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 チェンマイ3日目は、完全にダウン。朝から部屋でウダウダ。タイの風邪クスリを飲むとよく眠れる。夕方近場でバーミーを食べ、昨夜のマッサージ店に行くのが精一杯。この風邪は帰国しても長い間全快することなく引きずっていたが、ホテルの横に病院があったので診察して貰えば良かったと後悔。タイの病院にいっても1,000バーツでお釣りがくるし、日本でその領収書を健康保険者に請求すれば物価スライドはあるものの返還されるのだから。<br /><br /> そろそろ日が暮れかける頃、「それじゃバーミーでも食べに行くか」、と重い腰を上げホテルを出る。ナイトバザール方面にタイ人向けの食堂が点在しているので、出来るだけ近くの店に行きたい私の意向を無視し、友人はドンドン歩いて行く。フウフウ言いながら付いていくと、「うん、ここに入いろ!」、と小さな店を指差す。どこでも良い。早く座りたい。友人はいつもの様にテキパキと私の分を注文し、「ここのバーミー、きっと美味しいよ」、とご機嫌だ。「来たことあるの?」、と尋ねるが、「初めてだよ、でもきっと美味しいよ」、と。この店の前は一昨日から何回も通っているので、目をつけていたのだろう。<br /><br /> チェンライでもそうだが、バーミーの美味しい店を探す嗅覚が備わっているのだろうか?「ここはいろ!」、と連れて行かれる店に外れはない。もっとも私の舌なので、”美味しい”の基準は低いのだろうが。この店で今回初のカオソーイを食べた。ウーン、旨い。「お替りね」、と食欲が無いにも関わらずもう1杯頼んでしまう。<br /><br /> 食事後、ホテル裏のマッサージ店に友人を行かせ値段を確認させる。タイ人でも2時間300バーツは動かず、昨日の店に再度引き返す。あらら、私の担当按摩おばさんは、友人が昨日揉んで貰った人だ。昨日は、小銭がなかったので各々100バーツのチップを出したが、今日は事前に「50バーツのチップにしようね」、と打ち合わせ済みだ。「昨日100バーツ渡したのに今日は50バーツでは拙いのでは?」、と友人に尋ねると、「じゃ、100バーツ渡したら良いよ、私はタイ人だから50バーツにするね」、とアドバイス。一緒に並んでマッサージして貰うのにチップ額が違ったら拙い、というのは日本人の感覚なのだろう。<br /><br /> 身体も軽くなったところでホテルに帰還。就寝時間21時。沢山、沢山寝ているので時間が経つのが早いな。<br />明日は違うホテルに移動だ。<br /><br /><br /> 「キアットナ(面倒くさいな)!」、と友人がぼやく。それと言うのも今日は違うホテルに移るのだ。<br /><br /> 次のホテルはロータス・スワンホテル。同じホテルに連続して泊まると朝食に飽きがくるので最高でも3日以内にするのが私流だ。ソンテウで移動。<br /><br /> 事前の情報で、スーペリアはバスタブが無い、朝食会場が違う、部屋が狭く汚い、表に出るのにエレベーターを乗り継ぐと散々であった。無論ケチな私はスーペリアを予約している。そこで、「エーイここは差額を払ってもデラックスにグレードアップだ」、とチェックイン前に決めていた。ソンテウまで荷物を取りにきたボーイにエレベーター前で伝えると、キビスを返しデラックス用の1Fのチェックインカウンターに案内する。このロビーがホテルの案内写真で使用されているのだ。予約サイトの差は300バーツ位。直接ホテルに言えば足元を見られ500バーツ位を言うかなと考えられたが、カウンター嬢は何と「1泊600バーツの追金」、と言う。何とかならないかと交渉するが、日本人のオヤジを絶好のカモと思ったのだろう強気、強気。結局不本意ながら相手の言い値で押し切られる。<br /><br /> それにしても少し古いが立派なホテルだ。吹き抜けのロビー、シースルのエレベーター、最初からデラックスにしておけば安く泊まれたのにと大後悔する。案内されたデラックスルームは、アトリュームを囲む様に配置された8階。窓側のスペースにリビングセットが置かれ、セミスイート風。インテリアもクラシカルで、なかなか良い雰囲気。窓からはドイステープの風景が展がり、時折りチェンマイ空港を飛び立つ飛行機が見通せる。<br /><br /> そしてその部屋で寛ぎ始めた時、フロントから一本の電話が。「スーペリアルームのお支払いをお願いします」、と。「あれ、予約時にカード番号を伝えてあるので既に払っているのでは?」、と怪訝な面持ちでフロントに降りる。フロントで渡したバウチャーを提示され、それを見ると、「クレジットカード番号は予約を保証するもののみに使用します」、と書かれている。「すると払ってないのか?」、とはっきり分からないまま2泊分の1600バーツを支払う。日本に帰り先月のカード請求書をチェックしなければ。(やはり引き落とされてなかった)。<br /><br /> 翌朝、朝食後ホテルの探索をしてみる。大きなプールが有る。深い所では3.5mと表示してある。そうだ安い部屋も見学しよう。6階でエレベーターを降り100m程歩くとスーペリアのレセプションカウンターだ。その前に朝食会場であるレストランがある。部屋の鍵を示して中に入れて貰う。料理の種類がデラックスに比べ少ない。ジュース類も種類が少ない様だ。だが、景色はこちらの方良い。そうだ、部屋も見ておこう。チェックアウトした部屋の扉が開いているので勝手に侵入。バスタブが無い。部屋も心もち狭い様だ。やはりアップグレードは大正解だった。<br /><br /> スーぺりアとデラックスは、同じホテル名だが、別のホテルと考えた方がよいようだ。 <br /><br /> さて今日はイーペン祭の本番。熱っぱい身体にむち打ちターペ門あたりに繰り出さねばチェンマイに来た意味がない。夕方まではホテルで相も変わらずウダウダ。ようやく決心し、直結しているショッピングモールを抜け通りに出る。ホテルはショッピングモールに並ぶチェンマイオーキッドホテルの裏側にあたるのだ。ホテルから通りに出るのに奥行の長いショッピングモールを通らねばならなく、時間がかかる訳だ。<br /><br /> とりあえず通りを渡った所にあるタイスキMKで腹ごしらえ。そう言えばタイスキも久しぶりだ。早い時間だったので客はいない。我々が食べていると若いファランカップルが入ってきて、我々の横の席に座った。「何を注文するのかな」、と注目していたが、何とアラカルト。タイスキの店に来てタイスキを注文しない客を初めて見た。タイスキを知らなかったのか、注文の仕方が分からなかったのだろう。もっとも、私もマクドに行っても、いつもハンバーグを注文しないで珈琲だけだが。<br /><br /> 食事後、薄暗くなったところでソンテウに乗って市街へ。客が一杯で後ろのステップに乗り手摺にしがみ付く。ほてった顔に風が心地よい。見上げると、白墨色の空には既にコムロイがチラホラと上空を目指している。<br /><br /> ソンテウを適当な場所で降りて旧市街へ。通りすがりに立ち寄ったのはワットチェンマン。ガイドブックにも載っていたが、思ったよりも小さな寺だ。それでもイーペン祭の飾り付けかきらびやかにロウソクの灯を中心に飾りつけられている。友人は敬虔な仏教徒、一人で本堂に入り参拝。<br /><br /> それからコムロイの発射地点とおぼしき場所に向かい歩を進める。着いた場所はターペ門。人が一杯だ。お堀にかかる橋の上で、ファラン達もコムロイを上げている。友人に「上げてみる?」、と尋ねると、「上げた〜い」、と大乗り気。あちらこちらでコムロイが売られているので子供連れのお姉さんから買う。大は50バーツ、小は35バーツだったかな。当然大を購入し、お姉さんがコムロイを展げロウソクに火を点けてくれる。左右から二人以上で中の空気が暖まるまで支えなければならないが、写真を撮るため子供達が私の代わりを務めてくれた。コムロイが膨らみいよいよ発射。友人は跳び上がってコムロイを送り出し、両手を振って自分が送り出し、上空に昇るコムロイを見入っている。「良かったね、何を託したの?」。それにしても、もの凄いコムロイの数だ。下に花火でも装備しているのか、ロケットの様に火花を散らし上昇していくものもある。そして、何故か上空に行けば行くほど、コムロイはオレンジ色を帯びてくる。夜空を見上げているといつまでも飽きない。<br /><br /> 近くで人波がうねっている。パレードだ。見に行ってみよう。タイの民族衣装をつけた女性達にファランを中心にフラッシュが光る。パレードに付いて行こう。パレードはちょっと進んでは休憩、ちょっと進んでは休憩を繰り返している。ピン川の畔まで来た。堪能したのでパレードから離れピン川に行こう。<br /><br /> ロイカートンがロウソクの炎を揺らしながら流れている。幻想的だ。「我々も流してみようか?」、「うん、これを買おうよ」、とミヤも露店でバナナ船に手を出す。小さな物で25バーツだ。「はい、25バーツ」、とコインを渡すと、「貴方と私の分、2つ流すのが良いんだよ、2つ買うから50バーツ頂戴」、とクスリと笑い手を出す。前回チェンライのパタヤビーチのロイカートンへ兄夫婦と行った時は、4人で一つだったのに。それにしてもバナナ船はサイズも、デザインも色々あるな。<br /><br /> 川辺でライターでロウソクに火を点け放流する。ミヤは自分のバナナ船を目の前にかざし目を閉じ長々と祈りを奉げている。そして我々の二つのバナナ船はゆっくりゆっくりと仲良く流れて行った。もっと遊んでいたかったが、二人とも体調不良でホテルに帰還。<br /><br /> だが、急に友人がフットマッサージを所望したので、ホテル前の店に付き合う。友人は1時間で終了。私は古式なのでまだ1時間ある。友人は突然古式室に乱入し、私の脇をくすぐり横にゴロリと横になる。「このまま待っているね」と言う友人に「先に部屋に戻っていたら」と強制排除する。<br /><br /> マッサージを終えホテルに戻る。ショッピングセンターは既に閉まっているので、大通りからホテルのアプローチを歩く。暗く長い道のりだ。先に一人でホテルに戻った友人もこのアプローチを歩いたのだろうか?一人で帰らせるのではなかった。友人に訊いてみると、「ショッピングセンターの横に駐車場に行く道があったよ。そこは明るいかったもん」、とあっけらかんとしている。<br /><br /> 明日もイーペン祭は続く。もう寝ようっと。<br /><br /> <br /><br /><br /> 夜寝るのが早いので、朝も目が覚めるのも早い。<br /><br /> 今日は実質的にチェンマイ最終日だ。明日はチェンライまでバスで移動しバンコクだ。早々にダイニングルームに降り、二人して朝食を摂る。だが、食欲が無く、いつもは日本では摂取し難いサラダを皿に大盛りしバリバリ食べるのだが、そのサラダにも食指が及ばない。チェンマイに来てからの日常になった様に部屋に戻りベッドに潜り込む。ウトウトしていると早くも夕方だ。<br /><br /> そろそろ行動を起こしチェンマイ最後の夜、イーペン祭に繰りだそう、と友人を促がし部屋を出る。だが、フラフラし折角のチェンマイの夜を楽しむエネルギーがない。最後の夜なので友人は寿司、刺身を食べたいだろうと、「もう一度富士に行こう!」、と歩を進めるが、隣のショッピングセンターで頓挫。<br /><br /> 「やっぱり行けない」、とギブアップ宣言をすると、友人は、「そうだね、私よりも体調が悪そうだものね」、と優しく同調してくれる。「そうだ確かショッピングセンター内のトップスで寿司が売っていたね。その寿司でお茶を濁そう」、と提案すると、「うん、それでいいよ」、と素直に従う。ああ、最後の夜なのに冴えない夕食だ。でも風邪をひくと出費が少なくて済むな。トップスの寿司を注文し、一方でフードコートの麺を友人は買ってくる。赤いスープの麺だ。寿司はおもちゃのように可愛い。<br /><br /> 結局、街には出ず、そのままホテルUターン。窓からのコムロイと花火を見ながら夢の中に。風邪薬の影響で、気だるく、そして眠り込んでしまった。 <br /><br /> <br /> 今日はチェンライからバンコクに移動だ。チェンマイ到着時にチェンライ行きのVIPバスを予約しておいたが、その出発時間が9時半と早い。余裕を持ってバスアーケードに到着しバスを待つ。バスはチェンライの先の友人の住む街が終点で、友人とはチェンライ・バスアーケードでお別れだ。私一人チェンライでバスを降りる。<br /><br /> <br /><br /> <br />

セントレアからバンコクへ、そしてイーペン祭り

3いいね!

2010/11/15 - 2010/11/25

3897位(同エリア4793件中)

0

12

ルート3

ルート3さん

 チェンマイ3日目は、完全にダウン。朝から部屋でウダウダ。タイの風邪クスリを飲むとよく眠れる。夕方近場でバーミーを食べ、昨夜のマッサージ店に行くのが精一杯。この風邪は帰国しても長い間全快することなく引きずっていたが、ホテルの横に病院があったので診察して貰えば良かったと後悔。タイの病院にいっても1,000バーツでお釣りがくるし、日本でその領収書を健康保険者に請求すれば物価スライドはあるものの返還されるのだから。

 そろそろ日が暮れかける頃、「それじゃバーミーでも食べに行くか」、と重い腰を上げホテルを出る。ナイトバザール方面にタイ人向けの食堂が点在しているので、出来るだけ近くの店に行きたい私の意向を無視し、友人はドンドン歩いて行く。フウフウ言いながら付いていくと、「うん、ここに入いろ!」、と小さな店を指差す。どこでも良い。早く座りたい。友人はいつもの様にテキパキと私の分を注文し、「ここのバーミー、きっと美味しいよ」、とご機嫌だ。「来たことあるの?」、と尋ねるが、「初めてだよ、でもきっと美味しいよ」、と。この店の前は一昨日から何回も通っているので、目をつけていたのだろう。

 チェンライでもそうだが、バーミーの美味しい店を探す嗅覚が備わっているのだろうか?「ここはいろ!」、と連れて行かれる店に外れはない。もっとも私の舌なので、”美味しい”の基準は低いのだろうが。この店で今回初のカオソーイを食べた。ウーン、旨い。「お替りね」、と食欲が無いにも関わらずもう1杯頼んでしまう。

 食事後、ホテル裏のマッサージ店に友人を行かせ値段を確認させる。タイ人でも2時間300バーツは動かず、昨日の店に再度引き返す。あらら、私の担当按摩おばさんは、友人が昨日揉んで貰った人だ。昨日は、小銭がなかったので各々100バーツのチップを出したが、今日は事前に「50バーツのチップにしようね」、と打ち合わせ済みだ。「昨日100バーツ渡したのに今日は50バーツでは拙いのでは?」、と友人に尋ねると、「じゃ、100バーツ渡したら良いよ、私はタイ人だから50バーツにするね」、とアドバイス。一緒に並んでマッサージして貰うのにチップ額が違ったら拙い、というのは日本人の感覚なのだろう。

 身体も軽くなったところでホテルに帰還。就寝時間21時。沢山、沢山寝ているので時間が経つのが早いな。
明日は違うホテルに移動だ。


 「キアットナ(面倒くさいな)!」、と友人がぼやく。それと言うのも今日は違うホテルに移るのだ。

 次のホテルはロータス・スワンホテル。同じホテルに連続して泊まると朝食に飽きがくるので最高でも3日以内にするのが私流だ。ソンテウで移動。

 事前の情報で、スーペリアはバスタブが無い、朝食会場が違う、部屋が狭く汚い、表に出るのにエレベーターを乗り継ぐと散々であった。無論ケチな私はスーペリアを予約している。そこで、「エーイここは差額を払ってもデラックスにグレードアップだ」、とチェックイン前に決めていた。ソンテウまで荷物を取りにきたボーイにエレベーター前で伝えると、キビスを返しデラックス用の1Fのチェックインカウンターに案内する。このロビーがホテルの案内写真で使用されているのだ。予約サイトの差は300バーツ位。直接ホテルに言えば足元を見られ500バーツ位を言うかなと考えられたが、カウンター嬢は何と「1泊600バーツの追金」、と言う。何とかならないかと交渉するが、日本人のオヤジを絶好のカモと思ったのだろう強気、強気。結局不本意ながら相手の言い値で押し切られる。

 それにしても少し古いが立派なホテルだ。吹き抜けのロビー、シースルのエレベーター、最初からデラックスにしておけば安く泊まれたのにと大後悔する。案内されたデラックスルームは、アトリュームを囲む様に配置された8階。窓側のスペースにリビングセットが置かれ、セミスイート風。インテリアもクラシカルで、なかなか良い雰囲気。窓からはドイステープの風景が展がり、時折りチェンマイ空港を飛び立つ飛行機が見通せる。

 そしてその部屋で寛ぎ始めた時、フロントから一本の電話が。「スーペリアルームのお支払いをお願いします」、と。「あれ、予約時にカード番号を伝えてあるので既に払っているのでは?」、と怪訝な面持ちでフロントに降りる。フロントで渡したバウチャーを提示され、それを見ると、「クレジットカード番号は予約を保証するもののみに使用します」、と書かれている。「すると払ってないのか?」、とはっきり分からないまま2泊分の1600バーツを支払う。日本に帰り先月のカード請求書をチェックしなければ。(やはり引き落とされてなかった)。

 翌朝、朝食後ホテルの探索をしてみる。大きなプールが有る。深い所では3.5mと表示してある。そうだ安い部屋も見学しよう。6階でエレベーターを降り100m程歩くとスーペリアのレセプションカウンターだ。その前に朝食会場であるレストランがある。部屋の鍵を示して中に入れて貰う。料理の種類がデラックスに比べ少ない。ジュース類も種類が少ない様だ。だが、景色はこちらの方良い。そうだ、部屋も見ておこう。チェックアウトした部屋の扉が開いているので勝手に侵入。バスタブが無い。部屋も心もち狭い様だ。やはりアップグレードは大正解だった。

 スーぺりアとデラックスは、同じホテル名だが、別のホテルと考えた方がよいようだ。

 さて今日はイーペン祭の本番。熱っぱい身体にむち打ちターペ門あたりに繰り出さねばチェンマイに来た意味がない。夕方まではホテルで相も変わらずウダウダ。ようやく決心し、直結しているショッピングモールを抜け通りに出る。ホテルはショッピングモールに並ぶチェンマイオーキッドホテルの裏側にあたるのだ。ホテルから通りに出るのに奥行の長いショッピングモールを通らねばならなく、時間がかかる訳だ。

 とりあえず通りを渡った所にあるタイスキMKで腹ごしらえ。そう言えばタイスキも久しぶりだ。早い時間だったので客はいない。我々が食べていると若いファランカップルが入ってきて、我々の横の席に座った。「何を注文するのかな」、と注目していたが、何とアラカルト。タイスキの店に来てタイスキを注文しない客を初めて見た。タイスキを知らなかったのか、注文の仕方が分からなかったのだろう。もっとも、私もマクドに行っても、いつもハンバーグを注文しないで珈琲だけだが。

 食事後、薄暗くなったところでソンテウに乗って市街へ。客が一杯で後ろのステップに乗り手摺にしがみ付く。ほてった顔に風が心地よい。見上げると、白墨色の空には既にコムロイがチラホラと上空を目指している。

 ソンテウを適当な場所で降りて旧市街へ。通りすがりに立ち寄ったのはワットチェンマン。ガイドブックにも載っていたが、思ったよりも小さな寺だ。それでもイーペン祭の飾り付けかきらびやかにロウソクの灯を中心に飾りつけられている。友人は敬虔な仏教徒、一人で本堂に入り参拝。

 それからコムロイの発射地点とおぼしき場所に向かい歩を進める。着いた場所はターペ門。人が一杯だ。お堀にかかる橋の上で、ファラン達もコムロイを上げている。友人に「上げてみる?」、と尋ねると、「上げた〜い」、と大乗り気。あちらこちらでコムロイが売られているので子供連れのお姉さんから買う。大は50バーツ、小は35バーツだったかな。当然大を購入し、お姉さんがコムロイを展げロウソクに火を点けてくれる。左右から二人以上で中の空気が暖まるまで支えなければならないが、写真を撮るため子供達が私の代わりを務めてくれた。コムロイが膨らみいよいよ発射。友人は跳び上がってコムロイを送り出し、両手を振って自分が送り出し、上空に昇るコムロイを見入っている。「良かったね、何を託したの?」。それにしても、もの凄いコムロイの数だ。下に花火でも装備しているのか、ロケットの様に火花を散らし上昇していくものもある。そして、何故か上空に行けば行くほど、コムロイはオレンジ色を帯びてくる。夜空を見上げているといつまでも飽きない。

 近くで人波がうねっている。パレードだ。見に行ってみよう。タイの民族衣装をつけた女性達にファランを中心にフラッシュが光る。パレードに付いて行こう。パレードはちょっと進んでは休憩、ちょっと進んでは休憩を繰り返している。ピン川の畔まで来た。堪能したのでパレードから離れピン川に行こう。

 ロイカートンがロウソクの炎を揺らしながら流れている。幻想的だ。「我々も流してみようか?」、「うん、これを買おうよ」、とミヤも露店でバナナ船に手を出す。小さな物で25バーツだ。「はい、25バーツ」、とコインを渡すと、「貴方と私の分、2つ流すのが良いんだよ、2つ買うから50バーツ頂戴」、とクスリと笑い手を出す。前回チェンライのパタヤビーチのロイカートンへ兄夫婦と行った時は、4人で一つだったのに。それにしてもバナナ船はサイズも、デザインも色々あるな。

 川辺でライターでロウソクに火を点け放流する。ミヤは自分のバナナ船を目の前にかざし目を閉じ長々と祈りを奉げている。そして我々の二つのバナナ船はゆっくりゆっくりと仲良く流れて行った。もっと遊んでいたかったが、二人とも体調不良でホテルに帰還。

 だが、急に友人がフットマッサージを所望したので、ホテル前の店に付き合う。友人は1時間で終了。私は古式なのでまだ1時間ある。友人は突然古式室に乱入し、私の脇をくすぐり横にゴロリと横になる。「このまま待っているね」と言う友人に「先に部屋に戻っていたら」と強制排除する。

 マッサージを終えホテルに戻る。ショッピングセンターは既に閉まっているので、大通りからホテルのアプローチを歩く。暗く長い道のりだ。先に一人でホテルに戻った友人もこのアプローチを歩いたのだろうか?一人で帰らせるのではなかった。友人に訊いてみると、「ショッピングセンターの横に駐車場に行く道があったよ。そこは明るいかったもん」、とあっけらかんとしている。

 明日もイーペン祭は続く。もう寝ようっと。

 


 夜寝るのが早いので、朝も目が覚めるのも早い。

 今日は実質的にチェンマイ最終日だ。明日はチェンライまでバスで移動しバンコクだ。早々にダイニングルームに降り、二人して朝食を摂る。だが、食欲が無く、いつもは日本では摂取し難いサラダを皿に大盛りしバリバリ食べるのだが、そのサラダにも食指が及ばない。チェンマイに来てからの日常になった様に部屋に戻りベッドに潜り込む。ウトウトしていると早くも夕方だ。

 そろそろ行動を起こしチェンマイ最後の夜、イーペン祭に繰りだそう、と友人を促がし部屋を出る。だが、フラフラし折角のチェンマイの夜を楽しむエネルギーがない。最後の夜なので友人は寿司、刺身を食べたいだろうと、「もう一度富士に行こう!」、と歩を進めるが、隣のショッピングセンターで頓挫。

 「やっぱり行けない」、とギブアップ宣言をすると、友人は、「そうだね、私よりも体調が悪そうだものね」、と優しく同調してくれる。「そうだ確かショッピングセンター内のトップスで寿司が売っていたね。その寿司でお茶を濁そう」、と提案すると、「うん、それでいいよ」、と素直に従う。ああ、最後の夜なのに冴えない夕食だ。でも風邪をひくと出費が少なくて済むな。トップスの寿司を注文し、一方でフードコートの麺を友人は買ってくる。赤いスープの麺だ。寿司はおもちゃのように可愛い。

 結局、街には出ず、そのままホテルUターン。窓からのコムロイと花火を見ながら夢の中に。風邪薬の影響で、気だるく、そして眠り込んでしまった。

 
 今日はチェンライからバンコクに移動だ。チェンマイ到着時にチェンライ行きのVIPバスを予約しておいたが、その出発時間が9時半と早い。余裕を持ってバスアーケードに到着しバスを待つ。バスはチェンライの先の友人の住む街が終点で、友人とはチェンライ・バスアーケードでお別れだ。私一人チェンライでバスを降りる。

 

 

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
ホテル
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • スワンホテルの部屋

    スワンホテルの部屋

  • スワンホテルの部屋

    スワンホテルの部屋

  • スワンホテルのアメニティは洒落た棚に

    スワンホテルのアメニティは洒落た棚に

  • ホテルの屋根からドイステープを望む

    ホテルの屋根からドイステープを望む

  • コムローイ飛ばし

    コムローイ飛ばし

  • パレードの山車

    パレードの山車

  • パレードでイーペン祭りは最高潮

    パレードでイーペン祭りは最高潮

  • イーペン祭

    イーペン祭

  • パレード

    パレード

  • 灯篭流し

    灯篭流し

  • コムローイを飛ばします

    コムローイを飛ばします

  • パレード

    パレード

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