たまには船旅⑲　★タヒチ

2009/01/15 - 2009/04/21

　やってきましたー！　タヒチ！

　青い空！　そよぐ椰子！　ターコイズブルーの海･･･？　白い砂浜･･･はドコ？？　

　我々が写真やＴＶで良く見るタヒチって、↑のイメージですよね。
　しかぁーし！
　白い砂浜も、エメラルド色のビーチも、タヒチ島には無いのです･･･。タヒチ島は火山の島。溶岩が冷えて固まり、細かく砕け、サラサラの黒砂がビーチを覆っています。
　イメージ通りのタヒチの風景を見たいなら、ボラボラ島やモーレア島へ行かねばなりません。けれど寄港時間の短い船旅･･･そんな時間はナシ。
　でもタヒチに来てビーチへ行かないなんて！
　イメージとは違うかもしれないけど、黒いビーチだって素敵です。･･･いささか波が荒いけど(笑)

　優雅なトロピカル・リゾートのイメージが強いタヒチですが、この美しい海で、かつては頻繁に核実験が行われていました。
　人体に与える影響を調べるために、島民が実験の様子を見学させられ、被爆したそうです。核に対する知識のない島民を無理やり押さえつけていたとも言われています。もちろんそれを強要したフランス軍は、防護服をきっちり着こんでたわけで、かつてはそんな非道なことが行われていた場所でもあるのです。
　今は穏やかな島ですが、それでも独立は許されず、地球の反対側にあるフランスの領土であり、フランス軍はいまだに駐留を続けています。
　平和的な独立を目指すＮＧＯも活動しており、その主催者の方にお話を聞く機会もありました。この美しい島々の本当の姿は、わずかな時間を過ごして帰っていく異邦人には推し量れないものなのかもしれません。


　さて、様々な姿を見せてくれるポリネシア。
　次は天国に一番近い島、ニューカレドニアへ向かいます。

エリア パペーテ(タヒチ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩

タヒチのパペーテ港に到着！

ちょっとイメージとは違うけど、南国リゾートだー

続々と下船する乗客たち。

一番最初におりたのは･･･どうも船長だったらしい(笑)←奥さん同伴。
お客より先に降りるのはどうかと思うけど、ユルいわー、さすがギリシア人船長･･･

今日もお日様まんさい！

港の目の前にはツーリスト・インフォメーション。

パペーテは港を中心にした、小さな町。

タヒチに来たならば、海に行かねば！

･･･ってわけで、ツーリストインフォで聞いたビーチへ、路線バスでＧＯ！

郊外にある、ラディソン・ホテルへ到着！
はい、ビーチ！

･･･黒いけど。

そうです、火山島であるタヒチ島のビーチは黒砂なのです。もし白砂だったら、イメージのために人工的に作ったビーチのよう。
一般的なタヒチのイメージである白砂のビーチは、ボラボラ島やモーレア島の風景なんですね〜･･･知らんかった(笑)

ガラガラのビーチ。

黒砂なので、エメラルドグリーンな南国のビーチ･･･には見えないのが残念(笑)
でも水はキレイなので、黒砂が波に舞っているのがよくわかります。

ちなみに水平線に見えるのは軍艦。
南国リゾートなイメージなタヒチですが、フランスにとっては軍事的に重要な場所のため、常に軍隊が駐留しています。

こんな感じで黒砂です。

溶岩が砕けたものだそうで、さらっさら。

けっこうな荒波。

優雅な南国ビーチを想像していると、痛い目に遭います(笑)

ちなみに私は泳ぎは得意なんですが、足がつかない辺りで波にのまれて、海の中でぐるんぐるん。洗濯機の中に突っ込まれたかと思いました･･･。
サンダルや水中メガネを持ってかれるひとも多いみたいですよー

南国や･･･

家族連れ。

現地の人は高い波にも慣れているようですが、観光客の子供たちは怖がって波打ち際まで。

タヒチに来たけど、ほとんどホテルのプールに入ってるって(笑)

こちらはラディソン・ホテル。

宿泊客ではないので館内には入りませんでしたが、南国ムードたっぷりの、開放的な雰囲気のリゾートホテルでした。

目の前のビーチに遊びに行きましたが、海から上がったらプールで塩抜き(笑)
細かい黒砂が水着のあちこちい入り込んだので、それもジャブジャブ濯いで再び街へ戻ります。

ビーチとホテルのプールが出入り自由だし、警備員さんもなんも言わんし、宿泊客でなくても入れてしまうプールでした。
入っといてなんですが、セキュリティ的にいいのだろーか？

南国と言えばこの花、プルメリア！
可愛いし、香りもいいし、トロピカル・ムードを盛りあげてくれる花です。

タヒチの代表的な花といえばティアレですが、そちらは爽やかな香り（写真はありませんが･･･）。
エア・タヒチ・ヌイの航空機で来る場合は、搭乗時にティアレの花のサービスがありますねー。耳や髪に飾ってる乗務員さんもいるし。

いったんモナリザ号へ戻ってきました。

濡れた水着とかタオルを部屋に置いて、再び街へ。

それにしても、あんだけ濯いできた水着なのに、部屋でシャワーあびながら濯ぎなおしたら、バスタブに黒い砂がザラザラと･･･。洗濯機にいれる前に、また濯いだほうが良さそうだな･･･

お昼ゴハン！

タヒチはフランス領ポリネシア。
現地の文化とフランス文化が混ざってます。

街のバゲット屋さんで美味しそうなのを見つけたのでゲット！
野菜とマヨ。うまうまー！っていうか、大きい！

ルームメイトはツナのバゲットにしてましたが･･･ツナって、生のマグロです（マグロのことを英語でツナと言います）。マグロのぶつ切りをタレで和えたものをパンに挟むって･･･日本人の感覚からするとどーなん？ って感じですが、美味しかったそうですよー(笑)

おお、このパラソルは！

タヒチへ来たら楽しみたい、ヒナノ・ビール！

まだ昼だけど、いいよね？　いいよね？
暑い南国、昼間のビールは最高に美味いですー!!

パペーテのシンボル、ノートルダム大聖堂。

ちょっとお天気が･･･

マルシェへやってきました。

１階には、食料品を中心に色々なお店が出ています。

もう午後なので、あまりお魚は無く。

店員さんもやる気がな･･･いや、朝早かったから、のんびり？

イースター島に続いて、ポリネシア系の人はムキムキ。
刺青しているひとも多いです。

野菜はまだたっぷり。

さすが南国、花が色鮮やか！

マルシェで見つけた花束

色んな種類の花束があります。

そして店員さんが居ない(笑)

道端に置いてあるけど、盗まれないだねー。のんびり。

こういうの南国っぽいなー。

安かったので、一つ買って部屋に飾ることに。
船室に花瓶なんてないので、ペットボトルの上を切り取って花瓶がわり(笑)

タヒチは輸入ものが多いので物価が非常に高いですが（東京より上･･･）、現地で採れるものは安いです。

マルシェの２階はパレオなどのお土産屋さんもいっぱい。

パレオも色とりどり。

マルシェだと、為替相場にもよりますが１枚1000円程度〜

街の隙間からモナリザ号

再びノートルダム大聖堂前。

晴れてきて良かったー

夕方になったので、買い出しにスーパーへ。

街の中心には大きなスーパーはないので、少し歩きました。

さすがフランス領、いわゆるフランスパンがいっぱい！

色々買い出しして重いけど、日が沈んで涼しくなった海辺を歩いて帰ります。

モナリザちゃん、煙はいてるなぁ

南国の夕暮れ･･･

だんだんと変わっていく空の色

･･･って、コワ！

何これなにこれー！

港にある、木の下にある彫刻か何かなんですが、夜見ると怖すぎる･･･

ただいまモナリザちゃーん！

荷物を置いたら、夕ごはんを食べに再び外へ出ます。

パペーテ名物、ルロット。
いわゆる屋台街みないなものが、夜になると港に出現します。

今夜のように客船が停泊しているときは大混雑！
ピザやクレープ、中華などのお店が出てます。

今夜は乗客たちも船内で夕食をとる人が少ないので、クルーたちも交代で食事に出てきてるみたいです。

グリーンのベストを着ているのがクルーたち。
グリーンのベストは普段の制服で、ドレス・コードのあるフォーマル・ディナーの時は臙脂色のベストと上着着用。

ビザとクレープの夕ごはん！

フランスでクレープ（ガレット）と言ったら甘くないものですが、ここで食べたのは甘かったです。中がヌッテラ（ヘイゼルナッツクリーム）だったからかな？
私はヌッテラ大好きなので、スーパーでも小さな瓶を買ってしまいましたー。明日からの朝食のパンに塗って食べるぞー！
※ヌッテラは、日本でも輸入食品取り扱ってるお店で入手できます。

お買いものしたもの

パレオご購入〜！

マルシェではなく、デザイナーさんがやっているブルー・グリューというお店で買いました。3000円くらいなので、マルシェよりは高め。でもデザインはやっぱりいいですね。

黒地に、裾部分だけに緑の葉と白いティアレの花の模様。
黒い部分が多い、デザイン性の高いパレオです。
黒地に赤いハイビスカスの模様のものもあって、そちらもビビッドで悩みました(笑)

青いのはマルシェで買ったパレオです。青と白のバイカラーで、大柄で大胆な模様ですが色が落ち着いているのですっきり。

ワンピース風に着たり腰に巻くのもいいですが、少し折り返して丈を短くし、キャミソール風にすると普段でも着られる感じになります（日本では無理かもしらんが・笑)