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ポルトガルでの最初に訪れる地に憧れのマデイラ島を選び、次にファティマ、ナザレ、オビドスと郊外ばかりを巡っていたので首都リズボンの交通量の多さに驚いたり、汗をかいたり・・・さすがに東京ほど大きくないけれど思えば東京の街を車で移動するなんて馬鹿げているのに土地勘のまったくないリズボンでそれをしようとしたことがそもそも間違い。<br /><br />2回ほど曲がる場所を間違えて、それでもなんとかホテルを探し当てられたのは奇跡に近かったかも。<br /><br />レンタカーは最後の日に空港まで乗って、そこで返却を考えていたけれど明日「ロカ岬」までドライブしたら3日早いけど返してしまおう、と意見が一致。<br /><br />ホテルの地下にある駐車場そのもののギリギリまでのスペースのなさも「車での移動は大変」だと物語っていた。<br /><br />なにはともあれホテルにチェックイン<br /><br />18階の部屋に入るや否や素晴らしいリズボンの景色が目の前に広がり<br />単細胞の私は先ほどまでのイライラした気持ちなどすっかり忘れ<br />「ね、イコイコ・・・リズボンの街の中に!!」ころころ変わるのが女心(爆)よね。<br /><br />幸い2分とかからないところに地下鉄の駅があり、何も知らずに選んだホテルだけどすごく便利だったね。<br />とりあえず今日は街中まで行って戻るだけだから片道のチケット。<br />1.25&#8364;+プリペイドカード代0.5&#8364;で二人で3.5&#8364;<br />チケットofficeで購入したけれど「どこまで」と聞かれないのでどうやら均一料金らしい。<br /><br />来るときの飛行機の中で読んだガイドブックで知ったバイシャ・シアードという場所が賑やかそうだから<br />とりあえずその駅で降りてみよう。<br /><br />ホテルの近くの駅の名前はジャーディン・ズオロジコ(たぶん動物園の名前)<br />通っている路線はアズール線<br />そのアズール線1本でバイシャ・シアードまで出られる。<br /><br />この駅でものすごくたくさんの人が乗降したから、やはりここら辺りがリズボン一の繁華街。<br /><br />人波にまぎれて、というよりも「流されて」駅の階段を昇ってゆくと<br />音楽好きのポルトガルの人々を象徴するようにストリートミュージシャンたちが夕暮れ時のリズボンの街中で音楽を奏でていて<br />う〜ん、切り取って絵にしたいような風景、素敵!!<br /><br />日頃人混みは好きではないので避けて通るようにしている私も<br />   この時ばかりはこの人混みに心が躍って<br />              はしゃぐ様にもっと人混みに向って歩く<br /><br /><br />人々が路上で飲んだり食べたり歌ったり、<br />つまりレストランは外にテーブルを持ち出して中から料理を運んでくる・・・<br />ポルトガルだけでなくおしなべてヨーロッパの風景なのだけど。<br /><br />各テーブルで心から「今」を楽しんでいるような人たちの中を縫うように歩くと<br />こちらの心まで明るくなるから不思議<br />ニュースを騒がしているポルトガルの経済危機は本当のことだろうか、と首を傾げたくなるような底抜けに明るい人たちの笑顔、笑顔、笑顔<br /><br />リズボンは7つの丘の町と言われて入るようになるほどアップダウンが激しくて<br />ほんの少しの距離で高低差が大きいから<br />たった少しの、あれだけの距離の為にケーブルカーがあるのが理解できた。<br /><br />ちょうど市電のレールが曲がっている方向へ一角曲がると<br />ちょっとした広場に出た。<br />2組のファミリーグループが歌を披露している。<br /><br />広場には7〜8店舗くらいのレストランがそれぞれテーブルを持ち出して営業していて<br />「どうぞお座りください」(たぶんね・・)と言われるままにテーブルに着くと<br />メニューが手際よく出てきて<br />「まだお腹が空いてないからお茶だけでもいい?」と聞くと<br />「今ちょうどハッピーアワーであと5分ほどビールが半額です」と言う<br />ダーリンはニコッと笑ってビール、私は紅茶を<br /><br />薄暮からだんだんと夜の時間に移行しているけれど<br />反比例するようにあたりは賑やかになって<br />音楽も一層華やかなサンバに変わり<br /><br />いいなぁ・・・こんな時間がゆっくりと私たちの間に過ぎてゆくのって、などと考えていると<br />フト良い匂いがしてきた・・隣のテーブルの人のオーダーしたカレーとナン。<br /><br />あっ、ここはインド料理のレストランだったのね!<br /><br />ああ、カレー!!  カレーもしばらく食べていないし<br />第一本当に食欲をそそられる異国でのカレーの匂い<br />不躾にもジッと見ていた(に違いない)のに隣のカップルの男性はニッコリと微笑みかけてくれた。<br />うん、決まり、ダーリン私も突然カレーを食べることに決めたけど、ダーリンは今夜の夕食何を食べる?<br /><br />ダーリンは笑って「きっとそう言い出すだろうと思ってた」と彼もカレーで一件落着<br /><br />日本のカレー屋さんでカレーを頼むときにはナンを食べるのだけど、外国では必ずライスにしている。<br />日本ではまず供されることのない細長くてフワフワしているあのライスがカレーには本当に良く合うと私は思っているので。 <br /><br />リズボンのど真ん中を南北に走っているリベルターデ通りへ行くまでに何段階段を降りたことだろう。<br />階段の途中にまでテーブルが所狭しと並んでいて「ねぇ、夕ご飯食べてゆきませんか」と声をかけてくるお姉さんやお兄さんたち<br />「残念、今食べてきたのでお腹いっぱい、ごめんね」と言うと「じゃ、明日お出でね、待ってるから」と明るくて・・・こんな感じの良い客引きさんたちなら良い気持ちになれるなぁ・・・と感心しきり。<br /><br />ダーリンは・・・とフト見ると当然のように大好きな「古本屋」さんへ入ってしまっている。<br /><br />私はその間写真撮影・・・。<br />出てきたダーリンは「英語のシャーリー・マクレーンの本が7&#8364;もしていた」と驚いていたけど、英語の本はここではプレミアムなんじゃないの?<br /><br />大通りまで出る手前のレストランで手招きしたのはオジサンで、覗いてみるとちょうどポルトガルの国民的お菓子「パステイス・デ・ナタ」つまりエッグタルトが今焼きあがったところだ、と言っているみたい。<br /><br />マデイラのパトリシアが言っていたっけ。<br />「これからポルトガル本土に行ったら、至る所でこれにお目にかかるわよ」と。<br />いろいろな場所で何度も食べているうちにいつしか「ナタ」(いろいろな言い方をするよりもこの一言が一番通じるので)を毎日食べるのが習慣になってしまっていたので<br />もちろん、そのオジサンのところの「ナタ」を買い込んでホテルに戻った。<br /><br />その大通りにはマクドナルドがあり、スターバックスがあり、ブランドショップがあり、で国籍不明の感。<br /> <br />北に向ってだらだらと上りになっているので本当はホテルまで少し距離があっても歩いて帰ろうと思ったけれど<br />すぐにギブアップして見えてきた地下鉄の駅に入ってしまった。<br /><br />お互い年ですねェ・・ダーリン!!

ポルトガル紀行/リズボン

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2012/09/26 - 2012/10/05

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keikchan

keikchanさん

ポルトガルでの最初に訪れる地に憧れのマデイラ島を選び、次にファティマ、ナザレ、オビドスと郊外ばかりを巡っていたので首都リズボンの交通量の多さに驚いたり、汗をかいたり・・・さすがに東京ほど大きくないけれど思えば東京の街を車で移動するなんて馬鹿げているのに土地勘のまったくないリズボンでそれをしようとしたことがそもそも間違い。

2回ほど曲がる場所を間違えて、それでもなんとかホテルを探し当てられたのは奇跡に近かったかも。

レンタカーは最後の日に空港まで乗って、そこで返却を考えていたけれど明日「ロカ岬」までドライブしたら3日早いけど返してしまおう、と意見が一致。

ホテルの地下にある駐車場そのもののギリギリまでのスペースのなさも「車での移動は大変」だと物語っていた。

なにはともあれホテルにチェックイン

18階の部屋に入るや否や素晴らしいリズボンの景色が目の前に広がり
単細胞の私は先ほどまでのイライラした気持ちなどすっかり忘れ
「ね、イコイコ・・・リズボンの街の中に!!」ころころ変わるのが女心(爆)よね。

幸い2分とかからないところに地下鉄の駅があり、何も知らずに選んだホテルだけどすごく便利だったね。
とりあえず今日は街中まで行って戻るだけだから片道のチケット。
1.25€+プリペイドカード代0.5€で二人で3.5€
チケットofficeで購入したけれど「どこまで」と聞かれないのでどうやら均一料金らしい。

来るときの飛行機の中で読んだガイドブックで知ったバイシャ・シアードという場所が賑やかそうだから
とりあえずその駅で降りてみよう。

ホテルの近くの駅の名前はジャーディン・ズオロジコ(たぶん動物園の名前)
通っている路線はアズール線
そのアズール線1本でバイシャ・シアードまで出られる。

この駅でものすごくたくさんの人が乗降したから、やはりここら辺りがリズボン一の繁華街。

人波にまぎれて、というよりも「流されて」駅の階段を昇ってゆくと
音楽好きのポルトガルの人々を象徴するようにストリートミュージシャンたちが夕暮れ時のリズボンの街中で音楽を奏でていて
う〜ん、切り取って絵にしたいような風景、素敵!!

日頃人混みは好きではないので避けて通るようにしている私も
   この時ばかりはこの人混みに心が躍って
              はしゃぐ様にもっと人混みに向って歩く


人々が路上で飲んだり食べたり歌ったり、
つまりレストランは外にテーブルを持ち出して中から料理を運んでくる・・・
ポルトガルだけでなくおしなべてヨーロッパの風景なのだけど。

各テーブルで心から「今」を楽しんでいるような人たちの中を縫うように歩くと
こちらの心まで明るくなるから不思議
ニュースを騒がしているポルトガルの経済危機は本当のことだろうか、と首を傾げたくなるような底抜けに明るい人たちの笑顔、笑顔、笑顔

リズボンは7つの丘の町と言われて入るようになるほどアップダウンが激しくて
ほんの少しの距離で高低差が大きいから
たった少しの、あれだけの距離の為にケーブルカーがあるのが理解できた。

ちょうど市電のレールが曲がっている方向へ一角曲がると
ちょっとした広場に出た。
2組のファミリーグループが歌を披露している。

広場には7〜8店舗くらいのレストランがそれぞれテーブルを持ち出して営業していて
「どうぞお座りください」(たぶんね・・)と言われるままにテーブルに着くと
メニューが手際よく出てきて
「まだお腹が空いてないからお茶だけでもいい?」と聞くと
「今ちょうどハッピーアワーであと5分ほどビールが半額です」と言う
ダーリンはニコッと笑ってビール、私は紅茶を

薄暮からだんだんと夜の時間に移行しているけれど
反比例するようにあたりは賑やかになって
音楽も一層華やかなサンバに変わり

いいなぁ・・・こんな時間がゆっくりと私たちの間に過ぎてゆくのって、などと考えていると
フト良い匂いがしてきた・・隣のテーブルの人のオーダーしたカレーとナン。

あっ、ここはインド料理のレストランだったのね!

ああ、カレー!! カレーもしばらく食べていないし
第一本当に食欲をそそられる異国でのカレーの匂い
不躾にもジッと見ていた(に違いない)のに隣のカップルの男性はニッコリと微笑みかけてくれた。
うん、決まり、ダーリン私も突然カレーを食べることに決めたけど、ダーリンは今夜の夕食何を食べる?

ダーリンは笑って「きっとそう言い出すだろうと思ってた」と彼もカレーで一件落着

日本のカレー屋さんでカレーを頼むときにはナンを食べるのだけど、外国では必ずライスにしている。
日本ではまず供されることのない細長くてフワフワしているあのライスがカレーには本当に良く合うと私は思っているので。 

リズボンのど真ん中を南北に走っているリベルターデ通りへ行くまでに何段階段を降りたことだろう。
階段の途中にまでテーブルが所狭しと並んでいて「ねぇ、夕ご飯食べてゆきませんか」と声をかけてくるお姉さんやお兄さんたち
「残念、今食べてきたのでお腹いっぱい、ごめんね」と言うと「じゃ、明日お出でね、待ってるから」と明るくて・・・こんな感じの良い客引きさんたちなら良い気持ちになれるなぁ・・・と感心しきり。

ダーリンは・・・とフト見ると当然のように大好きな「古本屋」さんへ入ってしまっている。

私はその間写真撮影・・・。
出てきたダーリンは「英語のシャーリー・マクレーンの本が7€もしていた」と驚いていたけど、英語の本はここではプレミアムなんじゃないの?

大通りまで出る手前のレストランで手招きしたのはオジサンで、覗いてみるとちょうどポルトガルの国民的お菓子「パステイス・デ・ナタ」つまりエッグタルトが今焼きあがったところだ、と言っているみたい。

マデイラのパトリシアが言っていたっけ。
「これからポルトガル本土に行ったら、至る所でこれにお目にかかるわよ」と。
いろいろな場所で何度も食べているうちにいつしか「ナタ」(いろいろな言い方をするよりもこの一言が一番通じるので)を毎日食べるのが習慣になってしまっていたので
もちろん、そのオジサンのところの「ナタ」を買い込んでホテルに戻った。

その大通りにはマクドナルドがあり、スターバックスがあり、ブランドショップがあり、で国籍不明の感。
 
北に向ってだらだらと上りになっているので本当はホテルまで少し距離があっても歩いて帰ろうと思ったけれど
すぐにギブアップして見えてきた地下鉄の駅に入ってしまった。

お互い年ですねェ・・ダーリン!!

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  • ホテルの窓からのこの景色が私のイライラした気持ちを払拭してくれました。

    ホテルの窓からのこの景色が私のイライラした気持ちを払拭してくれました。

    Corinthia Hotel Lisbon ホテル

  • これが地下鉄、バス、市電、ケーブルと使える1日券、5ユーロでした。

    これが地下鉄、バス、市電、ケーブルと使える1日券、5ユーロでした。

  • 私たちのホテルから徒歩2分ほどの地下鉄の駅、大変便利に使わせてもらいました。

    私たちのホテルから徒歩2分ほどの地下鉄の駅、大変便利に使わせてもらいました。

  • 歩いているだけで・・・ハッとするような素敵な景色に出会う。<br />この広場で2組の家族が歌を披露していた<br /><br />夜が更けるほど辺りがにぎやかになるリズボンの夜

    歩いているだけで・・・ハッとするような素敵な景色に出会う。
    この広場で2組の家族が歌を披露していた

    夜が更けるほど辺りがにぎやかになるリズボンの夜

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