2012/10/07 - 2012/10/07
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世界攻略者さん
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紅葉の名所というものは、桜の名所同様、日本全国どこにでもあるものです。しかし、立山や涸沢のような全国区の名所はごくわずか。残りは、行く価値があるかさえよくわからないローカルな名所と言えます。
そんな中、私がたまたま選んだのは、中央アルプスの木曽駒ケ岳と千畳敷。地元で大人気の紅葉スポットと知らずに乗り込んだ私は、とんでもない混雑に巻き込まれるのでした。
==日本の凄すぎる紅葉登山 シリーズ一覧==
①秋のスーパートレック (涸沢、立山、白馬、駒ケ岳) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10717801/
②立山・室堂平 - 紅葉テーマパークを楽しむ (雄山)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10716486/
③白馬岳・栂池自然園 - 白馬らしさを求めて
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10716411/
④木曽駒ケ岳・千畳敷 - 素人大歓迎、ただし三時間待ち (ロープウェイ) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10716435/
⑤穂高岳・涸沢カール - まるで絵葉書の世界 (涸沢ヒュッテ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10716491/
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[目次]
イントロ
アクセス
ロープウェイ乗り場への道
ロープウェイ待ち その1
しらびそ園地
ロープウェイ待ち その2
ロープウェイ乗車
千畳敷
駒ケ岳への道
帰りの道
駒ヶ根へ
まとめ -
[イントロ]
秋のスーパートレック三日目。続いて私が訪れるのは、中央アルプスの最高峰 - 木曽駒ケ岳(2956)。日本中に数ある「駒ケ岳」の中でも、最も有名な「駒ケ岳」ではないでしょうか。最高峰とはいえ、ロープウェイで8割方登れてしまう楽な山。でも、それは逆に、日帰り登山が可能ということを意味します。何はともあれ、私にとって、初めての中央アルプスです。
写真: 北岳(南アルプス)から見た駒ケ岳。赤い点は左から、宝剣岳(2931)、千畳敷(下、2640)、中岳(2925)、木曽駒ケ岳(2956)。 -
私は知りませんでしたが、この駒ケ岳には「千畳敷カール」という有名な紅葉スポットがあります。涸沢カール同様、180度渓谷になっていて、とても景色のいい場所だそうです。今回、この千畳敷で紅葉を楽しんだ後、ついでに駒ケ岳も登ってしまおうというのが、私の計画です。
写真: 千畳敷と紅葉。日経新聞の「紅葉が楽しめるロープウェイ」第一位。 -
[アクセス]
木曽駒ケ岳のある中央アルプス(木曽山脈)は、南アルプスの西、北アルプスの南に位置しています。登山の拠点となる町は、松本市から55キロほど南にある長野県の駒ヶ根市。高速道路も通っているため、アクセスは悪くありません。
車で行くなら、中央自動車道の駒ヶ根IC、電車ならJR飯田線の駒ヶ根駅が最寄りになります。高速を使った場合、名古屋から2時間、東京から約3時間。
地図: ピンクの点が木曽駒ヶ岳。青い線が主要道路。黄色い線は左から北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰。赤い点は上から、白馬村、立山町、上高地、松本市(大きな点)、駒ヶ根市。 -
白馬を出発した私は安曇野から高速に乗り、トータル2時間20分ほどで駒ヶ根市に到着しました。高速代は1000円。
まずは、今晩の車内泊スポット探しからスタート。場所的にはロープウェイ乗り場がベストなのですが、マイカー規制が実施されている上、そもそも駐車場がありません。よって、遠方組の人は、ロープウェイ行きのバスが発着する「菅の台バスセンター」に車を停めて朝を待つのが一般的です。
地図: 菅の台(すがのだい)バスセンター周辺の駐車場マップ。総キャパシティは千台ほど。 -
バスセンターの隣には大きな駐車場があり、一回500円で駐車することができます。前金制で夜間でも入場可能。ただし、出入りする度にお金がかかるので、ちょっと買い物に..と気軽に出かけることができません。よって、この日は3キロほど離れた市の中心部にあるコンビニで就寝することにしました。駒ヶ根市は、これまで泊まってきた立山や白馬と違い、ファミレスやファーストフード店もある賑やかな町です。
写真: 菅の台バスセンターの駐車場。トイレあり。 -
[ロープウェイ乗り場への道]
朝6時半に起床し、バスセンターに向かいます。窓から見る今朝の天気はどうもいまひとつ。今行っても、いい景色は期待できそうにありません。気が乗らないので、そのままバスセンターを通過。奥にある温泉旅館の駐車場に車を停めて天気がよくなるのを待ちつことにしました。 -
午前9時半。車内でテレビを見ているうちに、少しづつ青空が見えてきました。そろそろ行動開始です。バスセンターに戻ってみると、なんと、あの大きな駐車場がすでに満車(写真)。周辺の駐車場もやはり満車。市内から延々と伸びる渋滞の列は、なんと駐車場の空き待ち! このまま市街地に向かって走ったら、もう今日は戻ってこれないかもしれません。急いでUターンして駐車場を探すことにします。
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バスセンターの乗り場には、気の遠くなるような乗客の列(写真)。バス会社社員から窓越しに手渡された紙によると、
本日は、駒ケ岳ロープウェイにお越し頂きありがとうございます。只今、上りのロープウェイの待ち時間が二時間半。上り路線のバスの待ち時間が約二時間となっております。大変ご迷惑をおかけして、深くお詫びします。
うーん、何とも味わい深い状況! しかもこれは、駐車スペースを見つけた後の話です。そういえば、登山ガイドブックには、「駒ケ岳ロープウェイは、夏季と紅葉シーズンの週末・連休には乗車待ちをすることがある」と、さらっと書かれていました。今日は三連休の真ん中の日曜日。一年で最も混雑する日に来てしまったようです。それにしても、ここまで混雑するとは..想定外です。 -
今考えると、早朝から行動開始すべきでした。バスは5時過ぎから出ているわけだし。でも、それは後の祭り。この状況をどう打開すべきかに集中します。
ここに来る前、ロープウェイ行きのバスには、途中のバス停(写真)から途中乗車できることに気づきました。ということは、バス停近くに適当な場所を見つけて駐車すれば、バス待ちと駐車待ちの問題を一気に解決することがでるはずです。
試しにマイカー規制の始まる黒川平の駐車場に行ってみると、やはり満車。そこを無理やり頼み込んで、トイレ横の狭いスペースに強引に駐車させてもらいました(500円)。これで第一関門クリアーです。 -
駐車場の受付でバスとロープウェイの往復チケットを買い、すぐ前にあるバス停から乗り込みます。途中乗車のため、席は補助席または立ち乗り。私はというと、運転手の横に窓拭き用の雑巾を敷いて床に座りました。こんなの日本では珍しいですよね。まさに、東南アジアの詰め込みバスのノリ。それほどまでに、この日の混雑ぶりは異常なのです。
黒川平のあと、バスは狭い道路を走り、どんどん高度を上げていきます。この日はバス会社も大量の臨時バスを走らせており、途中、何度も帰りのバスとすれ違いましt。バス会社の無線によると、まだまだ菅の台に向かう車は多いものの、駐車場がいっぱいのため、バス待ちの列は伸びてないとか。限られた駐車スペースが、いい具合にボトルネックになっているようです。 -
25分ほど乗り、ロープウェイ乗り場のある「しらび平」(写真)に到着です。千畳敷までの交通費ですが、菅の台からバスで片道800円。ロープウェイが往復2200円。往復の共通券(3800円)を買っておくと便利ですが、バラで買っても値段は同じです。また、駒ヶ根駅からもバスが出ており、通常ダイヤで30分に一本(片道1000円)。ただ、問題は、菅の台までの渋滞をどうやって乗り越えるのか。ちなみに菅の台からここまで、タクシーで来ると片道3800円が相場です。
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[ロープウェイ待ち その1]
バスを降りると、青いジャケットを着た係員から、ロープウェイの整理券が渡されます。私の番号は青の130番。 -
すぐ近くにある掲示板でチェックしてみると、私の案内予定時刻は1時21分。今から3時間も先です。でも、運行会社に文句を言うわけにもいきません。この日のロープウェイは文字通りのフル回転で、毎回60人の乗客を乗せ、9分おきに出発しています(普段は20分間隔)。運行時間が7分30秒、乗り降りに1分半という、山手線並のダイヤ。 計算したみたところ、朝から午後5時までに4500人ほど運べる計算です。ちなみに、この日私は3010番目の乗客でした。
参考: 駒ケ岳ロープウェイ
http://www.chuo-alps.com/ropeway/index.html -
何とか日帰りできるメドはついたものの、ここで3時間もどうしろと? 1000人を超える乗車待ちの人たちは、突然与えられた自由時間に戸惑います。
写真: アスファルトの上でピクニック状態。 -
ロープウェイの先を見ると、千畳敷駅ははるか上。とても気軽に歩ける距離ではありません。以前、中国でロープウェイ代をケチって山道を登ったことがありますが、ここでは無理。距離以前に、そもそも直通の登山道が見当たりません。
この日バスで来る途中に気づいたのですが、北御所登山口というバス停からぐるっと回って、千畳敷近くの山の稜線まで歩ける道があります。10キロほどの道のりで、高度差があるため恐らく3-6時間くらいかかるかな。面白そうですが、情報不足なので、おとなしくロープウェイを待つことにします。
参考: ならず者のための玉龍雪山案内 (ロープウェイとばし)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10527815/ -
[しらびそ園地]
登山道とは違いますが、このしらび平には、周辺の森を歩く散策路が整備されています。時間つぶしに、奥にある滝まで行ってみます。 -
トイレ横の道からスタート。ロープウェイを見上げながら石の道を進むと、川沿いの道に変わります。しばらく歩いた後、ここでもまさかの渋滞。途中に登り降り共用のハシゴがあるため、どうしてもこうなってしまうのです。このハシゴ待ちで15分ほど浪費。
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さらに進むと、今度は渓流沿いの岩場で大渋滞。キャーキャー言いながら最後の一歩が踏み出せない女性が流れを止めています。登山する人にとっては何でもない道ですが、一般の主婦にとってはとてつもなく危険な道に見えるようです。
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なんとか滝が見える場所に到着。ほとんどの人はここで引き返しますが、岩を伝って滝壺まで行くこともできます。岩の上をピョンピョン跳ねながらの移動は、いつやっても楽しいですね。
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滝で30分ほど過ごした後、残りの散策路を通ってターミナルまで戻りました。
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[ロープウェイ待ち その2]
がんばって散策路で1時間潰したものの、まだ2時間も残っています。他の人はどうやって過ごしているのか。ちょっと、観察してみます。
写真は、大量に用意されたベンチシートに座る人たち。まるで大学病院の待合室のようですね。大半の人は、こうやって気長に自分の番号が呼ばれるのを待ちます。 -
でも、長時間座るってのは結構疲れます。やはり、男は黙ってふて寝! これ最強です。
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こちらは、女子トイレの行列。
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これは何でしょう。バス待ちの行列のように見えますが、実はうどんやそばのテイクアウト待ちです。ぱっと見100人以上の長い行列。ここの売店では、麺類の他、カレーライスや五平餅、たこ焼きやアイスクリームなども売られています。長時間待っている人にとって大変ありがたい存在なのですが、そのサービスを利用するためには、やはり長い時間並ばなくてはなりません。右を向いても行列、左を向いても行列。この日は各個人の忍耐力が試されます。
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私の整理券がもっと若い番号だったら、こんなに待たなくていいのに..。何とかインチキする方法ないですかね。係員が残した整理券の束を見ながらしばし考えます。ルール破りに長けた私にアイデアがないわけではありません。でも、この日この場で実行するのは難しそうです。
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[ロープウェイ乗車]
乗車案内時間の1時20分になり、やっと自分の番号帯が呼ばれました。でも、これはあくまで「改札案内」の時間。実際の乗車までには、さらに20分ほど待つことになります。 -
到着から3時間20分。やっとロープウェイに乗ることができました。いつになったら紅葉レポートが始まるんだ!とお怒りのみんさん、もう少しの我慢です。
このロープウェイ、外から見ると、まるで満員電車のような混雑ですが、実際はそれほどでもありません。みんなが窓際に寄っているためそう見えるだけ。中はさらに10人ほど詰め込む余裕があります。 -
このロープウェイは、しらび平駅から千畳敷駅までを約7分30秒で移動します。秒速7メートル、高低差950メートルと、なかなかのスペック。
ゴンドラの窓からは、部分的に進んだ眼下の紅葉風景(写真)が見て取れます。でも、はっきり見えるのは途中まで。中間点を過ぎたあたりから完全にガスっており、乗客の間にも落胆ムードが広がります。 -
[千畳敷]
なにはともあれ、千畳敷駅に到着。この駅(2611m)は、日本最高所の駅という触れ込みですが、本当でしょうか。混雑する売店エリアを抜けて外に出てみると..。 -
うぉっ、スゴっ! 突然目の前に広がる紅葉の大パノラマ。予想外の明るい風景に、ちょっと驚きです。なぜだか千畳敷はガスっておらず、視界も良好。
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あー、千畳敷ってこんな景色だったんだ。リサーチ不足で全くイメージ出来てなかった私にとって、すべてが新鮮です。
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今私がいるのは、ロープウェイ駅の出口。同じ敷地にホテルが建っているため、お金に余裕がある人は、自分の部屋から同じ景色が望めます。一方、私はそんな悠長な時間はないので、さっそく散策開始です。
写真: ホテル千畳敷
http://www.chuo-alps.com/hotel/ -
駅を出てまずすべきことは、下りの整理券の入手。上りの整理券と違い、自分からもらいに行きます(何枚でももらえる)。案内版によると、私の番号の案内時間は午後4時24分。現在1時55分なので、この2時間半の間に観光を終わらせなくてはなりません。登山して帰ってくるにはちょうどいい時間かな。
この時気づきませんでしたが、案内板には、「指定時間に乗らないと、整理券は無効、番号取り直し」と恐ろしいことが書かれています。 -
[駒ケ岳への道]
さて、ここでのアクティビティは、千畳敷の散策と駒ケ岳登山。駒ケ岳への道は、この千畳敷の中を通過するので、ロープウェイの時間までに頂上を往復すればいい計算です。
写真は、千畳敷駅の外にある登山届受付カウンター。いつも思うのですが、こんな遭難確率が限りなくゼロに近い山にも、登山届って必要なんですかね。 -
千畳敷駅から駒ケ岳山頂への道はこんな感じ。目安時間は登り2時間弱。下り1時間弱といったところ。
千畳敷 - 乗越浄土 1時間
乗越浄土 - 中岳 25分
中岳 - 木曽駒ケ岳 30分
戻り 1時間25分。 -
それでは出発です。千畳敷駅から少し歩くと、すぐに駒ケ岳神社が出てきます。ここで道が2手に別れ、左側が極楽平や稜線を通って空木岳へと続く道。右側が千畳敷の中心部を通って、駒ケ岳へ向かう道です。左側の景色(写真)もかなりよさそうですが、ここは予定通り右に進みます。
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紅葉の広がる千畳敷を横断。駅からどんどん遠ざかっていきます。
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この道は千畳敷を一周する散策路で、途中、山の稜線に登る道が出てきます(赤い線上)。
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ロープウェイ駅から6分ほどで、その分岐点に到達。ここには、軽装の登山客への警告が提示されています(写真)。ここから駒ケ岳まではそう遠くないので、「とりあえず」登っちゃう人が多いのでしょう。私が見た感じでは、一般の観光客は千畳敷だけ。少しヤル気がある人は、上の稜線まで。最初から登る気の人は、駒ケ岳山頂まで、という緩い住み分けができているようです。
このような看板には、「それなりの装備が必要」とかの脅し文句をよく見かけます。でも、一般的な日帰り登山で必要な装備といえば、雨具と防寒具、それにヘッドライトくらいなものです。 -
ここから先は、紅葉密集地帯を離れ、乗越浄土と呼ばれる山の鞍部まで急な登りが続きます。上を見上げると、ジグザグ道を歩く多くの登山客の姿が。やっぱり一汗かかないと、ピクニックした気分になりませんもんね。
この手の勾配のきつい道は、私の得意とするところ。家族連れが唖然とするなか、13分ほどでサクッと登り切りました。全く大人気ない! -
そこから稜線を1分ほど歩くと、宝剣山荘の青い建物(写真)が出てきます。さらに、その奥に天狗荘の赤い建物。この一帯は完全にガスっており、景色は全く期待できません。それでも、歩く分には問題ないので、そのまま駒ケ岳を目指して進みます。
山小屋から7分ほど歩いて中岳山頂を通過。そこからさらに9分ほど歩いて駒ケ岳山頂(2956)に到着です。千畳敷からここまで35分。思ったより早く到着できました。 -
山頂には鳥居と祠があります(写真)。それにしても、このあたり山小屋が多過ぎませんか。山頂のすぐ下にひとつ。中岳と駒ケ岳の間にもひとつ。たった1キロの間に4つも山小屋があるのです。中央アルプスも、一応縦走ルートが整備されているため、泊りの登山も楽しめそうです。
山頂からの景色ですが、ご覧の通りガスっていて何も見えません。山の位置から考えて、東側には南アルプス、西側には御嶽山が比較的近くに見えるはずです。 -
[帰りの道]
天気が良ければ頂上から北東に伸びる稜線「馬の背」を散策する予定でしたが、今日はパス。とっとと千畳敷に戻ります。
帰り道、往路と少しだけ違う道を歩くことにしました。途中にある中岳には、登って下る一般の道と、岩場の巻き道があります。この巻き道の方は、案内板にもガイドブックにも「危険!」とか書かれているのですが、行ってみると何でもない普通の山腹の道でした。一ヶ所、簡単な岩場があるだけ。一体、この道のどこが危険なんだ。誰か教えてくれ!。一見さんの多いこの山では、至るところで過保護ぶりが見受けられるのでした。
写真: 巻き道から眺め。近道で景色もいい。 -
巻き道の後、乗越浄土にある山小屋まで戻ります。
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ここから千畳敷に向かって斜面を下りはじめた頃、急にモヤが消えて視界がクリアになり始めました。ラッキー。
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雲の切れ目から、麓の駒ヶ根市も見えています。
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もし晴れていれば、ここからは南アルプスの山々が一直線に並ぶ景色が望めるはずです(写真)。甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳から悪沢岳、赤石岳まで。中央アルプスこそが、南アルプスの絶好のビューポイントといえるでしょう。
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千畳敷に到着。この後、まだ歩いていない散策路(黄色い線)を歩いて、ロープウェイ駅まで戻ります。まだ雲が多いものの、澄んだ空気の中で見る千畳敷カールは、やはり絶景の部類に入るでしょう。
「やっぱ一生に一度は千畳敷に来とかんとね」。そんなコメントが他の観光客から聞こえてきました。感覚的には、富士山や松島のような扱い。私としても、頑張って三時間半待った甲斐がありました。途中で諦めていたら、千畳敷とはずっと縁がなかったかもしれませんね。 -
この散策路の途中には、ちょうど千畳敷カールを背景にして記念撮影ができる場所(写真)があります。夕方で少し暗くなってしまいましたが、これこそが千畳敷!という眺めです。正面の尖っている山が宝剣岳のピーク。この風景のシンボル的な存在です。あの斜面を今日登ったんだ!という充実感と共に、駒ケ岳観光を終えたいと思います。
写真: 赤い点が鞍部(乗越浄土)。 -
[駒ヶ根へ]
千畳敷駅に戻ると、相変わらずの混雑ぶり。今日は土産物屋も大変繁盛しています。このロープウェイを取り仕切る中央アルプス観光(株)は、10月の紅葉シーズンだけで、相当な儲けを得ていることでしょう。 -
実は私、帰りの散策路でひつこく写真を撮っているうちに、整理券番号の時間を過ぎてしまいました。それを係員に伝えると、番号が近かったため「本当はダメなんですが..」と特別に乗せてくれました。本来なら、番号取り直しで、3時間以上後回しにされるところ。大変、助かります。
さらにもうひとつ、列を飛ばす方法があります。それは、病気のふりをすること。私の時にも、高山病らしき少女とその家族が優先的にロープウェイに乗車していました。山男バリバリの格好をしている私が同じことをしても、全く説得力がないでしょうけどね! -
この日を含む紅葉シーズン週末は、客がいなくなるまでロープウェイを運行します。整理券案内板を見ると、夜8時頃まで予定が埋まっていました。
この後、バスに乗り、車を停めてある黒川平へ。帰りのバスに限っては、ほとんど待つことなく乗車できました。 -
駒ヶ根に戻った後は、温泉タイム。バスセンターそばにある大型温泉施設、「こまくさの湯」に立ち寄ります。大きな湯船と露天風呂。食事をする場所もあり、ここが千畳敷観光ののデフォルト立ち寄りスポットと言っていいかもしれません。
こまくさの湯: 600円、 ロッカー無料。
http://www.komakusanoyu.com/ -
[まとめ]
今回かかった費用はこんな感じ。高速代や食費は含まず。
ロープウェイとバス: 往復3800円
駐車代: 500円
温泉: 600円
今日一日を振り返ってみると、うーん凄すぎる。登山なのに、ディズニーランド級の待ち時間。でも、アトラクションの紅葉風景はまずまずの内容でした。見方を変えると、この「一年で一番混雑する日」というのも、ある意味レアなアトラクションだったのかもしれません。その証拠に、登山体験はいまいちだったのに、この日の思い出は、立山や涸沢と並ぶほど、私の記憶の中で輝いています。日本全国の変わり者のみなさん、ぜひ10月の三連休に千畳敷を訪れて、究極の紅葉観光を体験してみて下さい。話のネタになること、間違いなしです。
写真: バスセンターにあった待ち時間表示用の数字シート。最大「4時間半」まで表示可能。この日は三時間半がマックス。 -
[リンク集]
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内登山==
日本名山大周遊の旅①奥穂高、②槍ヶ岳、③燕岳、④八ヶ岳、⑤北岳、⑥富士山
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10706064/
屋久島と山ガール、そしてヤバすぎる雨の日 全3作
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10690816/
SUNQパスで行く九州②普賢岳、③阿蘇山
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10718279/
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