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 横浜市栄区田谷町にある御霊神社は字十三塚にあり、この神社裏手の丘には、十三塚があるともいわれる。鎌倉幕府が滅亡したとき(元弘3年(1333年))、もしくは後北条氏が秀吉の小田原攻めで滅亡したとき(天正18年(1590年))に、13人の落武者達が自害した場所と伝えられている。伝承が250年ほども食い違っていることからも、里の民に長く祀られてきた塚ではないのだろう。<br /> 田谷の交差点近くの交番で尋ねると、「赴任して来てまだ半年なので分からない。」といいながらも、スマホで検索してくれ、平成20年に史跡を巡る散策が催され、九つ井と十三塚がコースに組み入れられていた。また、地図を見つけ、常泉寺の裏あたりに矢印があり、十三塚と書かれているようにも見えるが、何せディスプレーの画面が小さくて拡大しても不鮮明になるだけである。九つ井の店の向かいに野菜売りの小屋があるのでそこで聞いてみることにした。この地には昔から住んでいる矢島さんと田中さんが多いというが、矢島さんが畑の前に小屋掛けして野菜を売っている。尋ねると、「この畑の上の藪を掻き分けて登ると鎌倉道があり、その道を行ったところにあったと思う。」という。矢島さんの畑から藪を乗り越えて尾根道に出て、その道を辿ると、三差路があり、その先はさすがに人も通らないと見えて竹林の竹が折れて山道を塞いでいる。そこを過ぎると十字路があり、さらに進むと稲荷社の小さな赤い社があり、降り口がある。そこから直はバス通りで、「青少年センター前」のバス停があった。この角の家の人に聞くと、「山道の十字路を越えて行くと三差路になり、左に行くと銀杏の木があり、そのあたりに石がある。」と教えてくれた。今来た道を戻り、三差路を左に行くと、丘の平地には真っ直ぐな桜並木が伸び、右手下には畑が広がる。おそらくは御霊神社の裏手であろうか。右手下には家があり、茶室が見える。しかし、銀杏の木を見つけることはできなかった。この茶室は宇庵といい、常泉寺の裏にある。御霊神社の左側に伸びる小道から四方竹林を抜けて尾根に上ったところにあたる。<br /> また、スーパー銭湯前の関谷川に掛かる田谷五の橋から上っていくと千秀公園があり、その裏手に「青少年センター前」バス停がある。千秀公園にはゲートボール場があり、8人ほどが休憩中であったが、十三人塚は誰も聞いたことがないという。おそらくは、十三塚は戦後には打ち棄てられた状態になっていたのであろう。<br />(表紙写真は御霊神社裏)

十三塚探索(横浜市栄区田谷町)

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2012/10/08 - 2012/10/21

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 横浜市栄区田谷町にある御霊神社は字十三塚にあり、この神社裏手の丘には、十三塚があるともいわれる。鎌倉幕府が滅亡したとき(元弘3年(1333年))、もしくは後北条氏が秀吉の小田原攻めで滅亡したとき(天正18年(1590年))に、13人の落武者達が自害した場所と伝えられている。伝承が250年ほども食い違っていることからも、里の民に長く祀られてきた塚ではないのだろう。
 田谷の交差点近くの交番で尋ねると、「赴任して来てまだ半年なので分からない。」といいながらも、スマホで検索してくれ、平成20年に史跡を巡る散策が催され、九つ井と十三塚がコースに組み入れられていた。また、地図を見つけ、常泉寺の裏あたりに矢印があり、十三塚と書かれているようにも見えるが、何せディスプレーの画面が小さくて拡大しても不鮮明になるだけである。九つ井の店の向かいに野菜売りの小屋があるのでそこで聞いてみることにした。この地には昔から住んでいる矢島さんと田中さんが多いというが、矢島さんが畑の前に小屋掛けして野菜を売っている。尋ねると、「この畑の上の藪を掻き分けて登ると鎌倉道があり、その道を行ったところにあったと思う。」という。矢島さんの畑から藪を乗り越えて尾根道に出て、その道を辿ると、三差路があり、その先はさすがに人も通らないと見えて竹林の竹が折れて山道を塞いでいる。そこを過ぎると十字路があり、さらに進むと稲荷社の小さな赤い社があり、降り口がある。そこから直はバス通りで、「青少年センター前」のバス停があった。この角の家の人に聞くと、「山道の十字路を越えて行くと三差路になり、左に行くと銀杏の木があり、そのあたりに石がある。」と教えてくれた。今来た道を戻り、三差路を左に行くと、丘の平地には真っ直ぐな桜並木が伸び、右手下には畑が広がる。おそらくは御霊神社の裏手であろうか。右手下には家があり、茶室が見える。しかし、銀杏の木を見つけることはできなかった。この茶室は宇庵といい、常泉寺の裏にある。御霊神社の左側に伸びる小道から四方竹林を抜けて尾根に上ったところにあたる。
 また、スーパー銭湯前の関谷川に掛かる田谷五の橋から上っていくと千秀公園があり、その裏手に「青少年センター前」バス停がある。千秀公園にはゲートボール場があり、8人ほどが休憩中であったが、十三人塚は誰も聞いたことがないという。おそらくは、十三塚は戦後には打ち棄てられた状態になっていたのであろう。
(表紙写真は御霊神社裏)

  • 田中家。母屋は築200年でかつては萱葺き屋根だったという。

    田中家。母屋は築200年でかつては萱葺き屋根だったという。

  • 田中家上にある萱葺き屋根の納屋。

    田中家上にある萱葺き屋根の納屋。

  • 「千秀公園」標札。

    「千秀公園」標札。

  • 花火禁止の貼り紙看板。

    花火禁止の貼り紙看板。

  • 「蝶が訪れる千秀公園案内図」。

    「蝶が訪れる千秀公園案内図」。

  • 千秀公園のキバナコスモスと白と赤のコスモス。

    千秀公園のキバナコスモスと白と赤のコスモス。

  • 千秀センター。千秀公園内にある。地図には青少年センターと記載されている。

    千秀センター。千秀公園内にある。地図には青少年センターと記載されている。

  • 千秀センター。靴を脱いで上がる方式になっている。千秀公園にはトイレがなく、ゲートボールをしに訪れるご老人たちは千秀センターの中のトイレを借りるのであろう。しかし、この日はセンターは閉まっていて、トイレは借りられない状態であった。ゲートボールのご老人たちはどこで用を足すのであろうか?

    千秀センター。靴を脱いで上がる方式になっている。千秀公園にはトイレがなく、ゲートボールをしに訪れるご老人たちは千秀センターの中のトイレを借りるのであろう。しかし、この日はセンターは閉まっていて、トイレは借りられない状態であった。ゲートボールのご老人たちはどこで用を足すのであろうか?

  • 千秀公園横にある田中家墓地入口。ここから「青少年センター前」バス停は直である。

    千秀公園横にある田中家墓地入口。ここから「青少年センター前」バス停は直である。

  • 田中家墓地入口の看板。田中家名ではなく、千秀公園名で看板が立っている。道路を隔てているから千秀公園とは関係がないだろうに。

    田中家墓地入口の看板。田中家名ではなく、千秀公園名で看板が立っている。道路を隔てているから千秀公園とは関係がないだろうに。

  • 千秀公園横にある田中家墓地。この下手には畑が広がり、常勝寺裏から尾根道を横切って、この畑の奥あたりに出るのであろう。

    千秀公園横にある田中家墓地。この下手には畑が広がり、常勝寺裏から尾根道を横切って、この畑の奥あたりに出るのであろう。

  • 「青少年センター前」バス停。千秀公園裏の田中家墓地前の小道を上ると直にある。

    「青少年センター前」バス停。千秀公園裏の田中家墓地前の小道を上ると直にある。

  • 下り口。

    下り口。

  • 稲荷社。

    稲荷社。

  • 稲荷社。

    稲荷社。

  • 宇庵裏山に聳える古木。銀杏の木は見付らない。

    宇庵裏山に聳える古木。銀杏の木は見付らない。

  • 真っ直ぐに伸びる桜並木。

    真っ直ぐに伸びる桜並木。

  • 宇庵。

    宇庵。

  • 宇庵の茶室。

    宇庵の茶室。

  • 宇庵。

    宇庵。

  • 宇庵の茶室。

    宇庵の茶室。

  • 宇庵。

    宇庵。

  • 御霊神社裏手あたりか?向こうに金井高校。

    御霊神社裏手あたりか?向こうに金井高校。

  • 真っ直ぐに伸びる桜並木。

    真っ直ぐに伸びる桜並木。

  • 古木。

    古木。

  • 尾根道を辿ると竹林の中に矢島家の墓地。

    尾根道を辿ると竹林の中に矢島家の墓地。

  • 矢島家墓地参道。

    矢島家墓地参道。

  • 矢島家墓地参道。

    矢島家墓地参道。

  • 矢島家墓地参道。

    矢島家墓地参道。

  • 矢島家。

    矢島家。

  • 矢島家。

    矢島家。

  • 矢島家に行く小路。

    矢島家に行く小路。

  • 田谷の交差点手前の旧道沿いに見えるアロエ。

    田谷の交差点手前の旧道沿いに見えるアロエ。

  • 田谷の交差点手前の旧道沿いに見えるアロエ。この横の小路が矢島家への道だ。

    田谷の交差点手前の旧道沿いに見えるアロエ。この横の小路が矢島家への道だ。

  • 御霊神社。

    御霊神社。

  • 御霊神社裏。このあたりに十三塚があるのか?

    御霊神社裏。このあたりに十三塚があるのか?

  • 御霊神社左の山道。四方竹の筍が道の真ん中に生えている。四方竹は秋に筍が出る。このあたりは四方竹の竹林になっている。鎌倉中ではありふれた四方竹の竹林ではあるが、鎌倉在で四方竹の竹林は初めて見た。

    御霊神社左の山道。四方竹の筍が道の真ん中に生えている。四方竹は秋に筍が出る。このあたりは四方竹の竹林になっている。鎌倉中ではありふれた四方竹の竹林ではあるが、鎌倉在で四方竹の竹林は初めて見た。

  • 尾根から望む大船ラドン温泉跡。

    尾根から望む大船ラドン温泉跡。

  • 御霊神社への道。

    御霊神社への道。

  • 宇庵。

    宇庵。

  • 宇庵裏手から常泉寺を望む。

    宇庵裏手から常泉寺を望む。

  • 宇庵。大船ラドン温泉跡地は宅地造成中で更地になっている。

    宇庵。大船ラドン温泉跡地は宅地造成中で更地になっている。

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