2012/07/21 - 2012/07/21
479位(同エリア1176件中)
まみさん
昇仙峡散策コースは、県営駐車場があるあたりが1つのターニング・ポイントになります。
だいたいそこから昇仙橋までのゆるやかな上りコースでは、昇仙峡のハイライトの覚円峰の雄姿が見え隠れし、橋の前で全貌を表します。
その次のハイライトは仙娥滝です。
では、県営駐車場から下るコースは?
荒川の渓谷沿いで、観光マップにはいろいろ面白そうな岩や橋などの見どころが記されてはいます。
でも、私は先にハイライトを見てしまったので、きっとこの後は見劣りするだろうな〜と思っていました。
とんでもありませんでした!
仙娥滝や覚円峰ほど派手ではないにしても、この残り約3.5kmのコースは、私にとって絶景続きでした。
めまぐるしく変わる景色は、全く飽きさせず、写真を撮るのを我慢するのが困難なくらいでした。
県営駐車場の近く、覚円峰と渓谷のすばらしい眺めが望める軽食店でまったりと休んだあと、撮影散策を開始したのは15時。
本当は昇仙峡口から16時41分発のバスに乗って甲府駅に戻るつもりでした。この時点では、それには十分間に合うと思っていました。
ところが、途中で見かけた案内マップで現在位置を確認してみたら、昇仙峡口までまだ3kmもあると気付いて、ゲッ!!
その時点で15時45分。乗ろうと思ったバスまで約1時間。
ふつうなら1kmは15分で歩けるはずなので間に合うのですが、撮影しながらの私がそんな標準スピードで歩けるはずもなく……。
でも、次の終バスの17時51分発には間に合いました。
バス停で30分近く待っちゃいましたけどネ。
<石和温泉&昇仙峡の旅行記のシリーズ構成>
□(1)母と母のお友達と一緒に薬石の湯「塊泉」へ
□(2)富士山眺望にまたしても恵まれず(泣)〜甲府からバスで昇仙峡滝上のロープウェイでパノラマ台へ
□(3)昇仙峡の2つのミュージーアム:水晶宝石博物館クリスタルサウンドと影絵の森美術館
□(4)仙娥滝・覚円峰・石門〜ハイライトがつまった散策道
■(5)思った以上に絶景続きだった天神森エリアの渓谷道路沿い約3km
<タイムメモ>
08:35 石和温泉駅発の普通列車に乗る
09:00 甲府駅発・敷島竜王線のバスに乗る
10:00頃 ロープウェイ駅でバスを下りる
10:20発 ロープウェイでパノラマ台駅へ上る
11:00発 ロープウェイで仙娥滝駅へ下りる
11:15〜11:50 水晶宝石博物館クリスタルサウンド
12:00〜12:40 影絵の森美術館&ティータイム
12:45〜14:30 仙娥滝〜覚円峰〜石門
14:30〜15:00 岩魚塩焼き休憩タイム
15:00〜17:15 天神森エリアの渓谷道路沿い約3km
17:20頃 昇仙峡口バス停到着
17:51発 甲府駅方面のバスに乗る
甲府市観光協会公式サイト
http://e-kofu.com/
昇仙峡公式サイト
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/index.html
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岩魚塩焼き休憩タイムの後に早速訪れた絶景岩壁@
夢の松島ってところの対岸だと思いますが、これは天狗岩かな。
他にいた観光客がそう言っていたので。
左側にうっすら見えていた覚円峰を入れてフレーミングしてみました。 -
荒川の巨石と天狗岩
天狗岩と決めつけてしまいましたが、天狗に見えるかなぁ? -
落石注意!?───微妙なバランスでとどまる巨石
散策道側です。
激しい雨などが降ったら、落石による通行止めって、簡単にあり得そうです。 -
水墨画のような景色
写真ではそれほど感じられませんが、幽玄の世界でした。
母たちが学生の頃に遠足で出かけたときは、このあたりは岩だらけだったといいます。
50年以上もたって、樹木がこのように成長したということでしょうか。 -
まるで船のような岩の上に、突然現れた五重塔
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緑の中に鮮やかな存在感をみせる五重塔
寺の名残でしょうか。
でも、模型みたいに小さそうでした。
アクセスするための道らしきものは、ほとんど崩れて、埋もれていました。 -
ところどころで迎えてくれたヤマユリ
ああ、やっぱりヤマユリっていいです。
今年も恒例の武蔵丘陵森林公園のヤマユリをやっぱり見に行きたくなりました@ -
愛の営み中のヤマユリ@
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雨滴が残る華やかなガクあじさい
いいですねぇ、こちらはまだあじさいがきれいでした。 -
案内マップを見つけて
現在位置を確認。
めざす長潭橋(ながとろばし)までまだ3kmもあると気付いて、ゲッ!!
この時点で15時45分。
乗ろうと思っていた甲府駅行きの帰りのバスは、長潭橋の少し先にある昇仙峡口のバス停から16時41分発。
それに乗りたければ、今から1時間内にあと3km。
写真を撮らないで、せっせと歩けば十分間に合いますが……我慢できるでしょうか、この私に。
その次のバスは終バスで、1時間以上も後の17時51分発。うーん。 -
ニッコウキスゲと渓谷の景色
案内マップを確認した後、しばらくは、写真を撮らずにせっせっと歩きました。
でも、途中でだんだん我慢するのがつらくなってきました。
この前後でも、旅行記には採用しませんでしたが、すでに何枚も写真を撮っています。 -
ニッコウキスゲの向こうに見えた景色
羅漢寺橋が見えてきました。 -
景観に溶け込んだ羅漢寺橋
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えっ、クマ出没!!
平成24年7月16日っていったら……ほんの5日前のことじゃないですか。
ひえぇ〜。 -
16時41分のバスに乗るのはあきらめて、羅漢寺橋を渡ってみようっ!
16時41分のバスの次は17時51分。しかも終バスです。
でも、16時41分のバスをあきらめるなら、少しゆっくり向かった方が、バス停で長時間待たずにすみます。 -
橋の中央の泥は……
荒川がここまで増水したことがあるって証しでしょう。
おお、すさまじや。 -
羅漢寺橋からの下流の眺め
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羅漢寺橋からの上流の眺め
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羅漢寺橋入口
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羅漢寺に続く石段
この時点でだいぶ疲れが出てきたので、上ろうかどうか迷いましたが……。
散策道を歩いているときは坂道を下っていたせいか涼しかったのに、ここを上るときはかなり蒸し暑く感じられました(苦笑)。 -
優しく見下ろす観音菩薩像
蓮華台座の上に立ち、ハスを持っているので、観音菩薩かな、と思ったのですが、仏像のことはあまり知らないので自信はないです。 -
羅漢寺の説明
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五百羅漢像はこちら
建物は真新しいです。
社殿も、最近建てられたもののようでした。 -
弘法大師の作と伝えられている日本最古の一本造りの木造の羅漢像
中には入れなかったのですが、ガラス窓から覗くことができました。 -
わあ、面白い岩があるなぁと思いながら歩いていたら
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「えぼし岩」でした@
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ほんのり赤く染まった木に彩られた渓流景色
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次に見えてきた橋は……
川の真ん中にあるイルカみたいな岩も面白いです。 -
有明橋でした@
観光マップを見る限りでは、ここからでも羅漢寺に行けるようです。
でも、ここは渡りませんでした。 -
道路沿いにあった美しい仏像
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あじさいと愛のかけ橋
愛のかけ橋は、男女2人で渡ると結ばれるという言い伝えがある、と看板にありましたが、真実はいかに? -
迫力ある渓流景色
遊歩道の先に人影が入っています。
彼らはバスの時間を気にしている様子はありませんでした。きっと車で来ているのでしょうね。
撮影のたびに足を止めていた私は、ついに追い越せないほど引き離されてしまいました。
ぽつぽつと観光客とすれ違ったのはこのあたりまででした。
あとは道路整備中の人以外、バス停に到着するまで、人っ子1人、出会いませんでした。 -
目をみはる巨石
「ふぐ石」かな。
このアングルですと、ふぐというより、くじら? -
山頂が霧に覆われた岩山と荒川の渓谷景色
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ぎざぎざの岩肌が面白い岩山と、荒川のヒキガエル石
後でネットで探ってみたら、このぎざぎざの岩壁は、登竜岩のようです。
名前の由来は、この岩肌が鱗のように見えるからだとか。
ヒキガエル岩というのはないです。私が勝手に命名しました。
ひょっとしたらこれはハマグリ石だったかもしれません。 -
こうやって眺めると鱗に見える岩肌
確かに登竜に見えなくもありません。 -
ニッコウキスゲと登竜岩
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ごうごうという川音が耳に心地よく
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緑美しき渓流景色
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散策道を歩きながら
このあたりで、道路整備をしていた作業員たちが撤収するときに、「いい写真が撮れましたか? 気をつけてお帰りください」と声をかけてくれました。 -
背中の筋が美しい巨石のある景色・その1
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背中の筋が美しい巨石のある景色・その2
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心洗われる渓流景色
うっすら紅色に染まった葉っぱが景色に彩りを添えています。
紅葉のときは、さぞや……。 -
またまた面白い巨石が並んでいるなぁと思ったら
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「松茸石」でした@
うん、さきほどのアングルでもこのアングルでも、松茸に見えます@ -
「猫石」って、どれ?
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あれは「富士石」に違いない!!
ちょっといびつですが、うん、確かに富士山です@ -
富士石と荒川の流れと砂漠のような岩肌
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緑と岩に囲まれた急流
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富士石の横顔のある渓谷景色
あの巨石は富士石です。
てっぺんがうっすらと白くなっているので分かります。 -
富士石のある渓流景色・その1
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富士石のある渓流景色・その2
こうやって眺めると、富士石というよりは、寝転がっているペンギンに見えるかも!?
あの割れ目を閉じた目、白い部分をくちばしに見立てると……。 -
ステキにえぐれた巨石があるなぁと思ったら
らくだ石でした。 -
猿岩と勘違い
だってなんだか猿の顔に見えませんか。
実際の岩は、もっと岩頭の方だったようです。 -
ネムノキのある渓谷景色
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大小の岩がごろごろの渓流景色
手前の長細い見事な岩はトーフ石だったかもしれないです。
その後のオットセイ岩や大砲岩は、なんとなくそう見えるけれど、そう見えるような写真が撮りにくくて、写真は撮らずにスルーしてしまいました。 -
だって名前がついた奇岩よりも、こういう渓流景色の方が気に入ったんだもん!
-
岩に縁取られた荒川の景色
ふりかえって散策道の手すりも入れてフレーミングしてみました。
これは表紙候補でした。
こんな風に山と川と岩と手すりが入った景色か、緑美しい渓流景色が気に入りました@ -
散策道側の彫刻のような岩
散策道側の岩には名前がついているものはないようですが……。 -
同じ岩の反対側の側面
きれいに亀裂が入っているところが面白かったです。 -
覚円峰とおぼしき岩山が見える緑の渓流景色
これも表紙候補でした。
ほんと、絵になる景色がぞろぞろで、一瞬たりとも目が離せませんでした@ -
岩から生えた木
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切れ込みが素晴らしい岩肌のある渓流景色
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長潭橋(ながとろばし)近くの渓流景色
-
やっと到着した長潭橋
ここで再び雨が降り出してしまいました。
でもまあ、到着した後で良かったです。
この時点で17時10分頃。
昇仙峡口のバス停はこの橋を渡ったちょっと先にありますが、バスの時間は17時51分。
このあたりの店で時間をつぶそうと思ったのですが、この時間だからか、もうどこも営業していませんでした(苦笑)。 -
長潭橋を渡りながら
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長潭橋を渡った後
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離れて見たら、すばらしいアーチ橋だった長潭橋
昇仙峡口から散策を始めた場合、まずこの景色が目に入るんですね、うんうん。
「長潭橋(ながとろばし)
大正14年に竣工したアーチ橋で、建築雑誌にも取り上げられたこともある昇仙峡の玄関口として親しまれている歴史的有名な橋です。」
(昇仙峡観光協会公式サイトの見どころより)
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/viewpoint.html -
記念写真スポット@
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17時15分頃にたどりついた昇仙峡口バス停
結局、小雨の中、ここで30分ほど待つことになりました。
でも、屋根付きのベンチがあったので助かりました。
個室に泊まらない温泉「塊泉」に戻ったらゆっくりカメラを手入れしているヒマも無かろうと思い、バスを待ちながらさっとカメラのお手入れをし、撮った写真を確認しているうちに、時間はあっという間にたちました。
ちなみにこの写真と次の写真はコンデジPowerShot SX 200 ISで撮りました。 -
17時51分発のバスがやって来た!
ちょいとピントが甘くて失礼!
ほぼ時間どおに来ました。
そして18時20分頃に甲府駅に到着しました。
* * * *
昇仙峡の絶景は、やはり紅葉の時期でしょう。
撮影散策をしながら、このあたりの緑が色付いていれば、もっとすばらしいだろうなと何度も思いました。
ただ、紅葉のときは、ものすごい混雑が予想されます。
車両禁止となる散策道は決して広くなく、覚円峰や仙娥滝といったハイライト・ポイントも、さほど広くない上に、やはりみんながいったん足を止めるでしょうから、待ち時間もものすごいことになりそうです。
ロープウェイも、乗るまでに行列ができるでしょうし、山頂のパノラマ台駅はともかく、その先15分ほど歩いたところにある弥三郎岳はさらにすばらしい眺望が望めるそうですが、その弥三郎岳の山頂自体とても狭くて、一度にたくさんの人が立っていられないようです。
紅葉のときに行くなら、そういう大混雑を覚悟せねばなりません。
そんなことを思うと、今回は昼間の半分以上は雨が降り、山頂や岩頭の方には霧がかかっていて、雨がちな天気だったせいもあると思いますが、すれ違う人もまばらで、すばらしい絶景を、ほとんど独占状態で楽しむことができたので、恵まれていたといえると思いました。
緑も、雨に濡れたおかげで新緑のようなみずみずしい美しさをたたえていました。
もっとも、本日はやはり霧が深かったため、覚円峰以外に面白い岩山があっても霧がかかっていてよく見えず、スルーしたものもいくつかあるようです。
が、初めてなのでそのことを惜しいと思う気持ちは弱く、渓谷の景色を十分楽しめたと思います@
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