市庭古墳（楊梅陵（平城天皇陵））

2003/02/07 - 2003/02/09

　平城（へいぜい）天皇（宝亀5年（774年）〜弘仁15年（824年））は第51代天皇である。在位は延暦25年（806年）〜大同4年（809年）である。
　墓所は平城京大極殿跡のすぐ北の奈良市佐紀町にある楊梅陵（やまもものみささぎ）（市庭古墳）に治定されている。
　楊梅陵は全国最大の円墳と考えられてきたが、発掘調査により前方後円墳であったことが判明し、平城京築造の際に前方部が取り壊されていたのだ。周濠もあったのだろう。この古墳の築造年代は平城天皇の時代よりもはるかに古い。市庭古墳と呼ぶ方が良いのであろう。
（表紙写真は市庭古墳（楊梅陵（平城天皇陵）））

エリア 奈良市(奈良)

市庭古墳。楊梅陵（平城天皇陵）に比定されている。