厦門の泉州・三名古寺・開元寺・１/２

2012/06/14 - 2012/06/14

アモイから高速バスで２時間、泉州は海運で栄えた都市として有名です。南宋、元朝の時代おいてマルコポーロの「東方見聞録」に出てくるように海のシルクロードと言われインドからアラビア半島まで貿易の道筋が出来ていました。中世のイスラム世界にも有名で多くの人々が泉州に集まりました。泉州の街並みを見るとイスラムの影響が色濃く反映されています。沢山のモスク、建物に描かれたデザイン、アーケードのある建物など他の中国の都市とは違う雰囲気を持っています。明代に入り海岸線が後退し港湾機能が無くなり、貿易が廃り、都市の繁栄も無くなりました。その頃東南アジアへ出稼ぎ労働者になって成功した人を華僑と呼ぶようになり、故郷に錦を飾る如く学校、寺などへの寄進、豪華な別荘など多く見受けられます。

エリア 厦門(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

３寺とも泉州市内です

天后宮の前に有る徳済門遺址紹介

天后宮の前に有る徳済門遺址紹介

天后宮は、天妃宮とも呼ばれる。中国に現存する媽祖廟の中で格式が高く、年代も古く、規模が大きい。

１１９６年（宋代の慶元２年）に建てられた。官府の船の出港の際、大きな祭典を開いたそうです。

舞台。

全国重要文物保護単位。1988年認定。

媽祖とは北宋時代、善行を積んだ生涯を送っていた娘が海の事故により帰らぬ人となった。

民衆は彼女の美徳を惜しみ、彼女を海上の女神として崇め、廟を建てて祭った。

地元の漁師だけでなく、海のシルクロードによる交易の人々も出航前には必ず天后宮にお参りに行きました。

閩台関係史博物館があり、福建と台湾に関する歴史文物、民族的文化財が展示されています。　只今閉鎖中。

石碑。 格式の高さは元の世祖フビライにより媽祖神が天妃に格上げされ、更に清の乾隆帝により天后に格上げされた。

建物。

屋根の上の飾り。

１００９年（北宋時代の大中祥符２年、イスラム教暦４００年）に創建された。中国に現存する最古のイスラム建築。

国務院が最初に発表した全国重要文物保護単位。

アラビア半島の人々は航海術に優れ、遠く中国まで交易にやって来た。窓口となったのが泉州で、多くのイスラム教徒も住み着いた。交易により多くの富を手にした者も多かった。泉州の繁栄は中国一であった。

清浄寺は1009年（イスラム暦400年）に、シリアのダマスカスにあるイスラム礼拝堂をモデルに造られました。面積が約2,500?。主な建築物は「大門楼」、「棒天壇」、「明善堂」です。

大門楼脇の石碑。

棒天壇

新しく造ったイスラム寺院。

中国に入って来た当時のイスラム寺院は道教の観と同じ造りの建物として民間に広まって行った。

石橋。

イスラム教の祭壇。

当初のイスラム寺院跡。

中国イスラム教の歴史を語る資料。

全景模型。現在の主な建築物は門楼にあって、それは高さ２０ｍ、幅４５ｍあり、輝縁石と白い御影石で構築され、三階建てのアーチ型に尖った門である。

アラビア文字の石碑。

庭の大きな榕樹。

泉州の街の建物はイスラム風、アラビア風、街全体がアラビア風。

拝観料　三元。大門楼が描かれている。