2012/04/27 - 2012/04/27
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frau.himmelさん
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今回のドイツ旅は、私のドイツ語力が如何に落ちているかを思い知らされた旅でした。
無理もありません、もう何年もドイツ語の勉強から遠ざかっているのですから…。
齢を取ってから始めた勉強は覚えるのも人一倍時間がかかった割には、忘れるのは人の何倍ものスピードで消え去ってくれます(泣)。この分では次回は完全に忘れてしまっているのではないかしら、という恐怖に駆られていました。
さて、シュヴェービッシュハルは、中世から製塩と貨幣の鋳造で栄えた豊かな歴史ある街です。
その美しい街で、ドイツ語を勉強始めてまだ数ヶ月のころ、私は2週間のシニアコースを受講しました。
その後数年は真面目に勉強していましたが、この数年身辺が忙しくなり中断してしまいました。ただ、僅かに年に1~2回訪れるドイツ旅行だけが私とドイツ語とを繋げる淡い絆だったのです。
今回、余りのひどさにショックを受けて帰国した直後、いつも行っているスポーツクラブでKさんと知り合いました。
お話をしているうちに、何と彼女もシュヴェービッシュハルでドイツ語を勉強したとのこと、いやー余りの寄寓に驚きました。
そして、彼女が提案してくれました。
「私が行っているドイツ語教室でもう一度勉強しませんか?」と…。
この齢になると何かきっかけがないと物事を始めるのは億劫なものですが、Kさんとの出会いも何かのご縁、何年ぶりかにドイツ語を勉強することになりました。
-
今日はフライブルクからテュービンゲンに移動の日。
途中で思い出の地、シュヴェービッシュハルに立ち寄ります。
ジャーマンレイルパス使用2日目。
7時51分発ICハンブルク行きに乗り、途中カールスルーエで乗り換えてシュツッツガルトへ。
シュツッツガルトのコインロッカーに荷物を預けてシュヴェービッシュハルを観光。
帰りはシュツッツガルトで荷物を出してテュービンゲンに向かうというスケジュールです。 -
今日も乗換えが何度もあるので憂鬱です。
一人旅で一番困るのが重い荷物を抱えての移動です。
高いステップを20キロ以上もある荷物を持ち上げるのはこの齢では至難の技。
でも、こちらの人は親切です。
私が困っていると、どこからともなく2本,3本の腕が出てきて、いとも簡単に持ち上げてくれます。
本当にうれしいです。 -
荷物は、ICやICEには大体こういう荷物置き場がありますので、そこに置いたり、また座席と座席が背中合わせになっている下に入れたり、隣に乗客がいない時には座席の傍に置いたりします。
まあ何とかなるものです。 -
今回も何度か助けてもらって、シュツッツガルトに着きました。
駅のコインロッカーに、まさにお荷物は預けてシュヴェービッシュハルに向かいたいと思います。
シュツッツガルト中央駅もフランクフルト中央駅と同じような行き止まり式の駅。
その頭の部分のホーム上にコインロッカーはあります。 -
えっ、1.5ユーロ?安い、と思ってよく見ると1時間1.5ユーロです。
2時間や3時間でシュヴェービッシュハルから帰ってこれるわけはないので、これでは高くつきます。
普通の1日のコインロッカーはないのかしら? -
ありましたけど、1日6ユーロ、結構高いですね。
でもこちらの方が私にとってはお得かな。
ロッカーに荷物を入れてお財布を見ると、あら困った、コインが5.5ユーロしかない…。あと50セント…。
お店までゴロゴロ引っ張って両替に行くにはちょっと距離があるし誰か来ないかなー。
やっと中年の女性をつかまえて交渉するも、私のドイツ語がわからないらしくて理解してもらえない。
時間は刻一刻と迫ってくるしどうしよう…。
やっと彼女がお財布を開けた。
その中の50セントを指さして、20セント3枚と強引に取り替えてもらいました。
どうもその女性、私がアジア人なので、お財布を開けるのをためらっていたようです。
いろんなアジア人がいますから、警戒されたのでしょうね。
ヨーロッパではコインは必ず用意しておきましょう。特に2ユーロ、1ユーロ、50セントコインは必要です。 -
シュヴェービッシュヘッセンタールに向かう電車。
中はガラガラでした。 -
車窓の風景。
一面の菜の花畑ならぬ、一面のタンポポあるいはキツネノボタンの群生。 -
これも菜の花ではないんです。
そういえば、ドイツに来てここ数日、菜の花畑はあまり見かけないような…。 -
まもなくシュヴェービッシュハル・ヘッセンタールに到着です。
列車は古い型式なので、扉を開けるには手動でこのレバーをまわさなければなりません。
このドアから降りる人は他にいないし、開かなかったらどうしよう…。 -
旧式なステップの部分。
-
シュベービッシュハル・ヘッセンタールに着きました。
ヘッセンタールの駅の方がICやICEが通る幹線です。
シュヴェービッシュハル駅は小さな駅で、もう一度乗り換えなければなりません。
駅前からバスが出ていますのでバスで行くこともできます。
この写真は2003年のもの -
旧市街にはバスの方が便利です。
さて、いよいよですね。
懐かしいやら怖いやら、いろんな感情が入り乱れて私の気持ちは落ち着きません。 -
バスの中から旧市街の入口、市の塔であるランゲンフェルダー・トーアが見えてきました。
1160年ごろの建造です。
その後ろに見える小さな塔は拷問塔(1200年ごろ)。 -
ホルツマルクトでバスを降ります。
ヘッセンタール駅からバスで4駅くらいでした。
チケットはバスの運転手から求めました。たしか1ユーロちょっと。
バス停の横の地下道をくぐり抜けると…。 -
目の前にドーンとザンクト・ミヒャエル教会が現れました。
東側の部分。 -
ミヒャエル教会は後ほどゆっくり見学することにして、先ずは教会横の坂道をマルクト広場へと向かいます。
懐かしい風景です。 -
マルクト広場へまっすぐ行くつもりでしたが、見覚えのある横丁の石畳に誘われて…。
Pfarrgasseに入り込みました。 -
-
まあー、あそこではカップルが坂道に寝そべっています。
おくつろぎのところごめんなさい、お写真撮らせていただきます。 -
後ろからもう一枚。
こんなステキな横丁なのです。
石畳って言うのが気になるけど、寝っ転がってのんびりしたい気持ちわかりますねー。 -
横丁の行き止まりまで来ました。
頭上には昔の武器庫であった石造りのノイバウが見えます。
1526年建造で今は確か博物館になっているはずです。
この建物は川向こうから眺めたほうがいいですね。
それは後ほど…。 -
ここから下のヘーレンガッセに降りる階段。
とっても雰囲気よさげで、階段を降りてあっちに行きたい誘惑に駆られますが、これ以上道草をしないでマルクト広場に向かうことにします。 -
今来た道を戻ります。
ザンクト・ミヒャエル教会の鐘楼が見えます。 -
中世の昔から幾多の人に踏まれ続けてきた歴史ある石畳を通って…。
-
広場の東側には1738年に建てられたバロック様式の市庁舎と、右側は旧酒場とヴィーベルハウス、現在はお役所として使われています。
WCもこの建物の中にありました。 -
そして、広場の西側、ミヒャエル教会の階段では結婚式の記念撮影をやっていました。
何だか舞台俳優さんの記念撮影のように見えました。
実は、夏になるとこの階段を利用して、有名な野外劇が開催されるのです。 -
広場ではお花で飾られた車が新郎新婦の登場を待っています。
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カメラをずーっと後ろに引いてみますね。
これが街のシンボルである聖ミヒャエル教会の全容です。
大きな教会です。
その中でもやっぱり階段が目を惹きます。 -
広場の北側に目を向けると、鮮やかなバロック様式の建物と木組みの家。
そしてその前にあるのは? -
罪人をさらしたさらし台(手前)とその奥はブルンネン(泉)
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歴史が刻まれたマルクト・ブルンネン(泉)。
そこには三つの彫像が飾られています。
サムソン、ミヒャエル、ゲオルクの怪物を退治する3聖人です。 -
右が聖ミヒャエルで右が聖ゲオルクかな?
ドイツ語教室の課外授業で、街の人に聞いてこの泉の謂れを調べなさい、という問題が出たのを思い出しました。 -
泉のすぐ傍に観光案内所があります。
入口には日本語のガイドブックも売っていました。
ドイツ語学校ゲーテ・インスティトゥートでは日本人も大勢勉強しています。
実は、夫もはるか昔、ここでドイツ語を勉強しました。
彼にとってもシュヴェービシュハルは懐かしの地なのです。
私にこの学校のシニアクラスを強く勧めた彼の狙いは…、
初めてのドイツ個人一人旅は心細いでしょう、終わる頃に迎えにいってあげるよ…、という大義名分(笑)を引っさげてシュヴェービッシュハルに来たかったのです。 -
中央の張り出し窓がとっても印象的なゴールデナー・アドラー。
この街の名物ホテルです。
9年前夫が迎えに来た時はここに宿泊しました。
お昼はこの思い出のレストランでいただきましょう、と思っていましたが、結婚式のパーティーがあるようで混雑しています。
後回しにします。 -
左隣のバロック様式の建物もレストランです。
1728年の大火の後に建てられたものだとか。 -
さあ、懐かしの街を散策します。
目抜き通りノイエシュトラーセに出ました。
9年も前の記憶はおぼろげです。ああこんな通りもあったなーくらいしか思い出せません。
齢のせいですねー。 -
さすが歴史の古い街、立派な建物が見られます。
-
かわいいお店。
その頃は歴史より、どちらかと言うとこんなお店の方に興味がありました。 -
この商店街は、何となく記憶にあります。
先の方に橋が見えますね。 -
この橋はヘンカー橋。
橋向こうに、木組みの家の連なりと聖ヨハン騎士団の教会が見えます。 -
この橋のことはよく覚えています。
放課後の宿題として出された課題、「ヘンカー橋に行って、その橋の謂れを通る人に聞きなさい」と言うものでした。
まだドイツ語を始めてほんの数ヶ月、そんな難しい言葉が分かるはずもありません。
先生の狙いは、とにかく尻込みしないで街の人に話しかけて交流しなさい、と言うところにあったものと思われます。 -
橋の中ほどの小さなお堂のような建物の中には、気味の悪い人形が飾られています。
-
確かここに1ユーロ入れれば「ケッ・ケッ・ケッ…」とかいう気味の悪い声が出てくるのだったような…。
試していませんから違っていたらごめんなさい。 -
さて、宿題の答え。
この橋、ヘンカース・ブリュッケは「首切り役人」を意味するのだとか。
何だか街の入口の「拷問塔」といいマルクト広場の「さらし台」といい「首切り役人橋」といい、中世に栄えた都市にはおどろおどろしいの名前が多いですね。 -
ヘンカース橋を渡って、コッハー川にそってマウアー通りを歩きます。
橋の上から眺めた風景。
水面に映る街並みがきれい。 -
この方は、1522年以降この地で働いていた神学者ヨハネス・ブレンツ。この街を宗教改革へと導いた人です。
-
前方にはステキな風景が広がっています。
よくフォートラの皆さんの写真やネットの写真で見るシュヴェービッシュハルの美しい風景です。 -
2003年にも同じ場所から写真を撮っています。
その頃は景色を愛でる余裕なんてなかったなー。
こんなにきれいな街だったんだーと、今更ながら感激しました。 -
コッハー川に架かる屋根つき木橋・ズルファーシュティークと旧市街の街並み。
前方右に見えるひときわ大きい石の建物がノイバウ(1526年の大兵器庫)。
*写真枚数が50枚になりましたので、その②に続きます。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ペコリーノさん 2012/08/13 15:43:28
- 私が行った時にも結婚式がありました。
- frau.himmelさん、こんにちは
ドイツ旅行記順調ですね。楽しく見させていただいています。
シュヴェービッシュ・ハルは15年前にパッケージ・ツアーで訪問しました。
1日に3-4箇所の街をめぐる旅で、この日もその中の一つだったのですが、シュヴェービッシュ・ハルでは聖ミヒャエル教会で結婚式が行われていたので、とてもよく覚えています。
教会の中で式をし、その後、あの階段のところにブラスバンドが勢ぞろいして、音楽を演奏し、祝砲まで上げる、という盛大な結婚式で、私たち日本からのツアー客はただただびっくりして見つめているだけでした。
たしか、ツアーではヘンカ―橋から屋根つきの木橋を通って、教会前の広場まで歩いた記憶があるのですが、そのまわりにも素敵な町が広がっていたのですね。
この町に滞在して、ドイツ語を勉強されたなんて、素敵ですね。
これからも旅行記、楽しみにしています。
ペコリーノ
- frau.himmelさん からの返信 2012/08/14 12:31:07
- RE: 私が行った時にも結婚式がありました。
- ペコリーノさん こんにちは。
いつも見ていただいてありがとうございます。
> ドイツ旅行記順調ですね。楽しく見させていただいています。
アップアップしながらなんとか続けています。
シュヴェービッシュ・ハルに15年も前にいらっしゃったとのこと、すごーい!
あのマイナーな地を巡るツアーだったら、よっぽどいい(お高い)ツアーだったんじゃありません。
今でもシュヴェービッシュ・ハルを回るツアーはめったに見かけませんもの。
そんな地にそんな前から旅行なさっていたなんて、ペコリーノさん、タダモノではありませんね。
>聖ミヒャエル教会で結婚式が行われていたので、とてもよく覚えています。
>
> 教会の中で式をし、その後、あの階段のところにブラスバンドが勢ぞろいして、音楽を演奏し、祝砲まで上げる、という盛大な結婚式で、私たち日本からのツアー客はただただびっくりして見つめているだけでした。
ヨーロッパを旅行していると思いがけなく結婚式に遭遇してラッキー!と思うことがありますよね。
でも音楽を演奏し祝砲まで上げるなんて、ペコリーノさんそんな豪華な結婚式を見ることができてついていましたね。
> たしか、ツアーではヘンカ―橋から屋根つきの木橋を通って、教会前の広場まで歩いた記憶があるのですが、そのまわりにも素敵な町が広がっていたのですね。
私も今回再訪して、改めてこんな素敵な町だったんだーって気がつきました。
これからも私の旅行記は続きます。時々ペコリーノさんの旅行記にお邪魔して参考にさせていただきますね。
himmel
-
- norisaさん 2012/07/08 15:22:00
- 記憶力!
- frau.himmelさん、
そうでしたか!?
やはり憶えるのが遅く、忘れるのがお早いですか。
たしかにドイツ語などには支障がありますが、いやなことをすぐ忘れる能力が付いたと思いましょう。お互いに?!
しかし、こじんまりとした素敵な街並みでしたね。
車の花飾りも素敵です!
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2012/07/08 21:05:38
- RE: 記憶力!
- norisaさん こんばんは。
> やはり憶えるのが遅く、忘れるのがお早いですか。
ええーもう、忘れるのは早いってもんでなく、超超スピードです。
最近ではドイツ語のみならず、日本語も忘れてしまいつつあります。
旅行記書くのも、なかなか言葉が出てこなくて、いつもいらいら…。
norisaさんの旅行記を拝見させていただくと、素晴らしい言葉をさらさらと駆使していらっしゃって羨ましい限りです。
これから訓練しても遅いかなー(泣)。
またお邪魔します。
himmel
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