雷電稲荷神社（新宿4）

2012/04/10 - 2012/04/10

　新宿4には雷電稲荷神社が鎮座している。源義家が奥州征伐の途中雷雨に遭い、小祠前で休んでいる時、一匹の白狐が現れ、義家の前で三回頭を下げたところ、雷雨がたちまち止んだことから「雷電神社」と呼ばれるようになったとされている。雷電神社は雷除けの神とされる
　昭和3年（1928年）に花園稲荷神社と合祀され新宿5へ移転し、花園雷電稲荷神社となった。その後、花園神社となり、2005年（平成17年）3月、新宿2に鎮座していた三社稲荷神社が合祀された。新宿4のここ旧所在地にもいつしか「雷電稲荷神社」が再建された。雷電稲荷神社は花園神社が末社として管理している。祭神は受持神であったが、再建後に祭神は菅原道真公になったともいわれる。それならば天神社だろう。しかし、稲荷社の祭神である宇迦之御魂神は祀られていないようだ。花園稲荷神社と合祀されたために再建時に「稲荷」が付いたか、あるいは稲荷社として再建されたために雷電稲荷神社となったのであろう。境内には富士塚も祀られているという。
　狛狐が金網を被っているので目に入った。本殿は土蔵造である。土蔵造の本殿は珍しいだろう。また、「五拾七参拝‥」石碑と拝殿左横には擬宝珠が上がる八角屋根のお堂があり、その前には蛙の像がある。全てが変わった神社である。
(表紙写真は雷電稲荷神社の鳥居）

エリア 新宿(東京)

雷電稲荷神社の鳥居。

「雷電稲荷神社」の社号標石。

雷電稲荷神社の参道。

雷電稲荷神社の鳥居と狛狐。金網が被せられている。

雷電稲荷神社の狛狐。傍らには金網が被せられていない狛狐もある。

雷電稲荷神社の手水鉢。

雷電稲荷神社の拝殿。

雷電稲荷神社の狛狐。金網が被せられている。

「五拾七参‥」石碑。

蛙の像。台座は六角か八角か？

八角台座に八角屋根のお堂。擬宝珠が上がる。

拝殿内部。

雷電稲荷神社社殿。

雷電稲荷神社社殿。

雷電稲荷神社本殿。小さいながらも土蔵造だ。

土蔵造の雷電稲荷神社本殿。神社に土蔵造は珍しいだろう。