2012/05/04 - 2012/05/04
53位(同エリア244件中)
frau.himmelさん
- frau.himmelさんTOP
- 旅行記584冊
- クチコミ0件
- Q&A回答15件
- 969,063アクセス
- フォロワー141人
せっかく交通が無料のバンベルクカードを持っているのだから、有効に使わないのはもったいない!
ちょっと遠出をして元をとろう(笑)。
観光案内所から送られてきたパンフレットを見ていたら、手ごろな場所がありました。
シュロス・ゼーホフ。バスターミナルから1本で行けるらしいです。
そうだ、ここに行ってみよう!
最初は、そんな不純な動機から安易に決めた場所でした。
ところがどうでしょう、とってもきれいなステキなお城でした。
フォートラベルでこのお城を取り上げていらっしゃる方は少ないようです。
バンベルクからほんの30分ほどで行くことが出来ますので、皆さんいかがですか?
その帰り、またまた恒例のバスの失敗が待っていました(汗)。
-
バスターミナル(ZOB)には学校が終わってバス待ちをしている子供達が大勢いました。
賑やかですね、若い力がはじけています。 -
ゼーホフはバンベルクの隣町、Memmelsdorfにあります。
907番バスに乗って、18分ほどで着くようです。
意外と近いのですね。 -
バンベルクの市街地を出てバスはしばらく走ります。
「Schloss Seehof」
ここで降ります。
この通りは古城街道沿いなのです。 -
それにしても一面の原っぱ。
どこにそのお城はあるんだろう? -
あちらに長い白い塀が続いています。
あそこでしょうか?
行って見ましょう。 -
塀の途中に鉄の門があって、幸いに開いています。
奥の方にネギ坊主みたいな建物の頭がちらっ見えています。 -
ポプラ並木がずーっと続く道を進むと…。
-
かわいいお城が見えてきました。
これがゼーホフなんですね。
ホントに草原の真ん中にポツンと建っているお城なんです。 -
ところがもっと近づくと…
いやー素晴らしい立派なお城です。
何でもバンベルクを治めていた領主司教が、1687年に夏の離宮として建てたものらしいです。 -
正面です。
堂々たるバロック様式の建物、壁と窓枠の色使いがとってもステキ。
ところで、このお城を建てたバンベルク司教領主の名前が
「Marquard Sebastian Schenk von Staufenberg:マルクヴァルト・セバスティアン・シェンク・フォン・シュタウフェンベルク」と言うそうです。
シェンク・フォン・シュタウフェンベルク?
あのヒトラー暗殺のワルキューレのシュタウフェンベルク大佐と同じ名前ですね。
彼のご先祖様なのでしょうか?
調べてみましたが、わかりませんでした。 -
シュタウフェンベルク大佐もバンベルクに縁があるお方だし…。
調べてみましたが、はっきり関係はつかめませんでした。
広い庭園です。
お庭のアチコチに素晴らしい彫刻が…。
あそこに見える彫像は、ギリシャ神話からとった
「ペルセポネの強奪」。 -
見れば見るほど立派なお城。
ドイツ語の説明書を必死になって読むと、訳が間違ってなければ…、
なんでもあの4つの塔を持つお城の形は、アッシャッフェンブルクのヨハニスブルク城を真似て造られたものだとか…。
ええ、あそこには3週間いたことがありますからよく覚えています。
色合いはちょっと違いますが、四角い形は確かに似ています。 -
湖が見えます。
あー、やっぱり…。
ゼー(See:湖)と名前がつくからには近くに水があるはずだと思っていました。 -
あそこに見えるものは何でしょう?
近づいてみましょう。 -
あらぁ〜、お城に人が少ないと思ったら、皆さんこちらに集まっていらっしゃったのですね。
奥のほうには湖?それとも池? -
階段を降りるとそこには立派な噴水が…。
説明書にはカスケードとなっていますから、滝ですね。 -
階段状になっていますので、水が流れたらまさしく滝になります。
それにしても立派ー。
ギリシャ神話を模して造られたものだとか。 -
ここの中心人物はギリシャ神話の英雄ヘラクレス。
-
階段の両脇にはこんな面白いお顔の彫像が…。
-
人がますます増えてきました。
みんな何かを待っています。
何かあるのでしょうか? -
そして、このお城で結婚式を挙げたカップルも到着です。
あの新婦さんは妊婦さん(ダジャレではなく)?
結婚おめでとう、そして丈夫な赤ちゃんが生まれますように!。 -
いろんな場所から水が噴き出しました。
みんなこれを待っていたのですね。
説明書によると、5月1日から10月7日まで毎日、10:00-17:00時の毎時、10分間噴水が上がるそうです。 -
あっちからもこっちからも水が噴出しています。
怪獣の口からも、人の足からも…。 -
ヘラクレスの背後からも水が噴き出しています。
-
上に上がってみました。
ゼーホフだから、もっとドバーッと水を大量に出すのかなと思ったけど…ちょっとショボイかな。
どこかの国と同じように節水しているのでしょうか(笑)。 -
湖の方向から見たゼーホフ城。
-
ちょっと城の中にお邪魔して見ましょうか。
入口の紋章、立派ですね。 -
-
中庭
-
石造りのバルコニーを上がって、建物の中に入ります。
-
昔使われた道具などが飾られています。
-
これは彫像の下の部分らしいです。
-
この階段を登ってお城のガイドツアーがあるようですが、ちょっと時間が分からなかったのでパスしました。
バンベルクカードを持っていると、割引で見学することができます。 -
反対側の中庭。
広くはないけれど、とっても落ち着きのあるお庭です。 -
さて、今度は正面から出ます。
-
ドイツの旗とバイエルンの旗が並んではためいている正面入口…。
この場所は最初に通りましたね。 -
正面からまっすぐ続くマロニエの並木道。
-
左側はよく手入れされた湖に続く並木道。
-
右側は最初に通ったポプラ並木道。
-
ゼーホフ。なかなか素晴らしいお城でした。
バンベルクからほんの2,30分の所に、こんなほっとする空間があるのです。 -
さて、バンベルクにバスで戻ります。
バスを降りる時にまた失敗!
乗客は数人しか乗っていないので、この場所で降りるのは私一人らしい。
STOPボタンを押してっと…、停留所に着いたので、降りようとするも扉が開かない。
「あっそうか、自分であけるのね。」
扉の近くのボタンを押してあけようとするもまだダメ。
「すみませ〜ん、開かないですけど〜!」
他の乗客も何か言っているようだけど、みんな知らん顔。 -
そしたら、マイクで運転手の声。
「Vorn!:前!」。
ああそうか、前から降りろって事ね、
前に行って運転手の横の扉をガチャガチャするけどまだ開かない(泣)。
その時の私、かなり慌てていたと思います。
がーーー、前を見ると停留所が少し先に見えるじゃない。
さっきの停留所は反対方向の停留所で、たまたま停止信号で目の前に停まっただけだった。
バツが悪いったら…。
テレながら、「あそこが停留所ですね!?」。
その言葉に他の乗客もどっと笑った。
停留所に着いたら扉はすーっと開いた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- 近鉄バッファローズさん 2012/10/31 10:54:21
- Marquard Sebastian Schenk von Stauffenberg
- frau.himmelさん、こんにちは。
近鉄バッファローズです。
Schloss Seehofの旅行記を拝見致しました。
私もBambergには滞在しましたが、Seehofには行っていません。
綺麗な城ですね。おっしゃるようにJohannisburgと似た形ですね。
機会があれば、是非見てみたい城です。
「Marquard Sebastian Schenk von Stauffenberg」のことを
調べられたようですが、私なりにも調べてみました。
有名な「Claus Ph. Maria Schenk Graf von Stauffenberg」の曾祖父
「Franz Ludwig Philipp Schenk von Stauffenberg(1801-1881)」の
さらに高祖父「Johann Ph.I. Schenk von Stauffenberg (1656-1698)」の弟に
「Marquard Sebastian Schenk von Stauffenberg (1644-1693), Fuerstbischof von Bamberg」と言う方が居ました。
http://de.wikipedia.org/wiki/Stauffenberg_(Adelsgeschlecht)
ということで、おっしゃるようにヒトラー暗殺を試みた
「Claus Ph. Maria Schenk Graf von Stauffenberg」の遠い先祖が
建てたのは、間違いないようです。
何かの御参考になれば幸甚です。
- frau.himmelさん からの返信 2012/10/31 20:19:27
- RE: Marquard Sebastian Schenk von Stauffenberg
- 近鉄バッファローズさん こんばんは。
> Schloss Seehofの旅行記を拝見致しました。
> 私もBambergには滞在しましたが、Seehofには行っていません。
> 綺麗な城ですね。おっしゃるようにJohannisburgと似た形ですね。
> 機会があれば、是非見てみたい城です。
ホントにきれいなお城でした。
そんなに期待をしていなかったのですが、瓢箪から駒ってとこですね。
シュタウフェンベルク大佐のことを調べてくださったのですね。
ありがとうございます。
ドイツ語初心者の私としましては、wikiの難しいドイツ語は全く手に負えません。
「Marquard Sebastian Schenk von Stauffenberg」と
「Claus Ph. Maria Schenk Graf von Stauffenberg」とは
結果、直系ではないけど遠い祖先て事ですね。
なんか少しすっきりしました。
バンベルク編第3弾を今編集中ですが、そこでも少し触れていますが、
歴史博物館でも聞いたけど判らなかったのです。
また、いろいろとご教示ください。
himmel
-
- Berg Heilさん 2012/10/29 07:34:16
- Schloss Seehof
- an Frau Hinmmel.
4トラで初めてこの城について触れられた事と思います。実は小生も5月に訪問予定でしたが、アルテンブルク城のみで、時間がなく残念ながら
パスしてしまった城です。それにしてもフランケン地方は如何にバンベルク領主司教の力が大きかったかをつくずく感じます。
楽しく拝見しました。来年、機会がありましたら、体力(来年は喜寿、バースデイ・フライトを計画中)と懐具合にも依りますがどうしても訪問したい城です。きめ細かな旅日記今後も期待しています。 Berg Heil 拝
- frau.himmelさん からの返信 2012/10/30 15:32:26
- RE: Schloss Seehof
- Berg Heilさま こんにちは。
Berg Heilさまの旅行記を見せていただいて、なんだか同じ所を大体同じ時期に行ったんだなーと思っていました。
Schloss Seehofにも行きたかったと書いていらっしゃいましたので、早くアップしなければと思っていました。
私の方はゼーホフには行けたけど、アルテンブルク城には行けませんでした。お写真を見るとあそこも素晴らしい所ですね。
おっしゃるように如何にバンベルク領主司教の力が大きかったか…。
新宮殿にしろ、旧宮殿にしろ、すべてそうですね。
> 来年、機会がありましたら、体力(来年は喜寿、バースデイ・フライトを計画中)と
まだまだ喜寿なんてお若いですよ。
ぜひ、訪問なさって下さい。そして歴史がいっぱい詰まった旅行記を楽しみにしています。
himmel
-
- norisaさん 2012/10/29 06:52:43
- 隠れた穴場!?
- frau.himmelさん
おはようございます。
年寄りのnorisaです(笑)
あまり有名でないのにキレイなお城があったんですね。
ちょうどお天気も良いので余計に色彩の鮮やかさが引き立ちますね。
新婦の妊婦のダジャレ?も良かった!?
日本もそうですが、あまり有名でないところに名所がありますね。
北海道などもそう思いますーー。
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2012/10/30 15:19:01
- RE: 隠れた穴場!?
- 私にとっては凄く(!ここ大事)お若いnorisaさん
こんにちは。
お嬢様の結婚式ではお疲れになったでしょう?
もう落ち着かれましたか?
さて、返信が遅くなって申し訳ありません。
いつも私の旅行記を見ていただいて、いつもコメントもいただいて有難うございます。
相変わらずの失敗談、あらあらまたやったー!って思っていらっしゃるでしょうね(笑)。
あの日は本当にお天気も良く、元をとろうなどと、不純な動機で訪ねたお城でしたが、素晴らしかったです。
どうしてお城見学のガイドツアーに参加しなかったかと今になって後悔しています。
またお邪魔しますね。
himmel
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
frau.himmelさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
42