仏国石巡礼旅 9 サン=ジュスト石編

2012/08/31 - 2012/09/12

フランス滞在４日目。今日はカルナックへ向けて山の中の遺跡を巡って行きます。

訪れる場所は全てマイナーな場所なので、殆ど参考にならないと思います。すみませんね。

エリア レンヌ(フランス)

宿泊場所のルドン（Redon）からカルナック（Carnac）までおよそ150km。
ほとんどが田舎の村か山の中なので、観光地では有りません。

最初に訪れるサン＝ジャスト（Saint=Just）は、ルドンの北に位置する小さな村。地図にも有るように、この地には遺跡が沢山残っています。一度に沢山の遺跡に出会えそうで、とても楽しみです。

村の入口には看板と道番号が記載されています。この看板の中に入ると、自動車の制限速度は40kmに制限されますので、注意下さい。

看板には割れた風船が下がっています。フランスでは村の看板に花や風船など装飾を施している事が多いです。

早速北西にあるドルメンへ向かいます。ドルメンはやなの中に有るようで、山道が奥まで続いています。ちょっと不気味な感じですが、この道を登ってゆきます。

すると現れたのがこのドルメン。残念ながら天井岩は崩れてしまい、ドルメンの形状を成していません。普通の人が見れば、ただの岩ですね。

気を取り直して、村の西側に広がる遺跡群を目指します。
ちょっと小高い丘の上に、どうやら沢山の遺跡があるようです。
早速車を降りて散策に出かけます。

すると右側の丘に早速一つ目のサークルが登場。

その脇にも綺麗な墓跡があります。

こんな小さな墓跡もあります。

石列も美しく残っています。この列は巨大なサークルの一部を作っています。

ヤラセっぽい完成度の高いサークルも有りました。かなり加工されていると思いますが、美しいサークルでもあります。

さらに歩くと左側に原型をわずかに保った巨大なサークルが現われました。
サークルの一部のみ残っていましたが、その巨大さが良く分かります。

5000年前から、石に模様が現れていたかは不明ですが、魅惑的な文様。この土地のストーンサークルは、一つ一つの石が大きいのが特長です。

朝露の残る草原を歩くため、石巡りにはこのような靴が必要になります。スニーカーではすぐ濡れてしまうので、サンダルのようなものが一番ピッタリです。

最も西にあるドルメン。天井石は残念ながらほとんど落下していますが、実に形の良いドルメンです。

唯一残っている天井石も、僅かな支えで残っていることが分かります。

今度は村の中心に向かって歩いて往きます。すると巨大な墓跡が現われました。
フェンスに囲まれたこの墓は、形が非常に整っているので、多分近年に再構築されたのでしょう。出来れば朽ちた状態で有ることが嬉しいのですけどね。

倒れたメンヒル。長年倒れたままなので、草木が生えていました。一般人が見ればただの岩、石好きが見れば歴史建造物。その境は実に微妙です。

門のような形状で佇む２本の大きなメンヒル。前年ながら凡人にはメッセー＾ジすら伝わって来ません。

この地区のハイライトである、メンヒルの列群。かなり背のあるメンヒルです。誰が何故、ここに並べたのか？考えれば考えるほど、分かりません。

そのすぐ近くにある、別の石列群。こちらの石はスラっと伸びたメンヒルではなく、ずんぐりしたメンヒルでした。

遠近法的な発想からか？奥に行くほど高い石群でした。不思議な構造です。

この村には、あちこちに石の遺跡があります。ですから遺跡の中に民家がある事もあります。メンヒルの列を上手く活用し、門や壁に仕上げていました。こんな家に住みたいです。

St=JUSTを離れ、一路西へ向かいます。
山の中に不思議な遺跡が沢山残っているので、そちらへ向かって移動しましょう。

この旅行記へのコメント （1）

• 迷子さん 2013/07/15 16:40:50

  ブルターニュはお宝ザクザクっすね！

  今頃、気が付き訪問しちゃいました、
  昨年はブルターニュで石探しだったんすね。
  こちらの石達は存在感十分で素晴らしい！
  比較的見付け易いブツが多いのでしょうか？
  
  ああ、憧れます〜。
  続きも愉しみにしていますm(__)m。