2012/11/26 - 2012/12/03
52位(同エリア193件中)
ミモザさん
この旅のハイライトのひとつテオティワカン遺跡の見学です。
以前メキシコを代表する女流画家の生涯を描いた「フリ−ダ」という映画を観たとき、この遺跡に登るシ−ンがあり、「私もいつかここに登りたい!」それがやっと実現したんです。
月のピラミッドから見た光景はとても素晴らしく、このような広大な都市国家を築いた文明に驚きと謎を
秘めたロマンに心が揺さぶられました。
残念ながら今は修復中とかで、太陽のピラミッドには、途中までしか登れませんでした。
その後メキシコ・シティに戻り、国立人類学博物館を見学しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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テオティワカン遺跡は、メキシコシティの北東50km程に位置します。
入り口すぐに遺跡が見えました、ジャガ−の宮殿と呼ばれています。先ずはそこから見学です。 -
遺跡の殆んどの構造は、、大きめの石を漆喰で固めているのですが、
漆喰部分に小石をはめ込んでいるのが、、復元した証だとか。 -
この宮殿は半地下にあるので少し暗い。中には3つの部屋があって、各々に彩色壁画が残っている。
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ジャガ−の宮殿にあるレリ−フ
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羽毛の頭飾りをつけたジャガーがほら貝を吹いて雨を呼んでいるという絵
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オウムの絵
半地下にあったのでこんなにきれいに色彩が残っているのですね。 -
イチオシ
ここから月のピラミッドが良く見えます。
みなさんここで記念写真を撮っていました。 -
お天気もいいし観光客も少なく、丁度いい遺跡見学です。
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テオティワカンは紀元前2世紀ごろ造られた都市で、350年〜650年の最盛期は20万人を超える人々が住んでいたといわれています。副葬品やタルー・タブレロといわれる建築様式から、マヤとは交易を通じて交流があったとされています。7世紀末には衰退し廃墟となったこの都をアステカ族が見つけ、「神々の座所」という意味の「テオティワカン」と名づけました。
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月のピラミッドの前の広場はかなり広いです。
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月のピラミッド
高さ46m、150m×120m、350年ごろ建てられた。 -
月のピラミッドに登ります。
標高が高いので、空気が少し薄いせいか息がきれます。
それでも上に登った景色は壮大です。 -
真っ直ぐに続く死者の道、左手に太陽のピラミッドが見えます。
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月のピラミッドは大きく4層になっていて、最初の1段目まで登ることができます、これから上は入れません。
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この巨大なピラミッド群を建設したテオティワカン人たちは、どこから来たのか?8世紀頃の謎の滅亡・・・その後盆地に放置されていたテオティワカンを訪れたアステカ人が、月の神殿や太陽の神殿と名づけた。
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テオティワカンが繁栄していたころは20万人以上の人口があったと推測される、平和的な神制政治は、すべての政事を司る神官を頂点に、軍人、商人と階級分けされ、最下層の職人たちも職種別に各々のパビリオン(地区)に整然と暮らしていたとか。
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階段の段差が60cmほどあるので、手すりをつかまりながら登ります。
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降りる時は、用心しながら1段1段降ります。
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神殿の内部の色彩はこんなサボテンの色素で色付けされたようです。
実演してみせてくれました。 -
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太陽のピラミッドは紀元後100年頃建造。
高さ65m、225m×225mの巨大な神殿。テオティワカンのなかでは最大の建築物で、世界で3番目の大きさを誇る。 -
このピラミッドは宗教儀礼のために建造されたもので、平坦な頂上には以前神殿が建っていたらしい。
さぁ〜頑張って登ります。 -
各々の基壇に神殿があった当時の様子はどんなだったのだろうか?
想像しただけで夢が広がります。 -
階段は下りと上りに分けられています。こっちのほうが月のピラミッドより登りやすいです。 でも息がきれるので、こここで一休み。
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ここから見る景色もなかなかのものです。メキシコ・シティの高原地帯には5000m級の山もあります。
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一応ロ−プのようなものがあります。
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ここの登れただけで、今回の旅の目的が果たせました、嬉しい!
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今は石面がむき出しになっているピラミッドも以前は漆喰で覆われ顔料で壁面が彩色されていたとか。
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ここから月のピラミッドが良く見えます。私もここで記念写真を撮りました。
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2012年現在頂上までは登れません。上に監視の人がいました。
頂上までは248段の階段があります。 -
太陽のピラミッドから駐車場に戻る両側の道にはお土産やさんが並んでいました。
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遺跡見学後は、ランチタイム。なんかメキシコらしいレストランでバイキングです。
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ス−プにトルティ−ヤ
コロナビ−ルも冷たくて美味しかった。 -
バイキングなので、少しずついろいろ皿にのせてきました。
ついつい無難なものになってしまいます。 -
国立人類学博物館
ここにはテオティワカン、マヤ、アステカなどの遺跡から、永遠に保存すべき発掘品を選りすぐって展示しています。 -
鷲とジャガー、太陽などが彫り込まれた円柱。
天井からはスコールのように水が落ちている。暑いときは涼しげです。 -
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博物館は7つの部屋に分かれていて、ここはテオティワカンのコ−ナ、
月のピラミッドの前に建っていた雨神チャルティトゥリクエの巨大像(オリジナル) -
実物大に復元された巨大なケツァルコアトル神殿のレプリカだけど本物より美しいとか?
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トルテカ文明の色鮮やかな壁画
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トゥーラ遺跡の戦士像、大きいな!
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球技のゴ−ル
今後のウシュマルやチェチェンイツァの遺跡でも、競技場にこのゴ−ルが出てきます。 -
テノチティトランの復元模型
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第7室はこの博物館最大の見どころ、その中心は巨大な石に彫りこまれたアステカの暦を図案化して太陽の石です。
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太陽の石
約24トンの玄武岩に直径約3.6メートルの円形のモチーフが彫刻されている。西暦1479年に奉納された、と記されている。
1790年12月17日にメキシコシティの中央広場から発掘された。
太陽の石は単に月日を刻むだけでなく、アステカ人の神秘的な宇宙観を表現している。 -
アステカの神様のひとつコアトリクエ。腰には切り落とされた首がついていて、よく見ると結構不気味なもの。この神様のバリエーションを見ていても、彼らがいかに創造的な民族だったかがわかりますね。
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このチャック・モール像は、チェチェンイツァの『戦士の神殿』上に横臥している像で
生贄の心臓を中央の丸い台に置いて捧げたとされている。 -
マヤ室の目玉はパカル王のヒスイの仮面
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パレンケの碑文の神殿の地下王墓が実物内で復元されている。
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カバー遺跡の壁に彫られた雨神チャック神
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膨大な出土品の数々、もちろん1〜2時間の見物ではとても見切れません。
代表的なものだけ見ましたが、かなり見応えがあります。 -
夕食はマリアッチの音楽を聴きながらです。日本人や外国人のツア−客が沢山来ていました。 聞いたことのある曲もあり、日本人のために日本の曲も歌ってくれました。
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サルサソ−スは結構辛いけど美味しいです。
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お肉料理でしたが、お肉が柔らかくて半分は食べられました。
今日の観光は遺跡が中心でしたが、明日は世界遺産プエブラの街に行きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2012/12/10 22:14:12
- ひょうひょうとした表情
- こんばんは〜ミモザ様。
ティオティワカン遺跡は、流石に立派ですね〜
広くて見ごたえありそう。
ジャガーの模様っていうのがいいな。。。
見てみたいわ。
それに、石造りの神様の飄々とした表情が
なんとも言えず面白くて、
思わず笑顔になってしまう素敵な神様たちですよね。
その昔、すごい文明が発達していた、、、
メキシコって奥深いわ。
たらよろ
- ミモザさん からの返信 2012/12/12 08:14:32
- RE: ひょうひょうとした表情
- たらよろさんおはようございます。
いつもありがとうございます。
はいついにメキシコ行ってきました。もともとあまり知識のないメキシコでしたが、密林の中に忽然と現れるピラミッドに驚きです。
エジプトとはまた違った古代の素晴らしい文明が、ここにもあったのですね。国立人類学博物館もとても見応えがありました。
古代の文明は、今の社会に何か示唆してくれるものがあるような気がします。
今年の旅はこれで終わりますが、来年はまたどんな発見があるでしょうか?
来年も宜しくお願いします。
ミモザ
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