2012/07/12 - 2012/07/13
1098位(同エリア2145件中)
ロク69さん
7月12日(木)〜13日(金)は、ワイスホルンヒュッテ(2932m)へ出かける。ランダ(1407m)から約1520mの登り、小屋泊なのでゆっくりと歩いていこう。キンヒュッテやテーシュヒュッテとは反対側の斜面を歩くので、これらのヒュッテも見えるかもしれない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ランダ駅には、7/7のキンヒュッテ行きと同じ列車で8時前に到着。キンヒュッテの時とは反対方向、道路と河に架かる橋を渡って進む。すぐに採石場があって大きな重機が動いている横を通る。
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程なく案内板が現われて、目指すヒュッテまでは2時間45分となっている。視界は良好だが、上部にはガスがあって高い山は見えてこない。
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9:20に分岐点レーチボーデン(Roetiboden、1970m)に到着、出発から1時間20分歩いてきた。次の分岐ヤッツ(Jatz、2246m)まで50分、ヒュッテまでは2時間40分となっている。コースは平坦な部分もあるが総じて勾配が強い。
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ずっと上部を覆っていたガスが、急に晴れてドムを中心としたミシャベル山群が一瞬のうちに出現した。まるで舞台の幕が揚がるような気分だった。
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左から主峰ドム、テーシュホルン、キンホルンと並ぶ。昨日、行ったワインガルテンゼーは右の稜線の向こう側だ。
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ドムの左側、右から小さなピークはレンツシュピッツェ(Lenzspitze、4296m)、ついでナーデルホルン(Nadelhorn、4327m)、一番小さいステックナーデルホルン(Stecknadlhorn、4241m)、雲の右上のホーベルクホルン(Hohberghorn、4219m)、左端のデュレンホルン(Duerrenhorn、4035m)と連なる。4000m峰の圧巻の景観だ。
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下方に眼を遣ると出発したランダの村が遠望できる。テーシュに比べても戸数の少ない静かな村だ。
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テーシュホルンのズームアップ、雲上にそびえるそのピークの高さは4491mでマッターホルンより高い。
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同じくドムのズームアップ、ミシャベルの主峰は国境を除いたスイス国内に位置する山の最高峰だ(4545m)。
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十字架が現われて、見えているミシャベル山群全体を眺める。
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進む方向には、薄いガスがあるもののチナールロートホルン(中央部)が遠くに望まれる。その左の氷河の上のピークはオーバーエシュホルン(Ob.Aeschhorn、3669m)、ついでウンターエシュホルン(Unt.Aeschhorn、3618m)と続く。
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チナールロートホルンのズームアップ、右のピークはモマン南峰(Pointe Sud de Moming、3963m)でロートホルン側に傾いているのがいじらしい。このあたりは、急坂をひたすら登るのみだ。
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ついにヒュッテが見えてきた。ガスが懸かっていたのでもっと下から見えていたのかもしれない。突然の出現に最後の力を出して登りきる。
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ヒュッテ直下の最後の坂道、前方に見えるワイスホルンがとても近い。
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ワイスホルンとシャリホルン、ヒュッテはワイスホルンの稜線直下にあるので手が届きそうに感じるくらいに近い。
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シャリホルンからの展望、モマン北峰、南峰、ロートホルン、大小のエシュホルンと続く。空に広がる雲が薄い絹布のようで幻想的だ。
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その左側には遠くリスカム、双子のカストール、ポルックス、ブライトホルンの左端(ロッキア・ネラ)が望まれる。中央やや左は、黒いメッテルホルン(Mettelhorn3406m)、その右肩奥にはプラットホルン(Platthorn、3345m)が見えている。
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11:55にヒュッテ着、最後の急登は喘ぎながらであったが無事に到着できてよかった。出発から3時間55分、休憩10分、実動3時間45分であった(登った標高差は1525m)。ヒュッテ前からの眺望、左からアルフフーベル、リンプフィッシュホルン、モンテローザ、リスカムと続いている。中央手前の黒い山は、オーバーロートホルンだ。
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ヒュッテは、こじんまりとしていて居心地がよさそうな気がする。ちょうど昼時なので、スープ、ビール、赤ワインを頼んで持参のおにぎりで昼食とする。ヒュッテは若いお嬢さんとそのお父さんが管理しているようで、お嬢さんがすべてを取り仕切っている。
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スープは何種類かあるうち、グラーシュスープをお願いする。小さく刻んだジャガイモと牛肉、コクのあるスープが熱くてとても美味しい。
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まずはモンテローザ、雲が乗っかっているがずっしりとした安定感ある堂々の存在感だ。左横の小さな尖がりピークはイェーガーホルン(Jaegerhorn、3970m)、手前の黒い山は、ロープウェイ頂上駅のあるウンターロートホルン(Unt.Rothorn、3103m)だ。
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その左には、尖がりピークのアドラーホルン、真中のシュトラールホルン、ギザギザのリンプフィッシュホルンと続いてる。
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さらに左手は、遠くの小さな三角ピークのアラリンホルン(Allalinhorn、4027m)、台形のアルプフーベル、その左手前の黒いピークのキンホルンと続く。
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続いて、テーシュホルンとドムが高さを競って並んでいる。
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ミシャベルの左端は、ナーデルホルン、ステックナーデルホルン(小さい)、ホーベルクホルン、デュレンホルンと4つの4000m峰が並んで壮観の眺めだ。
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モンテローザの右方向は、大きなリスカム(Liskamm、4527m)、双子のカストール(Castor、4223m)、ポルックス(Pollux、4092m)と連なっている。
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南西方向は、右からチナールロートホルン、大小のエシュホルンと続き、手前のホーリヒト氷河(Hohlicht Gl.)の荒々しさが印象的だ。
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続いて右のシャリホルンも大きく見えて、その存在感が逞しい。
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眺望の右端は、ワイスホルンだ。頂上付近はガスが懸かっているが、その稜線の美しさはここでも十分に認識できる。至近距離とはこういう状態のことかと思う。我々がワイスホルンにもっとも近づいた瞬間だろう。
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ヴァリスの旗とモンテローザ、とても良く似合っている。
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ミシャベル山群の全貌、右端のリンプフィッシュホルンから左のデュレンホルンまで10以上の4000m峰が集中する景観は圧巻だ。
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ヒュッテ前の親子、今日の宿泊はこの2人と我が家の2組4人だけらしい。氷河と山を背景に赤い旗が良く似合う。
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ヒュッテの裏側に少し登ってみる、左奥の谷間に昨日行ったオッタバン(テーシュアルプ)の集落が見える。また、テーシュヒュッテへと続くトレイルもうっすらと分かる。高峰には雲が架かってきだした、中央の茶色の丸いピークはオーバーロートホルンだ。
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右に眼を向けると、メッテルホルンとプラットホルンが見える。これらの山々の向こうにマッターホルンがあるはずだ。
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ヒュッテの中、食堂の様子。次々と訪れる登山者は休憩して下山するので、夕方になるとひっそりとしてくる。
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ゆっくりと寛いだので、夕食までまだ時間があるが赤ワインをたのしむことにする。出てきたのは、ヴァリス産の赤で2dl(200cc)サイズだ。
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夕食は6時から、スープはセロリ、トマト風味のジャガイモ、ニンジン入りで浮かんでいる茶色の具材は不明。ワインの追加を注文する。
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メインはグリーンカレーとレタスのサラダ、米はタイ米風で長くパサついているが味は美味しい。デザートはビスケット付のヨーグルトだった。2組4人の食事なので静かで、じっくりと味わうことができた。
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夕焼けを見ようと再び外へ出る、周りの可憐な花が夕陽を受けて美しい。
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雲が出てきて山々の上部を覆ってきているが、うっすらと紅い。
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ミシャベルの方向も上部は雲が多い。
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モンテローザの夕焼け、こちらも雲が多くて残念だ。
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リスカムも同じような状況だが、雪の山肌に当たる光線はとても美しい。今日の夕焼けは残念ながら、今ひとつであった。あきらめて眠ることにしよう(20時50分)。
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翌朝(7/13)、早朝の登攀組がいないのでゆっくりと5時過ぎに目覚める。外へ出て天気を確認、まだ明けてない山々を見ると雲は多いが山容は明確にわかる。高感度で無理して撮ったので粒子が粗くなった。
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ヒュッテの上にあがってモンテローザ方面を見ると山の上部は雲が多い。
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チナールロートホルンの方向は、空に雲があるが山はきれいだ。うっすらと色付きだしているようだ。
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しばらく経って、谷間に雲が浮かび始める。
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ミシャベルの方向も同じく、ふわりふわりと雲が浮かんでいる。
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またたく間に谷間の雲は広がって、谷全体を覆う勢いだ。
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上空の雲はうっすらと紅いが、谷間にはびっしりと雲が広がっている。
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谷全体がこうした状況で、雲海になってきた。
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ミシャベルの左端、デュレンホルンの方から陽が上ろうとしている。
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テーシュホルンから左側のミシャベル、左端が明るい。
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アルプフーベルから右側、青空も部分的に見えてきた。山々の上部もすっきりとしてきたようだ。
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モンテローザのズームアップ、雲の動きが激しく山の頂上は見えたり隠れたりと刻々と変化する。
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雲海に浮かぶリンプフィッシュホルンも明確に見えてきた。
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こうして、朝焼けはほとんど適わなかったが雲海のライヴショーをみてから、簡単な朝食を摂る。ヒュッテの玄関、ここで登山靴と備付の屋内シューズ(スリッパ)と履き替える。大きな荷物はここへ置いて、必需品のみ右のカゴに入れて持ち込むようになっている。
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7:30にヒュッテを出発、来た道を降ってランダへ向かう。
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程なく、シュタインボックの家族連れとまたまた出会う。
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絶壁もものともせず、軽い身のこなしで歩き回っている。
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下るにつれて、雲海が近づくのでまもなく山々ともお別れだろう。もう一度立ち止まって山を見る。
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雲海に突入する直前、キンホルン(左)とライテルシュピッツェン(右)がかろうじて浮かんでいるのが見えた。
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雲海は下限が1800mくらいだろうか、ランダの近くまで降りてくると雲の下で見晴らしも悪くない。採石場の横を通ってら駅はもうすぐだ。9:40にランダ駅着、9:56の列車でツェルマットへ帰った。本日の降りの所要時間2時間10分、標高差1520mを一気に駆け下りた感じだった。アパートへ戻って、明日の移動のため荷物の片付け等の準備をして午後はゆっくりと休養する。ワイスホルンヒュッテは、ミシャベル〜モンテローザ〜チナールロートホルン〜ワイスホルンの展望台として特に素晴らしい眺望が望める立地だと思う。ここも移動手段は、徒歩だけなので天候への十分な配慮は必要だろう。
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