2012/06/13 - 2012/06/18
305位(同エリア786件中)
魅々さん
2012年6月13日から6月18日まで、インドネシアのジャワ島とバリ島をJTB旅物語のツアーで旅行してまいりました。インドネシアは、今ではイスラム世界では最大の2億という人口を抱える国です。しかし、ジャワ島の古都ジョグジャカルタ近郊には、世界最大級の世界遺産である仏教遺跡「ボロブドゥール」があり、以前から行ってみたい所でした
また、ジョグジャカルタには同じく世界遺産の「プランバナン寺院」遺跡があります。この遺跡もイスラム世界にあって、ヒンドゥー教と仏教が融合した遺跡です。
このあと、バリ島を訪れました。私はこれまでバリ島は「リゾート地」としか思っていませんでしたが、訪れてみると、どこの家にも神や祖霊にささげる祠があり、ここは敬虔な信仰の島であると実感しました。この島の宗教は「バリ・ヒンドゥー教」といわれ、イスラム世界のインドネシアのなかで特異な文化を持った島です。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- JTB
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旅行の出発前に、ボロブドゥール遺跡について調べたことをまとめましょう。
(1)ボロブドゥールの位置
まず、前回の仏教伝播図で示したボロブドゥールの位置をもう少し詳しく知るために、ジャワ島とボロブドゥール付近を拡大した図を下に示します。
ジャワ島の中央の南側に古都ジョグジャカルタがあり、その北西約42kmの所にボロブドゥールがあります。
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(2) ボロブドゥール遺跡の発見から修復
ボロブドゥールを発見したのは、1814年、一時的にジャワ島を支配したイギリスの副総督ラッフルズです。その時、表面の多くは土砂や森林で覆われていました。
間もなくジャワ島の支配者に復帰したオランダは、ボロブドゥールに対して学術的な関心はなく、宝探し的な興味しかもっていませんでした。
ようやく1907年になってオランダ植民地政府が修復作業を開始しましが、ごく表面的なものにしかすぎませんでした。
第二次世界大戦、インドネシアの独立戦争の混乱期を経て、1973年からユネスコのボロブドールの本格的修復作業が始まりました。 -
しかし、修復工事が完了した2年後の1985年、上面の数基のストゥーパが、地域の住民により爆破されました。
イスラム教徒の地域住民にとって仏教遺跡のボロブドゥールは土産品を買ってくれる観光客の来る場所にすぎなかったのです。下はその時の新聞記事です。 -
修復された後は、ボロブドゥール地域の住民の土地は買い上げられ、柵で囲われて住民の立ち入りが禁止されました。
ボロブドゥール遺跡を上空から撮った写真で、ボロブドールを含む広大な土地が、遺跡公園になりました。
(3) ボロブドゥール遺跡の建設時期など
それでは、ボロブドゥール遺跡は何時どのようにして建設されたのでしょうか?
760年〜850年の間の建立とは断定されています(日本では東大寺大仏開眼が752年。平安遷都が794年ですから、その頃です)。
しかし、誰が、なぜ、どのようにして建立したのか、依然として未解明のままです。シャイレンドラ朝のサマラトゥンガ王が建立したという説が有力ではありますが、確証はありません。
政変により10世紀初めに密林に葬られると、以後1000年にわたる火山灰に覆われてしまいました。
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(4) ボロブドゥール遺跡の構造
それでは、現在のボロブドゥール遺跡の構造について、まず下のGoogleの上空から撮った写真で見てみます -
この遺跡は丘の上に盛り土をしてその上に10層からなるピラミッド状の石でできた建造物です。その構成は119mx119mの正方形の基壇の上に、6層の方形層がのっており、その上に3層の円壇があり、その最上部にメイン・ストーパ(中心仏塔)が建っています。地上から中心仏塔の先端までの高さは現在31.5mですが、当初は42mあったといわれています。この断面は左図のようになっています。
この構成は仏教の宇宙観を下のように表現していると、いわれています。
方形の基壇(カマダトウ)=煩悩に満ちた欲望の世界、地下界
方形の5層(ルパダトウ)=煩悩を超越したものの、まだ形態にとらわれている色界、人界
円壇の3層(アルパダトウ)=無色界、天界
最上部のストウーパ=解脱の境地
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上図の第1回廊から第4回廊の内側の「主壁」と外側の「欄楯」[らんじゅん]には釈迦の生涯をはじめとするさまざまな物語を描いたレリーフがはめ込まれています。
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また主壁の壁画の上部には「壁龕」[へきがん](壁のくぼみ)があり、仏像が安置されています。仏像はその面する方位によりそれぞれ異なった印を結んでいます。
第1層から第4層までは
北面は恐怖を取り除いてくれる印(施無畏印)を結んだ不空成就仏。
東面は悪魔を追い払う印(触地印)を結んだ阿閦[あしゅく]仏。
西面は夢想中の印(禅定印)を結んだ阿弥陀仏。
南面は願い事をかなえてくれる印(施与印)を結んだ宝生仏です。
第5層には東西南北すべて同じで仏陀が説法をしている時の印(説法印)を結んだ毘盧遮那仏が安置されています。 -
第1円壇から第3円壇には中がみえるようにした透かし格子のストゥーパがメイン・ストーパを取り囲む形で配置されており、その中に結跏趺坐する釈迦牟尼仏が安置されています
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透かし格子の上部が外され、下写真のように内部に安置された仏像が見られるものもあるようです。
以上のような予備知識をもって、次回から実際のボロブドール見聞録を掲載したします。
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