新年の始まりといえば、元日に明治神宮へ初詣に行き、2日と3日は家でのんびり箱根駅伝をテレビ観戦…、というのが毎年の恒例。
でも今年の箱根駅伝は、現地へ観戦に行ってみようかなぁと思い、3日の復路の観戦&応援に行ってきました!
どこで観戦しようか迷った末に、やはり駅伝なのだから襷を渡す光景を見たいと思い、9区から10区への最後の中継所である鶴見中継所へ行ってきました。
さすがにここは超人気観戦ポイントらしく、何重にも人垣ができる大混雑…!
でも熱狂的な駅伝ファンの人たちと共に見る、生の箱根駅伝に感動~。
今回は繰り上げスタートもなく、20校すべての襷渡しを見ることができました♪
力の限り走り続けてきた選手から、最後のゴールを目指す選手へ、9人の汗が染み込んだ襷が渡される…。
何かを頑張ることの素晴らしさを教えてくれた、新春の素敵な光景でした☆
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朝起きてテレビを点けると、ちょうど復路のレースが始まるところだった♪
朝8時、往路1位だった日本体育大学が芦ノ湖畔をスタートし、箱根駅伝の復路のレースが幕を開けた。
2位の東洋、3位の早稲田…と、前を行く日体大を追って、続々と選手がスタートしていく。
このまま、あったかい部屋でテレビで観戦している方が楽でいいなぁ〜。
…なんて思いつつも、今年こそは現地観戦に行くと決めたので、ちょっと重い腰を上げて出発(笑)。 -
やって来たのは、鶴見中継所!
ここが、9区から10区への中継所で、ゴールへ向けた箱根駅伝最後の中継所だ。
戸塚と鶴見、どっちに行こうか迷った末に、やはり最後の襷渡しの光景を見たいと思い、鶴見を選んでみた♪
考えてみれば箱根駅伝は、予選会は見に行ったことがあったけど、本選を見に来たのは初めて。
毎年、現地観戦の興味はあっても、正月特有のぼんやりした感じもあって、いつもテレビ観戦で済ましていた。。 -
とにかく中継所はたくさんの人が集まると聞いたので、選手が箱根をスタートすると、すぐに家を出た。
京浜急行を鶴見市場駅で降りると、すぐそこの国道15号に鶴見中継所があって、9時半には着くことができた♪
9区の選手の到着予定時刻は12時24分。
…ってことは、あと3時間近くも、この寒い中で待ってるの〜? -
しかもこの日は冷たい風がけっこう強い!
選手にとっては、北からの向かい風ということになりそう。
中継所の近くで駅伝グッズを売っていて、各大学のタオルや小さなのぼり旗が売っていた。
テレビでは気付かなかったけど、現地ではこんなふうに盛り上がってるんだ〜。 -
すでに駅伝スタッフや日テレの中継班が集まって準備をしている。
選手を撮影する練習をしたり、襷渡しのときのシミュレーションをしたり。
東京から箱根まで、往復200km以上を走る箱根駅伝。
本当に多くの人に支えられている大会なんだなぁ。。 -
そして中継所の前はたくさんの人で大混雑!
最前列はもっと早くから場所取りをしてる人たちですでに埋まっていた。。
僕はなんとか2列目をキープ。
このまま寒い中で3時間近くも立ちっぱなし、というつらい時間が始まった(笑)。
携帯のワンセグで各校の状況をチェックしながら、のんびりと待つ。
戸塚中継所の時点で、いまだに日体大がトップを譲らず、それを追う東洋、3位には明治が続いている。
待ってる間にも、次から次へと観客が増えてきて、気付けば何重もの人垣ができていた!
いかに箱根駅伝が多くの人に愛されているかがわかるな〜。 -
国道の反対側の歩道にまでたくさんの人!
ここまで人が集まるとは思ってなかったので、ほんとに早く来ておいて正解だった。
横の男性は、何度かこの中継所へ観戦に来たことがあるということだった。
僕が選手を撮影する練習を適当にしていると、「こういう感じで撮るといいですよ〜」と教えてくれた。
マラソンの撮影は過去に韓国の世界陸上などでしたことがあるけど、さすがに駅伝の襷渡しを撮影するというのは難しそう。
スポーツ写真は好きなので、なんとかうまく撮れるといいなぁ。。 -
12時を過ぎて、いよいよ10区の選手たちがアップを始めた。
彼らには、9人が繋いできた襷を、ゴールの大手町まで運ぶ大事な役目がある。
走る直前の今、みんなどんな気持ちなのだろう? -
もうすぐトップの選手が中継所に到着するという時間になって、中継所の緊張感も高まっていく。
観衆からは、選手の名前を呼ぶ声援も飛ぶ。
そんな中でも、しっかりとイメージトレーニングをして、落ち着いている選手が多いように見えた。
いや、実際はとても緊張していたのかもしれないけど、少しでも平常心を保とうとしている感じが伝わってくる。
みんなこの日のために、今まで努力してきたんだろうな〜。
中継所には、走り始める直前の期待と不安が入り交じった独特の雰囲気が漂っていた。 -
最初に呼ばれたのは、日体大の谷永だった!
やはり、往路1位の日体大が、復路でもトップを譲らずにここまで来たようだ。
となると、あとは彼の走りで、総合優勝が決まるということになる。
谷永が準備を始めると、観衆からは「がんばれー!!」の大声援が送られる。
こうやって選手に直接エールを送れるのも、現地観戦ならでは♪ -
すでに勝利を確信しているのか、谷永にはとても余裕があるように見えた。
彼ならこのまま、日体大を30年ぶりの総合優勝へ導くことができるかもしれない。
しかもそうなると、予選会からの総合優勝という快挙になる。 -
イチオシ
大歓声の中、9区を走ってきた日体大の矢野から谷永へ、襷が渡された!
総合優勝へ向けて谷永は走り去り、矢野には大きな拍手が送られた。
初めて目の前で見た、箱根駅伝の襷渡しに感動〜。
選手の気迫や負けない気持ちがリアルに伝わってくる。
そして奇跡的に、日体大の襷渡しはいい感じに撮影できていた(笑)。 -
日体大の襷渡しが終わって、後続の大学の到着を待つ。
しかし、これがなかなかやって来ない。
どうやら、トップの日体大と2位の差が、かなり離れているらしい。
これは日体大の総合優勝は決まったかな、と思った。
ようやく2位の東洋大の冨岡が呼ばれて、9区を走ってきた服部から襷が渡された!
今年から柏原のいない東洋大は、やはり苦戦している。
日体大とは3分以上の差だ。
それでも観衆からは、「まだ追いつける!追いつける!!」と大きな声援が送られた。 -
続いて呼ばれたのは、駒澤大の後藤田。
「えっ!次は駒澤なの!?」と、観衆からどよめきが起こる。
駒澤は往路9位だったから、この復路でかなり順位を上げたことになる。
さすがの駒澤とはいえ、復路でここまで盛り返してくるとはすごいな〜。 -
3位で駒澤が到着…!
上野から後藤田へ、伝統の紫の襷が渡された。
やっぱり駒澤が活躍すると、いかにも箱根駅伝って感じがするなぁ。
9区の区間賞は、駒澤の上野が獲ることになった。 -
ここで僕の前で写真を撮っていた駒澤の学生がどこかへ移動してくれたので、幸運にも最前列で選手たちを見ることができた♪
4位で到着したのは早稲田!
えんじ色のユニフォームを着た選手に、熱い声援が送られる。
瀬古さんもどこかで応援しているかな? -
5位で帝京大!
日体大と同じく予選会組だけど、かなり健闘している♪
それにしても、戸塚の時点で3位だったはずの明治大が一向に到着しない。
観衆の中から、「明治はどうしたんだろう?」と心配そうな声が聞こえてくる。 -
ようやく6位で、明治大の松井が到着した!
後半になって失速したようで、ふらふらと少し蛇行するように、なんとか懸命に走っている感じだ。
そんな松井の姿に、観衆から「がんばって!もうちょっと!もうちょっと!!」と声援が飛ぶ。
そんな声に押されるようにして、どうにか10区の北へ、無事に襷が渡された!
そのまま倒れ込む松井に、「よくがんばった!!」と声が掛けられる。
観客も選手と気持ちをひとつにして戦っているような感じで、すごくいい光景だな、と思った。 -
ちなみに、中継所の真横で日テレのアナウンサーが実況をしていて、その声が直接聞こえてくる。
毎年思うけど、日テレの箱根駅伝の中継は、多くの視聴者を惹き付ける構成としてとてもよくできていると思う。
スポーツ中継としての良し悪しは別にしても、この箱根駅伝がここまで多くの人に愛される大会になったのも、間違いなく日テレの中継があったからだろう。
本来なら、全国大会の出雲駅伝や全日本大学駅伝の方が人気があってもいいはずなのに、今では箱根駅伝こそが圧倒的な人気を誇り、大学駅伝の象徴になっている。
まさにテレビの力が、この大会の価値を高めることになったんだろうなぁ。。 -
そんなことを考えてるうちにも、選手が次から次へと鶴見中継所に飛び込んでくる。
7位で入ってきた青いユニフォームは、順天堂大! -
8位で青山学院!
10区でアンカーを走るのは注目のエース、出岐だ。
ここでトップの日体大との差が10分を超えた。
ということは、20分差がついた時点で行われる繰り上げスタートまで、あと10分弱。
去年はこの中継所で4校が繰り上げスタートになったけど、今回はどうなるだろう。。 -
9位で法政大!
法政は往路5位と大健闘で、復路ではやはり順位を落としているが、いまだにシード圏内にいて善戦している。
今年は予選会組が健闘する、なかなか面白いレースになっている♪ -
10位で神奈川大!
ただし神大は、芦ノ湖が一斉スタートだったので、今日の結果に繰り上げ分が加算されるため、実際の順位はわからない。
来年のシード争いはどうなるだろう〜? -
11位で中央学院!
おじさん、なんかすみません…(笑)。
僕の目の前にスタッフのおじさんがいて、撮影がなかなかやりにくい。。
それにしても、この写真撮影というのもちょっと考え物。
撮影に集中していると、どうしても自分の目で見ることができなくなってしまう。
選手に声援を送っている人の多くは、カメラを持たないで観戦に集中している人だ。
僕も撮影なんかやめて、選手の応援の方に集中しようかなぁ…なんて思ったりもしたけど、やはりいつもの癖もあって、反射的に写真を撮ってしまう。。(笑) -
12位で関東学連選抜!
学連選抜は来年の大会では編成されず、それ以降も復活するかは未定のため、これが一区切りの最後のレースとなる。
自分の大学の代表としてではなく、選抜として出場するって、また複雑な気持ちなんじゃないかな〜。。 -
13位で中央大学!
中央大は往路の5区山登りで棄権してしまっているので、ここでどんな走りを見せても、結果は残らない。
それでも9区の選手が、懸命な走りで中継所へ入ってきて、すごく心を動かされた。
結果は残らなくとも、こうやって懸命にやるべきことをやっていく、って大切なことだよなぁ、と思った。
きっとこの走りが、次へとつながってくれることだろう♪ -
14位で山梨学院!
ケニアからの留学生の12人抜きがあったとはいえ、この感じだと山梨学院はシード獲得が微妙かもしれない。
それでも前を行く大学を追って、10区の選手へ青い襷が託された。 -
イチオシ
15位で城西大!
城西大も往路5区で棄権しているので、結果が残ることはない。
それでも懸命な走りに、観衆から大きな声援が送られた。
今日も北からの向かい風が強く、選手にとってはつらそうだ。
そんな風を切るように、ゴールの大手町へ向けて選手が走り始めた。 -
16位で國學院大!
ここでトップとの差が15分を超え、繰り上げスタートまであと5分弱となった。
繰り上げスタートは、ある意味でこの復路の鶴見中継所を象徴する光景になっている。
人間というのは不思議なもので、なんとか繰り上げスタートにはならずに全ての大学に襷をつないでもらいたい…、と思う一方で、まるで悪魔のささやきのように、ちょっと繰り上げスタートの残酷な光景も見てみたいな…、なんて思いが湧いてきたりもする。
これはたぶん、オリンピックの体操やフィギュアスケートなどを見ていると、心のどこかで選手が失敗するのを期待してしまう気持ちと同じなのだと思う。
あと4校。
全ての大学の襷渡しを見れるのか、それとも繰り上げスタートの光景を見れるのか…。 -
國學院大に続いて、ほぼ同時に2校の選手が到着した。
同着17位で大東文化大と東京農業大!
9人の汗が染み込んだ襷が、10区の選手へ渡された。
さあ、あと2校だ…。 -
19位で到着したのは、日本大学!
…とここで、10区の選手が襷を受け取れずに落としてしまい、観衆から悲鳴のような声が聞こえたが、すぐに襷を拾うとゴールへ向けて走り出した。
日大も「花の2区」で区間賞を獲った、ケニア人留学生のベンジャミンの12人抜きはあったが、全体としてはうまくいかなかった。
やはり日体大のように、全体的に安定した選手が集まり、総合力が強いチームが勝ったということなのだろう。。 -
いよいよ残すはあと1校、上武大学だ!
しかし、繰り上げスタートの時刻が近付いてきても、なかなか選手が現れない。
すでに10区を走る大西は、繰り上げ用の予備の襷を掛けている。
あと3分。
観衆の間からも心配そうな声が聞こえてくる。
あと2分。
観客から「大丈夫!絶対に間に合うよ!間に合うって!!」と大きなエールが送られる。
大西は観客の声援をバックに、とても冷静さを保っているように見えた。 -
…と、ここで大西が掛けていた予備の襷を外した。
やはり、これは間に合う!!
ここで僕も、悪魔のささやきは消えて、なんとか間に合ってほしい…、と切に願うようになっていた。
これから走り始める選手を目の前に見て、心が動かされたのだと思う。
新しい予備の襷で走るのか、9人の仲間が引き継いできた襷で走るのか。
それはもちろん、9人の気持ちが込められた襷で走るのがいいに決まっている。
あと1分。
ついに、向こうから黒いユニフォームを着た選手が走ってくるのが見えてきた。
観衆からは、今までで1番の大歓声!! -
イチオシ
そして、間に合った!!
繰り上げスタートまで残りあと34秒…というところで、上武大の平迫から大西へ黒い襷が渡された!
倒れこむ平迫、走っていく大西。
ここまで襷をつないできた平迫には、今日1番の大きな拍手が送られた…!
そしてこの光景は、今日の鶴見中継所で1番の、感動的な光景だった。
上武大の応援をしていたわけでもないのに、気付いたら自分も上武大の選手を熱く応援していた。
今日は20校すべての襷渡しを見ることができた。
本当に、みんな間に合ってよかった…♪ -
全ての大学が襷をつなげたことで、祭りの後の鶴見中継所は、なんだか幸せな雰囲気に満ちていた。
初めて生で見た箱根駅伝、想像以上に面白かった〜。
こうやって、何かに夢中になって懸命に努力する、って素敵なことだな、と実感する光景だった。
あ〜、新年早々、熱い気持ちになることができて楽しかった♪ -
その後は、近くのヤマダ電機に駆け込んで、レースのその後をチェック!
やはり総合優勝は日体大で、30年ぶりの快挙だった!!
2位は東洋、3位は駒澤、その後は帝京、早稲田、順天堂、明治、青山学院、法政、中央学院…と、ここまでが来年のシードを獲得した。
無事に上武大学もゴールテープを切って、全ての大学が大手町に戻ることができた♪
ちなみに、僕の母校も無事にシードを獲れてよかった〜。
さらにちなみに、帰ってから録画をチェックしたら、日テレの中継に僕が何度も映っていて、これもよかった〜(笑)。
来年は、第90回の記念大会だし、さらに熱い戦いが期待できそう! -
せっかく鶴見へ来たので、通称・沖縄ストリートへ寄って、遅い昼食。
三が日からやってる店なんてあるかなと思ったら、おきなわ亭という店が開いていたので、ここで沖縄料理を食べることに。
ソーキそばと沖縄の炊き込みご飯、じゅーしーを頂く。
4年前に訪れた沖縄の風景を思い出すような、素朴な美味しさだった♪
それにしても、元日にも新宿で沖縄そばを食べたので、なぜかこの正月は沖縄付いている。。 -
さっきまで選手が走っていた国道15号は、交通規制も解除されて普段の光景に戻っていた。
新年の2日間だけ、東京と箱根を結ぶこの道を舞台に行われる、青春のレース。
多くの人に支えられ、多くの人に愛されて、多くの人が憧れる、箱根駅伝。
新年最初に素敵な光景を見ることができて、なにか一年の始まりとしては、気持ちのいいスタートを切れたような気がする♪
さあ、今年も走り始めよう!
これから目指すべき、どこかへ向かって…。
今年もよろしくお願いいたします☆
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