空から楽しむ立山黒部アルペンルート　出張 in 富山 2011.10

2011/10/21 - 2011/10/21

立山黒部アルペンルートにはこれまで数回行きましたが、季節によっても景色が異なり飽きることはありません。一般的なルートを楽しむのも良いですし、雄山や大汝山への登山、室堂や弥陀ヶ原周辺の散策など楽しみ方も様々です。

これまでに記憶にあるだけで５回ほど行ってますが、どれも良かったです。
・室堂周辺の散策・称名滝・一ノ越までの登山（雄山へは天候が悪く登山断念）：夏
・黒四ダム（長野から）
・立山登山（雄山・大汝山）・室堂周辺散策：秋
・称名滝付近から八郎坂経由で弥陀ヶ原まで歩いて登る・国見岳から立山カルデラ観察・室堂で一泊星空観察・
　室堂周辺散策：夏
・雪の大谷・黒四ダム：春
　http://4travel.jp/traveler/hizuk/album/10056392/

今回は立山へは直接行ってませんが、羽田-富山便の機内から見た立山黒部アルペンルートをご紹介します。

写真：立山付近（左下：立山、右下：白っぽいのが地獄谷）

エリア 立山黒部(富山)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田を飛行機で飛び立ったときは、辺り一面雲に覆われ地上は全く見えませんでした。

甲府盆地を過ぎた頃から徐々に雲が晴れてきました。写真中央は八ヶ岳。八ヶ岳の前方の野辺山付近は雲で全く見えませんが、後方は晴れています。

富士山も見ることができました。

こちらは、おそらく霧が峰だと思われます。山頂以外は雲で覆われています。

いよいよ北アルプスの山々が見えてきました。羽田−大阪など西日本へ向かう機内からは富士山や南アルプスが綺麗に見えるのですが、北アルプス上空を飛ぶ航路は余り無い様に思います。

遠方に薄っすら見えるのは御嶽山です。

北アルプスの山並みです。言葉だけで説明するのが難しいので、写真に山の名前を入れました。穂高は上高地に行ったときに河童橋周辺から見た景色がとても印象に残ってます。乗鞍にはまいかー規制前に行きましたが、また行って見たいですね。

黒部川の源流付近です。
真ん中の深い谷が黒部川。本流は右側に反れて水晶岳の右側を流れ、源流の鷲羽岳に到達します。高瀬ダムは長野県側で、信濃川に合流して新潟に流れて行きます。

中央に見える山が薬師岳です。富山から見た立山連峰の中では個人的には一番美しく見える山では無いかと思います。日本百名山の一つで、氷河地形がいくつも見られる山です。

立山周辺です。
左下に立山が見えます。室堂もすっきり見え、みくりが池も見ることが出来ます。右下の白っぽい箇所が地獄谷です。立山カルデラも綺麗に見えます。

弥陀ヶ原周辺です。
良く見ると、弥陀ヶ原を蛇行している道路が見えます。高原を流れる称名川が深い谷を形成しているのが分かりますが、称名滝付近で谷が一気に広くなっています。

美女平周辺です。
弥陀ヶ原から細く伸びた高原の先端付近が美女平で、立山への入り口です。中央に見える鍬崎山は佐々成政の埋蔵金伝説が残る山です。奥に見えるのがあり峰ダムです。

富山平野が見えてきました。
富山には７つの大きな河川がありますが、富山平野を流れているのが、立山に端を発する成願寺川と神通川です。

富山市周辺です。
富山空港へ着陸するためには一旦富山湾上空に出て旋回します。神通川の横に富山空港があります。市街地にも近く、河川敷なので拡張が出来ないそうです。

右側には呉羽丘陵があり、富山県を東と西に分けています。ここからの立山連峰の景色も綺麗です。また、その右側には『太閤山』と呼ばれる地名がありますが、豊臣秀吉が佐々成政を攻めたときに陣を置いた場所です。

写真右下の真っ直ぐ伸びた水路が富岩運河です。

左下に見えるのが富山新港。元々は放生津潟と呼ばれる湖を港にしています。広い平野はチューリップや散居村で有名な砺波平野です。

右下には万葉集でも有名な二上山。この付近には海岸は雨晴海岸と呼ばれ、立山連峰が富山湾越しに見える絶景ポイントがあります。

空からの写真はここまでです。

富山空港は日本で唯一河川敷に作られた空港です。右側に神通川の堤防が見えます。

ちょっとした観光気分を味わえる空の旅でした。

飛行機からだと地図の地形がそのまま見られるのが面白いと思います。しばらくは立山には行ってませんので、またいつか行きたいなと思ってます。