ミレーヌ号＠アメノトリフネ　出雲神話を駆けろ！（7/16）ー出雲②ー

2012/07/16 - 2012/07/17

須我神社から出雲大社エリアへ。

運転手が私だったので、写真が撮影できなかったのですが･･･青々とした風景、細い道路、その道を時速70ｋｍで飛ばすトラックや自家用車。

もうブイブイもんです（笑）。

荒神谷遺跡、やっといけました。　家族は復元遺跡や二千年蓮を見学、私は素朴な質問を学芸員さんにお答え頂き、嬉しい時間が過ごせました。（『歴史読本　古代出雲』p94 「考古学からさぐる　古代出雲の姿」平野芳英副館長さん。

エリア 出雲市(島根)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

稲佐の浜

　もう、暑くって暑くって気温35℃･･････迷わず海に突進。

海水に足を浸して気持ちよか〜。

出雲神話では国譲りの舞台。

旧暦１０月１０日には「神迎え神事」を行なう場所でもあります。

家族は「10/10は、ここで出雲の神様はキャンプファイヤーして、来訪する神様のセキュリティチェックを行なっているんだ」･･････などと一般人ならではの楽しい想像を。

言い伝えでは、国譲りの舞台であり、それは戦いの舞台でもあったのですね･･･。

現在は、子ども達が元気に海水浴。

７月２１日か〜１１月１１日まで「神話博しまね」。

パビリオンや各イベント、ガイドツアー、神話フィギュア作成体験など企画盛りだくさん。

「歴史読本　出雲国」にもいろいろ書いてありました。（私たちはザンネンながらそれ以前の旅行者〜）現地にも無料案内チラシがありますよ〜。

古事記の大半が出雲神話だからでしょうか。　水木しげるさんの「古代出雲」という漫画をお土産に買いました。（笑）

出雲大社　木の鳥居からスタート♪

（駐車場からだと逆戻りする形にはなりますが〜）

出雲大社の参道は下り坂〜。

テクテクテク･･･

テクテク歩いて、ほどなく右側に凛とたたずむ「祓戸社」があります。

祓い給え、清め給え、まもり給え、幸え給え〜･･････祓戸四神に清めて頂きます。

太鼓橋を渡って･･･

さらに松林の続く参道をテクテクテク････。

広くて伸びやかな参道です。

静かな気持ちになって社に向かいます。

出雲大社のさざれ石

幸魂、奇魂やムスビの説明が書いてありました。

縁結びは男女のみならず、新しい出会い、懐かしい人との再会、一期一会など様々なご縁と取り持って下さるようですね。

-説明板-
大国主さんは「幸魂、奇魂の”おかげ”をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」となられました。　生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ”えんむすびの神”と慕われるゆえんであります。　云々」

大国主さん、記紀神話のありようから「オ・ソ〜レ・ミ〜オ〜」口説きのカンツォーネ歌ってそ〜な雰囲気が･･･。

実際は大国主さんは、お向かいにある（玉）幸魂・奇魂を拝載しているところだそうです。（この方は何代目の方だろう？）

遷宮のため、工事中。

空が高く感じます。　

一方、家族は参道をショートカットしたのに、疲れと暑さでグズグズに溶けそうになっています。（笑）

仮拝殿へ。

有名な、向かって左からかけられた太い注連縄が見えます。

注連縄賽銭しても怒らない神さまみたいな気もするけれど、やっぱり賽銭を銭型平次するのは、どーかなぁ。

左から始まる太い注連縄。

重さ２トンだったか４トンだったか････。（神楽殿）

社務所にあった、茅葺の模型。

神話どおりの柱の遺跡だそうです。

一本一本が太い柱。それを三本束ねて９箇所に柱の束を設置したみたいですね。

どうやってボーリングしたのだろ？

あらま〜、参拝直後、雨ふりさんです。

ザーザーザー･･････。

こちらは、神在月に集合される神様ホテル（社）。

大国主さんは参拝者向かって東側を向いているそうです。

その後ろの社にスサノオさんがお祀りされていますが、今は工事中につき、遥拝所からのみ。

右側は、スサノオさんのお社の清砂。
左側は、使った清砂を入れる箱

スーパーのビニールがあったので、僅かに底に残った清砂をすこーし頂戴しました。（笑）

大国主命紋。

出雲の神様は亀甲の中に、稲、正などの文字やシンボルで表すようですね。

先の須我神社は、亀甲に大の字。　熊野神社の紋です。

出雲大社のシンボル・ステッカー。

個人的に○に矛のデザインの方がカッコ良さそうな気も･･･。

あああーーー！　やっとお食事♪♪
神楽殿でてすぐの出雲蕎麦屋さん。

蕎麦圏在住者の私は、ちょこっと蕎麦にはキビシイよ（笑）。

･･････････それがですね、私好みの細くてしっかりした喉越しの良いお蕎麦でした。
一つ目を食べ終わり残った次の椀に入れ、二つ目を食べ終わったら残ったお汁を次の椀に入れて楽しむそうです。

蕎麦湯は、蕎麦湯のまんま飲むヒトなのですが、蕎麦湯がマッタリ・トロリとして美味しかったです。

　そういえば、数年前は「イケ麺」という出雲蕎麦（お土産用）があったのですが、今もあるのかな！？

ちょっと見づらいのですが、画面右側に出雲博のキャラ。

茶パツのミズラ結った可愛らしいキャラのようですね。

荒神谷博物館です。

国指定遺跡、出土品の青銅器は（銅含有量：85％）国宝。

口コミ投稿しました。

職員さんも、来館者の皆さんに丁寧な対応をされて折られたのが印象的。

この遺跡は、三宝荒神近くから見つかりました。

かつてこの一帯に道路を建設すべく、現地視察をしていたお役人さんが、たった１片の須恵器のかけらを見つけたことから始まりました。

このカケラを見逃さず発掘調査に向かったのは、まさにミラクル！

　荒神谷遺跡のみならず、古代出雲や各地古代の有り様を、在野の古代史ファンにもわかるように丁寧に説明下さった、平野副館長に感謝。（＾人＾）

博物館は、こじんまりとしています。

館内のビデオは必見。　一つ一つが短く、分かりやすいです。

個人的にかなり、興奮。

二千年蓮。

2000年前に発掘された蓮を大賀博士が開花させたものを株分けしたようです。

時空を越えて、美しく咲いていました。（７月訪問時）