2012/10/08 - 2012/10/21
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ドクターキムルさん
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横浜市栄区の金井高校前には少し、田谷交差点には田圃が広がる。10月に入って稲刈りが始まっている。金井高校前の畑には3段ほどのはさ木が建てられ、稲が干してある。また、田圃にも刈り取った稲束を天日乾燥させるために杭に立てかけてあるようだ。稲の穂先を下にしておくと茎の栄養分が降りてきてお米が美味しくなるとまことしやかに言われているが、そらくは日光に照らされることで、お米のでんぷん成分が変わって美味しくなるのであろう。また、田谷交差点の田圃では1条刈りのバインダー(稲を刈って1束毎に束ねる機械)で稲を刈っていた。こうした風景は新潟平野では40年前頃に見られた。しかし、稲刈りから脱穀まで行うコンバインが導入され、30年前頃にははさ木と共に平野部では見られなくなった。それが30、40年して、横浜で見られたのである。
暫くは懐かしくもあり、珍しいので見ていたが、疑問が湧き、畦際の稲を刈っていた年配者に聞いてみた。軽トラックに枯葉マークが付いているからその年齢なのだろう。「昔から天日乾燥しているのですか?」「知り合いや親戚に分けてやる飯米だから。隣の田圃はコンバインで刈るつもりだ。」ついでに品種も聞いてみたが、私の知らない名の品種で、最近作付けされるようになったという。
米屋さんで買うお米と違って農家の飯米が美味しいのにはやはり訳がある。手間を掛けて天日乾燥しているのである。そういえば、昔、お米が不足していた昭和30年代に、我が家の飯米は特別に美味しかった。当時、新潟ではほとんど作られていなかった越光(コシヒカリ)を飯米として作付けしていたのだ。手間がかかり、遅くまで実らない晩生の越光は倒れやすく、刈り取りにも難儀した。しかし、その美味しさは言い表せないほどの味であった。今でも、コシヒカリは食味が好いことで知られているが、この当時の、炊きあがると卵のような匂いが香ったあの越光の味から比べると、コシヒカリの味も相当に落ちたものだ。また、我が家の飯米は昔から土蔵に貯蔵するため、水分を大目に残していた。その方が炊いたときに美味いのだ。出荷するお米の水分量は美味しさで決められているのではなく、貯蔵してもカビが生え難い値に、しかも米粒が割れない値に定められている。乾燥させ過ぎた胴割れ米はクズ米となってせんべいなどの原料になってしまう。量が少ない農家の飯米とそうした農家の飯米を分けてもらっている家では、お米屋さんでは売っていない美味しい食味のご飯を食べられるのには、何時の時代でもやはり理由があるのだ。
(表紙写真は田谷の稲刈り風景)
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金井高校前のはさ木。柱にも竹を使っているために3段しかできないようだ。
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金井高校前のはさ木。
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金井高校前のはさ木。ネットが掛けられているが、雀が群がっている。
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田圃での天日乾燥風景
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田圃での天日乾燥風景。
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田圃での天日乾燥風景。
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田圃での天日乾燥風景。
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田圃での天日乾燥風景。
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田圃での天日乾燥風景。
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刈取前の田圃の稲穂。
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刈取前の田圃の稲穂。
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田谷の稲刈り風景。
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畦のコスモス。
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畦のコスモス。
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畦のコスモス。
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田谷の稲刈り風景。
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田谷の稲刈り風景。
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田谷の稲刈り風景。
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田谷の稲刈り風景。
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田谷の稲刈り風景。
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田谷の稲刈り風景。
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九の井の谷戸の田圃。かつては山の麓まであったという。今は九の井の手前までで田圃はなくなる。
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小型のコンバインを脱穀機に使って藁を取っている。
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はさ掛けされた稲藁。
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谷戸の奥はかつては田圃だったという。九の井の手前あたり。かつては小字九の井という地番だったという。田谷の交差点までが小字九の井だったのだろう。今、「九の井」のお店があるあたりはこの地番ではないという。
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谷戸の下手に広がる田圃。九の井入口にある臼井家の田圃だという。
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稲が刈り取られた田圃。
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はさ木小屋には丸太と竹が積まれ、上に稲藁が干されている。
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はさ木小屋。
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