2012/12/02 - 2012/12/04
8位(同エリア19件中)
熱帯魚さん
今回初めてブムタン地区を訪れました。
ブムタンは、ウラ(Ura)、チュメ(Chumey)、タン(Tang)
とチョコル(Choekhor)の4つの谷から成る地域。
ブータンで初めて仏教が伝わったのがこの土地で、
ブータンの宗教の中心ともいえる場所です。
ジャンベ・ラカン(Jambay Lhakhang)の見学を終え、
次に向かったのはクジェ・ラカン(Kuje Lhakhang)と
タムシン・ラカン(Tamshing Lhakhang)。
暖かい日差しの中、緑の木々や谷を潤す川など
美しい自然に囲まれながら、歩いて行きました。
ヌンにインドの映画の主題歌やブータンの映画の主題歌を
教えてもらいながら、自然の中をてくてく。
クジェ・ラカンは3つの大きなお堂がどんどんどんっと
並んでいてなかなか圧巻でした。
クジェというのは影の意味で、ここに瞑想を行った
パドマサンババ(グル・リンポチェ)の影が残っていることから、
クジェ・ラカンと呼ばれています。
タムシン・ラカンのほうは小さなお堂でしたが、
その回廊の暗さと古い壁画、そして鎖でできたジャケットを
着て回廊をぐるぐるまわっている男性がおり、そのジャケット
がたてるちゃりちゃりという音が印象的でした。
★★ クジェ・ラカンのおはなし ★★
その昔、シンドゥ・ラジャ(シンドゥ王)のセンダ・ギャブが、守護神シェルギン・カルポの信仰を捨てたことから、王は重い病気にかかり、国民も悪霊に悩まされるようになりました。守護神を王のもとに戻らせ悪霊を鎮めるため、紀元前746年、パドマサンババ(グル・リンポチェ)がネパールからブータンに呼び寄せられました。パドマサンババは岩山で瞑想を行い、王を救ったが、このとき、岩にパドマサンババの影が残りました。そしてこの地に建てられたのが、クジェ・ラカンです。
3つあるお堂のうち、一番右にある建物が一番古い建物で、1652年トンサ・ペンロプによって建てられたもの。パドマサンババの影が残った岩が残っています。真ん中にあるのは1900年ウゲン・ワンチュクによって建てられたもの。ウゲン・ワンチュクはのちの初代国王です。そして一番左にあるのが、第三国王妃によって建てられたものです。
★★ タムシン・ラカンについて ★★
タムシン・ラカンは、1501年、高僧ペマ・リンパによって建てられた、ブータンで最も重要なニンマ派寺院。寺院と僧院からなっています。
★★ メンバル・ツォについて ★★
メンバルは炎、ツォは湖、で炎の湖の意味。あるとき、ペマ・リンパがバターランプを手にしたまま、メンバル・ツォに飛び込みました。そしてペマ・リンパは水のそこから教典などを持って再び姿を現しましたが、手に持っていたバターランプの火は消えることなく燃え続けていた、という伝説があるそうです。
★★ ブータン旅行記11/30〜12/08 ★★
01★パロ★ブータン再訪!ファームハウスにおじゃま…
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10739386/
02★ティンプー★カフェにブータン映画にナイトライフ?ごちゃまぜ的ティンプー
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10740518/
03★キラに着替えてティンプーからプナカへ移動
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10741897/
04★プナカ★夕方の尼寺と朝のお散歩
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10742623/
05★トンサ★天空の要塞トンサ・ゾン
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10743737/
06★ブムタン★ジャンベ・ラカンでの不思議な体験
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10744218/
07★ブムタン★聖なる谷の寺院めぐり
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10744356/
08★ブムタン★白い鳥に導かれたジャカル・ゾン
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10744564/
09★フォブジカ★いたいた、オグロヅル♪
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10744674/
10★インド国境の町へ!ワンデュポダン〜ロベサ〜ドチュラ〜ティンプー〜チュカ〜プンツォリン
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10744915/
11★ジャイゴン★なぜかインドへ行ってしまった…
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10745276/
12★プンツォリン★インド国境の町プンツォリンの夜と朝
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10745597/
13★ジャイゴン★ブータンから日帰りインド?
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10745714/
14★チュカ★ヌンの生まれ育った町へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10746002/
15★パロ★夕方のパロ・ゾンとタ・ゾンへ!
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10746064/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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人は歩いてませんでしたが、牛が…
のんびりしてますけど、角がちょっと怖い。と、びびっている私。 -
次から次へと…
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ちょっとキラでは歩きにくい道を歩いて、クジェ・ラカンが見えてきました。
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正面から入らなくてもいいのかい?と思いながらも、このハシゴから中へ。
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イチオシ
○ クジェ・ラカン(Kuje Lhakhang)
右の建物が、一番古く、ラカンの名前の由来となったパトマサンババのクジェ(影)が残されているところ。中には千体の仏像も置かれています。 -
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こちらが真ん中の建物で、大きなパトマサンババの像があります。ものすごい存在感でした。ブータン人の男性が一生懸命写真を撮ってました…笑
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ニャー
かわいい猫を見つけたっ! -
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ちょっと照れてる?
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おすまししてニャー
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決めポーズ
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近くにみやげ物屋を売っているおばさん二人がいたのですが、私くらいしか観光客がいなくて、暇そうでした。私も土産物には全く興味ないタイプなので…
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谷からの風になびくダルシン
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イチオシ
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風の強い谷。
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イチオシ
水が本当に綺麗。
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ヌンにインドの歌(ヌンの着メロ)やブータンの歌(ティンプーで見た映画の主題歌)を教えてもらいながら、歩いて行きました。
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○ タムシン・ラカン(Tamshing Lhakhang)
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これは外のものですが、内部の壁画がものすごく古いらしく、貴重なものなんだそうです。
中は本堂をめぐるように回廊があり、この回廊を鎖で作られたジャケット(?)のようなものを着て、何周も歩く男性を見ました。こうすることによって、罪が償われるそうです。
一種独特な雰囲気で、何か神秘的なことがおきそうな寺院でした。 -
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イチオシ
熱心に教典を読む?見習い僧侶。
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みんな勉強中でした。
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昼食。
宿泊先に戻って食べました。
ここの料理はおいしい! -
夜はかなり寒くなるということだったので、部屋にいったん戻って普段着に着替えました。
部屋の入り口には、薪と松ぼっくり。部屋の中にある暖炉用です。 -
なんかいいにおいしてましたけど、これ何?
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運転手のティンレーくんが、宿のオーナーに頼まれて、届け物に出かけてしまったので、私たちは宿からお散歩に出かけました。
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こんな長ーい尾の鳥がとまってました。
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下校中の学生かな。
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ホント日本人に似てますよね…
学ラン着させたら、こんな学生いますよ、きっと日本のどこかに。 -
このあたりでティンレーくんと合流し、車でメンバル・ツォに向かいました。
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車窓から…
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やってきました。
車の中でティンレー君が、「バーニング・レイク、またの名をグル・リンポチェ・スイミングプールだよ」、とかジョークを言って、笑ってたんですが… -
車を降りて、ヌンと二人で歩いていきます。
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イチオシ
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ん?なんか岩場だし橋もかかってるし、湖っぽくないですよ?
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「ここがバーニング・レイク(メンバル・ツォ)だよ」とヌン。
「え?ここ???レイクじゃないし!ここがグル・リンポチェ・スイミングプール?」って返す私。
すると、ヌン、「シーっ」って。
あとで車に戻ってから聞いたところによると、ここでメンバル・ツォのことを馬鹿にしたような発言をしたインド人観光客が、水の中に落ちて水死したという事故があったのだとか。やはり神聖な場所ではちゃんとした態度で見学しないとだめですね。というか、ティンレー!!!!(怒) -
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○ メンバル・ツォ
ここにペマ・リンパがバターランプを持ったまま飛び込み、水底にあった教典をもって再び現れた、という場所。水からあがってきたときも、バターランプの光が消えず燃え続けていたことから、炎の湖、メンバル・ツォと呼ばれるようになったそうです。
でも湖というよりは、岩の間に川が流れている感じでしょうか。岩の間を覗き込むのはちょっと怖くて、どきどきでした。 -
ここは燃えているような色の草木が印象的でした。
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夕食へ。
別のゲストハウスにいってみたのですが、お客さんがいなくて、準備するまで少し待ってほしいといわれたので、チャムカルの町に行ってぶらぶらと。 -
この町は、火災にあって、新しく建てられた町なのだとか。
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ぶらぶらしたかったけど…
あまりの寒さに散歩断念。 -
イチオシ
食堂みたいのに入ってみました。
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ここでストーブで暖まりながら、ミルクティを飲んで、ティンレー君を待ちました。
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そして再び車に乗って、私たちが宿泊しているのとは別のゲストハウスのレストランへ。
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料理ができるのを待っている間、ヌンとティンレーはレストラン内の展示物を見入ってました。このあたりの戦いで使われた戦闘道具らしいです。
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チーズ餃子
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牛肉だったか?
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バターでできてるらしいです。
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すごいですね。
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宿泊先に戻る道のり、ティンレー君はスプライトを買ってました。
いやー寒すぎなブムタン。昼間はいいけど、夜はありえないほど寒いです。部屋には暖炉があるからまだ暖かいですけど。
で、寒さに耐え切れず、な、なんとブムタンでの滞在を1日減らして、南部に向かうことにしてしまったのでした…笑
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