2012/04/28 - 2012/05/05
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arichuさん
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結婚10周年の子連れ初海外、ケアンズのはずがトルコへ。
いよいよ待望のセマー。
Silivrikapu Mevlana Cultural Center(EMAV)か、ここDede Efendi Houseか迷っていましたが、行ってみると徒歩圏内のこちらへ。
EMAVは3時間くらいあるようですが、7時半からなので帰りが遅くなってしまうので。一人旅なら迷わず行っていたのですが。
帰国後Wikiってみると、Mevlevi教団自体は政府から禁止され(音楽や舞踊を祈りの手段とするのがイスラームの教義に合わないとか?)、今ではすべてが観光客向けのショーという位置づけらしいですが、個人的にはこっそりと純粋な儀式も継続されているのではないかと思っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅行記⑧でのKucuku Ayasofyaの前に訪れた、Dede Efendi House。おっと、正しくはThe House of Ismail Dede Efendiだそう。
Ismail Dede Efendi(1778-1846)は、宮廷音楽家として活躍したこともある声楽・作曲家。セマーの音楽も多数作曲。
建物自体は、18世紀のオスマン時代の建築様式で、1996年にリフォームされています。
入口入ってすぐ右の大理石のフロアー、これは階段を上がったところの中2階の部屋。 -
絨毯を取り囲む低めのソファー、真中に小さいテーブル、壁にはEbruやHatが。
写真は2つの組み合わせで、こういった作品は、ジャファルヤー神学校併設のギャラリーにも多数展示販売してありました。 -
セマーゼンとhatの組み合わせ。
アラビア語読めたら楽しさ数倍なのでしょうが、、、
右から読むというくらいしか分からないこの悲しさ。 -
2階へ。
こんな風にチャイを頂いていたのだろうか。 -
右の部屋。
雨戸が閉まっており、勝手に電気を点けて見る。
ううむ、暗いなあ。。。 -
左右の部屋の中間にも部屋っぽい空間が。
セマーやメフテルで使われる楽器が展示?いや無造作に置いてあります。 -
左の部屋。
-
の、飾り棚。
この形はトプカプ宮殿のハレムでも見たので、代表的な様式なのでしょうか?
さて、Kucuku ayasofyaから6:45くらいに戻ってきたら、もう1/3
ほど席が埋まっていました。
急いでチケット50TLを買い、一旦出て近くの小さな店で低血糖対策にDamakのピスタチオチョコ(お土産編参照)を入手。 -
一番前の端っこの席に落ち着きます。
隣に来た若い女性が「空いてる?」という身振り。どうぞどうぞ。
あちらこちらで手話が飛び交っており、聴覚障がいの団体さんのようです。
チケットを売っていたお兄さんが、ご挨拶と注意事項を説明。
フラッシュ禁止、後半は撮影も禁止。
やがて羊の皮が敷かれる。これは何かの象徴だとどこかで読んだのだけど、何だったっけ?羊だから、神への生贄とか? -
イチオシ
やがて、ネイ(葦笛)の演奏が始まります。
物悲しい響き。
しかしフラッシュがバンバン炊かれます。
「No flash please!」とお兄さんが連呼するも、お構いなし。
ついに、一人の女性が「今日は聴覚障がいの方たちが多数来られていますよ」と発言してくれました。
とたんにピタッと止む。 -
左から、Kanun(スチールギターや琴のように箱の上に弦が張ってある)、Tanbur、Ney、Defだと思います。間違ってたらごめんなさい。
Defの担当が、昼間来た時の“文学青年”君でした。
しかしこれ、タンバリンみたいな外見なのに、とてもよく音が響くのです。
リズムセクションが入ると短調の曲でも少し陽気に聞こえる。
実際の歌詞は違うのでしょうね。 -
プロジェクターでセマーやメヴレヴィーの歴史の説明、また歌詞の説明?が映し出されます。
こうなるともう少し遠い席が良かったのかも。。。 -
これもhatなのでしょうね。
美しいです。 -
さて、ずいぶん長いこと奏楽が続きます。
私は楽しんでいましたが、隣の女性が「セマーはまだ?」と指を回してきました。
なんか世界共通だなあこういう動作。と、当然のことを面白く感じながら、「1、演奏。2、くるくる。」とジェスチャー。
イスタンブールの街中で指をくるくるしたら、みんなセマーの事だと分かりそう。
誰か試して下さい。(笑) -
お待ちかねの旋回部隊の登場。
辺りがしんとして、厳かな雰囲気に満たされます。 -
本日の舞い手、4名。
-
まずは、順々に進み出て正面に向かって一礼、また進んで二人ずつ互いに礼。正方形の辺をなぞるように、進んでは礼を繰り返します。
これもひとつの円ですよね。メヴィレヴィーでは回ること=円を宇宙の真理とか、神の真理との一体化、愛と表しているようなので、「旋回儀式」はここではもう既に始まっています。 -
元の所に戻り、マントを脱ぎます。
帽子が墓石、上着は棺、下のワンピースは葬送の衣装そのものを表していたと思います。 -
手を交差させたまま揃って一礼。
-
先ほどのように正面に礼をし、位置につく。
皆さんカメラを構えなおします。 -
やがて旋回がスタート。
規則的な足裁きのしゅっ、しゅっ、という鋭い音が奏楽に加わります。
しばらくはシャッター音も響きます。 -
-
どうやってステップを踏んでいるのか知りたくてズームしてみました。
分かりませんね・・・
スカートの縁が形作るラインが刻刻と変化します。 -
やがて一度旋回が終わります。
「ここからは撮影は一切禁止です。」
皆さんジェスチャーやら手話でその旨伝えあいます。
更に儀式的な動作も含め、旋回が行われました。
終わったのも唐突だったような。皆さん始まる時と同様に一礼を繰り返し、退場して行きました。
残って楽器をよく見せて欲しかったんだけど、そとはうす暗く、宿までの15分に何かあってもいけないのでさっさと帰りました。
8時半で女性一人でしたが、客引きにも遭わず宿へ。
“わき目も振らずさっさと歩く”って、意外と有効な自衛手段の一つかもしれません。 -
夕飯を食べ損ねたので、昼間のパン屋さんに寄って、パンを調達。
宿に帰ると、鍵がかかっている。風呂?もう寝た?
宿の人に頼んで開けてもらいました。
しかし、もぬけの殻。
え?ごはん食べた形跡はあるよね。散歩?
部屋の鍵もダンナなので(この宿は、よりアットホームに過ごしてもらうために、鍵を持ち出して好きな時に出入りしてもよいことになっていた)、どうしたらいいのかな・・・
とりあえず買い置きのEFESとチーズとパンとで夕食を済ます。 -
しばらくすると、ダンナ子どもが帰ってきました。
ブルーモスクの夜間ライトアップを観に行ったそう。
「お母さんがカメラ持って行ったから、写真撮れなかったよ。すっごくきれいだったよ!」
モスクに飽きていた息子までがもう一回入ると言ったそうです。
写真は別の日のもの。「Blue mouque under the blue moon」
三日月だったらもっとイスラムチックでしたね。
さあ、明日はいよいよ最終日、ネットで申し込んだ“The other tour”の一日です。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- yuk-inaさん 2012/06/06 22:15:56
- ハート
- こんばんは。
逆さまのハートみたいな書を夫に見せたら、アッラーと書いてある、と言ってました。
arichuさんがお買い上げになったペンダントは、残念ながら読めませんでした・・・。
yuk-ina
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