2012/09/26 - 2012/10/05
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keikchanさん
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2012年9月26日(第1日目)
成田空港発BA006便にてHeathrow経由Lisbonのフライトはラッキーにも満席のため私たち二人はプレミアムエコノミーという少しだけ広い座席にアップグレードされる。 これはある意味では個人旅行の醍醐味で、2回に1回くらいの確立で座席のアップグレードのお陰に預かっている。最高のアップグレードはなんとファーストクラスまで。 滅多に味わえる気分ではないのだからと最初はキョロキョロしていたのだけどあまりの居心地のよさにフライト時間のほとんどを眠ってしまったのでガッカリ。
実はアップグレードされることは予想済み・・・なぜかというと、24時間前からオンラインチェックインができるので、前日の10時50分からOK、仕事の都合で14時頃にトライしたところナント!!!!成田からHeathrowまでほとんど空席がなく、夫と二人分の並んだ席はたったの1組。
いくらなんでも約12時間のフライトをたった一人で過ごす気にはなれないので仕方なしにど真ん中の二つ並びの席を確保。 ということはその便は満席以上らしい・・・と考えてアップグレードの予感があったというわけ。
海外へ行くのは大好きだけど飛行機が嫌いなので12時間のフライトはとても憂鬱だったけどほとんど揺れのない快適なフライトと3本の新しい映画と、時にうたた寝をし、時に目の前のスクリーンに映し出されるフライト状況を見ていて飽きることのない時間をすごせた事だった。
HeathrowではBA便はすべてターミナル5に到着、しかしユーロ内はターミナル3に移動しなければならず、電車に乗り、バスに乗り、大きなゴンドラのようなエレベータに乗り、そして更にひたすら歩くのでそのための時間は30分は必要。 そして英国では必ず食べることにしているフィッシュ&チップスがあるレストランを見つけて英国のビールとともに舌鼓を打ったりしていたお陰で約5時間もあるトランジットの時間を余り持て余すことなく乗り継ぎ便のBA504にてLisbonへ。
BA504便は予定通り定刻の20:05Heathrowを発ち、2時間40分のフライトでLisbonに到着。 美しいポルトガルの夜景の上をずっとLisbonまで飛び続けたのでこれも退屈知らずのフライト。
英国はユーロではないのでLisbonにての入国審査が必要なのだけど・・・同じ便に搭乗してきた乗客の殆どはユーロ圏らしく私たちの行くべき場所が見つからなくて困ったこと。
さてさて、ユーロ圏以外の入国審査の場所はどこ・・・とキョロキョロあたりを見回すもなかなか見つからなくて・・・聞いて見る人も誰も居ない入国審査の場所は不気味。
それでもなんとか見つけて無事入国となったのが夜の11時を過ぎていた。
空港内も同じようにガランとしていたけれどもそれどもツーリストインフォメーションは開いていてくれてホッ!!
機内で退屈しのぎに読んだガイドブックに「空港でタクシーにのるとたちの悪いドライバーに当たるとボラれるのでタクシーバウチャーを買ったほうが良い」と書いてあったのを思い出しそのタクシーバウチャーなるものを購入。
23€なりで私には高いのか安いのか見当も付かないけれど係りの女の子が「割高なのは確かですが安全で安心です」と。 そして、その言葉のとおり彼女は携帯でどこかに電話をしていた・・と思ったらきちんとスーツを着た商社の社員風の男性が近づいてきて「どうぞこちらへ」と私の荷物まで持ってくれて。 外で待機していたタクシーはおNEWのMercedesでなんだかVIP気分もこの23€には含まれていたみたい。
もっとも後から知る事になるその価値は「遠くまで行けば御得だけど、近場だとかなりの損」だということ。 私たちの場合は翌朝の一番のEasyJet便でマデイラ島へ行くので比較的空港に近いAreeiroに宿を予約してあったので翌朝のタクシー代は6.5€で、確かに安心で安全ではあったけれど、なんとバウチャーで3倍以上の代金を支払ったことになる・・嗚呼、とため息も後の祭り。
ネットで予約してあったhotelはResidencial Lar do Areeiro 本当に空港に近くてタクシーで10分とかからなかった。 翌日は早朝のフライトなのでお風呂の入って眠るだけなので安いホテルで充分。 朝食もなしで1泊二人で35€。 なんか、タクシー代とかわらないなぁ・・・。
全般的な印象ではポルトガルでは比較的ホテル代は安い。 ココは首都Lisbon、東京ではさすがにこの値段は絶対に有り得ない。
このホテルは古いけれど部屋は大きくて、バルコニーともなる続き部屋ともなる部分があり大きな窓、そしてバスルームも大きく・・・とにかく広さ充分。 コストパフォーマンスはかなりのものだと満足の内容。 たった一泊なのがもったいないような・・・。
さて、これで長かった第一日がお終い。
続きはまた明日・・・か、あさって。
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2012年9月27日(第2日目)
そうそう、Lisbonの地下鉄(Metro)のこと。 私の持っているガイドブックは一番新しいバージョンを購入したのだけれど2冊とも地下鉄のインフォメーションが古くて、それによると空港から地下鉄で市内に出ることが出来ない・・・と書いてあったけれど、実際にはLinha de Orienteという赤いラインの地下鉄で市内に行けるので私たちのような遅い時間の到着でなければ利用するのが賢明。
なにしろ運賃だけなら市内まで1.25?、実際にはこれにSuicaのようなカード代が0.5?加算されるので1.75?支払うのだけど。 そのカードは1年間有効でとこの駅でもリチャージ可能だからとても便利。
http://www.metrolisboa.pt/eng/ 左記はLisbonの地下鉄のオフィシャルサイト。
今日はEasyJetに乗ってマデイラ島へ。
フライトは8:10、いわゆる国内便だから日本であればそれほど早い時間に空港へ行く必要はないのだけれど、全席自由席で有名なEasyJetを初めて利用するので2時間前には空港へ着いていたいと思いその日の朝は5時起床!! 飛び切り朝に弱い体質なのだけれども緊張と興奮で目覚ましよりも早く目が覚めたのは不思議。
しかし、6時に外へ出るとまだ真っ暗・・・そうそう、10月の最後の日曜日まで夏時間のはずでこちらの6時は日本の5時と同じだからこんなに暗くても当たり前なのかな。
ラッキーにもホテルの前のロータリー(英国風のラウンドアバウトだがポルトガルではロタンダと呼ばれている)がタクシー乗り場になっていた。
この旅が始まる前日にEasyJetからメールが入っていてLisbon空港では出発は第2ターミナルから、到着は第1ターミナルからであるとの連絡があったのでドライバーには第2ターミナルへと伝える。
一言もしゃべらないからきっと英語は理解してくれないのだろう。 位置的には第2ターミナルの方が遠くにあり昨夜よりも長い時間タクシーで移動したわけだが6.5?だとドライバーが言う。 夕べ支払った23?を思い出し10?払って身振りで「おつり要らない」と言う。
日本に居る間にオンラインでチェックインしてあったので係りの人に印刷してきた搭乗券を見せると、そのままセキュリティーへ行けとのこと。 セキュリティーは最近の風潮でやはりどこでも厳しく時間も掛かる。
EasyJetについてはご存知の方には説明は不要と思うが、ネットでしか購入できないイギリスの航空会社である。 とにかく「格安航空券」と言われている航空券が真っ青になるほどの安さで予定が決まったらその時点で購入するのが一番安いようだ。 大げさに言ったら毎日金額が違う。 マデイラ島までは約2時間のフライトだから日本では羽田から沖縄に行くくらいの距離。 それが片道約3500円で荷物を預けると3,000円(機内持ち込みは大きさが制限されるけれども一人1個は可)、だから荷物を持ち込めば往復で7000円という計算。
これって俄には信じられないでしょう? 前橋から成田までのバス代よりも安いのだから。 興味本位で直近に同じ便の値段をチェックしたら倍の金額になっていたのでなんだかすご~く得した気分。 夫はボーイング737だったらイヤだな・・・とブツブツ言っていたけれど飛行機は立派なA320、ヨーロッパの中を移動するときには一番一般的な機体。
飛行中に飲み物も食べ物もサービスはない(有料では有り)のがまた快適。
Lisbonからマデイラまでの飛行も快適そのもので、空港到着後にレンタカーへ直行する。
マデイラでのレンタカーは、今まで日本も含めてアメリカやイギリスやスロベニアやいろいろなところで借りたどの車よりもスゴイ。 どんな風にスゴイのかって・・・レンタカーは普通ほとんどおNEWが普通だと思っていたのにドアは傷だらけ、バンパーにはへこみなんかもあったりして。 とにかく車種はフランスのルノーで、とりあえずちゃんと走ってくれそう、ということでさてさてこれからホテルのチェックイン時間までの間マデイラ島をドライブしよう・・・。
日本やアメリカはオートマチックが普通でシフトの車を探すのが大変なくらいだけれどヨーロッパはどの国もオートマチックを探すのが大変、そしてまたエアコン付きも「普通」ではないらしい。 そんなわけでレンタカーはどの国に行くときも日本から予約を入れておくことにしている。 それでもマデイラでもLisbonでもオートマチックの車はなかった。
傷だらけのでごぼこのルノーだから、ある意味ではかえって気が楽というもの。
一般的にはガソリン満タンで借りて満タン返しが常識・・でしょ? でも、マデイラでは返却する時にほんの少し入っていれば良いのであまり途中でガソリンを給油しない方がいい、と係の人が真剣な面持ちで言う。 どうやら冗談ではなくて本気で私たちの為を思ってくれているらしい。
ヨーロッパの中では比較的物価が安いと言われているポルトガル、しかしガソリンに関してはユーロで一番高いのだとか。 だから車を道端に停車して道を尋ねるときなども、教えてくれる人が「ガソリンが勿体無いからエンジン切りなさい」とまで言っていた。
そして・・更にレンタカーのお話し。 今は日本でレンタカーをするとナビが付いているので地図はくれない(と思う)けれど、ナビがなければ地図はくれる、と私は思っているから「地図、ありますか」と聞いてみたら「エッ!? 地図? あったかなぁ・・・どれどれ」などと捜してくれて「あった、あった・・」と机の中から使い古した大きな地図を取り出して「これ、持っていって」と貸してくれたわけ。 日本のガイドブックにはマデイラのことはあまり詳しく乗っていないので結局マデイラ滞在中にそのボロボロの地図がとても役に立ってくれたのだった。
なるほど乗り出すとガソリンゲージはほとんど赤いライン状態、彼女はああ言ったけど私たちは結構距離を走るつもりでいたことと、ガソリンの値段に興味があったことでさっそくガソリンスタンドへ直行。 日本では最近の傾向としてガソリンスタンドの数が激減しているけれどもポルトガルはガソリンの給油に困ることはなさそう。
さて、ガソリンスタンドで、ああよかった・・ここはリットルの国だ。 アメリカはガロンの国だったので住んでいたときも中々実感がわかなかったものだが。 1リットルで1.719?。 う~んやっぱりこの金額は高いよね。 しかし、私たちも満タンにすることはなく、彼女のアドバイスを受け入れてとり合えず20?入れてみる。
セルフのお店だったけどたまたまそこに居た人が給油してくれたので私たちはお店の中を見学。 すると中に居た数人の人たちが食べていた食べ物がなんだかオイシそうで誘惑に勝てずソレとペットボトルのお水を買った。 「ソレ」はどうやらチキンパイのようなもの。 美味だった!!
地図をたよりの行き当たりバッタリのドライブが始まったわけだが、写真好きな人ならたまらないだろうと思うほど素敵な風景画次から次へと現れ、私たちも何度も車を停め心ゆくまでその美しい景色を堪能しシャッターを切った。 この島はどこを切り取ってもそのまま額に入れた絵や写真になる。 今思っても立ち去りがたいほどの美しさだった。
地図でちょうど島の反対側辺りまでゆき、予約したホテルのあるフンシャルの町まで戻ることにする。
フンシャルまで戻るとさすがに交通量は多くなる。 目的地のホテルを捜しながらとあることに気が付いた。 ここは日本のと同じように道路に名前がない。 今まで行ったどこの国でも道路には必ず名前が付いていて地図さえあればどこにでも迷わず行けたのに・・・。 地図には道路に名前があるのだけど実際の道路には名前がないのだ。 それでも迷いながら、人に聞きながらなんとかホテルを探し出して到着。 チェックインのときに「道路に名前がなくて困った」と言ったら「名前なんてなくてもホラッ、あなたたちちゃんと着いたでしょう? だったら問題ないのでは?」ですって。 ハハハ、なんとも仰せのとおりで。
ホテルはヨーロッパ屈指のリゾートアイランド「マデイラ島」に相応しいリゾート系のもの。 ピカピカの新しい近代的なホテルというわけではないがリゾート気分に浸るにはちょうどよい感じの中型のホテルだった。 名前は書いてなかったけれど「カサブランカ通り」のDorisol Estreliciaで二人で2泊朝食付きで118?。 ベランダのある角部屋で海と、プールの見渡せる部屋だった。
結婚20周年記念の旅だと予約したときに告げたら、冷蔵庫の中に冷えたシャンペンとグラスがあり「記念日おめでとうございます。」と手書きのカードが添えてあり感激。
マデイラ島の位置はモロッコの西なので気温はトロピカルそのもの。 湿気がなく、暑くもなく寒くもなく最高の気候に私たちは部屋に居るのが勿体無いよね・・・と散歩に出かけた。
トロピカルアイランド特有の花々が咲いている。
あっ、たぶんこれがフンシャルの花、あっ、ジャカランダ、あっ、プルメリア、ブーゲンビリア、ハイビスカス!! とまるでHawaiiに住んでいたことなどすっかり忘れて日常的にいつも見ていた花々を見て興奮していた二人が面白い。
街を歩いていて気がついたことには、お年寄りのカップルばかりが目に付いたこと。 そう、ここはヨーロッパから避暑に避寒にとお年寄りがやってきて2週間、3週間と過ごすのが普通のスタイルらしい。 そんな中にいるとここでは私たちはかなりの若者(笑)で場違い?
それにしても、Heathrowを後にして以来、大げさでなく一人の日本人に出会っていない、イヤ、一人の東洋人に出会っていない・・・と言ったほうが正確。
ホテルはちょうど坂の途中、ちょっと急な坂道を海に降りてゆくとそこには明るい大西洋が初秋の光を反射してキラキラと輝いていた。
公園の中で小さくて素敵なアイスクリーム屋さんをみつけた。 おしゃべり好きなポルトガル人らしくそのお店の彼女もいろいろな話題の話し相手になってくれて3日連続で通うほどの友達になった彼女の名前はパトリシア。 寄寓にもスロベニアで友達になった女性と同じ名前である。
ガイドブックに載っていなくて不思議に思っていたことをパトリシアに聞いてみる。 つまりHawaiiでは誰もが知っているLeonard'sのホットマラサダのこと。在住時代から、時々訪れる今もずっと食べ続けているあの味はポルトガルのものと言われている。 しかしどのガイドブックにも記載がなくて不思議に思って「マラサダって知ってる?」『知ってるわよ、母がよく作ってくれるの』「何処に行ったら買えるのか知ってる?」『う~ん、たぶんお店で買うことは出来ないと思う、普通は家庭で作るものだから』「Hawaiiでね、すごく人気で、観光客の人もリピーターになるほどなの。 だから本場のポルトガルでぜひ味わってみたかったんだけど」と言うと『一週間くらいここに居るんでしょう? 私の母に頼んで作ってもらってあげるから』とパトリシア。
残念ながら明後日には本土に戻ると言ったら「じゃあ、明日は母がいないから明後日作ってもらうからもう一度ここに来て』と親切なオファー。 見ず知らずの私たちの為に彼女のお母さんにまで迷惑をかけるわけには行かないので丁重にお断りしたけれど。
滞在中ずっと感じ続けていたことのひとつにポルトガルの人の親切がある。 本当に皆、超が何個もつくくらい親切。 ここはそんなホスピタリティに満ちた国。
ホテルに戻る途中で大きなプルメリアの木の下で食事が出来る素敵なレストランを見つけて今夜のディナーの場所に定める。 英国以外の私が訪れたヨーロッパではほとんどレストランやコーヒーショップは外にテーブルをしつらえてある。 天候が安定していヨーロッパならではなのかな?
ホテルに戻り、ネットを繋げようとしたところ繋がらない。 電話で聞いたところこのホテルではロビーでしか繋がらないのだとか。 仕方ないのでネットブックを持ってロビーへ。 マデイラでの第一報を友達に打っていたらそこへドイツ人らしいおばちゃまがやって来て「私のネットもつなげて欲しい」と言っている。 面倒見の良い夫がさっそく手伝っていた。 夫はアメリカ人だからそのおばちゃまと一緒の姿は全く違和感のない親子のような感じで微笑ましい。
まだ太陽の明かりがいくらか残った夕刻にプルメリアの木の下のレストランへ向かう。
ヨーロッパでは有数のお魚を食べる国ポルトガルで、そのポルトガル人の血を引く夫はやはり大のお魚好き。 やはりDNAな。 メニューを見てとても満足そうに「いわしの炭火焼」をオーダーした夫の前に現れたのはなんと程よい加減にこんがり焼けたいわしが5匹!! これでどうやら一人前らしい。 一人でいわしを5匹も食べるなんて・・・と思っていたら夫は当たり前のよいにペロリとすべてのいわしを平らげてしまった。 実に簡単に。 日本であればこんな風な小ジャレたレストランでいわしの炭火焼などメニューにあるはずもないけれど、ポルトガルではどんなに高級なホテルやレストランでも必ず「いわしの炭火焼5匹」は定番のようにあるのだから不思議。 いわしとタラがどうやら一番の人気らしい。
これから先夫はポルトガルに滞在している間はずっと何らかの魚を食べ続けた。 そして私は、といえば魚が苦手でもう泣きたい気分。 サラダとスープばかりを食べていた(涙)。
たまたま近くのテーブルに座ったご夫婦はノルウェーからとのこと。 ご主人80歳、奥様76歳のご夫婦とのこと。 マデイラはこれで13回目の訪問とか。 やはりヨーロッパ人らしく2週間の滞在でここにはEasyJetで6時間かけて来たとのこと。 英語は学校時代に4年間しか勉強していないから苦手なんだ、と言いながら普通に話している。 皆それよりも長く勉強しているこの日本であれほど英語を話せる人はまずいない。
いつもは食べたらすぐに店を出るのが癖になっている私たち二人も、ゆっくり時間をかけて食事を楽しむヨーロッパの人たちに習って2時間以上もかけて食事を楽しみ、マデイラ島での私たちの初日が終わろうとしていた。
旅の楽しさはもちろん素晴らしい景色と美味しい食べ物であると思う。 でも私たちにはもう一つ楽しみがあって、それは人を知ること。 人と知り合ってたくさん話をして友達になれたらいろいろな国に必ず何人かの友達が出来て、次に訪ねる時には「誰々の住む国」になり私たちはストレンジャーではなくなる。
明日は誰に会えるだろう?
さてさて続きは、また後でね。
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2012年9月28日
マデイラ島での第2日目
ユネスコの世界遺産の「自然遺産」に登録されているマデイラ島の月桂樹林(については素敵なサイトを見つけたので参照されるとよいと思う http://www.wha.or.jp/?p=2368 )を見に行こうと・・・
と、ここまで書いて笑ってしまった。 私も夫もいわゆる「世界遺産」にはあまり興味がないので人々が「世界遺産を見てまわるツアー」なるものに参加している気持ちはあまり理解できないでいる側なのに・・・せっかく来たのだから(と言いながらスロベニアに行ったときには、曲がればそちらへの道だったのにシュコツァイン鍾乳洞をスキップしたくらい)とホテルのレセプションで聞いてみた。
彼女の最初のリアクションは「世界遺産? 何ですかそれは?」だった。
おお、無関心の私たち以上のリアクション!!!
「ユネスコの世界遺産のことで、この島の月桂樹林が1999年に自然遺産に登録されているんですよ」と言ったら「ユネスコは知っているけど・・・」と答えながらポルトガル語で他のレセプショニストに「ねぇ、そんなの聞いたことある?」などと言っている。「お料理に使ったりするローリエの葉っぱのことなんですけど」と私。
「ああ、Laurisilvaね、それなら別に特別な場所に行かなくてもeverywhere」つまり、どこにでもある・・・
彼女のお勧めはマデイラ中に張り巡らされている灌漑用水レバダシュに沿って歩くレバダシュ・ウォーク。 地図で、この辺りまで行って車を停めたらいい、と教えてくれた。 「ただしお天気次第よ。 時々真冬のような気温になるからとにかく念のために暖かい上着を持ってね」と注意してくれた。
それにしても世界遺産の月桂樹はどこにでもある!? そうな。
じゃあ、とにかくフンシャルの街を離れて昨日行かなかった島の西側へ。
朝から雨が降ったり止んだりのハッキリしないお天気だけど、まあ車なのでなんとかなるでしょ、とフンシャルの町を出て高速道路を一路西へ。 途中でガイドブックに出ていたジラオン岬をみつけたので立ち寄ってみる・・・世界で2番目、ヨーロッパでは一番高い岬とのこと。 観光バスや小さなツアーバスがたくさん来ていた。
地図を頼りにつづれ折の山道を登る・・・と、山のてっぺんのはずなのに道は定規で引いたようなまっすぐな道で道の両脇は真っ平。 ということはここは山頂の台地? 残念ながら霧が濃くて当たりがよく見えないのでなおさら不思議な世界に入り込んでしまった。
レセプショニストが教えてくれた場所に到達したけれどレンタカーが教えてくれている気温は7℃、暖かいはずの上着を着て首にはスカーフを巻いて・・・それでも寒くて、とてもウォーキングに出かける気力はないので二人「下に降りて何か暖かいものを飲もう!!」で意見が一致。
山は1000メートル級なのだけれど、眼下に大西洋が見えている。
下る途中で・・ああ、本当にあるある、例の何処にでもあるはずの月桂樹。 ナルホド、なるほど。 思わず車を停めて葉っぱの香りをチェック。 紛れもなくローリエの葉だった。
途中に通った村々にもレバダシュを何度も見ながら・・・2000キロにも及ぶのではないかと言われている灌漑用水路は今も人々の生活を支えているようだ。
う~ん、やっぱり寒くても頑張って予定通り歩いてくるべきだったかと少々の後悔の気持ちを残して海岸まで降りてくるともうそこは気温24℃、ブーゲンビリア、プルメリアが咲き乱れ大西洋の水面がキラキラ輝いているトロピカルの世界。
しばらくは海辺の小道を走り、高速道路でフンシャルまで戻ったときには二人ともすっかり「何か暖かいもの」のことはすっかり忘れ、「何か冷たいもの」を求めていたのが面白い。
フンシャルのダウンタウンはさすがに賑わっていて、観光客よりも地元の人々が多いように見受けられた。 駐車場を探すのが大変なくらい車も多かったのだがラッキーにもちょうど路上のパーキングスペースが1台空いた。 パーキングメーターにお金を入れるタイプ。
この街がフンシャルという名前のもとになったピンク色の花の咲いている木の下のレストランで3時のお茶件遅いランチ。
魚大好き人間の夫はここでも「あ、Black Scabbardがあった」と目を輝かせて(どうやらタチウオのことらしい)オーダーしていた。 私はといえば、ここでもサラダとスープ(涙)。しれにしても屋外でする食事の気分のよさはどうだろう。
地元の人が多いここは近くにポルトガルでは大きなチェーン店のピンゴドーチェがあると聞いていたので行って見る。
やはり人々の生活を垣間見ることが出来るのはスーパーマーケット。
サングラスを忘れてきてしまったので買おうと行ったわけだが(アメリカでは大抵スーぱーで売られている)どこにもない。 聞いてみたら、身振り手振りで「扱ってない」とのこと。 そう言えば、と気が付いた。日差しは眩しいのにサングラスをかけて歩いている人の少ないこと。 結局それから行くポルトガルの本土でもサングラスはあまり置いてなくて、好みのスタイルも見つからず買えずじまい・・・。
さてさて、ここでトラブル発生。 私たちはパーキングメーターの時間に10分遅れてしまった!! ワイパーに紙切れが挟んでありいち早く見つけた夫はおでこを叩いている。 すべてポルトガル語で書かれていて判読不明だって。
道路の反対側のインフォメーションで聞くと、ATMでキャッシュカードを入れてデータを入力すれば払えるんだとか。 幸い近くに銀行がありそこで手続きをしたけれど、私たちのカードはいわゆるキャッシュカードでなくてクレジットカードなので「引き出し」しかファンクションが現れない。
銀行のマネージャーらしい人が近づいてきて、どれどれ・・・とその用紙を見て「レンタカーだね。そして観光客、払わなくて大丈夫、そのまま帰っていいよ」などと銀行員らしくないことを言う。
そこへ別の女性が現れて「道路の反対側にある市役所の出先で現金で払えますよ」と。
お礼を言って教えられた場所へ行くと「ここじゃなくてCTT(郵便局)ですよ」と言う。 やれやれ、とにかくやっと支払えたその金額はたったの4.2?!! その係りの人の話では今日だからその金額だけど2日後には7?、一週間たつと9?になるのだとか。
なんだかどっと疲れてホテルに戻り、ちょっとのはずの昼寝のつもりがなんと起きたら夜の11時。 隣のベッドではなんと夫もお昼寝(もう夜だけど)中。 今夜は何を食べよう・・と楽しみにしていたのにもうお店は皆閉まっていて・・・嗚呼!! 飛行機の中でオヤツに出たクッキーが夕食の代わりだなんて、ちょっぴり情けない夜だった。
明日はこの魅力たっぷりなマデイラを後にしてポルトガル本土のファティマに向かうわけだが初めて訪れた未知の国の未知の島の印象を語らせてもらうなら人々の人懐っこさ、それもあっけらこんとした、時にこちらが「えっ!?」と思ってしまうようなリアクション。
例えば・・・・
レンタカーのガソリンは可能な限り給油するな、返却の時にはホンの少しだけ残っていればいいのだから、とか
道路に名前がないので迷って困った・・・と言った私に「でも無事に着いたじゃない、問題解決よね」とか
「あなたが食べたいならお店で売ってないから母に頼んで作ってもらってあげる」とか
それからここには書かなかったがレストランでワインを頼んだときのこと、私は飲まないので夫はいつもグラスワインを頼むのだが生憎グラスワインはないのだという。 それではハーフボトルで、と注文。
ところが恭しく氷の入ったワインキーパーに真っ白いリネンとともに運ばれてきたそのワインはなんとフルボトル。夫が「これがハーフボトル?」と聞くと「ハーフボトルはないから半分飲んで、そして半分の料金を支払ってくれればいい」とのこと。 夫はそんな話は今まで聞いた事がないと大笑い、ウエイトレスは何がそんなに可笑しいのかわからない様子で・・・。
本当にそんな出来事のひとつひとつが不思議なことに私たちのマデイラでの思い出になったことだった。 そう、トロピカルな気候も美しい花々も月経樹林も素敵だったけれども、いろいろな人々との係わり合いで知った暖かく素朴な心、それがマデイラの魅力。
続きはまた・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 船 レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
Heathrow空港 ピカピカのターミナル5
すべてのBAはここで発着
ユーロ圏への乗り継ぎフライトはターミナル3まで移動しなければならない
電車に乗ったり、バスに乗ったり、ゴンドラのような大きなエレベーターに乗ったり・・・そしてさらに歩いて、歩いて・・・
+セキュリティがまたスゴイので移動だけで30分は必要でしょう。 -
英国に来ると必ず食べたくなるのがフィッシュ&チップス
一緒にオーダーしたシーザーサラダもGoodでした。
夫は英国のビールを飲んでいました。
私たちにとって久しぶりの英国の地でした。 -
Lisbonの空港からタクシーで10分足らずの距離にある便利で安いホテル
Residencial Lar do Areeiro
コストパフォーマンスは最高!! -
一応夜遅くのチェックインであることはメールで連絡済だったけれどやはりちょっと心配だった。 もちろんOKだったけれども。
値段の安さとは反対に古いけれども広くて、快適なホテルでした。 -
ヨーロッパでは多くの人が利用しているというEasyJet。 ネット購入、全席自由席、ノンリファンダブル、荷物は別料金で時に人間よりも料金が高かったりするユニークな航空会社。 バス代よりも安かった!!
-
レンタカーはスタンダードで、外観は傷だらけのボコボコのルノー。 かえって気が楽というものか。 それにしてもユーロ圏一ガソリン代が高いと言われているポルトガル、1?=1.719?、物価が安いポルトガルにおいてはなるほど高い。
-
予約のときに「結婚20年の記念旅行」とメールを入れておいたら「おめでとうございます。 いつまでもお幸せに」スタッフ一同・・・と手書きのメッセージとともに冷蔵庫に冷えたシャンペンとグラスが。
心遣いに感動でした。 -
立ち寄ったアイスクリームショップのパトリシア。 Hawaiiで人気のポルトガルのドーナッツ「マラサダ」のことを聞いたら「お店で売られているものじゃないから母親にたのんで作ってもらってあげる」とまで言ってくれた。
パトリシアだけでなく、ポルトガルの人々は本当に皆親切。 -
ガイドブックにも必ず載っているこの「イワシの炭火焼」
こんな庶民的な食べ物が、ポルトガルではどんなに気取ったレストランでも必ずメニューにあるらしい。 それにしても必ず5匹(これ一人分です)。魚好きでなければ無理な分量。 滞在中夫は何度も食べていた。 -
世界で2番目、ヨーロッパでは1番高いジラオン岬
生憎の天気で寒い!! 高さで足がすくんで寒いのではなくて・・
遠くにストームの雲が見えますね。 -
標高1000メートルにある山頂の台地・・・真っ平らのようだが霧が濃くて何も見えない。 随分つづれ折を上ったのだからだいぶ高いはずなのに道はどこまでも果てしなく続くかのような一本道の不思議な世界。 地図で見るとたぶん山頂の頂の部分が何かに切り取られて平らになったような感じで平らの部分の両端はストンと落ちているようだ。
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霧が少し晴れ始めて、歩くはずだったレバダス沿いの道が見えてきた・・・しかし寒い!! 気温7℃では・・・ブルルル、寒くて寒くて、私たちの用意してきた服ではとても無理だと判断し諦めて。
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世界自然遺産のラウリシルバ・・・なるほど、何処にでもアル、アル、アル
島全体で「世界遺産」のマデイラなんですね。 -
標高1000メートル以上の高さから大西洋に向かって急な坂道を降りるのはちょっとスリル。 ここまできたらもう気温24℃の世界で雨も上がりつつある。地図に頼らずにずっと海辺の道まで降りてみることにして・・・。
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フンシャルと言う街の名前にもなったピンク色の大きな花びらの木。 その木の下のレストランで遅いランチをとることに。
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ポルトガルに限らずヨーロッパではこうしてレストランの屋外にテーブルがしつらえてあるところが多い。 外で食べるのは、慣れると病みつきになるかもしれない・・・と思うほど快適。
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季節は過ぎているはずだけれど、まだ残って私たちの目を楽しませてくれたジャカランダの花
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10分と少しの駐車時間オーバーでチケットを貰ってしまい・・・それも当然のことながらポルトガル語で書かれていてチンプンカンプン。
いろいろな人に助けられて結局CTT(郵便局)で支払っている夫。 4.2ユーロでした。
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