遥かなるペルー　　５．チチカカ湖

2012/04/29 - 2012/05/07

アンデスの高原地帯をバスはひた走り、今回の旅の最高地点のラ・ラヤ峠を通過し、チチカカ湖へたどりつきました。今回の旅もいよいよ終盤となってきました。

エリア チチカカ湖周辺(ペルー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

5月4日クスコの Hotel San Agustin Internationalをやはり早朝の6時半に出発しました。プーノ到着は午後3時半ごろの予定です。チチカカ湖は日が陰ると途端に冷たい風が吹き渡るということで、皆、防寒着を用意してパスに乗り込みました。

途中の街で名物の大きなパン（チュータというそうです）をガイドさんが買ってきてくれました。価格は5ソル（１８０円ぐらい？）とのこと。チチカカ湖のウロス島を訪問する際の子供たちへのおみやげにするとのこと。
皆、少しずつ味見をさせていただきました。焼き立てで甘みがあってとてもおいしいパンでした。

ルミコルカというところの関所跡の遺跡を通りすぎました。

Sun Pablo というところでトイレ休憩をしました。
中庭に動物を放し飼いにしていました。ラマ、アルパカ、ビクーニャとラクダ科の動物たちがのんびりと草を食べていました。特にお気に入りの草があるようで、納谷から出してきてくれました。

最高級の毛がとれるビクーニャです。放し飼いはほとんどされていることはないようです。すぐ盗難にあってしまうからです。

一番人なつこいようでした。

アルパカ（左）とリャマです。

テンジクネズミの仲間のクイです。食糧として飼育されています。

現地の子供たち（兄弟？）。陽だまりでのんびりとくつろいでいました。

人家はみあたりませんが、動物がときどき放牧されていました。
平地にいるのは牛？　山の中腹あたりにはアルパカなどが草をはんでいるようです。

ラ・ラヤ峠。今回の旅の最高地点、標高4335メートルです。

ここにもお土産やさんが岩の上などに商品をひろげていました。

今日は途中食事をとるところがあまりないのか、クスコからお弁当を積み込んでいました。日本人が経営するお店で作ったおにぎりです。鮭、梅干し、炊き込みご飯と3種類のおにぎり、海苔はあとから巻くように別包装になっていて、そして漬物、ゆでたまご、魚のソテー、みかん・・・と楽しく、懐かしい日本食でした。

予定より少し早く、Hotel Libertador Lake Titikaka　に着きました。
お部屋にも入ることができて、しばらく休むこともできました。

全室　Lake View　となっています。　

しばらく休憩したのちホテルの桟橋からチチカカ湖の中の島に向かいます。
もうすぐそこはボリビアとのことです。標高3800メートルを超える湖の周囲はアンデス山脈に囲まれていて神秘的な感じがします。汽船が運航できる湖としては世界で最も高地にある湖です。

標高が高いため日差しは強いですが、一旦日が陰ると、とたんに冷え込むということで、皆さん防寒着を準備して船に乗り込みました。
湖に浮かぶウロス島はトトラ葦を積み重ねて作った人工の島です。船が近づくとそれぞれの島から人々が出てきて、手を振ってくれています。

その中の一つの島に上陸しました。
その島には数家族が暮らしているようでした。一番年若い女性が島が出来上がるまでを説明してくれました。年々補強するため葦はどんどん上に積み重ねていきます。不仲になった家族とは一部を切り離してバイバイするようです。

住居の中も見学させていただきました。
ワンルームで一番奥には葦のベットがあります。煮炊きやトイレは外でするのでしょうか？

海の物と山の物とは物々交換をするようです。その様子を模擬演技で見せてくださいました。
かぶっている帽子が皆違いますが、部族によってそれぞれの特徴があるようです。

ソーラーパネルがありました。それによってテレビが見られるようになったそうです。

手芸品を広げて売っています。
不思議に若い人たちが、せっかくだから何か買おうかな〜とお土産を選んでいました。はるばるウロス島まで来て、過酷な環境でも一生懸命暮らしている島の人たちに心が動かされるものがあるようです。もちろんまとめて買って、値段は交渉します。それでもあまり安くはならないようです。結構彼らなりの値段の設定はあるようです。

島を離れるときには日本語の歌を何曲も歌って、送ってくださいました。