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天候に敏感なお祭りですが、雨天の場合は祭りの華であるカラクリ奉納や行列等が中止され訪れるものからすれば決して喜べる状態ではありませんでしたが、今回はそう言った状態になった時の状況をあえてこちらで提供させていただきます。<br /><br />春の4月14日、15日(山王祭)と秋の10月9日、10日(八幡祭)の年2度行われます高山祭りはこの2つの祭りの総称です。<br />祭の起源は飛騨の領国大名金森氏の時代(1585〜1692年)、屋台の起こりは1718年頃にさかのぼります。<br /><br />この春の山王祭は高山市城山に鎮座する日枝神社(山王さま)の例祭であり旧城下町の南半分の氏神様です。<br />総勢数百名からなる祭り行列は、伝統を受け継ぐ人々の晴れ姿。獅子舞や闘鶏楽(とうけいらく)、警固(けいご)などの装束をまとい、町を練り歩きます。(御巡幸)<br />そしてもうひとつの祭りの華がカラクリ奉納、12台の屋台がこの時に一度だけ集まり、その豪華な意匠を披露、神楽台(かぐらたい)三番叟(さんばそう)石橋台(しゃっきょうたい)龍神台(りゅうじんたい)は14、15日ともに御旅所(おたびしょ)前広場に、他の屋台は14日は神明町に15日は上一之町とさんまち通りに曳き揃えられます。<br />三番叟(さんばそう)石橋台(しゃっきょうたい)龍神台(りゅうじんたい)ではからくり人形が綱方達によって華麗な演技を披露。このからくり奉納は14日、15日ともに午前と午後に1度づつ行われます。<br />今回はそれが雨天の為、御旅所前でなく各蔵で予定通り披露されました。

春の高山祭り(雨の山王祭)

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2012/04/14 - 2012/04/14

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comeva

comevaさん

天候に敏感なお祭りですが、雨天の場合は祭りの華であるカラクリ奉納や行列等が中止され訪れるものからすれば決して喜べる状態ではありませんでしたが、今回はそう言った状態になった時の状況をあえてこちらで提供させていただきます。

春の4月14日、15日(山王祭)と秋の10月9日、10日(八幡祭)の年2度行われます高山祭りはこの2つの祭りの総称です。
祭の起源は飛騨の領国大名金森氏の時代(1585〜1692年)、屋台の起こりは1718年頃にさかのぼります。

この春の山王祭は高山市城山に鎮座する日枝神社(山王さま)の例祭であり旧城下町の南半分の氏神様です。
総勢数百名からなる祭り行列は、伝統を受け継ぐ人々の晴れ姿。獅子舞や闘鶏楽(とうけいらく)、警固(けいご)などの装束をまとい、町を練り歩きます。(御巡幸)
そしてもうひとつの祭りの華がカラクリ奉納、12台の屋台がこの時に一度だけ集まり、その豪華な意匠を披露、神楽台(かぐらたい)三番叟(さんばそう)石橋台(しゃっきょうたい)龍神台(りゅうじんたい)は14、15日ともに御旅所(おたびしょ)前広場に、他の屋台は14日は神明町に15日は上一之町とさんまち通りに曳き揃えられます。
三番叟(さんばそう)石橋台(しゃっきょうたい)龍神台(りゅうじんたい)ではからくり人形が綱方達によって華麗な演技を披露。このからくり奉納は14日、15日ともに午前と午後に1度づつ行われます。
今回はそれが雨天の為、御旅所前でなく各蔵で予定通り披露されました。

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  • 各屋台の蔵がある場所。<br /><br />●4月14日<br />屋台曳き揃え:09時30分〜16時00分頃<br />からくり奉納:11時00分〜11時50分頃<br />      :15時00分〜15時50分頃<br />御巡幸   :13時00分〜16時00分頃<br />夜祭    :18時30分〜21時00分頃<br /><br />●4月15日<br />屋台曳き揃え:09時30分〜16時00分頃<br />からくり奉納:10時00分〜10時50分頃<br />      :14時00分〜14時50分頃<br />御巡幸   :12時30分〜16時00分頃<br />

    各屋台の蔵がある場所。

    ●4月14日
    屋台曳き揃え:09時30分〜16時00分頃
    からくり奉納:11時00分〜11時50分頃
          :15時00分〜15時50分頃
    御巡幸   :13時00分〜16時00分頃
    夜祭    :18時30分〜21時00分頃

    ●4月15日
    屋台曳き揃え:09時30分〜16時00分頃
    からくり奉納:10時00分〜10時50分頃
          :14時00分〜14時50分頃
    御巡幸   :12時30分〜16時00分頃

  • 宮川(枡形橋)<br /><br />

    宮川(枡形橋)

  • ○日枝神社

    ○日枝神社

  • 高山城下南側の氏神様「日枝神社」

    高山城下南側の氏神様「日枝神社」

  • 本殿下の鳥居<br />

    本殿下の鳥居

  • 本殿

    本殿

  • 拝殿

    拝殿

  • 拝殿前の大杉は樹齢千年といわれています。

    拝殿前の大杉は樹齢千年といわれています。

  • 高さは43M。県指定天然記念物。<br />

    高さは43M。県指定天然記念物。

  • 富士神社社殿(旧本殿)<br /><br />1935年(昭和10年)破損したが、破損箇所を修理して富士社社殿として移築した。「富士社社殿 附棟札」として県指定重要文化財となっている。<br />

    富士神社社殿(旧本殿)

    1935年(昭和10年)破損したが、破損箇所を修理して富士社社殿として移築した。「富士社社殿 附棟札」として県指定重要文化財となっている。

  • 当日は雨天の為、屋台曳き揃えも御巡幸も中止。<br />こちらの高山市政記念館前の石橋台にてカラクリ奉納を堪能。<br /><br />建物は1895年(明治28年)から1968年(昭和43年)まで高山町役場(昭和11年11月からは市役所)として使用されていた建物。

    当日は雨天の為、屋台曳き揃えも御巡幸も中止。
    こちらの高山市政記念館前の石橋台にてカラクリ奉納を堪能。

    建物は1895年(明治28年)から1968年(昭和43年)まで高山町役場(昭和11年11月からは市役所)として使用されていた建物。

  • map③石橋台<br />扇笠姿の美女の打掛がめくれ、中から獅子頭が現れる変身に意表をつかれます。中段には鳳凰や牡丹彫刻が飾られています。<br /><br />

    map③石橋台
    扇笠姿の美女の打掛がめくれ、中から獅子頭が現れる変身に意表をつかれます。中段には鳳凰や牡丹彫刻が飾られています。

  • map②三番叟<br />早変わりのからくり奉納で知られ浦島の曲が流れる中、可愛い童が一瞬にして翁に変わります。<br />中段緋幕の四隅に伊達柱がないのも特徴で、簡素な美しさを誇ります。

    map②三番叟
    早変わりのからくり奉納で知られ浦島の曲が流れる中、可愛い童が一瞬にして翁に変わります。
    中段緋幕の四隅に伊達柱がないのも特徴で、簡素な美しさを誇ります。

  • map④龍神台<br />龍づくしの台で注目は、龍神の勇壮なからくり奉納。唐子が置いた壷の中から、その倍ほどの大きさの龍神が出現し、荒々しく怒り舞います。

    map④龍神台
    龍づくしの台で注目は、龍神の勇壮なからくり奉納。唐子が置いた壷の中から、その倍ほどの大きさの龍神が出現し、荒々しく怒り舞います。

  • 古い町並(国指定重要伝統的建造物群保存地区)<br />

    古い町並(国指定重要伝統的建造物群保存地区)

  • map①神楽台<br />

    map①神楽台

  • map⑫麒麟台<br />

    map⑫麒麟台

  • map⑩鳳凰台

    map⑩鳳凰台

  • 中橋

    中橋

  • 御旅所

    御旅所

  • 高山陣屋(国史跡)<br /><br />江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所で、御役所や郡代(代官)役宅、御蔵などを総称して陣屋と呼びます。<br /><br />飛騨代官は安永六年(1777)に飛騨郡代に昇格し、当時3ヵ所あった郡代役所(関東・西国・美濃)と並んで幕府の重要な直轄領となりました。<br /><br />昭和44年から平成8年まで約16年かけて修復・復元(20億円)江戸時代の陣屋を再現。<br />現存の陣屋としては唯一の建物です。

    高山陣屋(国史跡)

    江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所で、御役所や郡代(代官)役宅、御蔵などを総称して陣屋と呼びます。

    飛騨代官は安永六年(1777)に飛騨郡代に昇格し、当時3ヵ所あった郡代役所(関東・西国・美濃)と並んで幕府の重要な直轄領となりました。

    昭和44年から平成8年まで約16年かけて修復・復元(20億円)江戸時代の陣屋を再現。
    現存の陣屋としては唯一の建物です。

  • 高山城主金森家の下屋敷(向屋敷)として使われていましたが、直轄領となってからは陣屋として代官や郡代がここで飛騨の政治を行いました。<br /><br />慶応四年(1868)に至るまで176年間、江戸幕府は25代の代官、郡代を派遣して飛騨の国を支配してきました。 <br /><br /> 明治維新以後、陣屋の建物は高山県庁舎等として使用され続けました。<br /><br />

    高山城主金森家の下屋敷(向屋敷)として使われていましたが、直轄領となってからは陣屋として代官や郡代がここで飛騨の政治を行いました。

    慶応四年(1868)に至るまで176年間、江戸幕府は25代の代官、郡代を派遣して飛騨の国を支配してきました。

     明治維新以後、陣屋の建物は高山県庁舎等として使用され続けました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • わんぱく大将さん 2012/04/18 02:42:01
    豪華な台
    comevaさん

    せっかくのお祭りも天候に左右されますね。寒そうに見えますが、こちらも
    ここんところ寒くて。 アンダルシアも雪が降ったそうですよ。
    しかし、豪華な台が並びますねえ。  結構、背が高いですよね。

     大将

    comeva

    comevaさん からの返信 2012/04/20 23:51:24
    RE: 豪華な台
    > comevaさん
    >
    > せっかくのお祭りも天候に左右されますね。寒そうに見えますが、こちらも
    > ここんところ寒くて。 アンダルシアも雪が降ったそうですよ。
    > しかし、豪華な台が並びますねえ。  結構、背が高いですよね。
    >
    >  大将

    大将さん こんばんは。
    今年は花の開花が遅れていたように寒かったようですね。

    高山祭りと言い前日の高遠城址公園の桜(つぼみ)と言い今回は良いとこなしでしたが、そのような状況の中でも蔵の中でのカラクリ奉納は唯一の救いでした。
    屋台は相変わらず豪華で美しい〜!

    C

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