2012/04/30 - 2012/04/30
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ドクターキムルさん
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横浜市泉区中田東1には横浜市営地下鉄ブルーラインの踊場駅がある。この駅の横に、江戸中期の元文2年(1737年)に建てられた「踊場の碑」がある。石碑には、「南無阿弥陀佛寒念佛供養」と刻まれている。中田寺の住職等5人の僧侶が、戸塚周辺の広い地域を寒念仏修行して廻った。その成就を記念し、踊場の坂の頂上に建てた寒念仏供養塔である。
踊場の地名は、古猫が集り毎夜踊ったので生じたと伝説として伝えられている。この碑は猫の霊を慰め住民の安泰を祈念した慰霊塔とも言われている旨が横の説明看板に記されている。しかし、戸塚宿本陣あたりから延びる街道沿いの地名は伝説にもなるほど古くからのものであろう。したがって、江戸中期になって、今更、猫の霊を慰める慰霊塔など建てるはずもない。碑文に刻まれた「寒念仏供養」がそれを物語っていよう。
「踊場の碑」は単に寒念仏した成就記念に建てられた供養塔である。しかし、それが後世に地名伝説と結びつけられて、猫の霊を慰める慰霊塔と誤解され、中田踊場慰霊塔管理委員会まで作られて、横に説明看板が立てられた。そのために、この看板を見た人たちが猫の像を奉納するようになったのであろう。説明看板が立てられたのは、ちょうど、ペットのお墓などが建てられるようになった時期、昭和の後期とも合致している。
(表紙写真は踊場の寒念仏供養塔)
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「踊場の碑の由来
踊場の地名は伝説として古猫が集り毎夜踊ったので生じたと言はる。この碑は猫の霊をなぐさめ住民の安泰を祈念して、近郷住民の総意にて元文二年(西暦一七三七年)造立し中田寺住職尊帰として開眼供養せられしものなり。最近交通いよいよ激しく長後街道と鎌倉道のこの交差路改修にて碑の移動に伴ひ本願の地区安泰と交通安全を祈願のため町内有志相計り住民各位の助成を得て慰霊塔を護持祖先の意志を継承奉らんとするものである。昭和六十一年十一月三日に戸塚区から当地は泉区に変更になった。
中田踊場慰霊塔管理委員会」 -
踊場の寒念仏供養塔。
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踊場の寒念仏供養塔。上部が割れた跡がある。
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「相州鎌倉郡中田村」と刻まれ、碑を建立した人の名が刻まれている。
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「三界萬霊等 ‥‥ 戸塚‥‥ 上町‥‥ 中町‥‥ 下町‥‥」と名前が刻まれているようだ。猫などどこにも記されてはいない。単なる寒念仏供養塔だ。
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