2012/04/15 - 2012/04/15
3521位(同エリア4474件中)
akkiy363672さん
- akkiy363672さんTOP
- 旅行記220冊
- クチコミ8件
- Q&A回答6件
- 586,039アクセス
- フォロワー6人
例年に比べると花が少し遅い今年の桜…。4月15日(日)、全国的な晴天に誘われて、京都へ出かけてきました。
原谷苑・竜安寺・植物園・円山公園…と、いずれも満開の桜に出会うことができました。
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
午前6時15分、津市の我が家を出発しました。
津インターから伊勢自動車道に上り、6時35分、新名神に入りました。 -
7時過ぎ、京都東インターを降りて、京都市内に…。
京都市内を横切って、平野神社へ向かいました。
-
平の神社の桜は花期が早いのか、今までいつ訪れても、花は散った後でした。
でも、今年はまだ花は残っていて、春風に花びらを舞い散らせていました。
朝の光に、零れ落ちる花びらが、キラキラと光ります。
8時10分、平の神社を後にして、北山の奥にある「原谷苑」に向かいました。 -
金閣寺の脇の細い道をくねくねと登っていくと、やがて原谷苑が見えてきます。ところが、たんさんいる警備員のおじさんたちが、「今年から、自家用車の駐車場はありません」と言う。
「どうするんだい?」と聞くと、「市内の駐車場に車を置いて、タクシーに乗り換えてお越しください」と言う。
で、金閣寺の駐車場に車を停めて、タクシーで出直しました。 -
今のハイシーズンの入場料は、1500円。
園内に一歩入ると、花いっぱいの世界です! -
説明は要りませんね。
しばし、花に包まれた世界をお楽しみください。 -
しだれ桜のピンクの中に、ユキヤナギの白色が美しい。
-
まさに桃源郷!
-
花また花の間を歩きます。
-
花に埋もれて、人がどこにいるのかわかりませんね。
-
ピンクのカーテン…!
-
原谷苑は、材木商の村瀬常太郎氏が30年の歳月をかけて桜を育てられたところ。
4千坪の苑内の桜は約500本。樹齢50年の紅しだれが100本以上もあり、見ごろを迎えた苑内はまさに天から降り注ぐ桜のシャワーという形容がピッタリです。 -
圧倒的な花また花…!
-
ベンチに腰掛けて、しばし時の過ぎるのを忘れ…。
-
降り注ぐ桜のシャワーを浴びながら…。
-
その美しさと迫力は、見るものを飽きさせません。
-
花また花に酔いしれて2時間…。
11時前、原谷苑をあとにしました。 -
原谷苑から、右手に山道をたどると、およそ30分で御室の仁和寺に着くと案内板にありました。
けっこう車も通る道…、宇多天皇の大内山御陵の横を抜けていきます。 -
← こんな石段を降りたりもします。
章くんたちは下りでしたから、石段を登ることはなかったですが、仁和寺のほうから上ってくる人たちもたくさんいましたから、あの人たちはこの石段を登ったわけですね。
仁和寺については、徒然草の第52段にある
「仁和寺に、ある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ…。
…。
すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。」
という一節があまりにも有名です。
真言宗御室派総本山の寺院で、山号を大内山と称し、本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は宇多天皇です。
皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称されました。
御室は桜の名所としても知られ、春の桜と秋の紅葉の時期は多くの参拝者でにぎわいます。
また、宇多天皇を流祖とする華道「御室流」の家元でもあります。 -
お室の里に降りると、京都府立聾学校の桜が出迎えてくれます。
-
さらに少し行くと、右手に長〜い築地塀が見えてきました。
仁和寺の塀です。 -
仁和寺の東門から入ります。
-
名勝「御室桜(あむろざくら)」は、まだ2分咲き程度でした。
実は、原谷苑で横のおばさんが仁和寺へ電話して、「まだ咲きはじめですか。身頃は来週なんですね」と確認していたのを、章くん、横で聞いていたのです。
ても、「まぁ、歩いてみるか」と思って、やって来たのです。 -
チラホラと花を開いている木もありました。
御室桜の特徴(仁和寺ホームページより)
『御室桜は遅咲きで、背丈の低い桜です。近年までは桜の下に硬い岩盤があるため、根を地中深くのばせないので背丈が低くなったと言われていましたが、現在の調査で岩盤ではなく粘土質の土壌であることが解りました。
ただ、粘土質であっても土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせない要因の一つにはなっているようです。』 -
御室桜について①(仁和寺ホームページより)
『 毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。金堂前の染井吉野、鐘楼前のしだれ桜などが競って咲き誇ります。その中でも中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林があります。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われております。 -
御室桜について② つづき(仁和寺ホームページより)
また、花見の盛んな様子は江戸時代の儒学者・貝原益軒が書いた『京城勝覧』(けいじょうしょうらん)という京都の名所を巡覧できる案内書にも次の様に紹介されています。
「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし、…花見る人多くして日々群衆せり…」と記され、吉野の桜に比べて優るとも劣らないと絶賛されております。
そして近代大正13年に国の名勝に指定されました。』 -
御室桜の上に浮かぶ五重塔
パンフレットの写真のようなショットが撮れました(笑)! -
バックが赤い鐘楼に…、桜も華やかですね。
-
午後1時、仁和寺に別れを告げて、竜安寺へ向かって歩きました。
-
仁和寺から竜安寺までは、バス停で2区間。15分ぐらいです。
← 竜安寺 山門 -
山門を入るとすぐ左手に「鏡容池」が広がり、満開の桜が湖畔を彩っています。。 -
庫裏へと向かう参道には、枝垂桜や染井吉野の花がちょうど見ごろを迎えていました。
-
ご存知、竜安寺石庭。
章くん、この庭の良さは、今もってわかりません(苦笑)。
が、今日は外塀にかかる枝垂れ桜が満開…。
桜の石庭は、艶やかでいいですね。 -
裏庭にある「知足の蹲踞(つくばい)」。茶室蔵六庵の露地にあります。
蹲踞は茶室に入る前に手や口を清めるための手水を張っておく石のことで、ここの蹲踞には「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)の4字が刻まれています。
水を溜めておくための中央の四角い穴が「吾唯知足」の4つの漢字の「へん」や「つくり」の「口」として共有されているのが見どころであり、そのため一見「五・隹・疋・矢」と見えます。
「吾唯知足」とは、仏遺教経(釈迦さまの遺言のお経)の中にある、「知足の者は賎(いや)しとも雖(いえど)も富めり」「不知足の者は富めりと雖(いえど)も賎(いや)し」に由来します。
また、孔子も「足ることを知るものは心安らかなり」と教えています。
竜安寺石庭には15個の医師が配されていますが、ほとんどの箇所から眺めると2個が重なって、一度には14個以下の石しか見えないといわれます。
その意味合いから、石庭の石が「一度に14個しか見ることができない」ことを「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めでもあるといわれます。 -
水戸光圀の寄進と伝承されていますが、一般拝観者が見ることのできるものは複製だそうです。
【今日はここまで。つづきはまた明日に…】 -
芳情を出たところに咲いていた「石楠花(シャクナゲ)」の大輪。
透明感のある花が、禅寺の庭に彩りを添えていました。 -
帰り道は、鏡溶池の周りを回って戻ります。
-
金閣寺駐車場へ戻って車に乗り、府立植物園に向かいました。
← 正門を入ったところから見た、チューリップ畑の向こうに浮かぶ、桜林です。 -
今、満開!
-
散り落ちた花びらが、池面を覆います。
-
熱帯園舎の中は、珍しい植物がいっぱい。
-
ベコニアも、きれいな花をつけていました。
-
見上げればピンクの桜と青い空…。
-
女の子が、お母さんと草むらを捜していました。
桜の木の下には、黄色のタンポポや白いハナニラが花をつけていました。 -
枝垂れ桜も満開です。
-
午後4時になろうかというころ。
この家族連れも、そろそろお帰りです。
でも、この日の植物園は夜のライトアップもあるんですって…。 -
植物園の横、賀茂川沿いに植えられた枝垂れ桜の並木(半木(なからぎ)の道)を歩きました。
-
賀茂川に設けられた飛び石を伝って、みなさん、対岸との行き来をしています。
『半木(なからぎ)』とは、川の隣にあった流木神社の名前に由来しているそうですが、洪水で流されてしまったのをきらって「半」の字をあてるようになったとか。この散策路の隣にある京都府立植物園内には、「半木の森」と呼ばれる山城平野の植生をとどめる自然林があり、その中ほどに半木神社があります。 -
「なからぎの道」は、京都鴨川ライオンズの手によって1972〜76年に紅枝垂桜(べにしだれざくら)が植樹されました。その後も整備・保護が続けられ、半木の路は絶好の散歩コースとして地元の人々に愛される散策路となったそうです。
-
午後5時30分、円山公園駐車場に車を停めて、まずは何はともあれ、丸山の枝垂桜にご挨拶です。
明るいうちの立ち姿も立派ですが、ここはまた、夜のあでやかな姿を見に来ることとして、四条へ出ることにしました。 -
夕日を浴びる、四条通に面した八坂神社の西楼門です。
-
「祇園小石」で、黒みつパフェを食べました。
祇園小石のホームページより
「ひと粒のくつろぎ」をコンセプトに祇園石段下に店を構える創業七十余年の京の飴屋。変わらぬ伝承技法で造られる京飴は銅鍋(あかなべ)によって高温で煮つめ短時間で冷却、成形されています。その特徴は透明感にすぐれ、舌になめらかで、あと口が良いと評判を得ています。
併設の甘味処「茶房こいし」では、飴屋の伝統を生かした「秘傳の黒蜜」を中心とした当店独自の甘味をご提供しており、舞妓はんお気に入りの店としてご利用頂いております。
祇園を散策する人達は昔日の京の風情を格子やすだれに粧った街角に感じ心から京都に酔いしれます。このお客様の気持ちを大切に、京ことばや京もの商品で暖かくおもてなしをして差し上げたいと祇園小石では常に心掛けています。
くどくなく、上品なお味のパフェでした。 -
お待たせしました。
祇園丸山の枝垂れ桜。
今年もあでやかな姿を見ることができました。 -
これは、ケイタイ電話のカメラで撮ったもの。
補正機能が働かないので、光量が少ないんですね。
でも、これはこれで、丸山の桜の良さが感じられます。
午後9時、京都をあとにしました。また、来年…。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
54