2012/09/05 - 2012/09/05
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SUR SHANGHAIさん
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風光明媚なフロム峡谷を行き来するフロム鉄道は、フロム一番の観光イベント。
峡谷の麓のフロム駅⇔ベルゲン急行も停まるミュールダール駅間の20.20kmを1時間ほどで結んでいます。
その二つの駅の間の標高差は863.5m。
天候待ちのためと、クルーズ船でやって来たお客さんたちで混み合うのを避けて、今日の午後の便に予約変更したフロム鉄道。
もう明日はベルゲンに移動するからあとが無い。
午後の便に変更したのが吉と出るか凶と出るか、乗ってみます。
フロム鉄道に乗る前には、フロム駅そばにあるフロム鉄道博物館にも行ってみたので、その様子もご紹介しようと思います。
表紙の画像は、途中駅の一つのブレークヴァム駅ですれ違うフロム鉄道の列車。
●注: フロム鉄道各駅の標高は、資料によって多少差があります。
この旅行記では、フロムの観光インフォにあったフロム鉄道地図に載っていた数字で統一しようと思います。
※ 備忘録: フロム鉄道に往復乗って撮った写真の内、往きと帰りで景色が重複する物は取捨選択し、往きの場面でアップします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
さて、フロム最終日の後半は、いよいよ懸案だったフロム鉄道に乗ってみます。
フロム鉄道はフロム観光の最大のイベントなのに、どうして最終日まで乗らなかったのかと申しますと、まずは天候。
9月初めのフロム周辺は雨が降ったり止んだり、かと思えば急に青空が広がったりの不安定な天候。
せっかく乗っても霧や雨で外の景色が見えなければフロム鉄道に乗った意味が無いので天候待ちをしてました。
結局は毎日同じようなお天気だったんですが。(;^ω^)
もう一つは、大型クルーズ船でやって来るお客さんたちの動向チェックのため。
フロムに寄るクルーズ船の最大の目的はフロム鉄道。
そのお客さんたちとかち合うとゆったりと楽しめそうが無いので、駅のチケット情報で随時チェックを入れてました。
それで分かったのは、この9月初めだと、朝早く入港したクルーズ船は夕方にはまた出港するため、フロム鉄道は午前の便にお客さんが集中。逆に午後はガラガラ。
よって、一旦は今日の午前の便で予約して買っておいたチケットを、午後の便に変更してもらいました。
前置きが長くなりましたが、上段の画像の赤い建物がフロム鉄道のフロム駅。観光インフォなどの施設も一緒に入ってます。
チケットの変更業務もしているチケット売り場は中にありますが、空席情報の電光掲示板、時刻表、料金表などは建物外にも出ています。
ご自分のスケジュールに合わせてどうぞ。
ただ、上でも言ったように、大型クルーズ船が入港すると、午前中の便はどれも満員になっていました。
夏真っ盛りのシーズン中だと、午後の便も混むのかも? 要注意。
フロム鉄道のホームは屋根も無い吹きさらし。
下段の画像に写っているのがフロム鉄道の列車。緑色のごつい見かけです。
フロムからだとミュールダールに上って行く便しかないんですが、一応ホーム番号と行き先が出ているのがいじらしく健気。(。・w・。) ププッ -
これはフロム鉄道の時刻表。
画像をクリックして元画像にすると拡大表示されます。
●注: これは2012年4月29日から2012年9月23日まで有効だったものです。
最新情報は下記のフロム鉄道のサイトで。
http://www.visitflam.com/flam-railway/ (英語版) フロム鉄道沿線地図あり。
SUR SHANGHAIとその旦那は、車窓からの景色を楽しむためだけの単純往復をしましたが、ミュールダール駅では、オスロ、ベルゲン、ヴォス方面行きの列車に乗り換え可能になっています。
フロム⇔ミュールダール間には、細いながら車道も併走していて、ミュールダールから貸し自転車でフロムに下山するのも可能。
9月上旬にはそんなサイクリストたちも車窓から見えました。
ミュールダールもしくは途中駅からフロムへ徒歩下山という手もあります。
フロムの観光インフォには、『フロムとフロム峡谷を歩く』という、日本語版+中国語版も一緒になった説明付き地図(無料)があります。
手に入れるといいですよ。
フロム鉄道を使ったルートも紹介されていました。
●注: フロム鉄道にはフロム駅、ミュールダール駅のほか、途中駅が九つありますが、全てに停まるわけではありません。
時刻表にX印が付いている駅にはリクエストで停まります。
途中で降りて歩いてみたいなどの希望がある方は、事前に告げておきましょう。 -
これはフロム鉄道のフロム〜ミュールダール間の料金表。
●注: これは2012年9月上旬有効だったものです。
片道は大人260クローネ、4〜15歳の子どもは半額。
往復は大人360クローネ、4〜15歳の子どもは260クローネ。
大人2人+4〜15歳の子ども2人の往復料金は900クローネ。
ユーレイルパス、インターレイル保持者は割引あり。
下記のフロム鉄道のサイトで最新情報をお確かめ下さい。
http://www.visitflam.com/flam-railway/ (英語版) -
これはフロム駅のホーム脇にあるフロム鉄道博物館。
黄色い建物ですぐに目に入りますよ。
建物の前には、フロム鉄道建設に功労のあった人々を記念する碑も立っています。
フロム鉄道開設以前の交通状況、鉄道建設工事の様子を撮った写真、工事に使われた器具、その後使われていた車両や設備、各種列車の模型などの展示が主な内容。
小粒な博物館ですが、鉄道ファン以外の方も、フロム鉄道に乗る前後に見学する価値あり。
見学は無料です。
建物に入ってすぐの場所がお土産屋さんになっていて、あれ? (・・?
博物館スペースはお土産屋さんの奥に入ってました。 -
フロム鉄道博物館の展示。
これは、フロム鉄道が開設される前に使われていた交通手段。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
険しいフロム峡谷に既に住んでいた人たちって、最初はどうやってこんな場所に移ってきたんだろうと思わせる風景写真。
左上の写真では、もう馬車が通れる道になっているけど、その前には踏み分け道だったんだろうな。
あとでフロム鉄道に乗ってみたら、鉄道沿いには細い車道も併走。
ひょっとしてこの当時の馬車道の名残なのかも?
冬にはソリやスキーも使われていたんだね。
当時の郵便配達人さんたち、郵便の量も少なかっただろうに、スキーで行き来していたなんて、本当にお疲れ様でした。 -
フロム鉄道博物館の展示。
フロム鉄道の着工は1923年。列車の運行が始まったのは1940年。
フロム峡谷の麓のフロム駅⇔ベルゲン急行も停まるミュールダール駅間の距離は20.20km。
距離だけ聞くとたいした事が無いように思えますが、二つの駅の間の標高差は863.5m。
しかも、その20.20kmの距離にトンネルは20もあって、そのうちの18は手作業で掘られたんだそう。
そんな鉄道開設作業に携わった人々の写真、工事現場、使われていた道具類も並ぶコーナー。
下段左側の写真の一枚には、撮影年が1930年と出ていました。
現代でも難工事が予想されるフロム峡谷に、よくぞ手作業で鉄道を通したものだと驚きます。 -
フロム鉄道博物館の展示。
これはフロム駅と、フロム駅があるフロム港遠景写真。
上述したように、フロム鉄道の着工は1923年。列車の運行が始まったのは1940年。
旅客列車が通されたのは1941年からで、1944年には電化されたそうです。
これらの画像は1950年に撮られたもののようなので、既に電化された列車が通っていた頃の様子なんでしょうね。
フロムの町は今も小さいけれど、この当時は一層鄙びたアウルランフィヨルドの港町の風情あり。
●注: アウルランフィヨルドは、ソグネフィヨルドから枝分かれしたフィヨルドの一つ。
フロムの町は、そのフィヨルドの最奥部に位置しています。 -
フロム鉄道博物館の展示。
フロム鉄道が通されてから使われていた枕木、車両、保線点検用オートバイなども展示されています。
このほか、各種列車のミニチュアや写真が展示されているコーナーもありましたが、フロム鉄道とは直接関係が無いようなので、ここでは省略します。 -
実際にフロム鉄道に乗る前の説明が長くなってしまいました。(;^ω^)
フロム鉄道は、乗る便は予約できても、座席指定は無い点に要注意。
窓際席がいいなどの希望がある方は、早目に行って並ぶのが吉。
9月初めの午後の便はお客さんは少なかったんですが、列車内部の事情が分からないSUR SHANGHAIとその旦那は、自分たちが乗る便がフロム駅に到着した時には既にホームで待ってました。
現代のフロム鉄道でフロムに到着したお客さんたち。
途中での景色を楽しめたような満足そうなお顔が次々と降りて来て、これで期待感が急上昇。(*^。^*) -
イチオシ
フロム駅のホームからフロム駅舎を振り向くと、この朝フロム港に入港して停泊している大型クルーズ船が大迫力。
この埠頭には観光客用設備が一通り揃っていてフロムの町の中心なんですが、この画像でフロムの町の大きさ(小ささ?)がよく分かるんじゃないでしょうか。 -
フロム鉄道からの景色は窓際席で見てみたかったSUR SHANGHAIとその旦那。
車両の一つに一番乗り。
内部は木調で温かみのある色合い。落ち着けます。
車内販売は無かったと思うので、飲み物やスナックは持って行くといいですよ。
座席は通路を挟んで対面の6人掛けと4人掛け。
こういう形態の座席を、集団見合型シートと呼ぶんだそうです。
( ̄m ̄*)
で、フロム鉄道の座席を選ぶ時の注意点!
せっかく窓際席に座っても、窓は開かないようになっている部分が多いんです。
沿線の風景写真を撮りたい方は、車両出入口そばにある、窓上部が開く造りになっている席をゲットしましょう。
下段の画像のように自分で窓が開けられます。 -
さて、フロム駅を出発したフロム鉄道の列車。
ご覧のように、9月初めの午後の便はガラガラで、開く窓のある席にゆったり座って行けました。
ヤタ───v(-∀-)v───♪
後の気がかりは、フロム峡谷の上の方でのお天気と、帰りのお日様の位置だけ。
結論を先に言ってしまうと、お天気はフロム周辺と同じく雨がぱらついたり、晴れ間が出たり。
SUR SHANGHAIたちは思い切って16:05発の列車でフロムを出て、ミュールダールからは折り返して17:15発の列車に乗りましたが、9月初めにはまだ十分明るい内にフロムに戻れました。
上段の画像奥に見えている人物は、改札係のおじさん。
出発直後に回ってきました。
その頭上に見えているスクリーンには、フロム沿線の風景や説明が出たりします。英語版あり。
下段の画像は、フロム鉄道の往復チケット。
二人一緒のチケットのため、料金は720クローネと出ています。
旅行記の出だしで言ったように、フロム出発の時刻を変更してもらったので、元々の時刻が修正液で消され、手書きで新たに記入されているのがアナログ。
チケットにはフロム鉄道の地図も付いてますが、ちょっと小さ過ぎ。
フロム駅に隣接した観光インフォで、日本語の説明も付いているフロム鉄道地図をいただきましょう。無料です。 -
フロムの町のフロム港そばにあるフロム駅を出発したフロム鉄道の列車は、フロム川に沿ったフロム峡谷を上って行きます。
固有名詞が全部フロムで始まっているから、記憶力の弱いSUR SHANGHAIでも楽に覚えられるのがいいですねえ。
フロム尽くし。(。・w・。) ププッ
ここで見えているのはオールド・フロムと呼ばれる村で、画像右手に可愛いフロム教会の塔が見えています。
画像のほぼ中央に白く見えている滝の名もフロム滝、
…ではなく、これはリョーアンネ滝という名でした。(;^ω^) -
フロム鉄道は、ミュールダールに上って行く時には、進行方向に向かって右側席からの眺めよし。
これまでのフロム周辺旅行記でもお分かりのように、アウルランフィヨルドの渓谷に囲まれたこのあたり一帯は滝がとても多いんです。
最初の頃は一つ一つ撮っていても、そのうちによほど見応えがある滝じゃないと目もカメラも向けなくなるほど。
この旅行記にもいくつも滝が出てきますが、それはフロム峡谷に存在する滝のほんの一部。
名前がちゃんと付いている滝となるとごく少数です。 -
フロム鉄道には、フロムとミュールダールを除くと九つの途中駅がありますが、一つ一つの駅に停まって行くわけではありません。
この旅行記の出だしの時刻表でX印が付いている駅にはリクエストがあれば停めてもらえます。
途中下車して周辺を歩いてみたい方は、事前に降りたい駅名をチェックしておくといいですよ。
さて、フロムから数えて4番目のブレークヴァム(標高343m)という駅で停まった列車。
フロムからここまで20分ほど。
この駅が、ちょうどフロム鉄道の中間地点なんだそう。
あれ? 降りる人はいないみたいなのにと思っていると、最後尾の機関士さんが降りてこちらにやって来る姿が。
何だろう? と見ているSUR SHANGHAIが乗っている車両も通り越して列車の先頭へ。
先頭の運転手さんも降りて、なにやら点検しているような姿が見えた。
え〜! まさか、列車の不具合? Σ(・ω・ノ)ノ
どうなるの?と不安に思っていると…、 -
…ミュールダールからフロム峡谷を下って来た列車が見えた。
フロム鉄道は単線なんですが、このブレークヴァム駅だけは複線になっていて、ここで上りと下りの列車がすれ違えるようになっていたのでありました。
事情が分かってホッ!
列車内のスクリーンには説明が出たのかもしれませんが、外の様子に気を取られていて気付かなかったSUR SHANGHAIとその旦那。 -
ブレークヴァム駅で無事にすれ違い、フロムを目指して峡谷を下って行ったフロム鉄道の列車。
9月初めの午後4時半を回った時刻には、ミュールダールから降りてくるお客はほとんどいなくて、すれ違う時にお互いに窓から写真を撮りあうことが無かったのがちょっと残念。 -
ミュールダールへ上って行くフロム鉄道(進行方向に向かって右側の席)から見えた滝。
日本だったら、双龍の滝とか凝った名前が付きそうですが、名無しの滝なんです。
命名権とか売り出したら面白そう。 …冗談です。(;^ω^) -
ミュールダールへ上って行くフロム鉄道(進行方向に向かって右側の席)から見えたフロム峡谷。
水量の多い渓流のそばに民家が見えてます。
ここだけでなく、フロム周辺ではあちこちで流れの急な渓流や滝壺のすぐそばに民家があるのを見かけます。
雪解け時期や大雨で水量が急に増えた時なんか、怖いんじゃないの?
地元の人たちが経験上大丈夫だと確信した上で建ててるんでしょうが、気になります。 -
イチオシ
ミュールダールへ上って行くフロム鉄道(進行方向に向かって右側の席)から見えたフロム峡谷。
コールダール駅(標高556m)とショースフォッセン駅(標高669m)の間では、フロム鉄道のてっぺんのミュールダール駅や、岩壁を流れ下る滝、ジグザグの車道が見えて絶景。
個人的にはこの区間の眺めがよかったと思います。
画像をクリックして元画像にすると、崖の上のミュールダール駅もはっきり分かります。
ここに出した画像には写っていないんですが、自転車でこの坂を下りてくるサイクリストたちも見かけました。
見ているほうがハラハラドキドキ。
ミュールダール⇔フロム間は細いながら車道が付いていて、ミュールダール駅で自転車を借りてフロムまで下山するのも可能ですよ。
気になる方は要チェック。 -
ミュールダールへ上って行くフロム鉄道(進行方向に向かって右側の席)から見えたフロム峡谷。
上記と同じコールダール駅とショースフォッセン駅の間からはこんな垂直の岸壁も見えてΣ(ノ)゚д゚(ヾ)ドキッ!!
この岩壁部分は、ラインウンガ駅(標高768m)とヴァトナハルセン駅(標高811m)間で、岩壁内部を180度旋回する馬蹄型トンネルが通っています。
ひゃ?!(◎◇◎) ここに鉄道を通すなんて考え付いた人がまず凄いし、それを成し遂げた人々はさらに凄い! -
フロム駅から40分。フロム鉄道は、このショースフォッセン駅(標高669m)で5分ほど停車します。
上りと下りの列車がすれ違うためではなく、フロム鉄道の最大の見所になっているショース滝がここにあるため。
この滝は、ミュールダールへ上って行く進行方向に向かって左側にあります。
ホームが滝を跨ぐ展望台風に造られていて、ショース滝を真正面から見られますよ。
気候・天候がよければ、是非ホームに出て記念写真を撮りましょう。 -
イチオシ
よくもこれだけ大量の水が途切れずに流れて来るものだと感心するショース滝。
水源になっているのは、フロム峡谷のてっぺんにあるラインウンガ湖。
この日はお天気の関係で、豪快な水墨画風に煙って見えますが、快晴の日にはずいぶん雰囲気が違って見えるんでしょうね。
あれ? 画像右側の岩に人工の建造物が見える。
今は廃墟になってるようだけど、何だろう?
昔の発電所関連の建物かも? -
ショースフォッセン駅のホームからショース滝を縦位置で見てみる。
風向きによって、水の流れがクリアに見えたり、濛々と煙って見えたり。
この水量は迫力あり。
ホームそばの岩壁に≪ショース滝 フリーフォール93m≫のプレートが出ていましたよ。 -
ショースフォッセン駅のホーム前後は岩壁になっていて、フロム鉄道の列車も頭と尻尾がトンネルの中。
これは、上って来た斜面の下方向を見た様子。
粋な車掌さんも、お客さんに事故などが起こらないように見守りのため降りて来ます。 -
ショースフォッセン駅に停車中のフロム鉄道の列車。
これは、これから向かう斜面の上方向を見た様子。
SUR SHANGHAIたちが乗った車両はガラガラだったけれど、別の車両には団体さんたちが乗ったようで、ショース滝を見にホームに降りて来たお客さんの合計は案外多かった。
さ、また乗り込んで、列車は更に上にあるフロム峡谷のてっぺんのミュールダールを目指します。 -
ショースフォッセン駅ホームを挟んでショース滝の反対側には発電所が。
ショース滝の水はここを通って、峡谷の下を流れるフロム川に落ちてました。
そうそう、ショース滝には車道が通じていないので、フロム鉄道で来るしかないんだそう。
という事は、この発電所で働いている人たちにとっては、フロム鉄道の列車は通勤電車になるのね。
羨ましい気もするけど、きれいな沿線の景色も毎日見てたら何とも思わなくなりそう。
美人も三日で飽きるって言うし。 …例えが悪くてすみません。(;^ω^) -
ショースフォッセン駅を出て、さらにミュールダール駅を目指し高度を上げるフロム鉄道。
この画像は、上の方でもご紹介したラインウンガ駅とヴァトナハルセン駅間にある180度旋回する馬蹄型トンネル内を進行方向に向かって右側の席から見た様子です。
一方の壁が窓のように開いている箇所もあって、合間からはこんな風にフロム峡谷どん詰まりの谷底が見えるんですよ〜。 -
いよいよミュールダールまであと一息というヴァトナハルセン駅(標高811m)でまたまた停まったフロム鉄道の列車。
あれ? 今度は何だろう? と外を見ると、ここで下車するお客さんも。
事前にここで停まるように告げていたようで、荷物下ろしには車掌さんも手伝っていました。
こんな所で降りる人もいるの〜?
駅の周辺に目をやると、この朝見たスタルハイム・ホテルと似た雰囲気のヴァトナハルセン・ホテルがありました。
フロム峡谷てっぺん近くのこういう所に泊まるのもいいかもね。 -
フロム鉄道てっぺんのミュールダール駅(標高866m)に到着。到着時刻は17:03。
フロムを出たのは16:05だったから、乗車時間は1時間足らず。
お天気は今ひとつだったけど、景色は思っていたよりよかったなあ、というのがSUR SHANGHAIの感想。
気候・天候がいい時には、乗ってみて損は無いはず。
SUR SHANGHAIの旦那は、普段はジッと乗り物に座っているのが嫌いなタイプなんですが、「車窓からの景色を追うのが楽しかった! 時間も長すぎないし。」という感想。
SUR SHANGHAIたちは、この後折り返しフロムに戻る同じ列車で単純往復するんですが、それまでちょっと時間あり。
ミュールダール駅のホームに出てみます。
フロム鉄道の駅って、どれも同じ赤い色。
雪が降った時にもこの色がいい目印になるんだろうね。
駅舎には必ず青い駅名看板が出ていて、標高まで書いてある。
あれ?観光インフォでもらったフロム鉄道の資料にはミュールダールの標高は866mって出てるのに、この看板には866.8mって出ている。
標高の数字は、資料によって多少違いがある点にご注意下さい。
下段の画像には、≪フロムまでの自転車貸します。≫の広告と、ミュールダールB&Bの広告が。
体力とサイクリング経験がある方は、自転車下山をお試ししてみるのもよさそう。
トレッキング下山も可能なので、興味のある方はフロムの観光インフォで≪フロムとフロム峡谷を歩く≫という日本語版付きの資料をもらうといいですよ。 -
ミュールダール駅を出るこの日の午後の列車時刻表。
●注: これは2012年9月上旬現在有効だった時刻表です。
フロム鉄道のほかに、オスロ⇔ベルゲンを結ぶベルゲン急行もこのミュールダールで停まります。
時間をうまく組み合わせれば、オスロやベルゲンへの移動途中にフロム鉄道も体験出来ますよ。
フロム鉄道はいいけれど、フロムの町は小さすぎて泊まるのはちょっと寂しい…という方は、ヴォスに移動してヴォス泊にするのもよし。 -
ミュールダール駅のホームは一つでごく分かりやすい構造。
上段の画像左手に写っているのは、SUR SHANGHAIたちが乗ってきたフロム鉄道の列車。この後、折り返してフロムに戻ります。
ホームには、貸し出し用の自転車がずらり。
借りてみたい方は、あらかじめフロムの観光インフォで資料をもらってチェックしておくといいんじゃないでしょうか。
下段の画像は、かつてのミュールダール駅の写真。
駅舎内のカフェに飾ってあった物です。
いつ頃の様子なのか説明が無かったのは残念。
あ、昔は自転車の代わりに馬車が並んでいたんだね。
駅舎の形はほとんど同じだ〜。 -
ミュールダール駅内のカフェ。
ちょっとした博物館風に、昔のミュールダール写真なども飾ってありました。
連絡列車を待つ間の飲み物休憩や食事休憩もOK。
SUR SHANGHAIたちは、数分後にはもうフロムに戻る列車に乗るので、お試しは出来ませんでした。 -
これは、ミュールダール駅のホーム反対側に停まっていたヴォス行きの列車。
今日一日フロム周辺での観光を終えて、フロム鉄道でミュールダールまで上って来たツアーのお客さんたちが乗り込んでました。
泊まるのは、ヴォスのホテルなんでしょうね。 -
上に出した画像と同じく、ミュールダール駅に停まっていたヴォス行きの列車。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
この列車の車掌さんは女性。
発車オーライの合図らしい緑色の布を振って、ミュールダール駅を出て行きました。
列車が出て行った後の寒々としたホームに、何だか一瞬の旅情を感じてしまったSUR SHANGHAI。 -
そろそろフロムに戻るフロム鉄道の列車も出発間近のミュールダール駅。
また乗り込んでヒョイと外を見ると、
(◎◇◎)、これからあの自転車でフロムまで?
う〜ん、民家がすぐ下にも見えてるし、このあたりに住んでいる人なんじゃない?
真相はいかに?
ちょっと画像が切れてしまいましたが、奥に写っているトンネルに、さっき発車したヴォス行きの列車が消えて行きました。 -
イチオシ
さ、戻りのフロム鉄道の列車も発車。
見送ってくれた駅員さん、さようなら〜。
また大粒の雨が降り始めたミュールダール駅周辺。
こういう雨粒に濡れたガラス窓越しの景色って、なんとなくいいなあと思う。
このあと回ってきた改札係のおじさんが、
「急に寒くなって来た。」とちょっと身震い。
その後で言った“SUMMER IS OVER….”の言葉がやけに感傷的に聞こえた。 -
ミュールダール駅を去って、今度はフロム峡谷を下り始めたフロム鉄道の列車。
同じ峡谷でも、上りと下りとでは見る方向が違うから、「あれ?あんなダムもあったんだ〜。」と新たな発見も。
フロム鉄道は、単純往復でも十分に楽しめますよ。
この後はまたショースフォッセン駅にも停まって、しばしのショース滝見物タイム。
この帰り道で撮ったショース滝の様子も、取捨選択して上の方に出してあります。 -
イチオシ
また戻って来たブレークヴァム駅。
ミュルダールへ上って行った時にはここで一時停車して、下りて来た列車とすれ違いました。
今度はフロムから上って来た列車の方が停車して、SUR SHANGHAIたちの列車を先に通すんだろうと思ったら間違いだった。(;^ω^)
悠悠と上って来る列車をパチリ。
どちらが停まるのかはルールがあるんだろうけど、どうなっているのかまでは分からず…。(・・? -
ブレークヴァム駅あたりでは、フロム鉄道とほぼ併走している細い車道もすぐそばに見えます。
これはミュールダールから自転車やトレッキングで下山していく時の道。
あれ? フロム峡谷の上の方だと未舗装の所もあったけど、このあたりは舗装されてるみたいだよ。
あとで車でも上って来てみようか。 -
フロム峡谷を下って行くフロム鉄道。
雨上がりの空に日が差して、行く手の折り重なる山々に虹が架かった!
9月始めのフロム周辺は、雨が降ったり止んだり晴れ間が出たりの不安定な天候続きだったけど、虹があちこちで見られたのはよかったねえ。
グドヴァンゲン行きのフィヨルド巡りフェリーからはネーロイフィヨルドに架かる虹が見えたし、ステーガスタイン展望ポイントに向かう途中ではアウルランフィヨルドに架かる虹が見えた。
そして、今日はフロム峡谷に架かる虹!
なんだかいい事ありそう! (*^。^*) -
フロムへ下って行くフロム鉄道(進行方向に向かって左側の席)から見えたこの滝はリョーアンネ滝。
もちろんミュールダールへ上って行く時の車窓からもよく見えます。
ホーレイナ駅(標高48m)とダルスボトン駅(標高200m)の中間にあり。 -
さらにフロム峡谷を下って、そろそろオールド・フロムの村がある広い谷間が見えて来た頃。
-
フロム鉄道の列車は、ただいま可愛い眺めのオールド・フロムの村を通過中。
最寄の駅はホーレイナ駅で、ここからならフロムの町へも3km。
ここで降りて、歩いてフロムに戻るのもあり。
ただし、黙っていると列車は駅を素通りするので、事前に降りる旨を伝えておきましょう。
SUR SHANGHAIたちは、初めここで降りようと思ったんですが、あとで車でフロム峡谷を途中まで遡って行ってみる事に決定済み。 -
フロム峡谷の底を流れるフロム川も、オールド・フロムのあたりでは幅が広くなる。
平和な景色だねえ。
そんなフロム川のほとりには、民家に混じってフロム教会の塔も見えてます。
ここにもあとで車で来てみようと思います。 -
オールド・フロムの村から、リョーアンネ滝を振り返る。
あの岩山は、何だか溶岩ドームっぽい形だね。
不思議な自然の造形だあ。 -
フロム峡谷を通って、再びフロムに戻って来たフロム鉄道の列車。
何だかホッと一息付いてる風情があった。
片道20.20kmで、麓のフロムとてっぺんのミュールダールとの高低差が863.5mもあるフロム鉄道。
帰りはミュールダール発が17:15で、フロム到着が18:13だから、行きと同じく1時間足らずの旅だった。
お疲れさま〜。 また明日の旅に備えてゆっくり休んでね。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Salaamさん 2022/09/28 02:58:05
- 懐かしい記憶が…
- SUR SHANGHAIさん、こんばんは。
フロム鉄道の旅行記、ちょっと気になって拝見しておりました。
かれこれ30年も前の話しでまだまだ小学生だった頃なので記憶が不確かですが、乗った事があるような…ベルゲン急行と記憶が錯綜しているような気もしますが、お写真のショースフォッセン駅でびしょ濡れになった記憶がうっすらと…。今は亡き祖父と訪れ、フィヨルドを巡った記憶がよみがえり幸せな気分になりました。
コロナ前に妻と義弟と3人でスコットランドを巡りましたが、妻はすこぶるスコットランドを気に入ったようで、同じく水量豊富なフィヨルドは気に入ってもらえるのでは?と思い、再訪したい気持ちであふれております。
自分語りなコメントで恐縮ですが、嬉しい記憶を呼び戻して頂けた御礼までにて失礼致します。
Salaam
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2022/09/28 18:50:45
- Re: 懐かしい記憶が…
- Salaamさん、
書き込みありがとうございます。
子どもの頃、親に連れられて行った場所は記憶も断片的にしかないのが残念ですが、何かの拍子にふと見つけたネットの画像で「あ!ここだ!」と分かる時代になりましたね。
私の場合、繰り返し夢に出てくる風景がどこか知りたいのですが、こればかりは文字通り夢の中の世界かもしれませんね。(笑)
-
- とんちゃん健康一番さん 2013/01/06 10:19:23
- 素敵ですねぇ。
- SUR SHANGHAIさんへ♪
お邪魔します。
雨上がりの虹!
とても素敵ですねぇ☆
お写真でこれだけ写っているので
実際だともっともっと綺麗だったでしょうね。
素敵な旅行記を拝見させて頂きました。
今年も一年、SUR SHANGHAIさんにとって素敵な素敵な年で
ありますように♪
また、お邪魔させて頂きます☆
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2013/01/07 14:24:19
- RE: 素敵ですねぇ。
- 明けましておめでとうございます。
長らくご無沙汰しておりましたのに、ご挨拶をいただいて恐縮しています。
<(_ _)>
昨年9月に訪れたフロム周辺では不安定な天候続きでしたが、それが却って幸いしたようで、連日きれいな虹が見られました。
こういう景色に出逢うと、何だかいい事がありそうと思ってしまう私は単純ですね。(。・w・。) ププッ
今年もよい旅が出来ますように。(人'∀'o)
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