2012/09/25 - 2012/09/25
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belleduneさん
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日比谷の日生劇場を見学した後、もう少し村野氏の設計された建造物を見たいと思い、関西方面で探していたところ、甲南女子大学にある芦原講堂と阿部記念図書館があるということを知り、許可を得て撮影させて頂きました。
女子大学という独特の雰囲気を感じながら、快晴の元、楽しい撮影ができました。
阪急の芦屋川から歩いて15分ほどですが、後半の5,6分はかなり急勾配の上り坂で、息が切れそうでした。
スクールバスもあるのですが、途中の景色も見たかったため、歩いて行きました。構内からの眺めは最高でした。
共学の大学に通っていた私には、女性ばかりの世界は慣れていない勢か、戸惑いを覚えました。
芦原講堂はパイプオルガンが舞台中央に設置されていて、音響設計も素晴らしいものとなっていました。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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芦屋川駅前にある医院は、アルザス地方を思わせる。
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稲荷神社から坂の傾斜がだんだんときつくなっていきます。
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やっと大学構内にたどり着きました。学生達は皆スクールバスに乗って通っています。
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阿部記念図書館
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内部は中心が吹き抜けになっています。
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芦原講堂は、隣の先に建った阿部記念図書館の景観を損なうことのないように配慮がなされています。
地上2階、地下3階で、1,800人収容の講堂兼音楽ホールとなっています。
外装はキャンパス内の他の建物と同じくスタッコ仕上げになっていて、全体の調和を図っています。 -
パンフレットの講堂全景で見ると、よく分かりますが、講堂の天井を空間に抉り上がるようにすることによって、その尖塔状に立ち上がる姿は、阿部記念図書館に対して、抑圧された意志を示しているという。
外観は、低い水平線が次第に天に向かい志向する、甲南女子学園の理想を象徴する姿としたそうです。
勾配屋根は、銅版を使用し、その緑青色が六甲山の緑と相まって、広がりを持たせる一因となっています。 -
同じくパンフレットの夜景ですが、夜見てみたいものです。
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エントランス
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日比谷の日生劇場でも扉の取っ手がユニークでしたが、ここでも透明な強化プラスティックなのか、強化ガラスなのか、兎に角透明感が良いですね。
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まず、1階からホールのドアを開けると、ホール内の2階部分となります。
舞台中央に、パイプオルガンがどっしりと設置してあります。
ここの音響条件は、セレモニーのスピーチなどの明瞭度を得ると同時に、パイプオルガンの音が豊かに響かなければならないということから、満席時の平均残響時間を2,1秒と設定されています。
本来、パイプオルガンのためのホールであれば、残響時間は5秒程度必要です。気積(一席当たりの容積)を最小として、吸音を極力避けることによって、音のエネルギーをできる限り生かそうという考えを基本に造ってあります。 -
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舞台上部天井には、花弁状の可動反射板を設けてあり、パイプオルガン以外の楽器演奏や声楽に対して、初期反射音の山を幾らか早める効果があります。
三列のサスペンションライト、一列の美術べトンが設置されていますが、これらは、特殊な催しのためだけに準備されるもので、常時は取り外されるように設計されています。 -
壁面や天井面は、全体がうねるような曲面で統一されています。
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ここから見ると、壁面、天井面のうねりがよく分かります。
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各種スポットライト、スピーカーなどは、すべてこの表面から突出することなく、納められています。
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最下階の床面が9,5m〜12,5m地下に潜っているため、防湿策として地下壁廻りに巾1mの閉鎖されたドライエリアを設け、その空間は空調できるようになっています。オーディトリアムを使用しない場合も、このドライエリアのみを換気できるようになっています。
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舞台上から
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舞台裏上方
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2階の最後列の壁面
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