南アフリカ１０　ソウェト１

2012/10/21 - 2012/10/21

ヨハネスブルクのソウェト地区に足を運び、1976年の反アパルトヘイト暴動で犠牲になった少年の名を冠したヘクター・ピーターソン博物館やマンデラ・ハウスに入場しました。訪れる前は南アを題材にした映画「トッツイ」で描かれていたようなすたれたイメージでソウェトを想像しておりましたが、実際に来てみてきれいな街並みと高級住宅も多いのにはびっくり。ソウェト＝スラム街という偏見にも似た先入観の間違いを正された思いがしました。わずかな滞在時間と限られた行動半径だけで物足りなさが残りましたが、世界有数の犯罪多発地帯という事情を考慮すれば仕方がないということでしょうか。

エリア ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)

ソウェトのオーランド地区にあるサッカー場、オーランド・スタジアムです。

オーランド・スタジアム

オーランド・スタジアムの下を鉄道が通過中。線路下の土手に「STOP DRUGS」「EXODUS」の意味深な文字が見えます。

土手に大書された「STOP DRUGS」「EXODUS」の文字。

オーランド・スタジアムに近い道路沿いはサッカーボールの飾り付けが施されていました。

サッカーボールの飾り付けが施された道路沿い。

ソウェト地区の入り口

ソウェト地区の入り口に並ぶ土地不法占有住宅。

実はこの光景が日本にいた時のソウェト地区のイメージでした。

トタン屋根の粗末な家が点在しますが、中には普通の住宅も見えます。

映画「トッツイ」に登場する主人公の家はこのようなバラックでした。

ソウェト地区の入り口に並ぶ土地不法占有住宅。

わずかな距離でこのような家並みに変わりました。

ソウェト地区

ソウェト地区

ソウェト地区

果物屋さんでしょうか？

ソウェト地区

ソウェト地区

ソウェト地区

地名表示塔です。

アンクル・トムズ・ホール

アンクル・トムズ・ホール

ヘクター・ピーターソン博物館前です。

ヘクター・ピーターソン博物館前です。

ヘクター・ピーターソン博物館前です。

ヘクター・ピーターソン博物館。1976年６月16日、アフリカーンス語（オランダ系白人の言語）を学校の授業に導入することに反対した黒人の小、中、高校生など約１万人がデモ行進した。これに対し警察はデモの列に銃を向け、13歳（11歳、12歳の説もあり）だったヘクター・ピーターソンが最初（２番目という説もあり）の犠牲者となった。警察の発砲による死亡者は300人近くに達し、うち６割が10歳から25歳までの若者だった。これをソウェト蜂起と言う。
博物館では暴動の様子やアパルトヘイトの実態をビデオと写真などで紹介している。館内は写真撮影禁止だった。

ソウェト蜂起の事実関係は諸説紛々で、「警察の発砲で20人以上が死亡し、南ア全土の騒乱に発展、死者数は翌年２月末までに575人（当時の政府発表）に上った」「黒人学生１万人と警察隊300人が衝突、６人が死亡、約300人が負傷。６月25日までに死者176人、負傷者1139人、逮捕者1298人（警察発表による）」など、数字にかなりの幅がある。

ヘクター・ピーターソン博物館です。

ヘクター・ピーターソン博物館中庭には、ソウェト蜂起で亡くなった人の名前が刻まれたブロックがランダムに置かれていました。

左下がヘクター・ピーターソンのブロックです。

ヘクター・ピーターソン博物館遠景。

ヘクター・ピーターソン博物館前の光景。中央右側に1976年６月16日記念碑がある。

ヘクター・ピーターソン博物館敷地内に設けられた1976年６月16日記念碑。ピーターソン君の遺体の運ばれてきた場所という。

1976年６月16日記念碑に添えられた写真。左側はお姉さん。外国人ジャーナリストによって撮影されたこの写真は世界中に発信され、その後のアパルトヘイト撤廃に貢献した。

ヘクター・ピーターソン博物館で買ったキーリング。上の写真がプリントされています。

1976年６月16日記念碑前では大勢の観光客が足を止めていました。

ヘクター・ピーターソン博物館前の通りにはたくさんの土産店が軒を連ねていました。

土産店の民俗工芸品。

土産店

土産店

土産店

土産店

マンデラの横にゲバラの顔もありました。

土産店

土産店

教会です。

民俗楽器も並んでいました。

土産店

土産店

土産店

土産店

ソウェト地区

サイレンを鳴らしてパトカーが数台走り抜けて行きました。

コミュニティー・ショップって書いてありますが。

ソウェト地区

ソウェト地区