＜瀬戸内・初心者一人旅・10＞吉備路散策　パワースポット･吉備津神社＆吉備津彦神社

2012/05/27 - 2012/05/31

昨年･･･ひょんな事から「韓国一人旅」には行ったものの
自分の計画で「国内一人旅」をするのは、久しぶりです。

今回の目的地は「世界遺産」でもある「宮島･厳島神社」
御朱印集めを趣味にしているなら一度は行きたいパワースポット！

でも欲張りな性格なんで･･･ついでに見ておきたい場所が山ほど。
そんな事で、山口＆広島＆岡山＆愛媛と少々欲張って
４泊５日の旅に出掛けました。瀬戸内方面は今回初めての訪問･･･

初めてなんだから、修学旅行みたいな「ベタな旅」でいいじゃない♪♪

でも･･･そこは私らしく、訪問先に「旅の目的」をしっかり決めて
人気のお土産・憧れの観光地、かなりのボリュームで見学して来ました。

かなり気合を入れて作成した「旅ノート」を片手にふらりと出掛けた
今回の旅行。一人旅だったけれど････寂しさを感じるどころか
幸せと癒しを沢山感じた素敵な旅になりました。

１つ想定外だった事と言えば、靴擦れが悪化して苦しんだ事くらいかな。

ダイジェスト版を紹介しましたが、本編はグルメ･観光･お土産情報も
満載で紹介していきたいと思います★

１日目　東京→広島（平和記念公園・見るだけの広島城）　岩国泊

２日目　岩国･錦帯橋見学・柳井見学・宮島見学　広島市内泊

３日目　広島→岡山（倉敷見学・後楽園・岡山市内少々見学）　岡山泊

４日目　吉備路散策（神社）岡山→松山（松山城･道後温泉）道後温泉泊

５日目　下灘駅見学・内子町見学　松山→東京

エリア 備前・日生(岡山)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JALグループ 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

気持ちの良い大浴場があると、朝風呂で
サッパリ目を覚ませて、気持ち良いですね〜。

本日は旅の４日目。いよいよ旅も終盤です。

残念ながら足の腫れは、まったくひいておらず･･･
今日もとっても苦労をしそうな予感。しかも･･･

本日が一番足に不安を感じるスケジュール!!

今日さえ乗り切れば･･･明日はきっと大丈夫。

旅も４日目になって、やっと胃が復活の兆し。

広島のお宿では、写真を意識して･･･サラダとか
彩り＆バランスを考え、朝食を選んだけど

今日は気になるのを適当に選んでみました。
えび飯･焼きそば？・炊き込みご飯･･･(苦笑)

炭水化物だらけで、男の人より盛り付け汚いっっ。

名物の「えびめし」少しだけ食べたけど、美味しい〜。
後悔は･･･「蒜山ヨーグルト」を食べなかった事！

地産地消の美味しい朝食でした。部屋も最高でした♪

この写真はお試しのお土産で購入した
「きびだんご」ですが･･･

ホテルの朝食でも「限定50個」でデザート
として置いてあったので1個食べてみました。

感想は･･･「羽二重餅？？」柔らかい〜。
桃太郎のお腰につけたら、潰れちゃうヨ。

今まで、東京の浅草とかで食べた「きびだんご」とは
まったく違う感じで少し驚きました。

これが･･･本場の「きびだんご」なんですネ。

今朝は６時10分に起きて、８時前には
岡山駅にやって来ました。

今日は松山へ移動する日です。しかし･･･
その前にどうしても行ってみたい場所がありました。

広島で購入した大量のお土産は今朝、旅行バッグごと
自宅に送ったので少し身軽になりましたが･･･

すでにもう１つ持っていた小さめの旅行バッグにも
かなりの荷物が入っています･･･。

ホテルは駅から近いですが･･･足の調子が悪くて
その距離を往復するのがツライので、荷物は駅の
コインロッカーに預けて、出掛ける事にしました。

昨日･･･新幹線を利用して倉敷＆後楽園と
１日目に主要観光地を駆け足で見てまで
私が行ってみたかった場所････

備中国一宮および吉備総鎮守　「吉備津神社」

岡山からは「吉備津線」でわりとすぐだけど･･･
この時刻表を見てのとおり、電車が少ない！

ローカル線に乗り･･･吉備津へ向かいます。

朝の時間帯は、高校生が多かったです。

吉備津駅 駅

想像以上に何も無い･･･小さな駅に到着。

なんかのんびりしていて良いなぁ〜･･･

駅から吉備津神社までは徒歩10分程度。

しかし･･･１歩歩くごとに激痛が（苦笑)

今の私の足だと、神社にたどり着くのに
20分近くかかりそうです･･･

私の他にも観光客が数組いましたが･･･
なぜか、全員ものすご〜く歩くのが遅く･･･
私が抜かすのを待ってる様子。

私としても、早く行って欲しいんですけど。(苦笑)

松並木守ろう

俺のすみかだァ〜

吉備津神社までの参道は、何にもないけど
松並木が素敵な、雰囲気ある道です。

コチラは･･･

吉備津神社の主祭神「吉備津彦命」かな？

足はホントにツライですが･･･

まっすぐ続く松並木を歩きます。

結構な汗をかいて「吉備津神社」に
到着しました。

さすが一宮です。入り口から雰囲気が
ありますが･･･ご本殿は階段の上！

吉備津神社 寺・神社・教会

手水舎です。両手と口を清めます。

冷たい水に少しホッとしました･･･

階段を少し上がって行くと朱色の門が･･･

ご本殿があるのは更にこの上です。

ここからの階段は、少し急になりますが･･･
神社には、このような階段は良くあるし
段数も多くないので、どうにか上っていけます。

手すりに体重を預け･･･ゆっくりと上へ。

この階段が２００段あったら･･･諦めるかも。(笑)

コチラがご本殿（拝殿？)です。神社や
お寺に行くと心が清清しい気持ちになれます。

念願の「吉備津神社」に来られた〜！

心を込めて参拝。旅の安全も願います･･･

吉備津神社 寺・神社・教会

こんな風に見ると、この階段だけは
結構急ですよね。門にいる人が小さく見える〜。

私のように膝が悪い人とか･･･
お年寄りとかには、このくらいの段数でも辛い。

社務所の上を見ると「神楽面」が沢山飾られて
いました。素晴らしいですネ。

「吉備津神社」

ふっと後ろを振り返ると･･･ご本殿が。

こちらから眺めるとホントに大きな建物です。
そして･･･とっても美しくて感動。

コチラの建物･･･「比翼入母屋造」という前後に
棟を二つ並べる 独特の構造をしており、拝殿と
ともに「国宝」に指定されているそうです。

吉備津神社 寺・神社・教会

備中国一宮の御朱印を頂きました。
料金は300円です。

とってもシンプルな御朱印です。

ご神木の「いちょう」です。

秋には黄色に色づくんでしょうね･･･

大きくてパワーを感じる木でした。

ご本殿･拝殿は過去２回の火事によって
焼失したそうですが･･･

今から約600年前の室町時代、足利義満の時代に
約２５年の歳月をかけて再建されたようです。

600年経っても、こんなに美しくて雄大な姿を
現代に残しているなんて、感動ですよネ。

今回･･･私が「吉備津神社」に来たかった理由。

美しい国宝のご本殿･御朱印も理由の一つですが
この「長い廻廊」を歩いてみたくて訪れました。

皆さんの旅行記や外部のブログで･･･この廻廊を
見た時のインパクトと憧れがとにかく強かったので･･

吉備津神社 寺・神社・教会

なぜかこの日の観光客は･･･廻廊の入り口を
写真に撮っただけで･･･この廻廊を歩いて
いたのは、私を含めて２〜３人だけ。

廻廊の脇には花が植えられていて、とても綺麗。

廻廊脇にはいくつかのお堂がありました。

とにかく長い〜廻廊。長さは400ｍくらい
あるようです。私が歩いたのは半分くらいなのかな。

山のふもとにあるせいか･･･この廻廊もなだらかな
傾斜があります。とっても静かで雰囲気があって･･･

とにかく、足の痛みを忘れるくらい･･･穏やかな
時間を過ごす事が出来ました。

山の奥のお堂に続く参道です。

この辺りもこれからの時期は紫陽花
梅林などもあり、お花が綺麗な場所のようです。

桃太郎伝説が残る「吉備津神社」

コチラは「御釜殿」（国指定重要文化財)の下には
吉備津彦命の退治をした鬼の首を埋めているという
伝説も伝えられています･･･

コチラは有名な「鳴釜神事」という特殊神事が
行われている場所で、とっても神聖な場所です。

写真は撮れませんが、中の見学は出来るようなので
見学して来ました。煤で真っ黒になった内部は
竈の火が静かに燃えていて、その上の釜からは湯気が
出ていました。大きなしゃもじが３つ飾られていて･･･

ものすごく神聖で、不思議な不思議な空間でした。

この奥は弓道場になっているようで･･･
学生さんが弓道の練習をしていました。

綺麗でホッとする風景です。

なんだかロマンたっぷりな「吉備津神社」

緑鮮やかな、落ち着いた境内は･･･とにかく
心穏やかになる、とっても素敵な空間でした。

足の痛みを堪えてでも来て良かったなぁ〜
「吉備津神社」とても素敵な神社でした･･･

吉備津神社 寺・神社・教会

「神池」と「宇賀神社」です。

綺麗ですね〜

池には小さな噴水も･･･

なんだか･･･心満たされ、幸せな気分になった
「吉備津神社」の参拝でした。

･･･が、駅まで歩くうちに足の痛みで
またまた結構な汗をかいてしまった。

ホント、足が痛い〜。喉が渇いた〜。

ホントはもう少しのんびりと参拝する予定
だったので･･･時間が少し余りました。

･･･と言う事は、時間があるなら是非行きたかった
もう一つの一宮「吉備津彦神社」にも行ける！

ローカル電車にゆられ、吉備津から１駅。

「備前一宮」にやって来ました。
吉備津神社からは２キロ程度らしいけど･･･
今の状態で、歩くのは絶対に無理。

でも･･･電車は30分に１本。とても近いのに
時間が無い中、２社訪れるのはなかなか大変。

備前一宮駅 駅

コチラも･･･周りはホントに何も無い〜。

しかもこの路線は「単線」なんですね。

なんか･･･いいなぁ〜。

駅を出ると、隣にボロイ建物が。(失礼！）

どうやらコチラで･･･「自転車」をレンタル
出来るようです。なかなか盛況のようです。

電車の本数が少ないので、この駅で降りて
「吉備津彦神社」「吉備津神社」「鬼ノ城」とか･･･

「桃太郎伝説」を辿って「吉備路」を散策するのが
効率の良い観光方法でしたね〜。

あぁ〜知っていたら、私も自転車を借りたのにっ！

レンタル料金もお手頃だったようですヨ♪

「吉備津彦神社」は一宮駅より約0.3km。
徒歩3分で到着らしいですが････

私にとっては修行の道。住宅街を
足を引きずりながら歩き･･･10分はかかりました。

全身から汗が噴出しています。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

鳥居横の狛犬もなんだか貫禄が･･･

鳥居をくぐり･･･ご本殿に続く参道を
歩きます。コチラも雰囲気がありますね。

参道の両脇には大きな池が･･･

「随神門」です。

元禄10年（1697年）池田綱政公が造営したもので
二柱の門番の神様がお祀りされているそうです。

「平安杉」樹齢千年以上とされる御神木です。

昭和5年の社殿火災の火にあぶられ幹の空洞化と
老朽化が近年進行し･･･倒木の恐れがあったそうです。

沢山の寄付が集まり、平成16年に大手術治療が
行なわれました。元気になってもらいたいですね･･･

「この大杉に龍の宿る」という伝承があり、
吉備津彦神社のシンボルとなっているそうですヨ。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

備前国一宮「吉備津彦神社」

こちらが、拝殿です。ご本殿はこの奥に
あります。御祭神は「大吉備津彦命」

しっかり心をこめて参拝して来ました。

吉備津彦神社 寺・神社・教会

御朱印もしっかりいただきました。
料金は300円です。

シンプルな御朱印ですが･･･丁寧に
筆書きをして下さいました。

吉備津彦神社のおみくじは
可愛い「桃みくじ」です。

料金は300円。

早速、私も「桃みくじ」を購入･･･

結果は「吉」可も無く、不可も無くって感じかな。

「旅」利なし　ひかえよ

えっ･･･お言葉ですが、たっぷりの利を貰ってます。
次の東北旅行だって、きっと素敵な旅になるはず！

桃は「開運厄除の鈴」になっています。
土鈴･･･陶器･･･？　しっかりした鈴ですよ♪

写真では･･･大きさがわかりずらい
こちらの「大灯篭」

高さ11.5m.、笠石8畳の日本一大きな燈籠です。

27年にも渡り寄付がよせられ、安政6年（1859年）に
天下泰平を祈願して建立されたものなんだとか。

6段づくりの石段には1670余名の奉納者名が
刻まれているそうですよ。左右２個あります。

「さざれ石」

わが君は　千代に八千代に　さざれ石の
巌となりて　苔のむすまで

「わが君は」を「君が代は」と改変した事に
よって、天皇御一人ではなく、この日本の国
全体と解されるようになりました。

さざれ石は細かい石の事ですが、それが年を経て
やがて巌となる様に、国が栄えていくようにと
念じた気持ちを歌ったのが、日本国国歌です。

個々の細かい石が終結して、一致団結して次第に
大きくなるように･･･

「さざれ石」に深い意味を込めたんですネ。

こちら･･･奉納されたものだとか。

「龍の岩戸」と書いてありました。

私は拝殿の周りを少し見学したくらいで
奥までは行きませんでしたが････

「桃太郎の像」があったり、「子安神社」
いくつかの末社があり･･･境内は広いです。

「吉備津神社」とはまた雰囲気が違いましたが･･･
とても歴史を感じる素敵な神社でした。

吉備津神社 寺・神社・教会

駅に戻って来ました。

足の状態から･･･２つの神社の参拝は
厳しいかな〜と思っていましたが････

駆け足ながら、どちらも参拝する事が出来て
ホントに満足。素敵な「吉備路散策」でした。

さぁ〜･･･岡山駅に戻ります。次は四国上陸だ〜♪♪