2012/05/19 - 2012/05/19
374位(同エリア631件中)
まみさん
旧古河庭園は、洋館の周りの洋風庭園のバラ園が最もすばらしいと個人的に思いますが、日本人作庭者・小川治兵衛(1860〜1933)による日本庭園も楽しみです。
秋バラのときに楽しめる秋の紅葉の時が一番見応えがあるのではと思いますが、緑が美しい今もすばらしいです。
緑が日の光に透けるような時間帯に散策できればなお良かったのですが……バラに夢中になってしまい、昼も夜も日本庭園の散策は駆け足気味となりました。
灯りがあるとはいえ、20時過ぎた日本庭園は、肉眼ではほとんど真っ暗でした。
でも、カメラはそれを、露出をうんと明るく自動調整して撮るので、見た目と印象の違う景色の写真が撮れて面白かったです。
しかも、念のために持参したクロスフィルターのキラキラが、日本庭園にあるまじき(!?)、現実にはない世界を見せてくれました。
ただやはり、夜間は手ぶれぶれで、まともな写真はなかなかゲットできませんでした。
それに、最後にはシャッタースピードが遅くなりすぎたせいか、まだ今年買ったばかりの一眼レフなのにフリーズしてしまって、冷や汗をかきました。
バッテリーを抜いて強制終了したら復活してくれて、ほっとしました。
写真も無事でした。
<久しぶりの旧古河庭園の2012年春バラ旅行記の構成>
□(1)まぶしい日差しをまとった昼のバラ園
□(2)夜のライトアップの艶やかなバラ園
■(3)日本庭園の昼と夜の姿
※旧古河庭園の公式サイト(東京都公園協会「公園へ行こう!」)
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
<これまでの旧古河庭園の旅行記>
2010年10月16日
「嬉し恥ずかし一足早い秋バラ詣──2年ぶりの旧古河庭園にて・その5」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10512011
2008年11月1日
「嬉し恥ずかし今年2度目の秋バラ詣───旧古河庭園にて・その4:日が翳った後の花と日本庭園再び」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10286418/
「嬉し恥ずかし今年2度目の秋バラ詣───旧古河庭園にて・その3:秋の輝く日ざしのもとで」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10286397/
2008年5月23日
「嬉し恥ずかし春バラ求めて───旧古河庭園にて・その2」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10243608/
2007年11月14日
「嬉し恥ずかし秋バラ第2弾───旧古河庭園にて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10197297/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
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-
バラ園を後にして、日本庭園へ
ふりかえって撮りました。 -
水鉢に浮かぶバラの花びら
-
山の雰囲気を演出する黒ボク石積
黒ボクは、富士山の溶岩で多孔質で加工しやすいため、関東の庭園で山の雰囲気を出す石積として使われることが多いそうです。
実はファィンダーに入れなかった手前は、きちんと石垣になっていて、黒ボク石積の場合は、このように山の雰囲気のものよりも、その石垣状のものの方が珍しい例のようです。
でも石垣の方は写真が撮りづらかったんだもん。 -
複雑で美しい模様を描く大木の根っこ
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水路に映った樹木───石橋を渡るときに
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心字池へと続く路
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水鏡に映った透き通るような景色
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大きく口を開けたコイ
エサはもってないよ〜。 -
シンメトリーな世界
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飛び石の路
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見事な軌跡を描く松の木
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園内に点在する灯篭の一つ───濡鷺型灯篭
笠の部分がぼってりとしたかわいい灯篭です。
濡れた鷺の形には見えないなぁと思ったのですが、サーチしたら説明があり、納得しました。
「濡鷺型灯籠
独特な形の為、一目で印象に残る濡鷺型灯籠。火袋に鷺を刻っていることと全体の形から、霧雨の中に立つ鷺のイメージが伝わります。宝珠は玉の下に請花がなく六角の露盤がつきます。濡鷺型の大きな特長である笠は、円形で蕨手もなく、大きく重厚な形。その笠を六割する形で隆棟が浮き刻りされています。また軒の部分は隆棟も含めて一直線に切落されており、そのシャープな線は、他に類を見ない大胆さです。火袋は丈が短く、六画六面。前後に火口をつくり、他の四面には鷺を浮き刻りにし、×、+、雲を刻ります。中台は大型で枠をとらず各面いっぱいに格狭間を刻り、側面を受ける形で六弁の複弁の請花を刻ります。柱は上、中、下部に子節をもった節を刻り、その節の間をえぐり込んだ形にします。地輪も複弁で六弁の反花を刻り、伽藍地輪に仕上げます。」
(いずみストーンワールドのサイトより引用)
http://www.is-izumi.co.jp/west/stoneworld/document/document_18/document_18.html -
シンボリックな十五層塔
枯滝の上にあります。池回りから先にこちらに行ってみました。 -
池のほとりの雪見灯篭を見下ろす
-
おおーっ!
長靴みたいです@ -
切り株から十五層塔を眺める
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枯滝と十五層塔
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雪見灯籠と池
なんで「雪見」っていうんだろう、と思ったら、ウィキペディアにこんな説明が。
「雪見とは「浮見」が変化した語である。竿と中台が無い為、高さが低い。主に水面を照らすために用いられるので笠の部分が大きく水際に設置することが多い。足は3本のものが主流。笠の丸い丸雪見と六角形の六角雪見がある。」 -
水面にさしかかる夕暮れの光とシルエットの松
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のっそり泳ぐカメさん
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ねぐらを探しに来たのかな
カメさんはたくさんいました。
これは違うカメさんの写真を撮ったはずですが、甲羅や体の模様はそっくりです!
それとも、違うカメさんを撮ったつもりでいて、実は偶然同じカメさんを撮っていたのかしら。 -
奥の院型灯籠
説明看板によると、奈良の春日大社にあったものが発展したタイプの灯籠だそうです。 -
枯れ池と茶室
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大滝のある池
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作庭者・小川治兵衛が最も力を入れたという、20mの大滝
でもちょっと見づらいんですよね、この大滝。 -
幻想的によどんだ池
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草陰から覗く茶室
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茶室の閉ざされた門
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竹張り屋根の門
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上ってきた石段を見下ろして
ここで18時すぎ。
売店でおみやげを物色した後、ベンチを確保できたので1時間ほど暗くなるのを待ちました。
ほんとはバラのアイスクリームが食べたかったのですが、本日は大勢の入園者がいたうえに、夏日のように暑かったので、バラだけでなくほとんどのアイスクリームが売り切れていました、残念!! -
そして夜のバラ園散策が終わって、今度は日本庭園散策開始!───明かりがぼぉっと歩く路を照らす
クロスフィルターでキラキラしまくり@
夜のバラ園の写真はこちらです。
「嬉し恥ずかし久しぶりの春バラと日本庭園の昼と夜の顔を楽しむ───旧古河庭園にて・その7:夜のライトアップの艶やかなバラ園」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10673461/ -
幻想的な心字池
夜間は危ないので、昼間と違って池の周りは立ち入り禁止となっていました。 -
大滝をめざす途中の水路で
夜景撮影自体は初めてではありませんが、町中ではないこういうところで夜景を撮るのは初めてかも@ -
大滝のある池
大滝が明かりに照らされているおかげで、昼間よりも見やすかったりします。 -
白糸のように水が流れる大滝
三脚不可ですから(もともと持参してませんけど@)、近くのベンチに座り、膝の上にカメラをおいて手ぶれを防ぎました。
出口へは、バラ園の方に戻ることになります。
旧古河庭園を出たのは、ちょうど閉園時間の21時でした。 -
帰りに駒込駅のそばの中華家庭料理の店で夕食を
でかでかと出ていた「レタスチャーハン」の看板に惹かれました。
そう、レタスってちょっと熱を通して醤油でまぶすと、いいおかずになるんですよね。
それと私の大好物のチャーハン。
自分でも作れそうですが、無性に食べてみたくなりました。 -
レタス・チャーハン@
卵とレタスのシンプルなチャーハンです。 -
棒焼き餃子も
私は中華料理店でチャーハンと餃子というセットで頼むことが多いのですが、これをセットにしている中華料理店は意外となくて(餃子の満州はセットがありますネ)、単品で注文することになります。 -
ニラがたっぷりの棒焼き餃子
2品あわせて1,030円でした。 -
本日ゲットしたものと半券とリーフレット
忘れずにスタンプを押してきました@
ひとくち羊羹とローズケーキは前に神代植物公園で買ったこともあって、気に入っています。
中身は同じなのですが、ラベルはちゃんとバラ園ごとになっているんですねぇ。
今度こそホントにお・わ・り。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- eahawkさん 2012/05/27 00:45:59
- こんばんは!
- まみさん
長編旅行記お疲れ様でした!
やはり本家の日本庭園は完成度が高いですね!!
海外にある日本庭園とは全く醸し出すものが違いますね。
今回は灯篭の詳しい解説など、とても勉強になりました。それぞれの目的に特化した形なんですね。
自分的には雪見灯篭が照らしている降雪している庭園を見ながら日本酒でも煽るのが良いかなと。
eahawk
- まみさん からの返信 2012/05/29 08:15:53
- RE: こんばんは!
- eahawkさん、こんにちは。
いつも長編になってしまうのに、丁寧に見てくださってありがとうございます。
いやぁ、海外にあるなんちゃって日本庭園を見たくなりますね。きっと面白いでしょうから。
eahawkさんは逆に、本気本場の日本庭園がなつかしい、というところでしょうか。
灯籠についてはにわか勉強ですが、私もちょっぴり覚えられた気がします。
eahawkさんの雪見灯籠の雪見の光景も情緒有りますね〜。お酒で体もあったまるでしょう。
私は番傘で着物の女性が灯籠のそばで人を待っている姿が浮かびました。
映画か時代劇に毒されているようです@
-
- 夏への扉さん 2012/05/26 22:14:41
- 灯籠もいろいろ。
- まみさん、こんばんは。
まみさんも、灯籠を撮ろうコミュにどうぞ!
とは言っても、もう一つコミュの管理するのは面倒だし、灯篭に詳しい人が
うるさそうなので、架空コミュです(笑)
とはいえ、ダジャレでコミュ名考えたおかげで、灯籠があると気になり
面白いものがあると写真に撮るようになりました。
ダジャレが好きな例の人も架空コミュのメンバーです。
そうそう、雪見灯篭って、雪見窓と同じように思ってました。
一つ灯籠の知識増えました!
夜の日本庭園って、不思議な雰囲気ですね。
来月、椿山荘で会食するので、写真取って旅行記作ろうと思ってます。
残念ながら昼なので、ホタルは見れませんけれど。
明日は、できるだけ早く起きて京成バラ園行って来ます!
なつ
- まみさん からの返信 2012/05/27 00:21:09
- RE: 灯籠もいろいろ。
- なつさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なつさんもだじゃれのりのり@
灯籠には全然詳しくなくてにわか知識。
なにしろ旧古河庭園にはほんとにいろんな灯籠があって、写真に撮ったのはこれでも一部なんです。
ちょっと撮りづらいところにあると、写欲がそそられなかったものだから。
コミュの管理は大変だと思います。
私も実はブログは三足わらじなので、結局どれかは手薄になっちゃうんですよね。
フォートラベルのコミュも昭和記念公園以外はROM状態(でもレッサーパンダは楽しみにしてます@)、管理者はほんとに大変だと思います。
> とはいえ、ダジャレでコミュ名考えたおかげで、灯籠があると気になり
> 面白いものがあると写真に撮るようになりました。
> ダジャレが好きな例の人も架空コミュのメンバーです。
あっ、そうなんですね。前々からでしたか@
私も架空コミュメンバーに入れてくださいな。
寺社巡りをするときは、やはり灯籠に目をつけますよね。
> 夜の日本庭園って、不思議な雰囲気ですね。
はい、足下真っ暗でちょっとおっかなびっくりでしたが、静かな雰囲気でよかったですよ。
近くまでいかないと、人がいることに気づかないし(苦笑)。
> 来月、椿山荘で会食するので、写真取って旅行記作ろうと思ってます。
> 残念ながら昼なので、ホタルは見れませんけれど。
おっ。ぜひぜひ。
ホタルが見れないのは残念ですが、会食ときくと。。じゅわっ。どんな食べ物なんだろうという方につばがわいてきてしまいそう。
> 明日は、できるだけ早く起きて京成バラ園行って来ます!
京成バラ園は8分咲きのようです。でももう一週間待つと、咲き過ぎの花も出てきますよね。一番ういういしいときかもしません。
夏さんの旅行記を楽しみにしています@@
明日といってももう今日になってしまいましたが、私は行き先をずっと悩んでいて、さっき、花の開花状況をいろいろチェックして、決めました@
京成バラ園も候補に入れたけれど、夜に別の用事があるので、京成バラ園遠いので、帰宅するのが遅くなるのがちょっと困るんです。残念ながらニアミスとか、ばったり、にはならないですね。
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